職員室通信・600字の教育学

小高進の職員室通信 ①教育コミュニティ編 ②教師の授業修業編 ③日常行事編 ④主任会トピックス編 ⑤あれこれ特集記事編

わたしのゴールはどこにあるのだろう? どこに向かって走っていけばいいのだろう……と迷いつづける

2008-10-16 21:16:48 | Weblog


◆朝、文化祭プログラムの表紙に掲載する「あいさつ文」を書く。

〈文化祭 あいさつ文〉

 文化祭というのは、巨大な迷路、宇宙だ。
 準備週間がスタートした10/14、15日頃、それぞれの練習会場や作業場所をデジカメで取材してまわったが、1人1人の練習や作業が、文化祭全体のどの部分になるのか、まるっきり見当がつかなかった。

 それが、日がたつにつれ、徐々に、あちらとこちらが接続され、組み立てられ、当初は想像もできなかった、大成功、いや大失敗・後悔も含むところの、新しい原理のお祭りになっていく……。

 人生とすごく似ている。
 華々しくスタートし、光り輝きながら疾走し、みんなに祝福されてゴールイン……というような人生はありえないし、そんな人生を過ごしたいとも思わない。

 一歩一歩、着実に踏みしめているつもりだったけれど、気がついたらコースから大きくはずれている。
 ゴールをめざして疾駆しているつもりだったけれど、いつのまにかタイムスリップのように過去に戻っている。
 急ごうと抜け道を通ったら、元の道だった。
 急ぎすぎてゴールを通りこすこともある。

 こんなふうにしながら、わたしのほんとうのゴールはどこにあるのだろう? どこに向かって走っていけばいいのだろう……と迷いつづける。

 迷い、悔い、喜び、悟り、これが人生だ。
 同じように、これが文化祭だ。
 そして、この意味において〈 Students'Story ~1人1人が主役~ 〉なのだと、わたしは思っている。



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