マリアテレジアの独り言

日々の生活の中で見つける・・
  小さな感動をつづります。

若いシェフを応援する会

2007-04-17 20:00:00 | 父の日。母の日。結婚記念日。
  「山田シェフを囲む会」  大根に乗せたフォアグラ(シェフの創作)

最近の若い夫婦は子供の将来を考える時、「職人」になって欲しいというのがトレンドらしい・・
一昔前の「三高」をトレンドとして育てた時代は終わったらしい・・
何がこうさせたのでしょうと、私は非常に興味深い!!!

「職人」は「三高」とは全く逆の発想ではなかろうか?
「高い収入」を望むのではなく、その反対に、たとえ収入が少なくとも自分の信条を貫くという「自己実現」を果たす人が職人であろう 
「高学歴」を望むのではなく、「高手腕歴」目指すのが職人であろう
「高身長」を望むのではなく、職人としての重労働を支える鍛えられた肉体を要するのが職人であろう

こう考えていくと、「職人」を目指すことは非常に難しいとであり、
それに比べ、今まで難しいと思っていた「三高」を目指すことの方が、ずっとたやすく思えてくる。

今日の山田シェフは、東京大学を中退して、料理の世界に飛び込まれた若い青年です。お姿は少年のように、あどけなく、おとなしく、小柄でした。あの小柄の体のどこにそれほどの情熱が潜んでいるのでしょうと思いました。

「職人」を目指し、ひた走る若い現代の青年を見させて頂きました。
「職人」を応援し、青年を支える山田シェフ出身地の地元の人々を見させて頂きました。

わたしの結論です。
「三高」より「職人」!!  「自己埋没」より「自己実現」!!
こんな世の中になったのは、ひとえに日本が本当に豊かな社会に成長した証拠!!
自己実現していける人と、自己実現など夢の夢の日々の生活に終われて生きなければならない人との、「溝」「格差」が大きくならないようにとひたすら願う。