職員室通信・600字の教育学

小高進の職員室通信 ①教育コミュニティ編 ②教師の授業修業編 ③日常行事編 ④主任会トピックス編 ⑤あれこれ特集記事編

グチっているヒマがあったら、即、行動する……か、あるいは、その「行動」に意味が見いだせなかったら、対

2008-04-10 21:33:23 | Weblog
◆わたしには、グチるという性癖はない。
 グチと、陰口は、絶対に、やらない。
 グチっているヒマがあったら、即、行動する……か、あるいは、その「行動」に意味が見いだせなかったら、対象を「無視」する、この、どちらかだ……、わたしという人間は(これが、オダカ流だ)。

 その対象……というのは、次の、黄金の3日間の校長出張3連発のことだ。

 4/8 午後から、三八教育事務所からの説明、八戸市中学校長会総会。
 4/9 午前、市立学校長会議、学校経営研修講座。
 4/10 午後から、10年経験者研修会連絡会議。

 わたしたちは、始業式・入学式の翌日からの3日間、すなわち、4/8~4/10を、「黄金の3日間」と呼んでいる。
 この3日間で、きちんと学級を経営することができれば、それは1年間続く。
 逆に、いいかげんにやれば、ほとんどの学級は荒れて、学級崩壊まで行くこともある。
 つまり、学級経営のよしあし、教科経営のよしあしは、ほとんど、この3日間にかかっているのだ。
 この3日間が1年間を左右するという意味で「黄金の3日間」というわけだ。

◆(これは、言わなくても、だれでも、わかることだが)この3日間は、学校経営にとっても「黄金の3日間」なのだ。
 この3日間とも、学校を離れなければならないというのは、ほんとうにつらいし、常識的に考えても(ま、いらっしゃい、いらっしゃい、開店でっせぇぇ~……の、その直後に、突然、支店長が姿を消すのと同じことだから)ホンマは、こんなことありえないことだ。
 グチることが大嫌いなわたしは、あるいは、グチるヤツが大嫌いなわたしはま、これ以上は、言わない。
 言えば、自分が、大嫌いなヤツになってしまうからだ(^_-)。

 だから、今回は、完全、無視だ(^O^)。

◆本、みなみ中学区は、人口11412名だ。
 ちょっとした、小さな町くらいの規模だ。
 だから、この時期、その中学校の校長室への来客は、半端なものではない。
 大事なときにほとんどいないのだから、いる時間に殺到して、対応に追いまくられるハメに。

 きょうは、朝から、10年経験者研修会連絡会議の出張をはさんで、夜まで、その隙間、隙間の時間を使って、しめきりが迫った学校通信(すこやかみなみネット通信)の原稿を書く。
 わたしの割り当ては、今回、12ページ中5ページだ。
 次の記述は、その下書きだ。
 これを、すこやかみなみネット通信のベースに流し込み、削って削って、通信に仕上げていく。
 だから、通信原稿そのものではない。

 以下、「すこやかみなみネット通信」の下書き。

◆4/7(月)午後1時半より、平成20年度(第18回)入学式が行われた。各学級担任から新入生121名(男子62、女子59)ひとりひとりの氏名が読みあげられたあと、わたし(小高)から「親の保護から、人生、独立に向け、一歩一歩、前進・成長していくのが中学という時代だ。親に心配をかける量を減らし、安心してもらえる、喜んでもらえる量を増やしてほしい」と式辞を述べた。
 つづいて、来賓を代表してPTA会長の佐藤隆祥氏から「よいライバルや親友にめぐりあい、有意義で実りある中学生生活になることを祈る。そして、社会に出たときに活躍できる人間になってほしい」とお祝いのことばをいただいた。
 また、新入生を代表して斉藤彩香さんが「これからの3年間を白銀南中学校の生徒としての誇りを胸に常に努力を惜しまず、高い目標をかかげてがんばります」と誓いのことばを述べた。
 式後には、生徒会により新入生歓迎のセレモニーが開かれ、2・3年生が「若い翼」の合唱を、応援団が激励のエールをおくった。
 この日は、午前、始業式、午後、入学式という日程だったが、新入生121名、新2年生131名、新3年生113名、あわせて365名、全員が出席し、新年度の1分1秒を刻みはじめた。
 地域のみなさま、保護者のみなさま、どうぞ成長を見守り、ご支援を賜りますようお願い申しあげます。

◆4/8、午前6時50分から、八戸地区交通安全協会大久保支部が、信用金庫大久保支店前で春の交通安全運動・街頭活動を行った。みなみ中の生徒会もこれに参加し、飲酒運転防止のチラシを配り、安全運転を呼びかけた。
 これからも、すこやかみなみネット事業を通して、地域団体間の連携・融合活動を創りだしていきたい。

◆平成20年度白銀南中マニフェスト

1.学びの喜びと確かな学力の保証をめざし、知的で楽しい授業を創る基礎・基本の修業を徹底します〈プロ教師への道〉
(1)数値目標を、「生徒による授業評価(5段階)」の5の割合=80%とする
(2)重点取組目標
  ①教師の授業力向上プログラムの開発と実践
  ②生徒の学習力向上という観点から『学力向上の5原則』の継続と改善。

■当然のことだが、学校は「授業」が命である。
 日常の授業を充実させ、生徒ひとりひとりに確かな学力を保証することは、学校の教育活動において最も重要なことである。
 教師の教材研究・授業研究の時間の確保、授業につまずいた生徒への補習時間の設定等、これまで以上に努力を積みかさね、学力と人格の統合、規範の習得が達成できる知的で楽しい授業づくりに取り組んでいきたいと決意している。

■生徒については、学ぶのは自分たち自身であるという自覚を求めたい。
 生徒自らが学ぶ姿勢ができていないと効果はあがらない。
 一昨年から、「こういう授業の受け方をすれば学力があがる」という授業の受け方の基本〈学力向上の5原則〉を示し、生徒の努力をうながしている。

■上記の「生徒による授業アンケート(各学期1回実施)」のほかに、これまで同様、「保護者による授業アンケート(参観日ごとに実施)」も実施したいので、ご協力をよろしくお願いしたい。

2.学校・家庭・地域が協働できる教育システムづくりをめざし、みなみ小・中PTAを核にすこやかみなみネット事業を推進します
    ~ 保・幼・小・中の連携(垂直軸)に依拠した学社連携・融合(水平軸)の推進 ~
    ~ 学校の教育丸抱え体制を廃し、教育機能の家庭・地域への再配分・再位置づけの推進 ~
(1)数値目標を、保護者集会・参観日等の保護者参加率=80%とする。
(2)重点取組目標
  ①学校教育情報の家庭・地域への発信力アップ(通信の充実・公開方法の改善・HPの日常的更新)
  ②すこやかみなみネット事業の推進
   ア)PTA活動の活性化 イ)保幼・小・中の連携の推進 ウ)地域の諸団体との連携の推進
   オ)教職員の地域・PTAへの貢献(学社連携コーディネート力の向上)
   カ)地域の教育力の活用(小・中・公連携による人材バンクの設置)
   キ)家庭の教育力向上への支援強化(学年・学級懇談会、PTA研修、教育懇談会等の充実)

■教育は、学校だけで行われるものではない。同じように、家庭だけで行われるものでもない。
 家庭や地域社会、そして学校のそれぞれが、教育の場として機能を発揮することが大切だ。
 いわゆる「生きる力」についても、学校において組織的、計画的に学習しつつ、家庭や地域社会において、親子の触れ合い、友達との遊び、地域の人々との交流などの様々な活動を通じて根づいていくものである。
 こういう観点から、今年度も、学校・家庭・地域におけるそれぞれの教育がバランスよく行われる環境づくりをめざしていきたい。
 バランスさえよくなれば、日本の教育はまだまだだいじょうぶだ。
 逆にバランスが悪いままだと、どんな施策を打ち出してもほとんど効果は期待できない。安倍首相の諮問機関「教育再生会議」も、この点の議論を深めてほしいと願っている。

■このバランスをよくするための具体的な実践が、すこやかみなみネット事業の推進だ。
 すこやかみなみネットは、南小・南中のPTA(=父母と教師の会)が主体となり、テーマを子どもたちの健全育成・安全確保に限定して、小学校と中学校の強い連携・融合を軸に、地域の人々や地域の関係諸団体とのあいだに広くゆるやかにネットワークを形成し、それぞれの教育を活性化しようとするものである。

 以下の3~4については、項目だけを列挙し、折をみて、詳細を記述することにしたい。

3.自他のよさや可能性を認め、互いに高め合う生徒の育成をめざし、生き方の原理・原則を重視した心の教育を充実します
(1)数値目標を、当該月の非行生徒=0人とする。
(2)重点取組目標
  ①生活規律、学習規律の徹底(礼節、服装・髪・時間・あいさつ・正しい言葉遣い、授業態度)
  ②全教育活動を通して推進する音声言語能力の育成
  ③生徒の主体性を生かした生徒会活動(リーダーの育成と支援、自主活動、ボランティア活動学年・学級・委員会活動)の充実
 (他の取組目標=共感的理解を基盤とした教育相談の充実・キャリア教育の充実・道徳の充実)

4.安全・安心な学校をめざし、危機管理の基本を踏まえた安全管理と事故防止を徹底します
(1)数値目標を、教育課程内の当該月の外科的傷病生徒=0人とする。
(2)重点取組目標
  ①危機管理の徹底
   ア)全教育活動における安全管理 イ)学校施設・教具・備品の安全点検及び安全管理
   ウ)迅速・適切・誠実な対応 エ)記録(←分刻み)・連絡・相談・報告 オ)職務に応じた校内巡視
  ②生徒指導の強化と安全教育の徹底

(5)朝、起きたとき、どの生徒も「行 きたい!」と思う学校をめざし、豊 かな教育環境の創出に努めます
(1)数値目標を、不登校生徒=0人とする。
(2)重点取組目標
  ①目から・耳から育てる教育環境の充実
   ア)歌声いっぱい
   イ)花いっぱい
   ウ)作品いっぱい
   エ)情報いっぱい
   オ)ふれあいいっぱい
   カ)日本文化いっぱい
  ②清掃美化指導の徹底
  ③読書環境の充実

◆平成20年度教職員組織(ここでは省略)

◆平成20年度部活動担当者(ここでは省略)

◆その他、お願いとお知らせ

1.4/23(水)は保護者参観日 PTA総会 学年保護者集会です。

(1)保護者参観日は、自分の子どもが毎日、白銀南中で受けている授業が、知的で楽しい授業なのか? 学習内容がしっかり身につくように指導されているのか?……を直接に見る絶好のチャンスです。
   今回もこれまで同様、「授業アンケート」を実施します。
   教師同士では、とかく見過ごしがちな点があります。ついつい許容してしまう点があります。
   それを保護者の目で、授業中の子どもの姿をご覧になり、率直なご意見をいただきたいと思います。学校経営改善の貴重なデータといたします。(アンケートは無記名)

(2)PTA総会・学年保護者集会は、①子どもに関する情報獲得の場 ②子育てについての懇談の場  ③子育てに関する学習機会の場であると同時に、④親同士の交流・学びあいの場でもあります。
   PTA総会・学年保護者集会は、わたしたち大人が生涯にわたり自己の啓発・向上をめざすとともに、心のふれあいを深め、豊かで住みよい南学区を創りだしていくための、ネットワークの核になる場です。多数、ご出席くださいますようお願い申しあげます。
   ※日程の詳細および出欠票は、後日、お届けいたします。

2.部活動の統廃合について

 現在、本校には運動系部活動と文化系部活動を合わせて、14の部活動があります。
 近年、生徒数および教職員数の減少に伴い、現状を維持することが困難な状況になりました。
 つきましては、4/4付の文書でもお知らせしましたように、下記のとおり、部活動の統廃合することになりましたので、お知らせいたします。
 なお、現在の部員については、3年生での活動が終了するまで、その活動を保証いたしますので、ご理解とご協力を賜りますようお願い申しあげます。

(1)科学部・美術部・IT部を統合して、総合文化部とする。
(2)女子卓球部の今年度の新入部員募集を停止し、今年度夏季大会終了後、廃部とする。
(3)柔道部の今年度の新入部員募集を停止し、来年度夏季大会終了後、廃部とする。


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