秘境という名の山村から(東祖谷)

にちにちこれこうにち 秘境奥祖谷(東祖谷山)

奥祖谷晩秋点描 暮らしの晩秋

2012年10月29日 | Weblog

晩秋の山里
























































































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奥祖谷晩秋点描 暮らしの晩秋 

2012年10月26日 | Weblog
秋ふかみもみじの末になりにけりうき世を惜しみ散るを躊躇ふ

ひとりねの庵の夜更けは身にしみて今宵の月の冴えし山の端

うき身こそ愛ひ暮らせし齢かな星降るさとに年を経るらむ

限りなき名ごりを惜しむもみじ葉を秋かぜ吹きて散らし行くなり

いろり火を焚きて備えし秋時雨

冬近し山に居る間に老訊ね


はやくも、秋は盛りを過ぎて晩秋の趣が漂い、山は初霧氷の衣を纏い

冬の訪れを日一日と濃くして、山里の人たちは冬の備えを始めた

冬枯れの風景が迫り来ると山々も訪れる人たちも少なくなり、静かな

佇まいになって、寂しさや侘びしい思いが募ってくるものだ

















テラオ兄さん写真






















































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菜菜子の気ままにエッセイ(このオッサンの話)

2012年10月21日 | Weblog

昔、祖谷地方の民家のほとんどの家は、トイレと風呂場を、母屋から離して作られておりやした。

その理由は、万が一、風呂場から出火した際に、母屋にすぐに燃え移るのを、防ぐため。
畑仕事の途中でも、そのまま、用が足せる為。
そして、体内から排出した、オウンチ等を畑の肥料にする際に、容易に汲み取り易い為

なんて…実用的な建造物~おウンチで健康状態も一目でわかる~~
パーフェクト~無駄がありません。今流行りの、古民家に宿泊したイングリッシュ民族が
昔の祖谷のトイレと風呂場を、利用したもんなら、絶対にこう 悲鳴を上げるんだ…

『トイレ~サムイデス~~カゼ~ヒキマス~ツイデにクサイデス~鼻ヘンにナリマス~』
『オフロ~サムイデス~~オフロ~暗イデス~~ナゼ?祖谷のフロ?
虫飼ってますカ?ムカデ這いますか~~?蟹さん歩きマスカ?オカシイヨ?
ワタシアメリカのオフロ、カエリタイヨ~シャワじゃなきゃダメダメ~!!!』

……
……
ある日
いつものように
オッサンは、お焼酎を飲まれておりました

テラオの兄さんが
汗をかいて 山からの帰り、オッサンの家に寄りました。

オッサンは座って、想定内で お飲みになっておりました。

風呂は、湧いておりました。

テラオの兄さんは、
『風呂、かりるぞよ~』
と律儀に言いました。
『入れや~』
とオッサンは お返事をしました。

テラオの兄さんは
ご入浴中
※想像はしないでくださいね。身体に悪いからね。 悪しからず。

テラオの兄さんが、まったりと 風呂に入って、さあ、サッパリした。垢も落ちた。
後は、オッサンの家の中に置いたままの、車のカギを貰って、帰るだけだ。
『あ…?れ…?
入り口の戸開かんぞ?中からカギかけられたか?…』

テラオは正面のガラス戸を確かめた
『ここも、閉まっとる?』
その頃 オッサンは
酔いから一度目覚め、記憶を無くしたまま、警察官の神様の天のお声を聞きました。

《戸締まり用心・火の用心》
オッサンは、いつものように、記憶を無くしたまま、その声に従い、部屋中のカギをかけました。
そして、再び 爆睡しました。『赤いバンダナ』を巻いた、牛になりました。
……
……
テラオは
渾身の声をあげながら、窓を叩きました。

『開けてや~』
『オラははよ、今井にいななんだら、いかんのじゃ~こんがなくで、嫁さんないまま
湯冷めで死にとうないわ~!』
『開けてくれ~!!!』

『おらが風呂入っとんのに、なんでカギかけて寝るんなぁ~!
わあは、どつぼれか~!!!クソボレか~!!!』

と叫んだのでは ないのか?わたくしの 想像です 悪しからず

やがて、窓を叩く音に、オッサンは気が付き、なんで テラオの兄さんが
風呂に入っていたのかさえ?把握できなかったのでした。
全ては 祖谷の民家の
特徴ある建て方が、もたらした悲劇

そして、お焼酎のチカラ…と神の声

そんな オッサンは
今でも 無意識に携帯電話を テキトーに押し ワタシにこう言ったことがあった

『あれ~?わし~今誰にかけたんだった?』
お元気で 何よりです
記憶を消さないで、紅葉狩りに もんて来ておくんなはれ~♪
草 々













テラオ兄さん携帯写真 三嶺紅葉

























































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奥祖谷秋点描 暮らしの秋 山里に歩いて

2012年10月19日 | Weblog
秋日が降るやまざと、りんどうの日陰に、思いは消える

かすかに秋いろの葉っぱも麓に似合う、思いとはなにか

りんどう伝いに巻いて歩く身体、くねくねと揺らぐかげ

さとびとも見えず訝しげに秋日も降る何についての思いか

もくもくと訪う集落の一軒家、手前の畑にうごめくひかげ

久しく会う老婦は土に座り込んで、草と戯れる、思いとは

春先は床につき、春日を浴びることなく、籠もり、弱く

いつはてるか、新緑の似合う春日も降る、老婦の長い沈黙

いつしか、春はすぎ、夏はすぎ、秋も半ばに久しく訪う

秋日の似合う老婦は畑に座りて笑顔、草と戯れ、日と遊ぶ





































西山集落の廃家 もみじの孤独

















天狗塚を遠望

















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菜菜子の気ままにエッセイ(そのオッサンの話②)

2012年10月17日 | Weblog
祖谷地方には、昔から百足(むかで)退治に、新茶で白い紙に、茶と一文字書いて
逆さまにして柱等に貼付ける、おまじないがある。
そんな、ムカデに朝から悩まされた、オッサンは、その夜。寝てもムカデに襲われる恐怖にかられ
中々寝付くことが、出来なかった…
そんな夜中に……
事件は 起きた…

深閑の真夜中
祖谷の里の 一軒家
ガラス戸の辺りで
物音が…した

「泥棒…」
豆電球の下で、恐怖で身体が 固まった
そっと 布団から抜け出し、ガラス窓ごしに部屋から 庭先を見た

誰かが 暗がりに
見えた

『誰なっ!』
叫び声だけが 響く
ガラス戸を 開けたっ!
奴は 素早く 暗闇に紛れた!!!

『出てこいっ!おるのは、わかっとんぞっ!!!』
警察官の魂に 火がついた!
泥棒は 許さんっ!
桜吹雪に 誓うぜよっ!
『出てこいっ!!!』
深閑の庭に 虚しくオッサンの声だけが 響いた…

『逃げられた…か』

オッサンは、ガックリと肩を落としながら、窓ガラスを 閉めた

ふと 外を見ると…
やっぱり 男が 覗いていた…

……
……
あれっ?
もしかしたら?
わしの 顔…?

オッサンは
真夜中の ムカデのガサガサを
泥棒と 勘違いして
ガラスに 写った 自分のお顔を
怪しい奴と 思い込み
一人で 真夜中に
庭に 向かって 叫び
再び 叫び
一人劇場を ヤラカシタ
そんな オッサンです

そんなオッサンは
自費出版した 昔の本が 家の中にない…?
プレゼントした 息子さえ?なぜか 大切に持っていなくて?
ブログに起こせなくて…
『どんがにしたら、ええんなら~』
とは 言ってないと思います 悪しからず。

只今、大雨警報 発令中~!
ちょっと 降りすぎだよ~!
葉っぱが 傷むよぉ~!

それでは 次回に
適当に 続きますっ♪

草 々

















久保東、長岡のおばあちゃん(故人)のところから天狗塚周辺のやまなみを眺望























山中のきのこ




















落合峠から深淵の林道の蔦
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菜菜子の気ままにエッセイ(或オッサンの話)

2012年10月14日 | Weblog
宿借りブログの主様が、祖谷に借家をして、暮らす前に、その借家には
或オッサンが、住んでおりました。

そのオッサンの容姿も、失態も、とやかく申しません※頭がハゲていたとか
酔っ払って石垣から落ちたとか?そんなことは、書けません。

でそのオッサンは、仕事で祖谷に配属された、警察屋さんでした。
このオッサン、祖谷が大好きで、結果、早期退職をして、借家を探し、祖谷に住み着きました。
早期退職です。免職になったのでは、ありません。悪しからず。

お酒が大好きな理由で、免職させられるのなら、日本中の、公務員は八割位は、いなくなるのでは…
ないだろうか?(飲酒運転~をモミケシテ無事に退職金を手にした公務員もおりましたが?
はてな?このオッサン、

当時、時々、殆どまれに?記憶が失くなるという、持病?がありました。
数時間前の出来事が、記憶から、消されるのでございました。

あれは、借家で毎日、お焼酎を、お召し上がりになられていらした頃…
ワタシに電話が、ありました。

『おぅっ~菜菜子さんか、あのの、旨い漬物持ってきとんじゃ~取りにこんかえ?』
「行く行くっ!サンキューサンキュー♪」

主人と二人、仲良く出掛け、少し予定の時間を、過ぎてしまいましたが、漬物は
そうは腐らないだろう~と安心しながら、オッサンの借家に着きました。
玄関はあるようで、機能していませんでした。手っ取り早く
庭が見える正面のガラス戸を開けました。

オッサンは座っていました。

……
……
少し
……
お目目も
据わっておりました

「所長~ありがとう~頂きに寄ったよ~~!」

と笑顔マックス
気分は上々~
のワタシ達っ!

オッサンは座ったまま
据わったお目目で、
言いました

……
……『おまえら…
何しに 来たんなぁ~ 』
達の悪い、やーちゃんに見えました。

「さっき、漬物取りに来いって言うたでぇ~」

『わし、そんなこと言うたか~!』

ふと見ると、コタツの上に、割れたコップとコップがもうひとつ置かれていました。
誰か先に来ていたみたいでした。
「なあ、なあ、誰か来とったん?」
と聞くと、オッサンは、据わったお目目で、言いました。

『そんなん知るかぁ!今さっき、誰か来たように思うけど、覚えてないわ~!』

割れたコップ
飲みかけのお焼酎
姿を消した第三者

捜査は難航しない!
早い話
いつも こんな感じだったから

このオッサンのネタは、まだまだ あるのでございます。

勿体ないので、次回に続けます

その当時の暮らしを書いた、手記を当時、自費出版しております
彼のブログで、発表していくからと、電話で言っておりました。
書き始めたら、報告しますね。
読んで上げて下さいませ。
まてよ…ちなみに、電話の声も、かなり酔っ払って?おりました。
覚えているのか?
記憶は あるのか?

祖谷の山々、
ジワッと染まりかけてきています。
枯れ葉の婆さんの山になるまえに、
シャキシャキの美しい紅葉をお見逃しなく

『命短し
恋せよ 乙女』

ほんなら またの~♪機嫌ように しよれよ~♪
草 々

























































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奥祖谷秋点描 暮らしの秋 山里に歩いて

2012年10月11日 | Weblog
よこたへし真紅の茎はみだれたりそばかり鎌に秋かぜ吹きし

秋かぜになみうちみだるる薄かな明日をも知らで孤高に天突く

訪ふさとの老婦はひとり畑しごと匂ひし木犀ひと枝添へし

わが庵にまゆみの紅き実はたわわ鹿なき声に秋雲わびし




秋風がここちよく、たなびく雲を見上げて、久保集落を何時ものように

ゆっくりとした足取りで立ち止まっては写真を撮り、蕎麦畑は実をつけた

そばの茎が紅く染まって、間もなく刈り取りの日を待っている

畑にしゃがみこんで何やらもぞもぞしているじいさん、ばあさんから

挨拶のやり取りをしていると、知っているお年よりは「もんたかえ」と

云ってもらえるのが、一番嬉しいものである

久保では一番長く暮していたものだから、僕に「下から帰ったかえ」と

集落の住人のように扱ってくれるので、何時も胸が暑くなる

例によって、あちこちと寄り道しながら林道の最上のT老婦の家まで訊ねる

ちょうど前の畑でさつまいもを掘っている最中であったが、最後の一畝を

掘り終えると、「袋に芋を入れて持って還れ」といっぱい入れて土産に

してくれた、去年も貰ったが、山のさつまいもはとびきり美味い

縁側で祖谷番茶を馳走に、長話をして帰り際に、庭でいまを盛りの金木犀の

一枝を折ってきて運転席の前にでも飾って、良い匂いを楽しんだらと

差し出してくれた、優しい、老婦である


老の庵から見上げる三嶺、天狗塚、牛の背のやまなみは見事な眺めである

毎日夜、朝日に、夕日に、星降る夜に、新月から満月に、四季折々の風景は

いくら、眺めても飽きることが無い

わが庵、わとうちの庭にはまゆみの実が赤くゆれていた、陽は傾いて静かに

秋風はひんやりと肌寒くなってきた

いつの間にか、とばりが降りて秋風に乗って鹿鳴きの哀しげな声があたりを

包んで、夜はふけてゆく

地デジになってから、テレビは見えないから、僕にはちょうど良い夜である

しずかに、本を読んだり、下手な詩歌を作ってみたり、ぼんやりと鹿鳴きを

秋風の囁きを聞きながら、いつの間にか眠っているわけだ



















































































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奥祖谷秋点描 暮らしの秋 山里に歩いて

2012年10月06日 | Weblog

静寂に座して黙して白骨樹ふく秋かぜになにを思はむ

露しげきをざさのかなた雲海の移りすぎさる秋かぜの色

露しげき山の小道に咲く小ばな孤独に耐へて秋かぜ侘びし

鹿鳴きの洩れ来る庵に夜は更けしもの書く筆に秋かぜを見し

うつり行く小草の色は儚くて夜露に宿すあきの夜の月



澄む水に手を浸しをり祖谷の川

秋水のきらりさらりに流れゐし

木犀の香りに老婦目を細め

十月と気づきて祖谷に旅立ちぬ

秋冷や思はぬ冷えに戸惑ひし













































































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菜菜子の気ままにエッセイ(名前とヴヴヴと土佐の空♪)

2012年10月04日 | Weblog
いきなりですが、前略っ!
読者の皆様、自分の名前を誰がつけてくれたか、知っていますか?
ワタシの場合は、母親から聞いていたのは、『父ちゃんが
菜菜子がいつか時代を待って世に出るように!と願ってつけたんじゃ』と言う
超!超!高望みな…名前の由来でした。
ワタシは、そう聞かされておりました。

…が これを否定する婆さんが、出現しました。
そうです…土佐でうし化生活な…ヴヴヴ星人
数年前、ある日ぽつりと、言いました。
『菜菜子の名前は、わんくの父ちゃんがつけたんじゃわ~』
「オバヤンっ何いよん~ワタシの名前は、父ちゃんが付けてくれたって、母さんに昔、聞いたよ~」
『ようえ?違うわの~わんくの父ちゃん(※ヴヴヴの夫=ワタシの叔父)が頼まれてつけたわの~』

その話を、最近再び、婆さんにしてみました。やっぱり、同じ事を言います。

『なあ、なあ、菜菜子の名前って、誰がつけたん?』

「そりゃあ、わんくの父ちゃんよの~」
※膝をボリボリ掻く 婆さん

『ほんなら、姉ちゃんの名前は?』
「それも、わんくの父ちゃんよの~」
※テーブルの上を人差し指でコンコンと叩く意味のないしぐさの婆さん…
『ほんなら、〇〇〇は?』※婆さんが中学生まで育てた従姉妹の名前

「〇〇〇かぁ~それもわんくの父ちゃんよの~」
※なぜか?チラッと遠くを見る婆さん…窓の外は高知の秋空キラッキラッ~
短い 空白……
再び 声を荒げて 聞くワタシ

『あのなっ?菜菜子の父ちゃん、めちゃくちゃしっかりしとったのに
なんで大事な子供の名前、自分達で考えだったん?』

「そりゃあ、なんぞ、ええ名前ないかえって、聞いてきたんじゃわ~
ほんで菜菜子ってつけたんよの~」

……
……
真実は闇の中だ
なんと言っても、証人がみんな、あちゃらに逝ってしまっている

唯一の証人は
時々 アルツハイマー~…!
ジイスイズッ 普通の婆さんっ!

ワタシは母さんから聞いた話を、信じたい。こんな りぐったような名前
父ちゃんが考えそうだもの
でもね、いつも不便に思う時がある
テレフォンショッピングで、フリーダイヤルに電話をかける
徳島県三好市まではオペレーターもスラスラと聞いてくれるが、そこから先が、ヤヤコシイっ!
「三好市東祖谷…」
『ひがしいやとは、漢字でどのように?書きますか?』
美しい声が、聞いてくる※顔はシラナイが
「東のひがしに…祖先のそに…谷です」
『失礼致しました。東西南北の東に、祖先の祖に、谷ですね。』
「はいっ、そうです」ここからが、またヤヤコシイ!
フリーダイヤルでなかったら、説明するのが、勿体ない

名前って
なんか、それぞれに似合っているから、不思議。
自分の名前 、証人がいるうちに、聞いておきましょう
誰がどんな思いで、つけてくれたのか…
ワタシはおしゃべりだから、娘達に、両親から聞いた話は、バンバン伝えておりますが
娘達は、バンバン忘れています?

枯れ葉が舞う 季節
朝晩が 寒い
ストーブを点けたお家も あります
このまま 台風が来なければ、今年は最高の紅葉が見られるでしょうね。
美しいものは 美しい
そうでないものは…
『宿命』と諦めて!

イザッ 秋に
ワクワクだけを 探して
やっぱりキレイな山々~!
これだから大好きなのよ 祖谷っ!
イケイケギャルは、嫁いで数年っ!この空気を栄養にっ!日々大きくなりました~?
みんなそれぞれの場所で、明日も自分を 頑張ろう~♪
生きる 笑う
そして 優しく 潤しく
かしこ










































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奥祖谷秋点描 暮らしの秋 ジャズフェスタIN祖谷

2012年10月02日 | Weblog
秋の訪れと共に音楽に親しむ東祖谷は大枝の武家屋敷に来ませんか

今週の土曜日夕方より開かれるジャズフェスタIN祖谷で一流のビブラホーン奏者

大井貴司とピアノ、ベースの音色に、ワインを飲みながら一夜を楽しみましょう

折りしも、翌日、翌々日と連休の絶好日は色づき始めた山歩きに、落人伝説を

訪ね歩く山里歩きに、土地の人たちの暖かい人情に、思い出造りのチャンスです

今週土曜日6日ー8日の連休は東祖谷(奥祖谷)に旅、旅、しましょう。



日時  10月6日  土曜日  午後6時30分 開演

場所   武家屋敷(喜多家)昔の茅葺き屋敷(囲炉裏を囲んで至近距離で聞くジャズ) 

     東祖谷大枝43  下記のアクセス地図をご覧ください

チケット  ¥ 5000円(夕食はマクロビオティック料理&ワイン&ビール含む)

美味しい料理を食べ放題、飲み放題、一流のジャズを聴いてのチケットはお得です

お問い合わせ先   電話  090-8282-8053  高橋まで

東祖谷旅館、民宿

ホテル奥祖谷  東祖谷京上161-3  0883ー88-2045

よしだ旅館 東祖谷京上434 0883-88-2843

民宿 平家荘 東祖谷京上153-5 0883-88-2848

農家民宿 祖谷八景 東祖谷中上66-2 0883-88-2358


アクセス地図 京上トンネルから直ぐ左折れ、橋を渡って左折れ小道を走って直ぐに武家屋敷入り口
の看板あり、武家屋敷入り口から大枝林道を車で15分、徒歩で50分ぐらい








剣山方面への観光地図















武家屋敷(喜多家)重厚な茅葺き屋根に黒く煤けた太い梁、囲炉裏に焼けるじゃが芋


















美味しそうなマクロビオテックの数々とワイン、ビールをお腹一杯に聞くジャズの音色
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奥祖谷秋点描 暮らしの秋 山里に歩いて

2012年10月01日 | Weblog

先日、同期のS君と祖谷の山旅を楽しんできた、なにしろ、S君は4年ほど前の
5月中旬に僕と二人でヒュッテ泊まりのことが楽しくて忘れられないらしくて
会う度に、「もう一度行こうや」を繰り返していた

あの時は天気は最悪で雨風と夜中には管理人さんが今までで一番と云われた
雷に見舞われ、、丸焦げになるかと寝られなかった、が、朝は積雪と日の出と
雲海の素晴らしいお出迎えを受けた、僕には良い朝であった

S君はE新聞社時代から酒豪であり、ヘビースモーカーなのだが、その酒やけした
顔は丸っこくて、憎めない性格で同期の連中からのお誘いが何時も掛かり
今でも毎晩の酒漬けである、傍から見ても、あれで身体を壊さないのだから
呆れたものだ

年に何回か、山歩きの好きな同期の連中との山行、僕との二人山行などしているが
大方は、S君のように夜の飲み会が主目的なのだから、酒の弱い僕は閉口するが
旧交を温め、会話を楽しみにして付き合っている

そんなわけで、今度のヒュッテ泊まりも前回に管理人さんととことん飲んだわけで
管理人さんは前のUさんと変っているが、今回も大いに飲もうと、重たい酒を担いで
ヒュッテには午後4時ごろに着いた

新しい管理人さんに挨拶して食堂に、平日でもあり今日は我々だけの貸切と聞いて
Sくんはさっそく酒を開け、管理人さんに一緒に飲みましょうやと誘いをかけたが
今度の管理人さんは一滴も飲めないとのことであった、何でも内臓は元気なのだが
酒アレルギーとかで、身体が受け付けないらしい

まあ、それでは仕方ないなということで、矢面に立ったのがぼくである
これには僕も参ったが、そこは管理人さんである、なんでも大手の銀行マンであった
そうで、営業方面も経験しているらしく、話し好きであり、人をそらすことなく
僕らの話の輪に入ってくれて、なんと夜更けの11時まで付き合ってくれた
これは、これで、楽しい思いをした

翌朝は8月以降ぐずついた天候がずーと続いた今年では、一番と云われた日の出と
雲海を見ることだ出来た
二日酔いのふらふらする身体をストックでささえながらの下山であった



下山して、いやし温泉に入浴して二日酔いを治して、僕の庵である「わとうち」に
来た訳は、ここに泊まるのではなくて、冷蔵庫に有る食料を今晩の飲み場所に
持ってゆくためである
昨日、祖谷に入る前に街のスーパーで肉、野菜、酒をしこたま買い込んで
「わとうち」の冷蔵庫に入れておいた

「わとうち」の家主のテラオの兄さんは時たま見回りに来るのだが
冷蔵庫を開けて、
「こりゃあーご馳走が一杯あるわ、神さんのお恵みじゃあ、さっそく食おう」

などとやられては叶わんと思い連絡して
「よだれがでても絶対食うなよ、ちょっとだけ、味見もいかんぜよ」

冷蔵庫を開けるまで不安であったが、あってほっとしたが念のため、点検は
ちゃんとしたものである

祖谷街道をしもにひた走りして今晩の飲み場所になる祖谷渓に午後5時まえに
着いた
今宵は、Uさんの管理当番である、Uさんは首を長くして今か今かと待っていてくれて
早速料理に取り掛かった、たっぷりの肉ですき焼きである、飲んで食っての
無礼講で大いに盛り上がった

酔うほどにUさんも饒舌になり面白い話しをいろいろ聞かせてくれた
高校山岳部の頃からの豊富な山の智慧や、ヒュッテの管理人を受けるときには
長い歴史のあるヒュッテを何人もの管理人が智慧を出し切って必死に守り貫いて
今のヒュッテがあることを肝に銘じてゆくために生きている以前の管理人の人たちを
訪ね歩いて苦労話や山の智慧を教えを乞うたこと、管理人を降りた今は折に触れ
以前の管理人の人たちにお世話になったお礼をして訪ねていることなど

打ち明け話では四国第二の高峰のお隣の山のヒュッテの管理人であるから、必要で
あろうと、NPO法人何々に3回ほど入会を申し込んだが、その都度、定員が満員とか
なんとかかんとか難癖をつけて入会を拒否されたそうだ
ヒュッテの管理人としても自然を大切にして保護に並々ならぬ貢献をして、山の
経験の豊富で人としても立派なUさんの入会を拒否するなどなんとも奇妙なNPOが
存在するようだ、

そういえば思い当たる事柄がもう6ほど年前にあった、祖谷のある山に
オオヤマレンゲの群生地が見つかり、新聞に特定されて載ったとき、ぼくは
その記者と電話のやり取りで酷いではないかと抗議した、色々やり取りの最後に
その記者は
「見つけて載せて何が悪いか、読者に知らせるのが新聞の役目だ
荒らされる、荒らされないは地元の人たちが考えればすむことだ、なんなら
観光資源にでも考えたらいいじゃあないか」

と言い放ったときには、ぼくは唖然として言葉を失ったことがある
その後そのひとはその奇妙なNPO法人の幹部になっているらしい
それならばUさんが入会を拒否されても合点がゆくというものである

大勢のツアーを組んで、オオヤマレンゲの群生地に送り込んでいるらしい
自然保護を表看板にして活動しているが、その裏でその人が云ったように、
観光資源として自然を、山を食い物にしている節がある
その山のオオヤマレンゲは目も当てられないほどの荒れようになっている

膝を悼め、腰痛などでヒュッテを下りたが、渓谷の管理をしながら、自然に
身を埋めて山や里の保護に貢献してゆきたいと熱く語ってくれた
UさんはSくんと意気投合したらしく、雪見酒で一杯やろうやと池田の自宅に
招待してくれたが、S君は乗り気で僕に計画しろやと促している

しかし、今回も楽しい山歩き?ではなく飲み歩きで、S君は大満足、ぼくは
いささか、飲みすぎ疲れの二泊の山旅であった。










































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