暁庵の茶事クロスロード

茶事が好きです。茶事の持つ無限の可能性に魅了されて楽しんでいます。2015年2月に京都から終の棲家の横浜へ戻りました。

骨董市の掘り出し物

2011年12月24日 | 茶道具
Merry Christmas !       


今朝は寒いですね。 横浜でも震えあがっています・・・。

久しぶりに平和島の骨董市へ行ってみました。
(正式名称は「平和島 全国古民具骨董まつり」です)

この骨董市の魅力は、何だか訳の解らない掘り出し物があることでしょうか?
それから、茶道具以外の物が多いので、見立てを捜すのも面白いかも。

お目当ては、籠と古布でした。
籠に布を貼りたくて、民具のような古い味のある籠を捜しました。
けれど、籠とのご縁はありませんでした。
古布も気に入ったのは値段が高く、手が出ません。
やっと布製の「赤い椿」(写真)を一つ買いました。

掘り出し物もなく、疲れてもう帰ろうかしら・・・と思う頃、
店先に無造作に置いてある一品が目に留まりました。
見れば、東美正札会で似たようなものが〇万円で売られていたような?
うそのような値段(ナイショです)でしたので、値切るのも忘れて購入しました。

これが掘り出し物です(クリックすると少し大きくなります)。
             
                  

生け花に使う道具一式(小刀、のこぎり、ペンチ、花ばさみ、もう一品?)が
布製の道具入れに収められています。
風炉の灰型に使う灰匙や筆を入れる、このような道具入れを
作りたいと思っていたので、応用できそうです。

内側に張られている布は更紗でしょうか? とても素敵です。
調べてみると、すぐに使える道具ばかりでしたが、花ばさみに錆がありました。

それで、散歩途中で発見した「高橋刃物製作所」へ持っていきました。
ここは包丁、小刀、はさみ、農具などの刃物を製造しています。
販売もしていて、料理関係者が包丁を買ったり、研ぎにだす店のようです。

                 
                 

「少しお待ちいただけますか?
 すぐにかかりますので」と、店番のお姐さん。
店内にはお客さんが三人ほど待っていましたが、
ショーケースの包丁やハサミを見ていると、まもなく研ぎ上がりました。

同行の主人は、新しい包丁をまた買いました。
京都で料理修行をするつもりかしら? ひそかに期待しています。
親方が奥の工場から出てらして、包丁の使い分けや研ぎ方を主人に教えてくれました。
私は、お姐さんおすすめの「さびとり」を買って、早めに対処することにします。

                           

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