アウトドアな日常

インドアからアウトドアへのススメ

生物の生態

2024年05月03日 | 本と雑誌 その2

「カラスはずる賢い、ハトは頭が悪い、サメは凶暴、イルカは温厚って本当か?」(松原始著)を読む

・ゴキブリが媒介する病気は見当たらない。最近の研究では非常に強力な抗体を持つ。

・鳥から感染る病気は、鳥インフルエンザ・西ナイル熱がある。鳥インフルエンザは野鳥から人間へ感染る可能性はカナル低いと考えられている。

・進化的に考えれば、基本的に動物は他者に優しくなれない。

・カッコウはオオヨシキリに托卵していたが、オオヨシキリが用心深くなったり、ヨシ原の減少といった原因でオナガに托卵するようになった。

・おしどり夫婦などと言われるオシドリではあるが、それほど寄り添うわけではないとも昨今はよく聞くが、中には何年も繁殖期には一緒になるものがいいる。

・多くの動物は、経験により行動を変えることができる。

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他の生物の生態を知ることにより、人間という動物がよりわかってくるような気がします。

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出る杭と寛容さ

2024年05月03日 | 本と雑誌 その2

「庶民の発見」(宮本常一著)を読み返して

「村の中にすぐれた知識を持っていた者が、その知恵を発揮したために将来をおそれられて殺されたという話は、かつてよく聞いた話である」(194頁)
例として、あるところで梵鐘(釣鐘)を作ったところ、それを吊り上げる術がなかった。ある子供が知恵を授けた上手く釣り上げることができた。しかし、将来その子供が何をしでかすかわからないということで村民たちに殺されてしまった。

「寛容は人間の最もとうとい美徳の一つであることが昔話の中にはしきりととかれている。・・農民として、そういう考え方や見方を生命の一部として、からだにしみ込ませることが、村という共同体の中で生きてゆく上に何よりたいせつなことであった」(240頁)
 
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出る杭は打たれますが、それとは反するかのように寛容さが大事だと説かれています。

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