小笠原日記

夫婦で小笠原に移住予定です。どんな生活が待ち受けているか?とりあえず小笠原の生活を綴って見ようと思います。

小笠原の白鷺

2007-02-06 19:52:43 | Weblog
今朝は、出勤前に青灯を覗いてみた。昨日7時前にシマアジ3枚を上げたマーカスが、間違いなく今日もいるだろうとの読み。

やってます、他にもう一人顔見知りのオジサン、釣り師の朝は早い。うまい人は竿を出している時間も長い、「見てるだけじゃ釣れないよ、竿出さなきゃ!」バートの言葉だ。

残念ながら僕が青灯にいる間は、全く気配なし、釣りは難しい。

内地は記録的な暖かさのようだが、小笠原はあまりパッとしない天気。昼休みはオガマル桟橋で釣り見物しながランチしていたのだが、突然黒い雲が、ダッシュで小学校まで戻り、何とか雨は免れた。昨日今日と、安定しない天気である。

午後はブッシュクリーナーを使って体育館横の除草作業。以前にも書いたが、僕はこの作業が結構気に入っている。背中から聞こえる甲高いエンジン音と、程よい振動、そして作業の後には綺麗になった校庭、小笠原の太陽がギラギラしていればパーフェクトだが、今日はお日様はお休み。

しかし思いがけない出会いが。気持ちよく除草していると、どこからとも無く一羽の白鷺(だと思うのだが定かではない)がすぐ横に舞い降りてきた。かなり大きなエンジン音を怖がるどころか、50センチくらいまで近づいてくる。そしてブッシュクリーナーが草を刈り取る地面をじっと見つめている。やおらツカツカと歩き出すと、草むらを突っつきだした。餌をとっているのだ。

その後僕が草刈をやめるまで30分近く、僕の周りから離れず、餌を見つけてはついばむ事の繰り返し。たまに催促するように横目でこちらをじっと見ている。あまり近づいて来るので、跳ね上げる小石で怪我させるのではと心配になるほど。

小笠原ではブッシュクリーナでの草刈はとてもポピュラー、毎日のようにあちこちで見かける光景である。きっとこの鳥も、ブッシュクリーナーのそばでの餌採りを学習したのだろう。

おかげで今日は楽しい草刈に、益々この作業が気に入ってしまった。

写真は今朝青灯から撮った一枚。