日々適当

hibitekitou

映画クレヨンしんちゃん バカうまっ!B級グルメサバイバル!!

movie/anime |2013-04-21
例年通り、舞台挨拶回を観てきましたよ。

「映画クレヨンしんちゃん バカうまっ! B級グルメサバイバル!! 」公式サイト

割と「伝説の~」みたいな、それの未知の力によりよく分からないけど事態が解決的なプロットには飽き飽きしている昨今です。クレしん映画にそれを求めていない自分がいます。でまぁ、何となく今回の映画は(積極的に情報を仕入れることはなかったんですけど勝手に入ってくる情報からは)何やらやっぱり伝説のソースを云々的なもんだと思っていたんですよ。けど、違いました。いや、秘伝のソースなんだけど、それが未知なる力を発揮してとか、そんなんじゃなかった。
そして、安定した物語の展開。これは非常な良作でしたですよ。

かすかべ防衛隊が偶然持った物を追いかける敵って構図なんですけど、かすかべ防衛隊面々は途中まで追われているという認識はないんですよね。それにより敵と対峙した時の空気が非常によろしい。
また、物語終盤では運んでいる物の重要性を認識するわけですけど、とにかく腹が減った焼きそばを食べるという目標に収束してしまい、幼稚園児は一直線に目標にむかって行動し、大団円をむかえるというシンプルな感じがとても良い。
物語についての説明不足な部分もほぼなかったと思います。世界A級グルメ機構の動機も十分に語られた上、それがラストにいい感じで繋がっているし、物語を楽しむ構造がしっかりとできていたと思います。これは最近のクレしんではとても珍しいという気がするんですね。まぁ、突っ込みどころといえば、春日部にその森は無理あるんじゃね?ってとこだったり、B級グルメカーニバルが制圧された時に、事態に対して警察なんかが全く動いていないというってのがあったりしますけど、それはあまり気になりません。森は舞台として生かされまくってますし、割と自然にその舞台に誘導されましたからね。もう一つの方も、まぁ気にしなくていいでしょう。
つまり、非常に、楽しむことが出来たわけですよ。

ここ最近のクレしんではもっとも内容がまとまっていて安心して楽しむことができる上に、高いレベルで完成した作品に仕上がっていると思います。なにせ歴史あるクレしん映画ですから、上には上がいるという認識を持ってもらってもそれは(多くの人にとって)事実だと思いますが、レベルの高さは保証しますよ。

蛇足ながら、公式サイトの「おはなし」の絵が良いですね。
絵的には、紅子登場シーンの後ろ姿がとてもエロいです。クレしん映画としてお約束表現がしっかり出てきます(そしてそこは相当楽しい)。湯浅政明さん作画も健在です。メカデザインが高倉佳彦さんというのは珍しいですよね?



ってことで、何度か見に行くと思う。
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