小笠原日記

夫婦で小笠原に移住予定です。どんな生活が待ち受けているか?とりあえず小笠原の生活を綴って見ようと思います。

満月の夜何かが起こった

2006-04-16 16:55:29 | Weblog
昨夜は夕食後久し振りにイカ釣りに出かけた。

いつも出かける青灯はけっこうイカ釣りの人がおり、特に理由が有った訳ではないのだが、母島丸の岸壁で釣り糸を垂れる、僕1人だ。

勿論釣れるに越した事はないがまず無理だろうと気楽な気持ちで1時間ほど、正面の山の頂上がぼんやり明るくなりだし、時間と共にその明るさはどんどん増し、なんと月が顔を出した。

これがうわさに聞いた「月の出」か!

まさに日が昇るが如くまん丸な月が夜空に光々(チョット大げさかな)と昇った。

満月の夜の月の出、これは吉兆では、釣竿を握る手に再び生気がよみがえる。
しかし全く当たりはない。
「イカ釣りはいつ釣れるか分からない、頭がま白くなるまでとにかく粘る事、夜中の2時3時は当たり前!」
青灯の達人、バートの言葉が頭をよぎる。
元々本気で釣るつもりで来ている訳でもないし、そろそろお開きとその瞬間、水面がビシャビシャ、跳ねたと同時に強烈な引き、今までにない強烈な手ごたえ

掛かった、イカだ(たぶん)!

掛かったら糸を緩めちゃダメだ、竿を立てて、後は腕だよ、バートの言葉。
必死でリールを巻く、何とか岸壁まで引き寄せる、見えた見えた、イカだ!間違えない、塩水をピューピュー噴いている。
さてこれからどうする、竿は折れんばかりにしなっている、岸壁の高さは1.5メートル程、通常イカ釣り人は釣れたイカを引き上げる鈎の付いた棒を使うのだが、そんなもの持っている訳がない。一か八か反動をつけて竿を振り上げると、イカは宙を舞って岸壁の上へ、辺りはスミで真っ黒!
体長(足を除いた部分)30センチ程のアオリイカが横たわっていた。

やったぜ!ついに念願のアオリイカをゲット!

先ほど買い物で店から出てきた妻が
「昨日くらいのアオリイカ4千円くらいで売ってるよ」
再度、やったぜ!!

今夜はイカ刺し、楽しみだ。

写真は我家に初のアオリイカをプレゼントしてくれた、イカバケ。
コペペで素潜りしている時に、根掛かりしているのを見つけてゲットした物。
天からの恵みだね、感謝感謝!!!