小笠原日記

夫婦で小笠原に移住予定です。どんな生活が待ち受けているか?とりあえず小笠原の生活を綴って見ようと思います。

風太 洲崎デビュー

2008-03-25 17:46:31 | Weblog
1ヶ月以上も小笠原で釣り三昧だった風太も、今週土曜出港のオガマルで内地へ帰る。土曜日の卒業式の振休で仕事OFFだった昨日、風太を洲崎に連れて行くのは「今日しかない」と言う事で、天気予報はあまり良くなかったが、前日から餌を購入、朝5時半出発。風太洲崎デビュー。

月曜日の早朝、思った通り洲崎に車は無し、我々が一番乗り。いつもの洲崎の一番のポイントに陣取り、ゆっくり用意をしていざゴング。思いのほか天候のくずれは遅いようで、東の空にはお日様が、絶好のコンディションでの第一投。まずは二人ともサビキでムロ、あわよくばカイワリ狙い。

一投目で僕の浮きが入った、乗っかってはいるが手応えがイマイチ。釣り上げると通称シマムロ(グルクン)、沖縄では漁の対象魚だが我家ではリリース。その後も浮きは程よい間隔で沈み、手応え十分でつり自体は楽しいのだが、残念ながら上がって来るのは外道のオンパレード。

シマムロ、ヨツバリ、ウメイロモドキ、ソウシハギ、モンツキハギ、オジサンetc、サビキでもオキアミの餌釣りでも釣れるのは外道ばかり。おまけに洲崎の主、ホワイトチップ(ネムリブカ)が2匹現れ、乗っかった魚をサメと競争で引き上げねばならない。下手すると仕掛けごと獲物を持っていかれて大損害になってしまう。

釣り自体は楽しむもののクーラーの中は空っぽ状態で、今日はボウズ?と諦めかけたころ風太がムロを釣り上げた。それからほんの一瞬入れ食い状態。残念ながら群れはあっと言う間にどこかへ行ってしまったようで、二人で6本上げるのがやっと。

十分な釣果とは言えなかったが、一日洲崎での磯釣りを楽しみ、風太もそれなりに満足したようだ。足元にわずかだが生えていたハバ海苔も回収。楽しい洲崎デビュー戦となった。

遊び疲れて帰宅、釣りたてのムロの刺身にBEER、夕食後はブログ投稿する元気も無くバタンキュー。

さて本日、小学校は終了式に離任式。今日で3学期は終了、そして4月から内地に戻る先生方とのお別れの会。今年は特に移動する先生が多く、半分以上の先生が入れ替わる感じ。内地ではほとんど転勤の無い職場で仕事していた僕には、ややカルチャーショック。

確かに、一緒に仕事してきた多くの先生方との別れは残念だし寂しいが、又多くの新しい出会いがあると言う事。その出会いを楽しみに、新年度を迎えたい。物事前向きにネ!

今日はこの後、小中学校合同で、教職員の送別会。楽しんで来ま~す。

写真は、洲崎デビューの風太。

見送り

2008-03-23 16:27:47 | Weblog
昨日は土曜日だったが、小学校の卒業式で出勤。今朝は久し振りに妻と早朝ジョグ。僕にとっては、そう先週あの火事を発見した朝以来の早朝ジョグと言う事になる。

ところで火事といえば、今回のオガマルで内地から専門化が来島。平日の昼間ジョギングしている妻の話では、現場検証が行われているらしい。その横をジョギングで通り過ぎる妻は、顔見知りのお巡りさんから「先日は、どうも」と言う感じで挨拶されたそうで、妻もやや苦笑い。

今朝も走り出しはあの日と同じ時間帯、曇り空だが辺りははもう十分明るい。火事の現場をまじまじと見るのは初めてだが、鉄骨の枠組みを残したまま、倉庫兼資材置き場は、灰と化していた。柄にも無く何となく胸騒ぎを覚えた。

ただ今日は先週と違い、父島の早朝ジョガー他と多数御対面。まずは走り出してすぐ、散歩中の男性を追い抜き「オハヨウございます」と挨拶。その後すぐ、時々お見かけする男性のランナーと御対面。かなりのハイペースだ。そして屏風谷の坂の途中、前方からランニング好きの小学校の先生。急な下りと言う事もあるためか、今日は車道をかなりのスピードで下っている。

扇浦で折り返し復路は、小笠原ロードレース6キロの部2連覇の海保の兵、そして最後に矢張りロードレース4キロの部2連覇のお巡りさんと、今日はずいぶんいい意味での刺激を受ける早朝ジョグとなった。

ジョギングの後は本日出港のオガマルの荷役。このところ悪天候続きの荷役だったが、今日は久々に快晴。今朝のTVの予報でも小笠原地方珍しく曇りマークの無いお日様だけの予報だったが、まさにその予報通りのお天気。

そして年度替りの積荷もいよいよ本格的に。今日は10トントラック、8トントラックの他に、乗用車等8台、合計10台の車両を積み込み、ほぼマックス状態。ここ数便はこういった積荷が増えるのだろう。

そして内地へ引き上げる島民の方々も今便辺りから増えだし、オガマル船待ちの名所?ザトウのブリーチングの像の周りでは代わる代わる、見送りのセレモニーが。小学校の生徒の中にも数名御家族と共に今便で内地へ引き上げる児童がおり、友人や先生方が集まり、お別れの会。

朝お会いしたお巡りさんも、御家族(小学生のお子さんが二人いらっしゃる)と共に今便で内地へ帰られるようで、ハイビスカスのレイを首にぶら下げている。残念ながら早朝ジョグでの出会いは今朝が最後と言う事になってしまった。

「又いつかお会いしましょう、お元気で!」と御挨拶。そういえば海保の兵も、今年度で移動とか、父島のランニングシーンも大きく変わりそうである。

写真は、小学生の見送りのセレモニー。

卒業式

2008-03-22 17:36:39 | Weblog
今日は小笠原小学校の卒業式。一昨日からの荒れ模様のお天気、どうやら治まってくれた様で、我家を出る頃には雲間からお日様が顔を出している。

ところが自転車で湾岸通りを走り出してすぐ、なぜか空は明るいのに雨が降り出し、あっと言う間にその雨脚は強まり、やむなく福祉センター入り口の軒先下に緊急避難。雨のほうはほんの数分で止んでくれたが、なんだか朝からテンション下がり気味。

いつもより早めに出たせいで雨に降られてしまったが、まあこんな事もある、気分を取り直し、朝の仕事を早めに済ませる。その後は、受付の準備、廊下、控え室の掃除、そして御来賓のスリッパの準備等々、あっと言う間に時間は経ち、早くも開式30分前。

慌てて、内地にクリーニングに出した、スーツ、ワイシャツ、ネクタイでドレスアップ?数年前までは、毎朝まるで朝ごはんを食べるように結んでいたネクタイだが、この島に来てからは年に2回。昨年の4月以来のネクタイと言うことになるのだが、長さがなかなか思うよに決まらず、矢張り1年のブランクは大きいと実感。

僕の本日の役目は、受付。御来賓と、卒業生の御家族のお越しを名簿でチェック、式次第をお渡しして、会場、控え室への御案内。特にトラブルも無くほぼスムーズに終了。ところで気になるお天気の方だが、概ね晴れてはいるのだが、時々スコールがさっと来るやや不安定な空模様に、傘を持参された方も数名あった。小笠原の気まぐれなお天気の神様には困った物である。

9時から始まった卒業式は、全校生徒123名、内卒業生19名。生徒全員の、送る言葉、別れの言葉、そして最後はこの島の卒業式の定番‘アオウミガメの旅’の合唱の中、卒業生が退場して無事終了。

ところが式の後、校舎前の犬走りに在校生がアーチを作り、そこを卒業生が一人一人潜り抜ける、お見送りのセレモニーがあるのだが、またしても晴れ間からなぜかスコール。別れを惜しむ皆の気持ちを察した、お天気の神様の粋な計らい?

とにもかくにも、卒業生の皆さん、卒業オメデトウ!

写真は式終了の後、リラックス状態のアラン。

大荒れ

2008-03-21 17:41:56 | Weblog
昨日はオガマルの入港日、450名弱の乗船客と共に、なんと定刻1時間半遅れ、午後1時の入港。午前中は何とかもっていた空模様も、オガマルの入港に合わせるように横殴りの雨に。

全員カッパ上下を着込み、中には長靴姿も、最悪の荷役作業だ。その後雨は降ったり止んだり。時に薄日も差したりしたが2時半ごろ土砂降りになり、雨濡れ厳禁の積荷も有り、船のハッチを閉め作業は一時中断。

3時まで止まねば翌日荷役になる所だったが、奇跡的に天候は回復、何とか作業を終えることができた。しかし雨の中カッパを着込み走り回ったためか、汗は掻くし、感覚的にはいつもの倍の疲れ。

帰宅後は休日と言う事で早めの夕食、アルコールがまわってブログを書く元気も無く早めの就寝。

さて本日雨は上がったが、ものすごい強風。これは小笠原だけでなく、内地でも被害が出るほど強風が吹き荒れたようだが、小笠原は2日続けて大荒れの天気。母島と父島を結ぶハハマルは欠航。1時間半遅れのオガマルに揺られてやってきた観光客の皆さんも、今日は海のツアーはおそらく無理。全く人騒がせな低気圧である。

昼休みは前浜を覗いてみたが、強風に飛ばされる水飛沫を被るほどで、とてもランチは無理。喜んでいるのは島のサーファー連中。昼休みの一時、波乗りに高じるサーファーが20人ほど、前浜に打ち寄せる波を楽しんでいた。

風裏になるかと、宮之浜へ行ってみたが、朝は南よりだった風も、だいぶ西に振れ宮之浜にもまともに強風が入り込んでいる。今日は外でのランチは諦め、おとなしく小学校へ戻り、久し振りに校舎内での昼食。

ところで小学校は一昨日から午前授業。そして明日はいよいよ卒業式。今日は午前中1.2時間目が卒業式の予行演習。3時間目は大掃除、そして4時間目、4.5年の生徒さんと教職員で最後の卒業式の準備。体育館は、明日の本番を待つのみの状態に、綺麗に飾り付けられ、準備完了。

大荒れの天気は、昨日、今日でもうたくさん、是非好天の卒業式日和を期待したい物だ。

写真は、今日の前浜。

コレクション プラス2

2008-03-19 18:27:57 | Weblog
今日も小学校の用務の仕事へ、二見湾には観光船が今朝もその優雅な船体を横たえている。そのせいか、お天気はパッとしない。TVの予報もネットの予報も曇り、その予報通り見上げる空は、一面灰色の雲に覆われている。

朝一番の仕事を終え、年度末と言う事、そして可燃ゴミ収集日の月曜日、オガマルの出港日で用務の仕事はoffだったため、倉庫に一杯溜まってしまったゴミのゴミだし。それに加え今日は第3水曜、危険物の収集日でもある。使用済みの蛍光灯50本近くも運ばねばならない。

ごみ収集場所が小学校からはかなり遠く、このゴミだし、特にその量が多い時は、結構堪える仕事の一つ。今日は両手に重いゴミ袋や、束ねたダンボール、挙句の果てには、蛍光灯の入ったダンボールの箱を肩に担ぎ、なんと五往復。しかも途中で雨が降り出し、最悪!

その後、授業の合間なのか、職員室にいたアランとしばし英会話の練習?アランは日本語が本当に上手くなったが、アランはその日本語と英語のミックス、僕は本当にたどたどしい英語でのお喋り。先日コペペでタコを突いたそうで、パソコンに取り込んであった写真を見せてくれた。モリの先端から柄にかけて大きなタコが絡み付いている。彼女が料理してくれたそうで「グッド テイスト」と親指を立てていた。

アランは来年度も小笠原で英会話の先生続けるようで、暖かくなったら、泳ぎ釣り是非一緒にと言う事で話はまとまった。彼は今でも全然OKのようだが、僕はもう少し暖かくならないと、海に入る気しません!

昼休みは、例によって青灯へ。今日は名人マーカス、トコさん、トチさん、ジェームス、そして風太、最近の青灯のレギュラーメンバー。風太は珍しくオキアミの餌釣りでシマアジ一本狙い。他の連中はサビキでムロ狙いのよう。ムロはちょこっと上がっているようだが、皆釣果はもう一つのようだ。

風太のテンションがやたら低く聞いてみると、ラインが切れて仕掛け一式飛ばしてしまったらしい。おまけに餌釣りに反応は全く無く、今日は谷ムード。僕が見ている間に一度浮きがきれいに入ったが、いかにも軽そう、上がってきたのは子供のオジサン。

今日は、静かな青灯のまま僕は午後のお仕事へ。そして夕方仕事の帰り、青灯には風太の自転車がまだ停まっている。覗いてみると、丁度片付けている所だったが、まんざらでもなさそう。シマアジはダメだったらしいが、カイワリにアオチビキをゲット。

アオチビキは「美味いヨ!」と言ったジェームスにプレゼントしたらしいが、引きが強く楽しめたようだ。カイワリ、アオチビキとも風太にとっては初めての釣果。小笠原での釣りコレクション、今日は2匹が加わった。

写真は、今日の青灯。