マリアテレジアの独り言

日々の生活の中で見つける・・
  小さな感動をつづります。

信仰心

2009-09-02 10:00:00 | 父の日。母の日。結婚記念日。

善光寺 前立本尊御開帳 (平成21年4月5日~10日 )
8本の回向柱(えこうばしら)  一回毎に大きくなっているのが面白い
7年×(8-1)=49年の歴史が並んでる~って感じです

▲善光寺前立本尊御開帳
    7年に一度の善光寺最大の盛儀

本堂前に、回向柱(えこうばしら)を立て、綱を巻き付け・・・
綱の先を、本堂内の前立御本尊(人目にふれることはない)と結びます。
回向柱に触れると、綱を通して、前立御本尊と、ご縁を結ぶことが出来る。
そして、前立御本尊からの御利益がある。

ご縁を結びたい、御利益を頂きたい、と願う方々が、
列をなしたそうです。


歴代回向柱安置所 

安置所の納められた今年の背の高い回向柱に触れた夫
 納められた回向柱に触れてもご利益があるそうです 


いよいよ、「老人SUMMER VACATION」 も四日目。 最後の一日です。

長野といえば・・・
  善光寺 川中島の合戦  松代温泉


先ずは、善光寺
 ”牛に引かれて善光寺参り”です

「信仰」とはなんぞや?と、考えさせられます。

拝顔することもないご本尊と、綱でつながる一本の木に触れるだけで・・
 ご利益がある。 幸せになれると・・「信じる」

善光寺本堂内に、和尚像が座っています。
病気や怪我などで不自由な自分の体の部分と同じ部分の和尚像に触れると・・
 病気や怪我が治ると・・「信じる」

和尚像に触ろうと・・列が続きます。 和尚像は触られ、減って、黒光りです。

”信ずるものは救われる”と云われます。

何かを「信じ」ることで、心が平安になり・・その時にはきっと・・
 奇跡が起こる のだろうというのも、分かる気がします。

神を信じるのか? 人を信じるのか? 仏を信じるのか?・・?何を信じますか?
 人の信仰心は、理解しがたいものですが・・
何かを信じることは、謙虚な心になれて、素敵なことです


次には、
「川中島合戦場跡」の訪問です。

この地に、何万の兵が、戦い・・殺し合った地です。
 
そんな地に立つ機会が与えられたということは・・・、
先人達の思いを引き継がなくては、後に続き生きてる者として
 申し訳ないよな~と、しみじみと、考えさせられます。

5度にわたって繰り広げられた、信玄と謙信の川中島の戦い。

永禄4年(1561)の、第4次の戦いの舞台になったのが、訪問の八幡原。
ここでの戦いが最も激しく、作戦に失敗した山本勘助も、この地で戦死です。
   前々回?の大河ドラマでしたよね


尊い兵士達の冥福を祈らずにはいられませんでした


「信玄・謙信・一騎打ちの銅像」
永禄4年の第4次の戦いで、謙信の太刀を信玄が軍配で受け止めた、一騎打ちの銅像
 
  「執念の石」  
   助けに入った武田軍家臣・原大隈守が、謙信を取り逃がした悔しさに、
    傍らにあったこの石を、槍で突き通したといわれる「執念の石」


当時の合戦の跡地は、史跡公園となっていました。
静かな松林の中には、古くからの八幡社が静かにたたずんでいました。
長く厳しい合戦の歴史を見守ってきた、史蹟跡や社。


「戦いのない、核兵器のない、そんな世の中は生まれないのだろうか?」
 夫婦で、しみじみと、歴史を振り返り、現代を思い、話しました。

大河ドラマ「天地人」を楽しみ・・その歴史跡を訪ね・・歴史を振り返る私達です


今年の「Summer Vacation」の締めくくりは、松代温泉


尼飾山(標高780m)の麓。 湯煙が立ちこめます

その昔、日蓮聖人が島流しの前後2回にわたり、この湯に浴され

叉、川中島の合戦の時には、
 武田信玄の「隠し湯」として兵士の傷と疲れを癒した湯

そして、今日、私達夫婦の旅の最後を 飾ってくれた湯

 先人達に思いを馳せて、、同じ湯にひたる幸せに感謝しました