MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

夏日(写真俳句)

2009年05月26日 | 写真俳句

5月中旬ごろから夏日が記録されるようになった。関東でも内陸部では30℃以上の日が記録された。紫外線も強く、直射日光の下で半日も遊んでいると腕時計の跡がくっきりと残るほどの日焼けをする。

だが真夏と違うことは、直射日光下では暑くても日陰に入れば涼しいということである。まだ暑さに体がなれていないから、日陰の無いフィールドに出るときは、帽子や日傘などの用意が必要で、水分補給も必要だ。

写真は21世紀の森公園にある千駄堀池で遊ぶ児童たち。
この日は風通しが悪く(この公園はすり鉢状になっている)前日が雨だったこともあって蒸していた。その為直射日光下では暑く、水遊びをする子供がいても不思議ではなかったが、下半身まで水に浸かっていたのは女子児童だった。

わたしが子供だった頃、水に浸かっているのは男であったはずと思いつつも、最近の日本女性が国際的に目覚しい活躍をしていることを思い、この子らもやがてはそのようなリーダーになっていくのだろうと思われた。
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21世紀の森の小さな実り(みいさんぽ-48)

2009年05月25日 | あらかると

松戸の21世紀の森公園は自転車乗り入れ禁止になっていて、安心して散歩やウォーキングが出来るのが嬉しい。
小川が流れ、田んぼや畑や小さな梅林まである。子供たちはザリガニ釣りも楽しめる。
自然公園志向だが、常に人の手によって芝生の雑草は取り除かれて管理されている。

今は上の写真の「ニワゼキショウ」があちこちで咲いている。樹高10~20cm程度なので見落としてしまう人も多いが、所々で密集して咲いている様は可憐である。

下の写真はヘビイチゴの実と花だが、通常のヘビイチゴよりも大きい「ヤブヘビイチゴ」である。赤く熟した実は美味しそうだが、実は何の味も無く人は食べない。


「ヤブヘビイチゴ」の拡大写真。


「ヘビイチゴ」の拡大写真。ヤブヘビイチゴより小さく、実の状態も少し異なるようだ。


「カラスノエンドウ」の熟した莢。莢に入っている豆は茹でて食べられるらしいが、採って莢を割ったら小さな実が跳びはじけた。余りに小さすぎて(胡麻粒2個分程度)、食べることは殆ど無いのではと思われた。


乾燥した豆の莢はもぎ採ると、鳳仙花の熟した種のようにはじけ跳ぶのもあったが、丁寧に採って少し押すようにすると、下の写真のようにくるりとはじけるように開き、豆を採ることができた。



5月15日の投稿で、雌雄同一株の「桑の木」と思われた木は「楮(コウゾ)」だったことが判明しました。下の写真のように、葉の形が全く異なっていました。


また、4月20日の記事において不明だった花(下の写真)は、マツバウンラン(松葉海蘭)であると判明しました。
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スイカズラ(写真短歌)

2009年05月24日 | 写真短歌
昨日と同じ題材だが、思いは廻って若き日の出会いに突き当たった。
「男女」は当て字で「ふたり」と詠むが、茨城の歌人「横瀬夜雨」が「お才」という詩で「男女居てさえ筑波の山に霧が懸かれば淋しいもの・・・(漢字や送り仮名は原詩とは異なります)」と歌っている。

筑波山は深田久弥の「日本の百名山」にも選ばれており、山頂から見る関東平野は広大で、「関八州を睥睨(へいげい)す(母校校歌)」る気分が味わえるのである。男体山と女体山の二峰からなり、此の辺が「男女・ふたり」の語源であろう。

筑波山には、男女川(みなのがわ)と名づけられた川があって「横綱・男女川」の四股名はこの川を呼んだ百人一首「つくばねの 峰よりおつる みなの川 こひぞつもりて 渕となりぬる 陽成院」に由来するといわれている。
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スイカズラ(写真俳句)

2009年05月23日 | 写真俳句

スイカズラの花は柑橘系の爽やかな香りがあるので私の好きな野草のひとつである。
花そのものに華やかさは無いが、花を採って基部の蜜を吸って遊んだことから「吸い葛」の名前がある。
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ひるがお(写真俳句)

2009年05月22日 | 写真俳句
朝に咲くから「朝顔」、夕方に咲くから「夕顔」、昼に咲くから昼顔と呼ばれ、季語的には仲夏にはいる。その昼顔があちこちの路傍で咲き始めている。しかし蔓は殆ど延びていないから、こじんまりとまとまって咲いている。おそらく7月の中旬ともなると蔓は延びているから、このようにまとまって咲いていることはない。

やや強めの南風が吹いていて、直射日光を浴びていても心地がよい。昼顔も強い日差しの中で、力強くかつ美しく開いていた。

写真を撮っていると蜜を求めて蜂が飛んできた。わたしはわたしでその近くの草叢に腰を下ろしスーパーで買ってきた290円の弁当を食べた。290円という値段に驚いて買ってしまったが、さばの照り焼き、シュウマイ、天麩羅、金平、漬物などが入っていてまずまずの美味しさだった。ご飯は高い弁当と同じなので、値段を考えれば上物と評価できる弁当であった。

時間があったら弁当片手に公園や川や野原に出てみましょう。野原で食べる「野弁」は絶対に「空弁」なんかよりずーと美味しいのです。

下の写真は、花芯に止まった蜂。巻頭の写真をトリミングしてあります。蜜蜂でないことは確かなのですが、蜂の名前は不明。
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