アウトドアな日常

インドアからアウトドアへのススメ

ありがとうは言わない

2024年05月01日 | 本と雑誌 その2

「母なる自然のおっぱい」(池澤夏樹著)を読む

「狩猟が単なる獣肉の入手手段でなく、もっと精神的な意味の深いものであるとすれば、人間は相当な相当なハンディキャップを負わなくては狩猟はできない。狩猟自体が意味を失ってしまったのだ。それに気づかずに高い金で買ったためのリスク感に満足を得ている人々の姿は滑稽かつ愚劣としか言いようがない」(40頁)

「・・・その場で『ありがとう』ということは、あなたがそんなことをしてくれるとは思っていなかったとほのめかすこと、つまり遠回しにあなたを侮辱することなんですから。
 この論理がわかるだろうか?
 助け合うことがあえて称賛するにもあたらない日常の行為となっている社会には、多分『助け合う』という言葉もないだろう。それは『人間』という言葉の中に含まれているのだろう。農耕や富の蓄積やハイテクや、安定した日々と引き換えにぼくたちが失ったのはこういう精神である」(ブッシュマンのこと 64頁)

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以前に読んだ本の中にも、ボルニアの狩猟民族でも「ありがとう」「ごめんなさい」という言葉はないという内容のものがありました。
それが当たり前の世界では、記念日なども必要ではないのだろう。

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ゴキブリは悪者なのか?

2024年05月01日 | 本と雑誌 その2

「ゴキブリ研究はじめました」(柳澤静麿著)を読む

・世界では4600種以上。日本では64種のゴキブリが生息している。

・家庭に出没するゴキブリは、クロゴキブリというもので、本来は森に棲んでいる。

・雑食性で、森の分解者であり、他の生物の食料になる。

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帯には「知ると、『嫌い』はふっとんだ」とあります。
何かと嫌われる G ですが、知識を磨けば自然にとっては貴重な生き物だとわかります。
シロアリの仲間ということですが、シロアリもまた森の中では貴重な分解者であり、人間社会では嫌われ者です。(シロアリはアリの仲間ではありません)

見方を変えれば好きになる。

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コクワガタの目覚め

2024年05月01日 | 里山

目覚めました。

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