小笠原日記

夫婦で小笠原に移住予定です。どんな生活が待ち受けているか?とりあえず小笠原の生活を綴って見ようと思います。

時化の一日

2006-04-12 19:43:03 | Weblog
朝からドンヨリとした曇り空、南よりの風がかなりの勢いで吹いている。

こんな日は、海洋センターのテンションもイマイチ上がらない。海が時化ていると船が出せず、クジラの調査活動も取りやめとなる。

ほとんどのスタッフは、日々の調査活動で集めた資料の整理分析に当る。しんまいの僕にそんな事出来るはずもなく、亀水槽の清掃をしながら、悪天候の為かポツリポツリと訪れる観光の方々と雑談、しかも詳しい説明が出来るわけでもなくどきどきしながらの応対である。まあ時間の経過と共に慣れていくとは思うけどね。

さて昨日のウェザーステーションの調査で知ったのだが、クジラの調査活動をしているのは海洋センターのスタッフだけでなく、個人レベルで卒論のデータ収集をしている人、ホエールウォチングの船に情報を無線で知らせるクジラ船のスタッフらが、双眼鏡を覗いている。そしてお互いに情報を共有し合い、僕が聞いているとまるで掛け合い漫才のような感じでクジラを追う。ここにも島の達人たちがいた。

この達人たちをしても、時化ばかりはどうにもならない、白兎ピョンピョンの海ではクジラの発見は難しい。

こんな時化の日達人たちはどうしてるのだろうか?チョット気になる!

写真は、昨日の調査終了時のもの。