秘境という名の山村から(東祖谷)

にちにちこれこうにち 秘境奥祖谷(東祖谷山)

菜菜子の気ままにエッセイ(ありがとうの宝物  後編)

2011年05月28日 | Weblog

六年前の春…私が登録ヘルパーとして、隣村に通ってから一年後、村は、合併した。

合併と同時に、
全ての規約が、池〇町の本所のトップの意のままに、決められた。
山間部に住む、お年寄りの不自由さを、知らない方々が、
新たな取り決めを、バンバン、決めていく。
国とか 県とか 市とか、そのような権力は、
結局、それらは、数人のオッサン達が、中心になって、
酒でも飲みながら、大半の事が、決められる。
合併して、役職だけは、立派に見えても、
『介護』さえ、やったことのない、方々に限って、なぜか、高額なお給料を頂いている。
現場で、汗を流して、七転八倒する者の、給料は なぜか安い。

出世街道をスイスイ、いく男は、大体、
〈腰ぎんちゃく〉
もしくは、
〈胡麻擂り上手〉
だったり する。

登録ヘルパーの上が、有期契約職員(日給月給)
そして、ラストの
正規職員と なる。

合併して、すぐに
当時の 〇長さんに、
実績をバンバン積んだら、正規職員にしてあげると 言われた。

私の後から、Aちゃんが入ってきた。
Aちゃんは、社会福祉士の資格を持っていた。Aちゃんは、暫くして、有期契約職員になった。
それから、〇長の地元の方々が、二名、入ってきた。

が 半年を過ぎた頃、二人は、すぐに、有期契約職員になっていた。

Aちゃんは、資格取得者だから、わかる…が、
後の 二人は、私を一気に飛び越していた。
このパターンが、
〈地元のよしみ〉
と 言われるものなのか…コネか…はてな?

で 私は ふと
当時の〇長
※今は 本所勤務
に 宛てて、お手紙を書いた。
私が、なぜ、どのような理由で、登録の待遇だったのか、
文書で 返答下さいと、書留郵便にして、送った。

一ヶ月が 過ぎたが…
返事は こない。
熱く、福祉を語る方なのに、お手紙の返事は、出さないポリシーなのか…?
やっぱり、期待通りだった。


医療従事者…役所職員…
団体職員…
独占企業的な、販売店
なぜ、
みんな……
上から目線なの…?

小さな村で、
競争もなく…
頼む相手が、他にいないから、
村人は、何かしらにつけ、頭を下げまくる。頭を下げるのが、生活の癖になっている。

だから、
公共機関で 働く方々の中に、
自分は偉い?と勘違いする、輩がハビコル。
日本中の正規職員さん
日本中の企業さん
あなた達が、働いていられるのは、
スペアのような、待遇で、頑張らされている、翌桧(あすなろ)のようなパート職員が
いるからなんだよ。

パートの人は、
正規職員の 年休を取る為に いるんだろっ!
と 公言した、地元の正規職員さんが いるらしい。はてな…?

世界中の パート労働者が、
一斉に、三日間、休めば…?
なんか、考えただけで、ワクワクする。

健康な 身体で、
ポリシーだけを掲げて、チンタラと呟く、私は贅沢者ですね。

でも やっぱり、
これが ワタシ!
パート職員が、体調不調で休んでも、
具合はどうなの?
と 聞いてもあげないような、責任者なんか、イリマセンっ!

私が、六年間。
毎日 欠かさずに、利用者の方々に、言った言葉が ある。

『こんにちは~今日はよろしくお願いします』

そして 帰り際の
『今日はありがとうございました。またよろしくお願いしますっ!』

六年間
今 思えば…
丸亀に行った、糖尿病予備軍バツイチ女子が言った通り…
私は 毎日 貰っていたんだ…

《ココロのボーナス》
利用者の方々から、頂いた
《ありがとう》
の 言葉の宝物。

誰かの中で…
温かな記憶として、遺っていられたら
それが 1番…嬉しい…

西祖〇の皆さん、六年間、ありがとうございました。

※追伸
コテージと両立なら
続けていけたのにぃ~なんちゅう~誤算~
助さ~ん
格さ~ん
黄門さ~ん

終~了♪






































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菜菜子の気ままにエッセイ(ありがとうの宝物 前編)

2011年05月27日 | Weblog
6年間…登録ヘルパーとして、お世話になった、隣村の職場を、離職した。
主人が、亡くなった後も、一ヶ月で仕事に戻り、泣きながら次の訪問世帯へと
ハンドルを握っていた…

一人で、いたら、いつもいつも、主人のことを考えながら、涙が落ちた。
涙を拭いてから、次の利用者の家に、入る。
主人が容態が悪化したと、病院から連絡があった日は、
日曜日。出勤していたのは、2名。そのうちの、一人が私だった。
それぞれに、びっしりと、訪問の予定が、入っていた。
着替え、食事、服薬。
障害を抱えての、在宅での一人暮らしの老人には、絶対に欠かせない、介護援助だ。

病院から、私の携帯に、電話が、入った。
胸騒ぎが した。

『今日、病院に、早く来て下さい。容態が、悪くなっています!』

ずっと付き添いをして、昨夜、病院を出た、ばかりだった。
日曜日の出勤の為だけに、帰ってきた。
日曜日は、職員の数が、足りない。
みんなに、迷惑は、かけたくなかった。

電話を、もらって、
膝が ガクガク震えた。
震えながら、
利用者のお爺さんの、清拭をした…普段通りの、おしゃべりをした

清拭を終えて、
食事の夕食を、作った…。

準備を全部、終わらせて、
必死で、病院に、向かった。

あれから、四年と半年がたつ…

仕事に戻ってすぐに、訪問先の、心ない、おばあさんに、笑いながら、言われた時が、あった。

『はよ、再婚しておみい~一人は夜は、さみしいかろ~』
彼女は、ほくそ笑みを、浮かべていた。

大声を、だして、
すぐに、その訪問先から、帰りたかった。
唇を、かみ締めて、堪えた。

彼女の、昼食の準備をして、時間通りに、仕事をすませ、玄関をでた。悲しかった…

色んな事が、あった。
主人が、亡くなったことを、訪問先の近所の人に、おしゃべりしていた、年配のオバサンがいた。
私と同じ村から、私と同じように、登録で仕事を、していた。

その 無駄口のお陰で、私は、重箱のそこを突かれるような、質問を受けた。

『いつから病気だった?』
『いつ、結婚した?』
『子供はいるのか?』
『最期はどうなって、亡くなった?』

『葬式、しもでしたんだろ~いくらかかった?』

一人の、おしゃべりなオバサンから、情報が発信され、
私は、仕事以外のことで、余計な不愉快な、時間を 費やした。

『腹立ったよ~!今日はな、こんなこと、言われたよ~!』
などと、グチル相手は、いない。
主人の ことを 言われて、辛かったなんて、空に住む、主人に、言える筈もなく、
トンネルの中に、入った時、運転しながら、大きな声を、だして、ストレス解消を、していた。
あれは、時々、今でもやる…。

私は、組織の形が、見えてきて、
トップの方に
〈幻滅〉したら…
そこを、辞めたくなる…ヘンテコなポリシーが、ある…

同僚の方々とは、
本当に、仲良く、ざっくばらんに、楽しい時間を、過ごさせて頂いた。
ココロのあったかい、お友達に、たくさん出会えた。

今でも、覚えている。あれは、主人が亡くなって、三ヶ月くらいの頃。
日曜日、看護婦さんと二人の出勤。
前日に、言われていた。
『明日、お弁当作ってくるけん、お昼ご飯は用意しなくて、ええよ~』

お昼。
彼女は、自分の家の、お弁当箱に、私の分を詰めてきて くれていた。

『夕べのおかずの残り物だから~』

そう 言われて、見たお弁当。
昔、私が主人に、作っていたものと、似ていた…オンナジ温もりが、した…彼女の
さりげない、優しさに胸の中が、いっぱいになった。

涙がポロポロ落ちて、泣きながら、食べた。
泣きながら、食べて、彼女も、もらい泣きしかけていた…

二人で 笑った。

そんな…ありがとうの宝物が 、胸の奥で 温められている。

後半に 続く














































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菜菜子の気ままにエッセイ(天気予報は雨だけど~)

2011年05月25日 | Weblog
宿借りブログなのに、ブログの主様以上に、更新してしまう…
ワタシは ふてぶてしい女子です…
おしゃべりオバサンです…
ゴメンなさいませ…
あしからず!

梅雨の気配と、
お茶つみが、重なったような、今年のお天気の、気まぐれ。
昨日、今日は、どこのお家でも、必死になって、
〈お茶つみ〉
を していた事と、思われます。

東祖谷のお茶は、ほとんどの家が、積んだお茶の葉っぱを、釜で煎り、何度も揉んで
それから筵(むしろ)に広げ、天日に干す。
なるべく、葉っぱを、薄く、広げて、むしろに並べていく。
むしろと、言われても、都会の方々は、ピンとこないと思います。
時代劇で、村人が殺された後のシーンで、死体の上から、かけている、敷物のようなもの…
あれがむしろです。※多分…ね…!

その筵を、何枚も、使います。
庭いっぱいに、干していきます。
干しているうちに、乾燥して小さく縮んでいきます。
めちゃくちゃ、頑張って摘んでも、嘘のように、縮んでいきます。量も 減ります。
天日に、干さなければ、すぐに カビが生えてきます。
お日様の当たる、場所を追いかけながら、一日中かけて、筵の位置を変えながら
何度も乾燥しかけている、葉っぱを裏表していきます。この乾燥作業が、1番大変です。
天日に干される事なく、室内で乾燥すれば、
〈カビ〉
が 産まれる、タイミングを待っています。
天日は
美味しい番茶の為の、大切なお友達です。

お茶摘み作業は、天気の良い日を見計らって、各家々が、人の手をかります。
祖谷地方で、
〈やといど〉
をすると言われたり、お手伝いの、お返しをして、
〈いい返し〉
とも 言われます。

毎年、確実に
摘み手が、減っています。
高齢化…が1番の原因です。
摘み手は減る。
……が、家の敷地の、我が家の番茶は、摘みたい~
街で暮らす、子供や、孫に、飲ませたい~!多分、電話なら、こんな会話かな…?

『今年はお天気、せんで、あずったけど、お陰で皆に、手つどおてもろて~茶摘めたんじゃわぁ~
送るわの~芋か~?ジャガ芋は、まだ早いきん、またこんど送るわの~
まあ、茶、先に飲めよ~上手いぞ~エエ匂いするわ~ほんなら、またビンするわの~
気いつけて仕事せえよ~まっこと、車、走らすなよ~しもはコワインゾ~ほんならの~』


で ガチャリとすんなり、電話を切るなんてことは、まず、ない…!
ほんならの~から
続くのが、祖谷の電話!

『ほんならの~あぁ~そうよ~!あれよ!あれみぃ~あぁ~まっこと歳よったら
すぐに忘れるわ~今さっきまで覚えとったのに~なんだっつろ?
また 思いだしたら、電話するわ~皆によろしゅうに言うてくれえよ~』

……そして、更に続く
『まっこと、なんちゃあ、送るなよ~そんがなことしてもろたら
お茶やこし、送れんようになるわのぅ~ありゃあ、もう8時か~?
わたし、歌、見な、いかんきん、切るわの~ほんならのぉ~』

ガチャン

標準語には、翻訳しませんっ!
面倒くさい~!
祖谷弁を、ダラダラと 書く、おまえが悪いって?

はいっ ごめんなさい~!

明日から、天気予報は、雨みたい。
ヴヴヴヴ星人の、今年のお茶摘みは どうなるのだろう~?
手が 足りな~い。

番茶を、タダで頂いたこと…? ありますか?

あのね…
番茶は、みんな、嫌いな人には、あげないよ!
好きだから、あげるんだよ!
そのことを、かみ締めて、今年も故郷の、苦労の染み付いた、
〈番茶〉
を 召し上がれ!
ストレートな 愛情です。
いただきま~す♪
















































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菜菜子の気ままにエッセイ(恋と愛と花札と~)

2011年05月24日 | Weblog

恋をすると、女子はキレイになる。
恋をすると、男子も
少々、小綺麗な格好をする…
恋をすると、婆さんも、小綺麗になる。
恋をすると、爺さんも、シャキッとした、歩き方をする…

『恋』のチカラは、偉大だ。
『恋』はココロが、変になるから、このような、漢字なのか~?
久しぶりの はてな?


高知から、帰ってきてからの、オバサンは、すっかりと、体力も落ち、
食欲もなくなった様子。食事を作るのが、面倒くさいみたいだ…
新しく、処方された、認知症の薬の、副作用だと、思われる。
ワタシが、作って一緒に、食べると見事に、完食する…完食して、すぐに横に、なる。
立ち上がる度に、歩く度に、
『イタいわ~』
『足、イタい~役にたたんわ~なんちゃあ、ようせんわ~~!』
と 言いながら、すり足で、歩く…

で、本日。
最近、身体状態が、ひどく悪くなった、オバサン(ヴヴヴヴ~星人)
の介護度の見直しを、して頂いた
※詳しくは 介護保険制度を 各自で勉強してね。

要支援の オバサンの見直し調査に、広域連合から、職員が一名。30歳の 爽やか青年~!
道案内がてら、包括支援センターから、イケイケギャルのAちゃんも、来て下さった。

で…
調査が、始まった。

生年月日から始まり…様々な、質問が、オバサンに投げられる…
様々な、調査項目が、ある…

爽やかに、調査を勧める、調査員!30歳!
※ワタシが 最初に年齢を聞いたのでしたっ!30歳~新しい~
新鮮な 青りんごに見えた。やっぱり、若いって、良いなあ~

で…気がつけば…肝心のオバサンは、
完全に、
《しもの人向きの、シャキッとした女子の顔》
になっていた。

30分前まで、
昼飯を食って…
すぐに 横になり、
膝をかきながら、
『おごっ馳走もろて、食べたきん、牛になって寝るのよ~』
と 言った、婆さんと、同一人物とは?思えないような、身のこなし…?

調査員の、
「歩いてみて下さい~」
の指示に従い、
ハイハイっと スピードで返事をして、5メートルを、
スッスッと 歩いた!

『おまえ!歩き過ぎだろぅ!ナンチュウ!態度の違い!』

と ココロの中で、叫びながら、
黙って 見ていた。

オバサンは、調査内容とは、全く異なる
異常な、行動をとる…
立ち上がり、ガラスケースの中から、花札を、取り出し、
『これで遊んだら、オモシロイんでよ~』
と 言いながら、見せる…
「そうですかぁ~」
と 答えてくれる 30歳!青りんご…!エエ奴っ!

無事に 見直し調査は、終わり…
二人は 帰って行きました。

それから
しばらくして、ワタシは一人で、お茶つみをして、庭先で
大きな釜の中に、お茶の葉をいれ、
数分だけ、オバサンに、葉っぱを煎らせてみた。
その時間 5分も 経たない頃…

『足、イタいわぁ~もう知らんぞぉ~』
と 言いながら、家の中に、入ろうとした!
「オバヤンっ!何イヨン!今さっきまで、調査員の人の前で、スッスッと
歩きよっただろ!オカシイヨ!」

と、大きな声で、叫んだ!

オバサンは、答えた。
『あ~あれか~?
あれは しよないわ~
忘れとったんじゃわ~~』

あの…好青年が
毎日、オバサンの家に来てくれたら…
毎日、しもの人に向けた、顔と身のこなしで…
オバサンは、膝イタイイタイ病から
きっと、解放されるだろう~!
認知症も、改善するだろう… 多分…

《恋》
それは 男と女の1番の、ビタミン剤となる。
《愛》
それは 人間の 1番の生きる チカラになる…
恋は 時として…
酸化する 時が ある…
愛は 讃歌か…
愛の 讃歌か…

アーメン










































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奥祖谷春点描 暮らしの初夏

2011年05月22日 | Weblog
確か、去年の押し詰まったある日の帰りに西山ー麦生土林道にある
廃家集落に一軒だけ住んでいるKさんを訪ねたが留守であった。

以前12月になれば、岡山の子供の家に避寒すると聞いていたので
下りたのであろう、このあたりは深雪であるから無理も無いことである。

しばらく走ると前々から気になっていたお家が道下にある、おやじさんが
独りで暮らしているらしいが、あまり外に出ていないので話したことがない
で、思い切って、訪ねてみると、74,5のオヤジさんが窓を開けて顔を出した。

しばらく話をしたのだが、この雪深いところでもずっと越冬もしているとのこと
冬は大変だけど、「ここは、奥祖谷でも星が一番綺麗に見えるからなあー、年から
年じゅう星を見つめ、見つめられて暮らしているよ、住めば都のことば道理じゃあ」
なるほどと思った、おやじさんは画星さんと云っていたことである。


そういえば、菜菜子さんが以前ご主人と暮らしていた、ひょうごいしの二連の赤屋根
の家がすぐ近くにあり、星が降り注ぐような場所と聞いたことを思い出した。

そんなこともあって、新緑の真っ只中に通り合わせたので、車を止めて道下を見ると
畑仕事をしているおやじさんを見つけた、下りてゆくとジャガイモの手入れをしていた。

手を休めて、話してくれたが、今年の冬はガイにしんどかったらしい、が元気に冬を
越せたと喜んでいたが、やはり、独り身は寂しいものなのであろう。
子供さんは町に二人いるらしいが、徳島に居た息子さんが7年前に交通事故に遭い
亡くなられた、いま、生きていれば51,2になるとのことであった
若くして亡くなった息子さんを思ってか、ふっとため息を漏らされた

奥祖谷の大方のお年寄りは、身の丈にあった暮らしを自然との対話を通して
精いっぱいに、肩肘張らずに一日一日と過ごされたわけで、滲み出る生活の
すべては、自然への美辞麗句などを並び立てる僕らの半端な考えや態度などを
木っ端微塵に打ち砕かれて跡形も無い想いを何時も感じている。

おやじさんは何事も無かったように、また、鍬を動かし始めたので暇した。









































































































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菜菜子の気ままにエッセイ(ゴンのお家とリサイクル)

2011年05月20日 | Weblog
ゴンのお家を、解体するまでに、半年を費やした。
解体作業は、3時間程度で、終了したのだけど…決心するまでに
気分が向くまでに…半年がかかってしまった。
木で作った物は、燃やすことが出来るけど、ネジ釘、金網、トタン等が
〈廃棄物〉
となる。多分、再生は出来ない、迷惑なゴミとなった。

八割程度を、自分で解体した。
夕方、チェンソーを提げで、友人が来てくれた…
と 言うより、ワタシに呼ばれた。
その 友人と、夜に会合の約束をしていた、もう一名の男子も、手伝ってくれた。
終わらせない事には、会合に行けないっ!

二人の姿を、見るまでは、オッサン化した、体力で、電気ドリルと
長い釘抜きを持ち、バンバン、狂ったように、解体していたのだけど…
夕方 男子2名の姿を、確認した時点で、
それまでの、狂ったような、体力は、一瞬で飛んでいって…
依存体質のような?ただの?オバサンに 変化した。

〈貴女は、か弱い、女子なのだから あとは 男子に任せなさいっ!動いてはイケませんっ!
動かすのは、クチだけにしなさいっ!〉
と 神様のお告げが、聞こえた。

お告げに従って、
おクチだけを動かして、指差しで、指令だけをして、
作業は 終了した。

作業をしながら、いっぱいになった、まっすぐな、一メートル以上の木の廃材が、気になった。
エコな ケチな神様の、声が 聞こえた。

〈この木とトタンで、ヴヴヴ星人の畑の鹿よけの柵を作りなさいっ!〉
で…
で…

再び 本日。
大量の 廃材を軽トラックに乗せ、
ヴヴヴ星人宅を、訪ねた。

鹿よけの、柵は作っては、いるのだけど、90センチ位の高さで、今までに、数回、鹿さんに
食事に来られている…

トタンを一枚、横一列に、並べて、その上に、ビニールの紐をかけているだけの、シンプルな設計。
鹿さんは、いつでも、軽~く、来られた。

その上から、トタンを縦に 建てかけて、残りを木の棒で、補強することに したっ!
オバサンの畑は、庭から、4メートル位下の、石垣の前にある。

畑から、家の中までは、かなりの 距離があるっ!
〈ゾウサンの歌〉ならゆっくり歌っても、5回は軽ーく、復唱できる。

……
……
ジリジリの太陽の真下、一人で柵を作っていた、ワタシの耳に、確実に聞こえる
電話で話している様子の、ヴヴヴ星人の、高い声っ!
電話の相手は、高知の娘!

なぜ、家の中の会話が、畑まで届くのかっ!
それはね
それは…

周りが…
周りに…
何の音も ないからなのよ。
小鳥の 声しか ないからなのよ。

最後に ヴヴヴ星人の、電話の会話のみ、お届けします。
各自で、ヴヴヴ星人の、脳みその配置を、ご想像下さい。

前置きの、いつもの、電話のご挨拶の内容の後…
以下の お話しが、キレイに聞こえてきた…

『ほんでの~今~下の畑で、しよるわ~~暑いのにしよるわ~ほりゃあ、一人よ~
一人でしよるわの~トタンをのぅ~!トタン、縦にしよんぞよ~!
あれは、トタン横に並べたら、エエのにの~!けど、言わんのよ~!
イラン事、言よったら、いくまいとおもうて、黙っとくのよ~!トタン、横がええんぞぉ~!』


※その後、ワタシはオバサンを、畑に連れだし、オバサンの目の前で
トタンを横にしながら、言った!
叫ぶように、言った!
「トタン、横にしたいんだろう~!!!
横にしたいって、電話で言よったでぇ!!!」

『……』

再び 叫ぶ~!叫ぶしかないっ!

「トタンよ、ト・タ・ンっ!!!」



『…なんぞ…?』

気は長く 心は 丸く 腹立てず…
トタンは 立てずに
横に する

草々
















































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菜菜子の気ままにエッセイ(鹿の食害と認知症の昨今)

2011年05月18日 | Weblog
まるで…性格の異なる、人間様のような…色んな緑色が、一斉に息を弾ませている。
この色が、まったく同じ緑なら…多分ツマラナイ。
人間だって、みんなが同じ性格だったら、
多分 ツマラナイ。
「ワタシ達はウマが合うのよ~」
などといっても、性格が同じわけではない。「息がピッタリと合う」
ことと、性格が似ているとは、ちと違う。

震災から二ヶ月以上が過ぎた…
日本全国で
日本全国の家族が
千差万別に
様々な事を感じながら、過ぎた二ヶ月間。

そして
メディアとか、ネット上で、原発のあらましを学んだり…
裏事情を 知ったり…

避難所にいなければ、支援物資を届けない、お決まりのような、行政の対応。
あのような、状態でも、
〈決まり〉
の旗を振りかざし、
〈親方日の丸〉
をチラツかせ…
歯痒い気持ちで、報道を、みんなが聞いていたと思う…

この二ヶ月間で
無償のボランティアで、動いた方々に、
私は心から 感謝しています。
私は 毎日 何の役にも立てないまま
仕事探しをしながら
自分探しをしながら
心は いつも 被災地に在り、
〈今、東北に行き、誰かの役に立てなければ、一生後悔する〉
と 毎日毎日、ただ、頭でだけ考え…
結果 全く行動を起こせないまま

本当に 無力です。
ゴメンなさい。
自分自身の 無力のなさに…呆れています。
ただ、テレビ画面を通しての
避難区域の方々の、身の凍るような、現実。亡くなった方々。
じわじわと、死んでしまった、多くの動物達。

一時帰宅。2時間。
ビニールの袋一枚に、詰め込められる、筈がない…。

「悔しい…」
と言って、ぽろぽろと涙を流す、まっさらな村長さんを見て
この村の有権者の、選んだ人は、純粋だ。村人の選択は正しかった。
と ただ、私は共に泣く。
涙が 勝手に 落ちてくる。

再び 家族や友達と、
この場所に 住みたいと 避難区域の若者が語っていた。

原発の避難区域でも、ないのに
過疎になっていく
この 故郷

原発の避難区域でもないのに、
主のいない 家。
主のいない…畑

今の村の 高齢者の暮らしは、何の不安もないに等しい。
頑張っている、プチ高齢者が、まだ 村に残っているから。
ワタシ達が このまま、婆さんになったら?頼りに出来る、若者、プチ高齢者がいない。
イノシシくんや
鹿さんに
何の 用事を頼めばいいの~?

地図から 町が
消える…みたいに
地図から やがて
道路以外の 故郷が消えるよ…
人間だって、消えるのだから、仕方ないと言われるけど…
いつか、遠い未来に、自分の遺伝子を持つ、人間が、ここを訪ねて来たら、
この 故郷の 匂いだけは、感じることができますように…
この 祖谷の 匂いは、ここにしか ないもの…
その 匂いは
祖先の生きた、年月の温もりが、見えないバリアのように、ここを包んでいるんだよ…きっと。


鹿さんに
ジャガ芋の苗を、スッカリと 食べられた 畑の中。

杖を つきながら
立ち尽くす……
プチアルツハイマーの ヴヴヴ星人……

ワタシの顔を
じーーっと 見つめながら、聞いてきた……
『今年…ジャガ芋…植えるの……忘れ…とったわ……』

草々














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奥祖谷春点描 暮らしの初夏

2011年05月18日 | Weblog
新緑に埋もれし山家哀れなり

新緑の新緑かさね昼寝かな

豆飯と決めて莢引く里のひと

ほろ苦き蕗佃煮に酒うまし

古茶淹れる里女の詫びの微笑まし  (新茶間に合わず)






















































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菜菜子の気ままにエッセイ(日本語のお時間です!)

2011年05月17日 | Weblog
「オーバーワークですね。変形してます」
の整形のお医者さまの診断結果から 一ヶ月が軽く過ぎた…。

不意に 頭を過ぎった疑問が あった。

森林業、土木業に長年?勤めた方々は、皆様が、
〈振動病〉に認定され、某共〇党の、支持者となり…
毎日、病院に通っている…
顔色の良い方…
めちゃくちゃ 悪く方…
様々な方々が、生活は保障されている。
労災だから ねっ!

で…
ふと マジに思った。

振動病が 労災なら、
介護職の方々の、腰痛も、本気で
〈労災〉
では ないかっ!
毎日、老人を抱えての、訪問入浴は、数年間続くと、嫌でも腰、膝を痛める。
コルセットなんか、毎日付けていると、効果があるのか?ないのか?感覚が麻痺してしまう…。

で…
ワタシは 一人、
労働基〇監督署を訪ねた…
楽そうなお顔で?
パソコンと、向かいあっている。
多分 めちゃくちゃ 給料良いのだろうな?
みんな、頭の中で、何を考えながら、パソコン見ているのかな…?
彼女の 顔か?
彼氏の 顔か?
女房の 小言か?
亭主の事は…多分…仕事場には持ち込まないだろう…
そんなに、亭主は…
存在感ないぞっ~!

またまた、話が脱線しました。
オイラの いやっ、ワタシの悪い癖なのよ。
ゴメンなさい。

で…窓口担当が 正面に座った。
「今日は どのような ご用件でしょうか?」
『用事なかったら、来たらいかんのかえっ~!』

などと、酒癖の悪いオッサンのようには、答えずに、
ワタシは 品良く…
斯く斯く然々…
キッチリと、介護職と、腰痛と、労災について、質問をした。

早い話しが
担当者いわく…

『寒い現場で、毎日、仕事をしても、風邪をひく人はひくし、ひかない人はひかない。
体質的なものです…労災とは 言えません…』

担当者の 顔が、
不細工な 将棋の駒に見えた。

ワタシは ニッコリと微笑んで 聞いた。

「じゃあ~私が仕事中に、足を滑らせて…腰を打ったら労災ですね!」

担当者は 苦笑いしながら、
そうですね と笑った。
……
……

某共〇党 イコール振動病なら…

どっかの 党のしぇんしぇい~!
介護職員の 腰痛を
《爺婆痛骨変形病》
として 労災に認定して 下さい。
マジに お願いします~!

で…本日、
土佐の高知に
ヴヴヴ星人を、迎えに行って来ました。
無事に 連れ帰りました。
今朝は、祖谷に帰れるということで
ヴヴヴ星人は、遠足に行く朝の、子供のように、超早起きして、
ニコニコと 悦んでいたそうです。

高知を出る際、
ヴヴヴ星人は、娘に言いました。

『お世話になりました~迷惑かけました~
まだまだ 死なんわ~~』

「死んだらあかんがでぇ~長生きしてよぉ~」

二人は、にこやかに、お別れをしました。
二人とも、それぞれに
嬉しそうでした。

2時間後…祖谷に着いて…ヴヴヴ星人の
ひ孫から、電話がかかりました。ひ孫の名前は蒼真です。※そうま
ワタシが、電話を取りました。
以下、混じり気のない、日本語を…
各自でお楽しみ下さい。
本日は これまで…

「おばやーん!
そうまから 電話かかっとるよ~~!」

『ようえっ~?
しょうがたから 電話かかっとるんか~?』

草々












































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奥祖谷春点描 暮らしの初夏

2011年05月15日 | Weblog
山里に初夏の廃家を訪ね来し

奥祖谷の里に点在する廃家を訪ねるに、季節ごとに変化する自然に
その雰囲気も、感情も、随分と違う感覚を覚えるからか、何度訪ねても
飽きないものだ。

冬枯れの頃、凛とした静寂に包まれて侘しく哀れにも崩れ落ちようと
自然のなかに埋没しようとする風情は世の習いとはいえ、自然の摂理に
叶った厳しい非情を覚えて、五臓六腑に沁みわたる好きな風景である。

初夏の頃、廃家は目映いばかりの豪華な花々に包まれ、新樹の木に
覆われて華やかな、しかし一抹の不安を内在し、この世の栄華を
生活の匂ひを、絶えし住みひとを、家を棄てしひとの面影を追いかけ
最後の具現を試みようとしている風景に感動する。

すべての現象が無に帰する様はひとの想ひなど意に介することも無くて
きっぱりとしたものがあり、拠り好みの余地も無く、無に帰してゆく過程に
哀しくもありながら、無から無へと駆け巡る喜びは心地よく按配が良い。



全ての現象は、移り変わり、変化するものであり 観念も意志も知識すら
変化していくものなのだろう
世の中の全てが変化そのもの 移り変わっていくという定めなのだろう。

ただひたすら変化していくという本質があるのだろう、
長い時間で、世の中の本質を生成変化と考えれば、生も死もないと同じと
思えば 苦悩もない ひとり静かな世界にたどり着くかもしれない。
そのように想えば、すべてのものを率直に受け入れることが出来て
こころ穏やかになれるかな?。



























































































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忘れてないよ  ( SA-NE)

2011年05月14日 | Weblog
「あかり」
という曲を 聞いた。
〈ワカバ〉と言う、アーティスト二人組。
フォークギターの響きが 胸の中にじわりと 伝わってきた…
新緑の輝きのような、余熱が まだ残っている。

あいつが 生きていたら…なんて
フォークの綺麗な五線譜に出会うたびに
いつも 想う。
あいつが 生きていたら…私の
何かも 変わっていたのだろうか。

芸能人の 自殺が
続く。
芸能人だから、報道されるのだけど、
今 この一瞬でも 世界中のどこかで
雨の雫のような 存在の
〈生命〉
が 自ら 絶たれている。

被災地で 消えた 生命。
テロリスト達によって、無差別に殺される
〈生命〉
事件の 犠牲者。
事故の 被害者。

何らかの 行為によって、
生命が 絶えるのに
〈自殺〉だけは
第三者の手は
直接には くだされない…。

自らが 自らの人生の幕を
自らの 手で 降ろす。
その 手は
その 指先は
生まれたばかりの 頃は
両親、もしくは
どちらかの親に
愛しく 包まれて いただろう。

遠い昔…包まれていた、手を 武器に変えて
自らの 生命を絶つ。

何十人の
優しい 友人がいても
温かな 家族がいても
愛して くれる
人がいても…

自分自身の こころは
絶対に 誰にも
見えは しない。

自ら死んで逝った、方々の
原因を 遺された者達は
それぞれに 模索する

「あの時 声をかけてあげられていたら…」
「あの時 一緒に居てあげていたら」

回りの 友人達は
ボロボロと 泣き崩れ

一日…
一週間…
一ヶ月…
三ヶ月…

皆が 泣かなくなる。亡くなった者の
話しさえ しなくなる…


あいつが
時々 夢に現れる…
昔のまんまで
フォークギターを弾き
愉快な 顔で 歌っている

あいつが 公務員でなかったら…
あいつは 死ぬことはなかっただろうか…
あいつが
無責任な 人間なら
あいつは 多分…
死んでは いないと想う…

あの場所を
死に場所にしたのは
あいつからの
最後の 命をかけてまで…
伝えたかった、
組織に従順だった あいつの
〈断末魔の叫び〉
だったのだ…


11年と半年間
一年に 三回…
あいつの墓を 訪ねる。
春 秋 そして 命日。

あいつの お父さん、お母さんにも
手を合わせる…
「そちらで 逢えたかな…」


忘れてないよ…
忘れていないからね…私が 忘れたら
あいつは もう一度
死んで しまう…


言葉のナイフが
誰かの こころに
小さな 擦り傷をツクル…

擦り傷は ほかの
こころに出来ていた
小さな 傷口を
更にひろげて いく…
そして
こころが 息を
ヤメテ しまう…

今 死んでしまおうと思って いる あなた。
顔も 知らない あなた。

一日だけ 一日だけ
その 死ぬ為の
時間を 私に 下さい。
私に 預けて 下さい。
あくる日は
死んでも いいから…
自由に して いいから…

私は 今
こころが 萎えています。
そんな 私と
一緒に 山に登ってみませんか…
私は 最近
お膝も 痛いです…
すみませんが…後半は
手を お借りします…

少々 リクエストの
多い 登山ですが…
よろしくお願いします。
あなたの 死ぬのは
それからに
して 下さい。

てるてる坊主
作って いつでも
待って います。

かしこ


























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菜菜子の気ままにエッセイ(新茶とカチンコと天の声)

2011年05月13日 | Weblog
本日の画像は 西祖谷山村の有〇集落の、お茶畑です。
急いで 写したので
たった二枚しか ありません。ゴメンなさいませ…

では 本日はこれまで…
皆様方、ご機嫌よう~


な 訳がない…
おしゃべりオバサンが、たった数行で、エッセイを終わる訳が ぬあいっ!
わたくしの エッセイは長い…くどい…
が 最近
更に 長い エッセイが現れた!

オイラの 呟き?
「落人の独り言」
なる エッセイが出現した…
夫婦で 祖谷ブログ~
なんか、やるでないの~~
ワタシも 早く ブログの独立をしなければ…と
焦って 眠れない日々
※ ト ヒ

で…
なんで、わたくしが、西祖谷山村の 有〇地区に 顔を出したのか?
なんで、うろついたのか?

それは、新たな就職活動中の… と…ある日…
町の某葬祭センターに
面接に 行きました。
で なぜか 話しは
《自宅葬》の話しになり…?
祖谷での
《自宅葬》
の 臨時スタッフとして、お仕事をしてみたら?
の お話になり

談笑の中、
『自宅葬ですかぁ~?』
と返答しながらの、悪魔なお菜菜の本音はこうでした…

『集落の人間、年寄りばっかりに、なっとんのに、なんでこれから自宅葬が流行るかぁ~?
あんた、祖谷の現状知らんだろ!腰曲がって、耳遠い年寄りだらけじゃわ!
膝痛い人ばっかりじゃわ!たいがいの人、町で葬式しよるわ!家でしたくても、集落によっては
手が足らんわっ!家で出来た人は、幸せじゃわ!ひと握りの人じゃわ~!』

と 心の中で 叫びながら…
すべてを 満悦の笑みにすりかえて…
「それだけでは…生活して行くのは無理ですね…」
と ゴマカス…

悪い女か…わたくしは…?

で…
お葬式は 始まった。
自宅葬の見学を兼ねて…と一緒に 連れて行かれた…。

とりあえず、コスプレならぬ、白のカッターシャツに 黒いベストスーツ…
なぜか、衣装ケースに持っていた わたくし。

で…
当然…
式が 進行されれば、

『私は今日は見学者ですっ~!何も出来ませんっ~!』

などと、言える筈も、なく

頭の中で、映画監督の
《カチンコ》
が 鳴った!
《ヨオイッ!スタート!》
が 聞こえた!

スムーズに 式は進み…
※葬祭センターの責任者が 超やり手~!
動きに 無駄がないっ!

で… ワタシ…
一日 成り切り臨時葬祭センター女!

ワタシみたいな 女が
世界中で ペテン師と、呼ばれているのか?
今まで、何度も
色んな場面で…
成り切りを 演じてきた事か…?

『偽郷土料理家?』
『偽手作りソーセージ講師?』
『旅館の臨時偽配膳女』
『旅館の臨時偽お部屋係』

1番 酷かったのが、数年前…初めて入った、かずら橋の食堂。
従姉妹と二人…マッタリと お蕎麦を食べていたら、
なぜか、その日に限って、人手不足だったらしく、おばちゃんがブツブツ言いながら
厨房で一人で、頑張っていた…
なのに…
なのに…
後から 後から、観光客が入って来た。

で…で…
ワタシの頭上に、スタートの!カチンコが 、聞こえた。体が勝手に、動く!止まらないっ!

『おばちゃん、頑張って作って~!ワタシが後は引き受けますぅ~』

超偽臨時食堂の店員!
『お蕎麦ひとつっ!』
『ハイッおうどん、お待たせしましたぁ~!』
『ありがとうございました~』
『気をつけて、お帰り下さい~』

こんな 感じで…
今まで 生きてきました…
とても 楽しかったです。

すべての 詐欺行為に置いて、常に持っている、ワタシのポリシー!

『やるからには、プロ意識を持つ!
知らないは 言わない!
出来ないは 言わない!出来ないのなら、正当な理由をハッキリと相手に伝える!』
そして 1番 大切なのが
『こころにじわっと手を乗せる、気遣い…』
だと 思っています。
他人から 大切な 銭を頂く限り お粗末な態度なら 銭をとるな!

と 思います。
※超多忙な 時は 反省する事も 多々ありますが…

偉そうに 書いてゴメンなさいませ…
以上 お菜菜の独り言でした…

知りません…
解りません…
なら インコでも言えるよ…
次を 伝えてあげられる 人間が…
《人間砂漠》
から 緑を 築いていけるんだ!絶対に!

未来に そして明日にと……
※ヤッパ クドイか~♪






























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奥祖谷春点描 暮らしの初夏

2011年05月12日 | Weblog
集落の近くから車を降りて歩き出した、初夏の陽ざしは春とは違って
じわりと汗を滲ませ、風も無く蒸し暑い日である。

しばらくして、林道の下に綺麗な満開の花の木とすぐ横に廃家を見た
崩れ落ちて穴が開いた茅葺廃家は何十年も前に集落を後にしたか
または、絶えてしまったであろう、傷ましく哀れである。

ちょっと離れて同じような茅葺廃家が3軒ほど並ぶように朽ち荒れて
いままさに自然に還るような風情であった。

この集落はもう、何軒も残ってないのであろうか、歩を進めるほどに
所々に廃家を見るのみで、住んでいる人に会えない。

なんとなく寂しい想いで歩いていたが、人のいる気配を感じた畑に出くわした
四方に、天井に張り巡らした網の畑の中には季節の野菜や芽を出したジャガイモが
綺麗に整備されて、植わっていた。

林道のすぐ上にある家の庭にお邪魔すると庭に座って選定をしているおやじさんに
挨拶した、この集落を歩いていて初めて人に会い、口を訊いたわけである。
おやじさんも快く応じてくれて、いろいろと話が弾んだ。

おやじさんはNさんという、84歳だそうだ、いまは奥さんと二人暮らしで
娘さんが京都に嫁いでいる、連休に帰ってきていろいろと世話を焼いてくれ
病院へも連れて行ってくれた、いまさっき、帰っていったそうである。

そういえば、途中で車で下りてゆく女のひとに会ったが、そのひとであろう
道のしたの綺麗な畑は、おやじさん夫婦で作っているそうだが、それにしても
あまりにも綺麗に作っているので、最初は若い衆でも居るのかと想ったものだ

奥さんも出てきて賑やかな会話になった、これだけ網を張り巡らしても
サルは頭がいいので掻い潜って入るそうだし、鹿は周囲の山菜や草を
猪なども荒らしてゆくと口では怒って云うのだが、みんな、人間と同じで
食うていかないと死んでしまうわなあーと諦め半分、自然には従わんとなあと
いった、長年の生活の智慧は自然体で、ここちよいものであった。




























































































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奥祖谷春点描 暮らしの初夏

2011年05月09日 | Weblog
昨日は祖谷めんめ塾山の会のガイドで地元の人たち20名近くで
初夏の山を歩き、祖谷の山々の現状を考えるきっかけを学びながら
和気藹々の一日となった。

また地元から祖谷の諸問題について率直な想いを発信している
若い熱血漢がブログを始めたので紹介する。
特に今日のつぶやきは山の遭難事故が多発している祖谷の山、荒らされて
行く山々について熱くつぶやいている。


http://konshintotomusi.cocolog-nifty.com/blog/  読んで欲しい記事である。




















































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菜菜子の気ままにエッセイ(母の日と世界にひとつだけの花)

2011年05月08日 | Weblog
大量に届いたヴヴヴ星人への 宅急便の荷物。
中身は当然…
《母の日》の送り物。そこで ローカルな話し。都会では 絶対に考えられない話し…
おばさんの家に、荷物を届ける 配達人!
いないっ?
留守かっ?

そこで 電話がかかる。
ワタシの携帯電話がなる…。

「今、叔母さんの家に来とるんじゃけど~留守か~?高知へいとるんか~?」

『うんっ!二週間くらい高知に行ったよぉ~!』
「荷物どうしょうか~?」
『ワタシの家に、持って来て~また、高知に持って行くわ~』

で…
で…

再び 別の宅急便の方から、携帯電話がかかる

「く〇の叔母さん当てに、花が届いてるけど…留守みたいななあ~?」

『大丈夫ですぅ~ワタシの家に持って来てください~』

なんちゅう…
ローカルな日常。

ワタシの家には、今、豪華な宅急便の荷物が、並んでいる…

そして
昨日お昼前…
また、また、宅急便が家の横に、止まった…
空想大好きおばさんは、お庭の掃除をしながら、シミュレーションなんかして
ホウキをなでていた…


8日は全国的にみんなで 母の日っ!
生きていても
あちゃらの世界に逝っていても
《母の日》

空想その①
宅急便の荷台が開く
大きなお花の箱を、荷台から必死で、取り出すドライバー!
ワタシは 知らない振りを する…
ドライバーが、ワタシに声をかける…

『菜菜子さん~荷物きとるよ~待ってよ~箱がデカすぎて、今出すけんなあ~』

「え~誰から~?」

『待ってよ~
ああ~娘さんの名前かな~大きな花じゃな~~~1番デカイ花じゃなあ~~~』

「あ~明日って母の日なんじゃ~ワタシ、何にも思わなかったわ~」
無表情で 答える女…

『エエ娘さんじゃなあ~親孝行ななあ~菜菜子さんとおんなじで、顔も性格も綺麗なんだろうなあ~』

「そんなぁ~全然~たいした事アリマセン~オッホッホ~!!!」

とシミュレーションしながら、ホウキをなでていた、ワタシに、ドライバーの声がかかる!

『隣の家の人、留守なん…?』

「へ…?」

『花届いとんよ~!夕方のドライバーに頼もうか~』

「大丈夫~ワタシ預かりますぅ~」

『ありがとう!助かりますっ!お願いします!』

空想は 一瞬で
木っ端みじんに 砕けた…

他人のプレゼントで
イッパイになった、我が家の玄関…

天国か?
中間か?
まさか、地獄には…?逝っていない 貴方~
ワタシ達の 娘達は
親の忠告を、まっすぐに聞く…
《素直な人間》
に 育ちました…

『母の日のプレゼントは、何にもいらんよ!!!お金の無駄遣いと一緒だから!!!
私は何にも何にも、欲しい物はないからねっ!!!』

……
……
見事に 何にも届きませんっ…でした…

無駄な 夜の
電話が 届くだけです…

『もし…もし…何しよん…?ご飯食べたん…?おかず何作ったん…?』

…で
…で

本日、高知に荷物を、届ける為に、行きますと 高知の従姉妹に、電話をかけた。

ワタシが、行くと
聞いた、ヴヴヴ星人は、すかさず、言ったらしい…

『ほんなら 帰るわ~』
※翻訳 それなら祖谷に帰るわ

あの…
泣きそうな お別れから
まだ 5日しか 過ぎてない…
早過ぎる…
物語に ナラナイ…

叔母さんに お願いした。
別の日に、迎えに行くから、もう少し、高知に居て下さいと。

先日の検査の結果、糖尿病に続き、叔母さんに、新たな病名が ついた。

《認知症》
《アルツハイマー》

でも 何にも 変えるつもりは 私はないっ!
周りが 敏感になり過ぎるから ヒドクなっていくのだから…

ギリギリまで
叔母さんの在宅生活を、応援しよう!
それくらいの事しか、今の私には 出来ないから

人生は
風を 指先で
撫でるような もの

そんな ように 感じたホカホカの緑の季節…
なんか…
カッチョエエ…
わ た し…

追伸
※花屋の店先に並んだ~♯♭♪
カーネーションを見ていた~♯♭
どれも…みんな……
キレイだな……
春爛漫






















































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