秘境という名の山村から(東祖谷)

にちにちこれこうにち 秘境奥祖谷(東祖谷山)

菜菜子の気ままにエッセイ(天気予報は雨だけど~)

2011年05月25日 | Weblog
宿借りブログなのに、ブログの主様以上に、更新してしまう…
ワタシは ふてぶてしい女子です…
おしゃべりオバサンです…
ゴメンなさいませ…
あしからず!

梅雨の気配と、
お茶つみが、重なったような、今年のお天気の、気まぐれ。
昨日、今日は、どこのお家でも、必死になって、
〈お茶つみ〉
を していた事と、思われます。

東祖谷のお茶は、ほとんどの家が、積んだお茶の葉っぱを、釜で煎り、何度も揉んで
それから筵(むしろ)に広げ、天日に干す。
なるべく、葉っぱを、薄く、広げて、むしろに並べていく。
むしろと、言われても、都会の方々は、ピンとこないと思います。
時代劇で、村人が殺された後のシーンで、死体の上から、かけている、敷物のようなもの…
あれがむしろです。※多分…ね…!

その筵を、何枚も、使います。
庭いっぱいに、干していきます。
干しているうちに、乾燥して小さく縮んでいきます。
めちゃくちゃ、頑張って摘んでも、嘘のように、縮んでいきます。量も 減ります。
天日に、干さなければ、すぐに カビが生えてきます。
お日様の当たる、場所を追いかけながら、一日中かけて、筵の位置を変えながら
何度も乾燥しかけている、葉っぱを裏表していきます。この乾燥作業が、1番大変です。
天日に干される事なく、室内で乾燥すれば、
〈カビ〉
が 産まれる、タイミングを待っています。
天日は
美味しい番茶の為の、大切なお友達です。

お茶摘み作業は、天気の良い日を見計らって、各家々が、人の手をかります。
祖谷地方で、
〈やといど〉
をすると言われたり、お手伝いの、お返しをして、
〈いい返し〉
とも 言われます。

毎年、確実に
摘み手が、減っています。
高齢化…が1番の原因です。
摘み手は減る。
……が、家の敷地の、我が家の番茶は、摘みたい~
街で暮らす、子供や、孫に、飲ませたい~!多分、電話なら、こんな会話かな…?

『今年はお天気、せんで、あずったけど、お陰で皆に、手つどおてもろて~茶摘めたんじゃわぁ~
送るわの~芋か~?ジャガ芋は、まだ早いきん、またこんど送るわの~
まあ、茶、先に飲めよ~上手いぞ~エエ匂いするわ~ほんなら、またビンするわの~
気いつけて仕事せえよ~まっこと、車、走らすなよ~しもはコワインゾ~ほんならの~』


で ガチャリとすんなり、電話を切るなんてことは、まず、ない…!
ほんならの~から
続くのが、祖谷の電話!

『ほんならの~あぁ~そうよ~!あれよ!あれみぃ~あぁ~まっこと歳よったら
すぐに忘れるわ~今さっきまで覚えとったのに~なんだっつろ?
また 思いだしたら、電話するわ~皆によろしゅうに言うてくれえよ~』

……そして、更に続く
『まっこと、なんちゃあ、送るなよ~そんがなことしてもろたら
お茶やこし、送れんようになるわのぅ~ありゃあ、もう8時か~?
わたし、歌、見な、いかんきん、切るわの~ほんならのぉ~』

ガチャン

標準語には、翻訳しませんっ!
面倒くさい~!
祖谷弁を、ダラダラと 書く、おまえが悪いって?

はいっ ごめんなさい~!

明日から、天気予報は、雨みたい。
ヴヴヴヴ星人の、今年のお茶摘みは どうなるのだろう~?
手が 足りな~い。

番茶を、タダで頂いたこと…? ありますか?

あのね…
番茶は、みんな、嫌いな人には、あげないよ!
好きだから、あげるんだよ!
そのことを、かみ締めて、今年も故郷の、苦労の染み付いた、
〈番茶〉
を 召し上がれ!
ストレートな 愛情です。
いただきま~す♪
















































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