マリアテレジアの独り言

日々の生活の中で見つける・・
  小さな感動をつづります。

入学式

2011-04-09 13:30:00 | 絵画。写真。
新学年・・。
被災地でも・・日本中で・・入学式、新学年の始まりです。

私も、今日は、『俳句入門クラス』入学式でした。

先生の初授業。

まずは・・
俳句をする心構えを話される。入門クラスですから。


☆俳句とは、常識をはずすことが、第一原則です。
☆常識とは、立派とされることです。
☆常識の感覚で考えると、立派ではなく、”つまらんこと”が、俳句では大事なことなのです。

先生は、「吉本伊智朗」。歌人です。勿論。

先生は続けられます
常識をはずすことと矛盾するようではありますが・・と


☆俳句は、技術です。俳句の形を会得して、そこから個性を出していく。

☆俳句は、「観る」ことを重視する。「見る」でも「視る」でもない。「観る」は五感を使うことです。
☆俳句は、ものを・・「写生」して、「観て」、「感じたものをとらえる」。
☆俳句は、客観的に観ること。客観的状態になると、ものが広く観える。主観はつまらんことになりがちです。


次に・・
俳句を創る具体的な技術の話になっていきました。
最後に・・
生徒の一人が、兼題(宿題)を欲しがりました。『かげろう(陽炎)』と決まりました。



私の俳暦。

始めたのは・・
下の子が中学に入った頃。句会に入りました。人生の機微も知らぬ頃。
中断したのは・・
入会の3~4年後。
先生が、突然の難病・パーキンス病にかかられ、句会解散。亡くなられました。
それからは・・
亡き父と母が・・二人で・・二人だけで・・俳っていた。それを読んでいた私。
新聞やラジオに投稿される俳句。それを読んで楽しんでいた私。
人生の機微を知り・・悩み・・
母へ手紙(今のような電話でなく手紙)を沢山書いた。下手な俳句を添えていた私。
そして今日・・
再び・俳句会の門をたたき、俳句の扉を開きました


亡き父母への思いも重なり・・嬉しい。どうなりますことやら。



☆走って・・30年
☆俳って・・30年
☆読んで・・30年(聖書)

30年の3者
私の自己表現だったのか? 反対に3者に私が作られてきてたのか?


私も、入学式の今日。再出発です。


***************

東北大震災の傷跡が広がっています。


私の、長野県安曇野、新朝ドラの舞台、に住む友人。

友人の姪御さんは、千葉在住、出産間近の妊婦さん。
妊婦さんは、千葉の一部には関東大震災の傷跡が広がり、水にも食品にも目を光らせます。

私の友人は、姪の妊婦さんを、安曇野に預かることにしました。
”出産までの大事な期間を、ゆっくりとリラックスした精神状態で送らせてあげたい”と。


大震災後の傷跡が、益々、広がっています。
一人一人の小さな働きが、益々、求められています。