「季節と生物 乱れ始めたリズム(温暖化によって生物の活動時期に変化が起きている)」(2023年 4月号)
・米国コロラド州中西部の高地では、1962年から群れで暮らすキバラマーモットの調査してきたが、冬眠の目覚めが1ヶ月早まる。
早めに活動することにより、採食する時間が増え、脂肪を蓄え、多くの子を産んだりしている。
・北米大陸東岸のメーン湾にザトウクジラが集結する日は19日遅くなった。一方、北太平洋に消息するマアジ・シロガネダラ・アラスカメヌケの産卵は早まっている。
・1970年代、キバナカタクリは蜜を吸うフトオハチドリが中米から飛来する頃に開花し始めた。それ以降、開花が17日早まる年はよくあるが、ハチドリの飛来は12日しか早まらなかった。この傾向が続けば、どこかの時点で花が終わってしまうかもしれない。
・2015年から16年には、大型の海鳥ウミガラスは最大100万羽も餓死した。
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鳥の繁殖期には、雛の成長とともに食料となる青虫なども一緒に大きくなるという話を聞いたことがあります。こうしたサイクルも乱れてくるのかもしれません。