小笠原日記

夫婦で小笠原に移住予定です。どんな生活が待ち受けているか?とりあえず小笠原の生活を綴って見ようと思います。

朝一青灯

2007-02-07 09:47:01 | Weblog
今午前9時をちょっと回ったところ、こんな時間にブログの投稿は珍しい。

今日は久し振りにオガマルが入港して来る。ドック明けの便の出航が1月30日、一週間以上空いての入港、そして今日は僕の新しいサイドジョブ、オガマルの荷役の初日でもある。

入港日の仕事は入港時刻の1時間前、定刻通りであれば10時半の集合と言う事になる。そんな訳で集合時間まで、日曜日の餌もまだ少し残っていたし、青灯で釣りをする事に。

6時過ぎに青灯へ到着、バートが一人釣り糸を垂れている、「早いじゃないか、何も釣れないぞ」とバート。聞けばバーとは徹夜らしい、「一晩やってメアジ数匹、やってられないよ」と笑いながら言っている。

夜明け前の青灯流石に空気は冷たいが、今日は風がない分だいぶまし、仕掛けを投げるのも強風の時に比べると全然楽だ。当然の如く全く当りの無いまま、じっと浮きを見つめる、やがて正面の山並みからお日様が顔を出して来た。日が出ると先ほどまでの冷たい空気が嘘のよう、ポカポカしてきてジャンバーを脱ぐ、太陽の力は本当に凄い、特に小笠原のはネ。

朝日を浴びながら穏やかな水面を何となく眺めてボーッとしていたら、突然竿が音をたてて引きずられた。当然浮きの姿は無い、急いでドラッグを閉めリールを巻く。かなりの手ごたえ、本命のようだ、慎重にテンションを緩めぬよう手繰り寄せる、竿は大きくしなる、釣りをしていて一番エキサイティングな瞬間だ。

やがて銀色に輝く魚影が、シマアジだ、足元下にもぐり込まれぬよう岸壁の一杯まで前に出る。シマアジの体高のある姿がはっきり見える、「魚が水面で横を向いたらこっちの勝ち」いつかマーカスが言っていたのを思い出しながら、ゆっくり釣り上げた。

やったねシマアジ2枚目、唯残念な事に今日も気付かぬうちに浮きが沈んでおり、ビシッとあわせて釣り上げた訳ではないのが、チョッピリしゃくだが、まあそのうちだね。

その後まもなく浮きがスーッと入った、今度はきちっとあわせる、手応えはあるがどうも先ほどとは違う感じ、釣り上げるとムロである。これくらいの違いは何となく分かるようになって来た。丁度餌も無くなり今日はお開きに。

これから荷役の初仕事、行って来まーす!

写真は今日のシマアジとムロ。