拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

がくせい

2022-12-30 09:56:42 | 日記

松戸で電車に乗った。綾瀬で降りた。なんの問題もない?ある。時間である。電車で10分の距離なのに、この間、2時間が経過していた。多分、常磐線に乗ってる間、私は宇宙空間にワープしたのだろう(宇宙空間と地球上では時間の進行速度が違う。宇宙から戻った人間は浦島太郎になる)。既に、北綾瀬行きの電車はなくなっていた。半年前の私なら、迷わずタクシーに乗り、あー、また無駄遣いをしてしまったと嘆くところだが、今の私は迷わず歩く。お陰様で、今日既に7400歩を稼いだ(綾瀬駅から歩き始めたときは日付が変わっていたので)。私に運動をさせるべく天が配慮をあそばして、私を宇宙空間にワープさせたのであろう。

このまま、今日がお休みだったらまさしくなんの問題もない。だが、今日は、クラリネットを吹いて合間に歌う予定(歌う合間にクラリネットかもしれない)。果たして、それまでに正気に戻っているだろうか……

テレビでベートーヴェンの話をしていた。「がくせいべーとーう゛ぇん」は「学生ベートーヴェン」にも聞こえる(ベートーヴェンだって学生だった時期があるから間違いではない)。それにしても、人は肩書き好きである。偉い人にはたいてい肩書きがついている。しかも、それぞれダブらないように配慮がなされている。ベートーヴェンは「楽聖」、バッハは「音楽の父」、モーツァルトは「神童」……と言ったぐあい。だが、「音楽の神様」という直接的な仇名をつけられた人がいないのは、それこそ、候補者が何人もいて、それぞれが某大なファンをかかえているからだろう。例えば、もしベートーヴェンにこの仇名が付されたら、バッハ・ファンは、口角泡を飛ばして反論するだろう。馬のファン同士もそうである。そういう意味では、音楽ファンと競馬ファンは同類である。


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