職員室通信・600字の教育学

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民主分裂の前に、まず自民が分裂し、自民コアのみで新自民を固める……という格好だが、これは当然だろう

2009-12-25 10:26:53 | Weblog

 記述のあとの後味の悪さ



◆天皇誕生日の記述は、記述のあと、きのう、きょうと、ずっと後味の悪さが残っている。
 「日の丸を八戸の空になびかせ、静かに呼吸すると、祝祭日独特の、清澄な、厳かな、気持ちになる」という箇所だ(*^_^*)。

 記述を復習すると……。

 天皇誕生日の前日、わたしは、国旗掲揚を忘れてはいけないと、夜のうちに準備をする。
 旗竿を組み立てる。
 頭に金の国旗玉をつける。
 日の丸を結びつける。
 そして、それを、玄関内のはなむけ号(折りたたみ自転車)のハンドルに立てかける。
 翌日は、快晴だった。
 八戸の空に、庭にうっすらと積もった雪に、日の丸をなびかせ、静かに呼吸すると……。

 ここで「清澄な」「厳かな気持ち」が登場する。
 ウソではない。
 はじめは「清々しい」だったが、もう少し透明感を……と思い、「清澄」に(*^_^*)。
 また、ピリッと引き締まった感じを……と、「厳かな」を付け加えた(*^_^*)。

 しかし、これはわたしの感情の周辺でしかない。
 後味の悪さは、周辺を中心と偽ったところに生じたのだ。

 末尾に、

 なお、わたしは、自身の信条と感覚(もしくは感情)に照らして、元日・春分の日・昭和の日・こどもの日・海の日・秋分の日・文化の日・そして、本日、天皇誕生日に、国旗を掲揚することにしている。

 と付け加えている。
 中心は、むしろ、ここだ。
 ま、天皇誕生日には掲揚するが、憲法記念日には掲揚しませんよ ……と言っているわけだ。




◆飛躍を恐れず、展開を早めるために、話をガラッと変える。

 「旗」違いだが、12/20のTV「新報道2001」で、石原伸晃・自民党組織運動本部長は「わたしたちは旗を立てるので、その旗に賛同できない者は去って、自民党は100人になってもいい」と述べている。
 田村耕太郎参院議員の離党に対しての発言だったと思う。

 かねてから、

 〈妄想〉
 第1段階 衆院選 自民VS.民主。自民大敗。
 第2段階 自公連立解消。
 第3段階 安倍晋三復活。
 第4段階 安倍自民と民主右派(民主右派に期待するのはアンポンタンという声もあるが……)連立政権。もちろん、自動的に民主が分裂し、いわゆる政界再編

 ……というようなシナリオを設定している者としては、この石原氏の「旗を立てる」の中味と、その時期に注目したい。
 これまでの石原氏の主張と照らし合わせると、憲法9条の改正→自衛隊の国軍化→軍事力の強化……という方向と考えていいだろう。
 民主分裂の前に、まず自民が分裂し、自民コアのみで新自民を固める……という格好だが、これは当然だ。
 分裂を恐れていると、解党の憂き目をみることになる。
 急がなければならない。




◆結論。
 天皇誕生日のわたしの国旗掲揚の背後には、企みがあって、それは石原氏の「旗を立てる」に近い。
 天皇誕生日の夕刻、「清澄な」「厳かな気持ち」と石原氏の「旗を立てる」を結びつけようとはしたのだが、飛躍を埋めることができず、中途半端に記事をアップしたのがまずかった。

◆なお、「旗を立てる」ときの国家イメージだが、わたしはいつかお好み焼き屋で乱氏と雑談中、

 「大阪商人の遺伝子に学ぶ」
 「表では目立たず、水面下でのパタパタ(交渉)に徹する」
 「G8等での写真撮影は、真ん中付近、厳禁(*^_^*)」
 「表では孤立&孤高……だけど、他国からは注目される存在というイメージの演出」

 と述べたことがある。
 ひょっとすると、(読んでいないし、今後、読むつもりもないが)今、話題の内田樹『日本辺境論』=「辺境だからこそ、巧みに“中心”との距離を測って自分たちに最適なシステムを作ってきたし、そのノウハウは相当なもの。案外日本人って、したたかなんじゃないかな」に近いのかもしれない。

 自分がやりもしないで、勝手なことをいうようだが、「旗を立てる」ことと同時に、こういう国家イメージ論が活発に展開されることを望んでいる。

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