★校内合唱コンクールが近づいた。
日時 7/☆☆(日)09:00~12:35 場所 MINAMI中体育館
朝、音楽科の中森Tからプログラムの表紙に掲載する「あいさつ」原稿を依頼された。 30分で書く。 題は「MINAMI中生の細胞には♪が埋まっている」とする。
〈プログラム・あいさつ原稿〉
◇合唱コンクールが近づくと「いよいよ、MINAMI中の季節だ」とワクワクした気持ちになります。 7/1(月)と7/2(火)に開かれた、兄弟学級による合同練習会のとき、わたしは、指揮者のうしろで合唱を聴いていて、「ああ、生きていてよかった」「ああ、MINAMI中の教職員として、ここに存在することができてよかった」と頭がクラクラしました。 よく「MINAMI中生の細胞には♪(音符)が埋まっている」という話をするのですが、教職員であるわたしの細胞にも、遂に♪が生成したようです(^_^)v。
◇きょうは、そのMINAMI中の合唱コンクール。 ♪(音符)入りのMINAMI中生の細胞が、はじけて、いっせい跳びはねる、特別の日です。 互いのクラスの合唱を聴きあうと同時に、地域のみなさま、保護者のみなさまにも聴いていただきましょう。 きょうのMINAMI中生の♪が、MINAMI中生はもちろんのこと、この会場にいらっしゃる、お一人お一人の心の中に、いつまでもいつまでも存在し、躍動しつづけることを強く強く願っています。
◇さて、地域のみなさま、保護者のみなさま、本日はたくさんご来場いたたきまして、ほんとうにありがとうございます。 また日頃、すこやかみなみネット事業などをとおして、本校へのご支援に心よりお礼申し上げます。 今、「MINAMI中生の細胞には♪が埋まっている」と、少し自慢ぽく言いましたが、しかし、だからといって上手だという意味ではありません。 まだまだ成長の途中です。 きょうは、中学1年という時代、あるいは2年、3年という時代の、MINAMI中生にしか出せない歌声を実感、体感していただきたいと思います。 どうぞ最後までお聴きくださるようお願い申し上げます。(あいさつ原稿 以上)
三者面談は、三者にとって、歌舞伎でいう屋体崩しのような、人生の場面転換の瞬間だ
★職員室通信2013/06/25号「★職員室通信余白のメモ記事①=三者面談というのは6人の人物がテーブルについていることになる」記事に対する、追加2点、念押し1点。
前回の主なポイントは次の通り。
①三者面談というのは6人の人物がテーブルについていることになるから、むずかしい。 ②親と子の表情がパッと明るくなる場面を面談の後半に必ず作る。(作れないなら、やるな。) ③希望があれば、後日、面談を設定する。 ④自分が責任をもって取り組める範囲と、そうでない範囲とを区別する。 ⑤保護者にも生徒にも、答えない自由を保障する。
追加2点――
(1)教師の問いかけに、生徒本人が回答したが、保護者のほうがことばを発しないというケースが、たびたびある。 教師は「お母さんはいかがでしょうか?」と保護者にことばをむけることになるのだが、このタイミングが、すごくむずかしい。
この場合、保護者はなぜ黙っているのか?
①(緊張しつつ)考えを整理し、ことばを探しているのか? ②あるいは、単に教師から「お母さんはどうお考えですか?」と声がかかるのを待っているだけなのか? ③それとも(この問題に関する)本人の回答、あるいは教師の問いかけに、はじめから応ずる気がない、すなわち「パス」する気なのか?(←これはこれで尊重しなくてはいけない。教師としては、「生徒本人はこのように回答し、保護者は応えなかった」……という事実を押さえておけばいいのだ)。
②は問題ない。 しかし、①と③は軽率に扱うと、面談は失敗する。
(2)本人の回答に対して教師が疑問を感じ、さらに質問したくなることがある。 ただ、「それはどういうことですか?」という追加質問は、かなり慎重にやらなくてはいけない。 教師の追加質問をきっかけに、本人の回答をつぶしにかかる親もいる。 まして教師はつぶし役になってはいけない。 そんなことありえないと思うかもしれないが、「追加質問」そのものが結果として、本人の考えをつぶしてしまっていることがある。 僕はよくやってしまう。 授業でもよくやる。 気をつけたい。
念押し1点――これは前回のくりかえしだ。
(3)面談の後半部分で、保護者と子の表情がパッと明るくなる場面を創出する。 保護者と子のこれまでの人生&これからの未来にパァ~と明るい光が射す場面を創出する。 「ああ、この子をこれまで育ててきてほんとうによかった」 「ああ、この面談に来てよかった」と……。 具体的には―― ①親子が気づかなかった方法や方向(進路)を提示する。 ②親子が気づかなかった、本人のやる気・自信につながる本人の「よい点」を提示する。 そのために、プロとして、事前にデータ(観察も含む)を収集・分析する必要がある。
三者面談は、貴重なプロ教師修業の場だ。 同時に、三者にとって、(歌舞伎でいう屋体崩しのような)人生の場面転換の瞬間だ。
★ メ モ
(1)いよいよプールの時期だ。 毎度、毎度、繰り返し述べることだが、危機管理の原則―― ①最悪の事態を予知・想定し、極限まで予防策を立てる。 ②事が起こったときは、ベストの対応策で臨む。 ③可能なかぎり早い段階で「安全宣言」を発信する……。 これまでの事故をふりかえると、やはり、①と②の段階に問題がある。 学校は、毎日、毎日が危機の連続である。 個々の危機管理能力をアップしたい。 また個々の危機管理能力をカバーしあうことによって(「あなたの判断では危ないですよ!」と……)組織としての危機管理力をアップしていきたい。
(2)芸人はいじられてなんぼ? 次のような記述を発見―― 「己を低くし、アホを演じることで笑いが生まれ、場が和む。 反対に関東の芸人は、初対面でも素人や有名人などの他人をいじることで笑いをとろうとする。 素人が失敗しているところなど、素人のみじめな反応を見世物として視聴率を上げようとするのが東京のテレビ局のやり方。」
僕は関西と関東の芸人事情は知らない(*^_^*)。 しかし、経験的に、ここでいう「関東の芸人」的教師のクラスでは、毎時間、爆笑、爆笑の連続だが、確実に、いじめが増える。 子どもたちが「関東の芸人」のマネをするからだろう。 他の生徒の前で、生徒を叱責するときも注意が必要だ。 その叱責の仕方をマネする子どもが出てくる。 (この記事でいう)「関東芸人」的教師が、学年に2人になると、いじめによる不登校生徒が爆発的に増殖する。 自己点検の視点にしたい。
★関連記事 ・★親と子の表情がパッと明るくなる場面を三者面談の後半に必ず作る。作れないならやらないほうがいい
|
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます