小笠原日記

夫婦で小笠原に移住予定です。どんな生活が待ち受けているか?とりあえず小笠原の生活を綴って見ようと思います。

里親

2006-04-21 19:31:17 | Weblog
海洋センターで飼育している昨年生まれのアオウミガメを対象に里親制度と言う物がある。

詳しい手続きは僕もまだ良く分からない(勉強不足ですいません)のだが、数千円を支払いアオウミガメの里親となり海に放流するのだ。

カメにはそれぞれ登録されたタグが付いており、000番の里親はAさんと登録される。Aさんの放流したカメが世界中のどこかで見つかれば海洋センターを通じて里親のAさんに連絡される。

10年後あるいは20年後自分の里子が、放流された小笠原のビーチに戻ってくる可能性も万に一つかもしれないがある、なーんかロマンがあるよね。

小笠原に来た記念に、息子、娘の誕生祝に、卒業記念に・・・・
色々な節目にこの制度を利用して里親になる方がいるらしい。
そして里子にそれぞれの思いを託す。

ボランティアを初めて、初の里親制度による放流が今日あった。
小笠原の島民の方が教会で結婚式を挙げ、その記念にカメの里親となり前浜から放流したのである。

昨日までエサをあげたり、水槽を掃除したり、磨いていたアオウミガメが里子となり、今日結婚したお2人の色々な思いを一杯詰め込んで大海原へ泳ぎだしていく、なんだかこちらも幸せな気持ちで一杯になった。

頑張って生き抜いて小笠原の前浜に帰って来いよ、待ってるぞー!

写真は、残念ながら放流には立ち会えなかったが、里子のカメを届けたスタッフに頼んで撮ってもらったもの。

あ、それから昨日の達人<もりお>は、昨年初めてボランティアに来た時、手モリを持参した為すぐに付いたニックネームとの事。納得です!!