秘境という名の山村から(東祖谷)

にちにちこれこうにち 秘境奥祖谷(東祖谷山)

四国のみち、瀬戸風峠の自然林のなかを歩く

2019年05月29日 | Weblog


天気が回復、瀬戸風峠の自然林のなかを歩く、展望の利くビューポイントから
前景が里山三山をながめ、遠景に花の名山、皿ガ嶺を中央に両側に連山を従えて悠然と構えている、

突然に目の前にカラスアゲハが花に止まり、近くにスイカズラの白い花が清楚に咲き、
グミ(しゃぶしゃぶ)が赤く色づいている、ひとつ、捩って口に入れると
甘酸っぱい味が、幼いころを思い出して懐かしい













































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しとしと雨に植物たちはかがやきて

2019年05月28日 | Weblog



少雨状態で、節水をしている、お湿り程度の雨になっている、農作物、草木には
喜びの雨だが、もう、ちょっと欲しい雨足にならないかなあ

















































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菜菜子の気ままにエッセイ( 祖谷弁と義務と罵声と時々わたし )

2019年05月22日 | Weblog

前略。
新緑も落ち着き、普通の緑色になりました。まだ梅雨の匂いは致しません。
そんな ある日。
近所の独り暮らしのおばあさん?オバチャンにお裾分けを持参した夕方。オバチャンが開口一番に言いました。
「聞いてや~ワタシ辛いことあったんよ~」
と半泣きのお顔で、言いました。

斯く斯く然々。
某放送局の男の人が、衛星放送の契約に来た。
受信料を払っているオバチャンは、最初意味が判らないまま、聞いていた。
リモコンボタンにBSがついているだろう。それがついていると言うことは
BSを受信できるのだから、料金を払わなくてはならない。
と その男が言ったらしい。

持病を持つオバチャンは言った。
「わたしは入院するかもしれんし、施設に入所するかもしれません。
契約してもすぐに、解約するようになると思います」
男は 言った。
「では、それまでの期間だけでも、払ってください」

少しの押し問答が続き、段々と男の態度と声が威圧的になり、
オバチャンは怖くなって、契約書にサインをしてしまった。
オバチャンはその日から、不眠症が悪化し、食欲不振が続いている。

何が皆様の為の放送局?
ずっと 後回しにされている 受信料問題。

国民が納める税金で、皆が暮らしを支えられている。国家が確立されている。
だから納得して税金を納めている。
これだけ 民法のテレビが確立しているのに、
郵政民営化みたいに、某放送局も民営化出来るんじゃあないか。

なぜ 民営化しないのか。
きっと国家の裏で巨大なお金が動いているからなの!?
このまま、某放送局を巨大化させていって良いのか?
BSってついているから、契約しろって!?
携帯電話についているから、契約しろって!?
カーナビに搭載されているから、契約しろって!?
誰もそんなもん、頼んでやないわ~!!

私は、災害情報とか、竹野内豊様が、観たいだけなんじゃ~!!
最初から、テレビの本体にN○Kを組み込むな!!
スカパーみたいに、観たい人とだけ、契約せえや!!
カーナビが必要であって、N○Kが観たいのではないわ!!
携帯電話から、N○Kを排除せえや!!
なんで、なんで、全部にクッツイテいるの!!

今は戦後では ないっ!!
義務化、義務化って、
義務化にするのなら、もっと低料金に設定しなおせや!!
放送局の職員の厚遇に、国民が協力しよるだけじゃないか!!
クソゴジャスナヨ!!
クソゴジャ言うなよ!!
ソンガナ、クソゴジャするきん、戦争に行かされたんじゃないか!!
民主主義の崩壊じゃわ!!

……
怒りが頂点になりますと、ついつい、祖谷弁になります。スミマセン。品の欠片もありません。
※品は我が家の遺伝子に当初から組み込まれておりません。

増税、増税で、本当にみんな 大丈夫なの!?
私は これ以上の家計負担は無理でございます。

賃金が少し上がっても、それ以上の税金を引かれ、なんか、本音として、何の為に働いているのかさえ、判らなくなる。
今朝から、テレビを見ていない。
携帯電話も 1日電源を消して、実験してみよう。
国民の為って、国民の放送局って?

年寄りに罵声を浴びせて、契約書にサインを書かせることなの?
ケーブルテレビの基本料金が、高く思えてきた。
同じ放送をランダムに流してばかりで、役に立っているのは、お悔やみ欄だけ。
ケーブルテレビと某放送局は、親戚か!?
…タダで貰っている、
「てんご新聞」が、有り難く思う様になった。

…必要なものが、ストレートに見える。
それが、山の暮らし。
魅力の無い 時代になった。
頑張って報われる時代ではない。
軌道修正をするには、もう手遅れなのかも しれない。
未来を真剣に考える大人がいる。
バトンを受けとる子供が育つ。
シンプルにシンプルに
生きていきたい。
命をキズツケル、言葉の暴力は許さない。
人間は 優しくなくては ならない。

草 々















































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(菜菜子の気ままにエッセイ・ジャガイモと鎌と私と時々おら)

2019年05月13日 | Weblog


昨日全国的に 母の日の日曜日。
山の上に住む、いつものお婆ちゃんを訪ねた。
いつだったか、オバチャンが 何気なく私に言った。
「菜菜美さんよ~不思議なことがあったんじゃわ!?」
「不思議なこと?って」
「あのの、前にもろた、よう切れたカマがの、なしんなったんじゃわ」
「誰かに盗まれたん!?」

「盗む人間もおらんわの~わたししか、このメグラにはおらんわの~」
「なんで、なしんなったん?どっかに落としたん?」
「それがの~あの上で茅を切っての~カマを木の枝に掛けとったんじゃわ~そしたら明くる日には、なしんなっとったんぞよっ!」

「へえ~」
「あのカマには赤いテープ貼っとったんじゃわ~」
「へえ~」
「わたしゃあ、猿が取っていったんじゃと思うんじゃわ~」
「猿が…カマを?」
「まあ!?この赤いのは何だろう?珍しいきん持っていんでみようって持っていんだんじゃと思うんじゃわ」
「そんなこと?あるかなあ?」

「ある・ある」
と言いながら、おばちゃんは 私の顔をじーーと 見た。
「あのカマはよう切れた。菜菜美さんが買うてくれて、大事に使いよったのに」オバチャンは祈るようなお顔で、私を見ていた。

それから…月日は勝手に流れ。
そして本日。母の日。
値の張る高級鎌を持参した。

オバチャンは、庭に張り付く様に座り、低い草を抜いておりました。
「オバチャン、こんにちわ~」
「まあ、菜菜美さんかぁ、元気にしよったか」
「うん、元気にしよるよ~」
「オバチャン、今日は母の日じゃけん、新しい鎌を持ってきました~軽くて使いやすいよ~従姉と私からの気持ちですっ」
「まあ~すまんの~」

「使えるものが一番だと思って、ゴメンよ、カマで」
「使えるもんが一番じゃわ!菓子は食うたらなしんなるけんど、カマならなしんならんわの~」
※無くなったから、持参したのだよ

オバチャンは嬉しそうに、縁側に鎌を置いていた。
「菜菜美さんよ~あの畑の芋を見てくれえや~今年は芋はミョウになったわ!太らんのじゃわ~」
オバチャンの指差す方向の畑を見ると、種芋から育てたジャガイモの苗が、勢い良く育っていない。
葉っぱが小さい。

発芽していない場所もあって、ド素人の私が見ても、貧相な畑になっている。
「こんがな芋は見たことないわ~ジャガイモ食えんかもわからんわ~どしたんだろのうや~」
「今年はいつまでも寒いし、雨も少ないし、そんなのが原因かもなぁ」
深刻な顔のわたし。

オバチャンのジャガイモが絶えるのは、考えなくない。
「ナスビの苗も、この前の霜にやられて、全滅じゃわ!」
※オバチャンは、全滅と言う言葉をどこで習得したんだ!?前は全滅と言わないで、わやになったわ~って言っていたではないか!
もしかして、デイサービスで習得したのか?

そして、オバチャンは熱く話す。
「めぐらには誰もおらんし、若いしもんても仕事ないし、久○は、なしんなるっ」※久○は集落の名
「オバチャン、久○だけじゃあないよ、なしんなるのは」
「菜菜美さんよ、ワタシは思うんじゃわ、これは日本のエライしの責任じゃわ!こんがなことになっての!」
「うん…うん…」
「おらだって、わざとに歳とったんじゃあないわの~ひとりでに歳とるきん、しよないわの~」
※オバチャンはワタシになったり、おらになる。
※その現実を後期高齢者社会とお国が言うのだよ。

今 祖谷は お茶摘みの真っ盛り。
手伝っていたプチ高齢者達も、正真正銘の高齢者に成長し、みんな老体にムチを打ちながら、頑張っている。
みんな、頑張ろう。
私は想い出を糧にして、
頑張ります。
そしてその領域は、誰にも侵されない。永遠に私の宝物だ。

草 々
追伸
エッセイを書いている間に、フキの佃煮を大量に焦がしてしまった。これをお国では、モノワスレと呼ぶ。









































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菜菜子の気ままにエッセイ( 新緑と・新年号の独り言)

2019年05月02日 | Weblog


新鮮な若葉が杉の木を押しのける勢いで、フサフサ、モコモコと沸き上がっております。
と、毎年同じパターンのご挨拶ですが、長い連休を皆様如何お過ごしですか。
渋滞も無いが信号機も無い祖谷街道に 早朝から賑やかに観光客の方々が道の駅に停まっています。
愛車を工夫して、車中泊を楽しむ方々が、ここ数年増えました。

素泊まりの民宿が若者に人気だったり、なるべくお金をかけない日帰りコースを選択したり
そんな休日の過ごし方をされる人が、増えた様に思います。
(毎日観光地を通過しているから、自然に観察できる)
そんな私の、いつもの通勤の朝。
いつものセルフのガソリンスタンド。
で、ガソリンを入れる。

自動音声ガイドが、しつこい位に同じ言葉を繰り返す。
「静電気除去シートに触れてから、赤いノズルで給油して下さい」
「レシートをお取り下さい」
「お釣りをお取り下さい」
「給油キャップの閉め忘れにご注意下さい」

みたいな音声だった。いざ正確に書こうと思ったら、思いだせない。
日常の回りにある物が、割りと正確に思い出せないみたいな、それに似た不思議な感じ。
とにかく、繰り返す自動音声ガイドの女の人の声に、時々イラッとする時がある。

あの自動音声ガイドの声が、大好きな竹野内豊様のお声なら、毎日幸せに気分上々になれるのに。
そのイラッとする音声ガイドが、いつもの様に
「お釣りをお取り下さい」

と言いながら、釣り銭の受け皿に、ジャラジャラと小銭を流してくれた。
…前略…
私はケチでございまちゅる
ジャラジャラと流れた釣り銭を、とり
いつもの習慣で レシートの明細と見比べながら、小銭を数える。
……
……
「おお~!!」
「増えている~!!」
「500円混ざっとる~」

…前略…
私は 小銭に過敏に反応する病気でございまする。
小銭を乗せた左手が、気持ち良く程よく重い。
90円しか、お釣りが無かったのに、535円も、増えている。
早い話が、前に給油した人が、釣り銭を取るのを忘れていたから。

一瞬、スタッフルームにいる高齢の数名の職員の顔が過った。
「これ、535円、お釣りのボックスに残ってました」
「あ~、ありがとうね~」
と言いながら受け取り、彼等は夏場のジュース代にするかもしれない。(しないかも?しれない)

そんな事をされたら、たまらない。
彼等は定年まで働いてから、再就職してるんだもの。
ワタシはまだまだ、老体にムチを打たれ働かなければ、餌にアリツケナイ。
神様の声が、聞こえた!
「貴女のものです」
「気付いたのは、貴女の勝手!」
「このお金で、ちょっと贅沢なランチを食べなさいっ!」

神様の温かなお声に従い、私は人生初?のネコババをした。
犯罪は静かに 蔓延る。
犯罪は無意識に、蔓延る。
慌ただしさの中で、失くしてしまうのは、自分自身。
それとも
釣り銭。

535円は 思いがけないカタチで お昼休みに使ってしまった。
毎週金曜日に、他県から職場に来ているパン屋さんが、火曜日に突然振り替えて来た。
パンを買う予定にしていなくて、断ろうと思ったが、他の人が買わなかったから、気の毒に思って購入した。590円。
私は わたしは ワタクシは何をやってるんだ!?

連休に ぼーっとしたい方々。
癒しを求める方々は
是非 祖谷に来て下さいね。
本当に、本当に
新緑が 沁みるんだよ~

西祖谷からガソリンスタンドは 三ヶ所。
セルフでは ありません。悪しからず。
わたしは 心を入れ換えて明日から頑張ります。
年号が変わっても
わたしは 何も変わらない。
永遠に 何も 変わらない。
草 々

























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