★古書店の「書棚の書物の配置」=「自分の精神構造」
◆9/15(敬老の日)、9/16・17(振替休日)。
ひさしぶりの休日だったので、精神的な作業はすべてやめて、外側の光に魂をさらす……たとえば、3日間連続、はなむけ号(折りたたみ自転車)で、あちこち、起伏ある道、平坦な道を走り抜けるとか、JR八戸線や十和田電鉄などローカル線の旅に出るとか、温泉めぐりとか……、いろいろ考えをめぐらしていたのだが、結局、「魂を外側に」の反対、「魂の内側」に沈潜することにした。
★古書店は、一応はジャンル別分類になっているのだが、未整備で、わたしの高校時代、大学時代前半、大学時代後半、教師スタート期……と、わたしの年代順になっている場所がある。
理由は2つある。
1つは、2学期がはじまってからの勤務で疲れ果ててしまったからだ。
なぜ、こんなに疲れたのか?
なにが原因なのか?
もちろん、こんなことを取り立てて追究しようとは思わないが、こうつぶやきたくもなるくらいに疲れた。
このうえ「3日間連続、はなむけ号」というようなことをやったら、9/18からは勤務不能になってしまうよぉ~という理由。
もう1つは、時間をとって少し考え抜き、一定の結論を出したい事項があったからだ。
それは、決して、魂の内側へ、内側へ……と深く沈み込んでの作業ではなく、ちょっと内側に入ったあたりの、外側の光がクラクラと透けてみえるくらいのポイントで、今後の「進路」「活路」を検討したかったのだ。
ま、いわは、かなり現実的な「沈潜」。
この3日間の沈潜結果については、また後日、触れることにする。
★ここは大学時代前半のコーナーだ。食事代を削って購入した書物群だ。リンゴばかりたべていた頃のリンゴの味を思い出す。
ちなみに、今回の「沈潜」で、わたしの古書店とわたしの精神の関係において、ひとつ、おもしろいことに気づいた。
ずっと以前に、「書棚の書物の配置」=「自分の精神構造」と書いたことがある。
書棚の書物の配置は、「文学」「教育学」「国語」「自分の作品」等……と、一応はジャンル別分類になっているのだが、未整備で、わたしの高校時代、大学時代前半、大学時代後半、教師スタート期……と、わたしの年代順になっている場所がある。
くりかえしになるが、今回の「沈潜」は、魂のちょっと内側に入ったあたり、外側が透けてみえるくらいのポイントだったのだけれども、魂の内側に沿って深く深く沈潜したいとき、この年代別書架というのも、ひとつの道しるべになって、いいかもしれない(~o~)……と、ふと思ったのだ。
◆6校時 市中体秋季大会報告会
〈わたしのコメント〉
各部の部長の報告を、今、下で、大事なところをメモしながら……というのではなくて、今回は、思いきって、各部ごとに、わたしなりに10字前後にまとめる……という作業をしながら聞いていました。
たとえば、柔道部=攻める心、負けない心を忘れずに。
野球部=日常の練習から甘さを廃す。
バレー部=残った課題をいっしょに。
合唱部=力の差をクリアーし全日本へ。
……
こうして聞きながら、以前に、全校朝会で話したように、人生の基礎を固める時期に、みなさんは、ああ、貴重な体験をしたのだなぁ……と、胸がいっぱいになりました。
さて、これから、(さっき生徒会長からもあったように)晩秋、冬、春、夏と、約10ヵ月の期間、チームとして、個人として、力をつけて、強くなるために、心がけてほしいことを3点述べます。
(1)第1点 技
目標の技を身につけるまで、くりかえし、くりかえし、ダメだ……と思ってもあきらめたら終わりですよ、あきらめずにくりかえし鍛えて、高いレベルの技に挑戦してほしい。
(2)第2点 基礎体力づくり
来年、市中体の前に、どんどんレベルが高くなってきたときに、ああ、もっと体力をつけておけばよかった……と後悔することがあります。
同じことですが、ああ、体力をつけておけば、もっともっと高いレベルの選手になれたのに……と後悔することがあります。
「技」ばかり追求しても強くなれません。
「技半分、体力づくり半分」という心構えで練習に励んでほしい。
10/10に先日の体育祭でできなかったマラソンをやりますが、自分たちの部から10位以内に何人は入れるか? 20位以内に何人は入れるか?……も、ひとつの目安になると思います。
★「人間性を磨けば、試合でも強くなれる」が浪商の合い言葉になっています。
(3)第3点 心を磨く
これは2つあります。
1つは、壮行式のときに話したことで、部の中で陰口を言い合ったり、悪いことをしたり……、これは論外です。
自分たちで解決できなければ、解散、廃部にしたほうがいい。
きょうは、もう1つ、別な話をします。
それは、「他の人や後輩に、イヤなことを押しつけない」……ということです。
ひとつ例を紹介します。(読売08/07/05「90回目の夏・名門復活へ人間性磨く」)
夏、甲子園で大阪桐蔭高校が優勝しましたが、その前に大阪で強かったのが、PL学園。
実は、その前にも強かったチームがあります。
浪商。
32回甲子園に出場しています。
高校野球といえば、浪商でした。
ところが、今は、甲子園には縁がない。
理由は、先輩が後輩にイヤなことを押しつけることから始まっています。
グランド整備をやらせる。
ボール拾いをやらせる。
移動のとき、物を持たせる。
こういうのは3流、4流チームの共通点です。
浪商は、このマイナスの連鎖を断ち切れず、成績は低迷したそうです。
そこで、下条真佐美という選手が「こんなことをしているから甲子園に出られないんだ」と、あちこちでの修業を経て、2000年から母校浪商の監督に。
今、部員全員(105人)が上下なく同じ練習。
グランド整備は、上級生と監督が率先。
学校周辺のゴミ拾い。
「人間性を磨けば、試合でも強くなれる」が浪商の合い言葉になっています。
以上3点、技を磨く、基礎体力をつくる、心を磨く……バランスよく成長してくれることを強く願っています。
なお、3年生、市中体期間中のハードなスケジュールをよくこなしたと思います。
何人もの先生方が、「市中体期間中は先生方のやりくりがたいのへんだけど、3年生がしっかりしているから安心だ」という声が聞かれました。
ほんとんにうれしく思います。
今、1、2年に、「技、体力、心」……という話をしましたが、3年生は、この「技」を入試のための学力ととらえてほしい。
「体力」は健康、「心」は1・2年への話と同じです。
これからの3年生のますますの奮闘努力に期待して、わたしの話を終わります。(「市中体秋季大会報告会コメント」 以上)
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