日々適当

hibitekitou

InterBEE へいってきた

pc |2005-11-17
いってきました。
しかして諸般の事情により会場に着いたのが3時半前。2時間ほどしか見れなかったことになります。その上1時間はアップルブースにいたので(男たちの大和メイキングデモを見てた)、結果ほとんど会場を見ることが出来ませんでした。

その数少ない見てきたものは、一つは仕事関係のソフト(3DソフトだけどXSIじゃない)で、もうひとつがBlackMagicのブースです。
ヒジョーにお安いカードを作っているわけですが、その中のDeckLink HD Pro のお話を聞いておりました。
やぁ、ホントお買い得感が漂いますね。
もちろんカード単体では何の役にも立たず、MacかPCが当然必要で、また高速なハードディスクも必要となってくるから、百万円単位のお金が必要になるにせよ、それでもこの手のシステムとしてはお安いです。

ただ、このシステム、ちょっと怖いのは、普通のパソコンである、ってことっすね。つまり、再生時のフレームレート(ていうかデータ転送レート)が決して保障されるわけじゃない、ってことです。もちろんそれはDeckLinkのせいではなく、ハードディスクのパフォーマンスのせいなんですけど、非圧縮のHDデータってのはちょっと半端じゃないパフォーマンスを必要とするために、そこに不安が残ります。

とはいえ、値段は魅力的だし、以下の点でちょっと僕の中のポイントがアップしております。

仕事の内容的にFinalCut Pro で編集を行うことはほとんど無いため、作成したCG素材の収録のためだけに同ソフトを起動するのは面倒だなとか思ったら、Deck Controlってシンプルな収録のためのソフトウェアが付属しているみたいでした(QuickTime ムービーを開いて、テープのイン(アウト)を指定してボタンをポチッとするだけでいいみたい)

面白いしあるいは実用的だと思われるのが、連番のシーケンスファイルを専用のディスクイメージ?内にコピーすることで、即それがQuickTimeムービーとなる、あるいは逆に、QuickTimeムービーからそのディスクイメージが作成されると、そのイメージの中身はQuickTimeムービーを構成する各フレームの連番のファイルとなり、そこから任意のフレームのファイルの内容を書き換え上書きすると、QuickTimeムービー側のそのフレームの内容も書き換えられる、というようなことが行えるソフトウェアが付属することです。機能としては、DPSのVTFSを、QuickTimeムービーの1クリップごとに作成するようなイメージでしょうか。

買ってくれないかなぁ…

ってことでアップルブース。デモのためのステージ前は常に人で埋まっているようでしたが、男たちの大和のメイキングのデモの前は、デモ開始時間を勘違いしてて15分前にはアップルブースについていたのだけど、その時点でもう席には座れず、さらには立って開始を待っている人がいるというようなありさまでした。

ま、それはともかく、ShakeとXsanの説明をしてもらいましたよ。
デモに使っていたのはQuadマシンでしたね。Shakeはなかなか上手に4コア分のスレッドを立ち上げ計算を行っているようでした。ほぉと思われることをいろいろと見せてもらいました。

そのShakeのデモをしていたマシンについてスペックを書いてみますと、まずマシンはPowerMac G5 Quad 2.5GHz であり、メモリ搭載量は4.5Gでした。しかし意外なことにグラフィックカードは標準装備であるGeForce 6600でしたね。話を聞くことが出来なかったのだけど、MotionのデモマシンにはQuadro FX 4500 が刺さっていたらしいです。
今のところShakeはCPUパワーこそ肝心ということなんでしょう。

Xsanはアップルのページの映像ワークフローのところで紹介されている構成でデモを行っているようでした。
最大2ペタの高速なストレージとしてクライアントには見えるこのシステム。もちろん2ペタなんて数字は非現実的とは言え、Xserve RAIDが1ラック最大7Tを2つほどつないだものを導入できたらいいなぁ、とは思いますが、まぁ、夢ですね。
そいえば、前述したBlackMagicのところで、「DeckLinkマシンにQuickTimeムービーをネットワーク越しにコピーしたら即収録可能なんですか?」って質問を発したとき、「ネットワーク越しじゃ(転送が)遅いでしょ。Xsanで組めばいいんじゃない?」みたいなことを言われてしまいました(笑)。そりゃ、そんなことが出来ればどんなにいいか、とは思いますけどねぇ(苦笑)

んでもって、最後に「男たちの大和」の制作のデモを見ておしまいです。
ちなみに、デモを行ったのはアップルのProページにある「フルデジタル映像制作ワークフローの確立」と「ポスプロを支える最新のオプティカルフロー」で取り上げられている方でした。そちらのページにもありますけど、Shakeのノードツリーがすごいことになっていましたね。
さらにちなみに、男たちの大和、ではさまざまな映像ソースを用いていたのがちょいと面白かったです。背景には米軍が実際に戦場(もちろん太平洋戦争時のもの)で撮影した映像をブラッシュアップして利用したりもしているそうです。
はたして、どんな映像に仕上がっているのでしょうかね?
来月公開だそうなので、ちょろっと見に行ってみようとか思っていたりします。

InterBEE 8番ゲート
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