★400メートルメドレーリレー後のインタビュー。 松田丈志「この中で一番経験がないので頑張らなくてはいけなかった。康介さんには言ってなかったですけど、3人で康介さんを手ぶらで帰らせるわけにはいかないと言っていた」を、複雑な気持ちで聞いた。 その「複雑」さを粗く、3つに分類すると―― ひとつは、若い人(松田丈志)なのに、ずいぶん手垢のついた、古めかしい発想をするんだなぁ~という感想。 いいも悪いもない。 そういう人がいてもいい。 どちらかというと、少し感心した(^_^)v。 ただ、僕は、松田丈志より、年上の世代だが、相手に対して「手ぶらで帰らせるわけにはいかない」という発想で対応したことはない。 また、「手ぶらで帰らせるわけにはいかない」という相手の配慮を激しく拒む生き方をしてきた。 ふたつめは、不用意な発言だという感想。 「手ぶらで帰らせるわけにはいかない」には、強者が弱者に対する思いやりといったニュアンスが含まれている。 だから、相手に、その「思いやり」を気づかせてはいけない。 ましてや、相手がいる前ではそれを言ってはいけない。 これを聞いて北島康介が気を悪くするのではないか、ドキンとした。 みっつめは、ひとつめともふたつめとも異なる別種の感想だ。 仲間たちがこういう思いで、自分(北島康介)ともにレースに臨んでくれるって、ホンマにホンマにうれしいことではないか。 仲間が抱く「こういう思い」こそ、北島康介の水泳人生トータルの反映、あるいは象徴なのではないか。 だから、北島康介には帰国会見で「今回の銀メダルは、超の、二乗倍うれしい」と言ってほしい(^_^)v。 しかし、これは僕の余計な心配のようだ。 今後のことを聞かれて、北島は「周りからもらう感動とか、自分が力を出せない悔しさとかを味わった。成長できていると思う」と笑顔で応えている。 北島康介は、自分の成長と、自分の豊かな水泳人生を自覚している。 銀メダル、ホンマに、おめでとう! 画像=過去最高レベルの成績を残した競泳チーム。左から入江陵介、北島康介、松田丈志、藤井拓郎ら=水泳センター(鈴木健児撮影) 記事「北島『今後、休んで考える』」2012.8.5 13:57 ★僕の公式ホームページへ★★★★ ★僕のWEB無人駅線ページへ |
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