港区まち創り研究会(まち研)ブログ

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海外の街あるきの報告もあります。

世界の街から5--運河と自転車のまち オランダ アムステルダム

2011-07-09 09:11:25 | オランダの街から

●多国籍でカジュアルなまち
 最初に、アムステルダムを歩いた印象は、ヨーロッパ系の人だけでなく、アジア系、アフリカ系など様々な人種の方が歩いており、レストランも様々な国のお店があり、まさに多国籍の文化が花開いたまちということを感じた。
 また、まち全体が気取らないカジュアルの雰囲気でリラックスできる。歩いている人達の服装もカジュアルであまり着飾った人はみかけない。レストランもアウトドアの席が多くなっている。




●運河と自転車とトラムの交通を主にしたまち



 アムステルダムは、海運の拠点として発展したまちなので、街全体に運河がはりめぐらせてあり、船も行き来している。今でも、荷物の運搬などに海運が使われているのであろう。運河の水はきれいとは言えないが、アムステルダム独特の景観の大きな要素となっている。





また、オランダは一人あたりの自転車保有台数が世界一といわれる自転車の国である。
 環境問題に敏感なオランダは、1990年頃から国策で都市交通における自転車利用を推進した。自転車通勤をすると、税金が安くなるようである。1992年には、住民投票で市街地の自動車抑制を行った。次々の政策を実行していくのはすごい。どこかの国とは
違うようだ。自転車道をきちんと整備し、トラム(市電)に自転車を持ち込めるようにしてある。アムステルダムは、平坦でコンパクトな街なので、自転車利用に適しているのであろう。街でみかける車の数は少なく、自転車が群れをなして走っている。
 また、トラムもひっきりなしに走っており、便利に使われていることがうかがえる。
 街のカジュアルな雰囲気は、自転車利用を主体にしていることも一つの要因である。

●歴史的な街並みを大切にしている

 アムステルダムでは、高層建築は皆無である。それどころか新しい建物がほとんど見当たらない。建物の高さ・デザインは揃った街並みが多い。ムントタワーなど街の景観のシンボルとなっている建物がある。

しかし、経済活動は活発な都市で世界的な金融都市になっている。

 アムステルダム全体の標高が水面より低いので、住宅などはかならず、1階は地表より
高く、階段で上るようになっている。
●広場とオープンスペース

 ダム広場などあちこちに広場があり、国立博物館周辺には地下を駐車場にした広いオープンスペースがあり、街の中心地区にも広い公園もある。



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