拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

バロックトランペットと並んで歌う♪(ロ短調の通唱会)

2016-12-31 08:13:19 | 音楽
昨日はロ短調ミサ(バッハ)の通唱会。他の通唱会もそうだが、われわれが楽しく歌えるのはスタッフのみなさんのご尽力があればこそ。感謝です。合唱はアルトで参加。多くの合唱団では珍しい目で見られる(ひどいとこだと、いかがわしい目で見られる)カウンター・テナーが私を含めて三人。去年はどこの通唱会でも男アルトは私一人だったが、今年はどこでも複数。カウンターではない普通のテナーだって多くの合唱団では絶滅危惧種だが通唱会には立派な声がたくさん集まってくる。いるところにはいるもんだ(私がやってるシュッツを歌う会=テナー募集中)。さて、通唱会はパートを問わずアリアは歌い放題で、いつもはソプラノを除くアリアを全部歌うのだが、この日のバス、音色も声量も超立派な大軍勢(大天使ミカエルが引き連れてきた?)。こりゃあ、聴いてる方がいいや、とバスのアリアは歌わず、代わりにソプラノのアリアを歌った。バロック・ピッチだから高音が楽(バロック・ピッチが広がればいいなぁ)。後半、歌う場所を少し移動したら、なんとバロックトランペット三本とお隣同士になった。普通だったらお隣は合唱団員であるところ、そこにトランペット奏者がいる、って感じ。それでいて、その音は実に耳に優しい。昔、サントリー・ホールのオープニングで、Rシュトラウスが日本のなんかの儀式のために書いたという曲が演奏されて、そのとき客席のあちこちにトランペットチーム(モダン楽器)が配置されて、で、私の真後ろにも一団がいて、そのやかましいことといったら。あからさまに耳をふさぐ聴衆もいた。Rシュトラウス好きの私だがこれはかなりの減点であった。今回そういうことが全然なく、最後の「Dona nobis pacem」も優しい管の音に包まれながら歌うという希有な体験をさせてもらって幸せな私であった。

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