秘境という名の山村から(東祖谷)

にちにちこれこうにち 秘境奥祖谷(東祖谷山)

奥祖谷春点描  暮らしの春

2012年03月31日 | Weblog
わが庵に春は来にけりうぐひすの琴弾く声はあけぼのの空

はるさめは星降るさとに降りけるに寒風ふきて戻り雪かな

老ひ就きてうき世の別れ知らねども春の花見を焦れて待たむ

天を突き木の芽の命美しき

茎立って畑にころげ疎まれし

椿落つ掃かざりし庭善しとせり







































































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菜菜子の気ままにエッセイ(命の電話とリダイヤル)

2012年03月28日 | Weblog
大阪で頑張っている、同級生の男子から、突然 電話がかかった。
思えば、ワタシには
男子からかかる、電話の割合が、女子より多いかも?知れない。

夫が形として 存在していた時も、普通に男子から
頻繁に長々と電話がかかっていたから、
早い話し?
ワタシは男子と、同等扱いされているんだ。
大阪の同級生。
両親は他界し、家は廃墟となり、
最近 めでたいことに、長年の結婚生活に失敗し※成功かも?
一人暮らしになったらしく、
寂しくなって、何故か…ワタシを想いだしたらしい。
※過去に付き合った事実は、全くぬあいっ!第一、男前ではない。下心でもない。
なぜなら、ワタシが独身になっている事を、知らなかった。
奴は、故郷に帰りたくなったらしく、
祖谷に 賃金の高い仕事はないか?
と 今のご時世に、甘いことを言ってきた。

『そんなええ仕事あったら、誰ちゃあ、あずって町まで通わんわっ!』
と祖谷弁で言ってあげる、ワタシはええ奴。
しばらく、話しをしたら、落ち着いたらしく…気分が晴れたと言っていた。

これって…
これって…

『命の電話のオペレーター』
みたいな ワタシ?

ワタシが祖谷に シブトク 住んでいるから、成り立つ 話し。
ワタシが、華の東京で暮らしていたら、
多分 今までの女子男子からの電話は、かからないだろう~
間違いないっ!

故郷に住む、同級生の声を聞く
故郷の 匂いを 嗅ぐ
祖谷弁を 聞く
故郷の、両親を思い出す。
故郷の山々を 思い出す。
病んだ ココロが
少しだけ 癒される。
また 明日から
頑張れる…


命の電話
年中無休
リダイヤルの通話料が、財布に 響く
命の電話は、ショートメールでは
体温が 伝わらないもの。

帰る場所を
ずっと 守っていけたらいいけど?
出て行った、君達にも少々の責任は あるよ~
ワタシは 中学生の時から、
未来の夢に蓋をして、現実を 背負ったんだ。
行きたかったよ…
都会暮らし
(二十代の頃)
憧れたよ…
アパート 一人暮らし
電車 定期券
ヒラヒラの カーテン…

などと…思っても
今 想えば ワタシは
都会で 何がやりたかったのか?
思い出さない。
ただ、逃げ出したかったんだ。山から…

それでは
昨日の醜い、汚い、独り言エッセイを反省致しますと共に、もといっ
男子を 勇気つけた?
ワタシの 言葉を
再生致しまして、本日の締めと させていただきますっ。

『ガンバレよ、大阪も祖谷も、どこに住んどっても、今はどっこも不景気なきん
毎日…食うていけたら上等よ!元気でぼちぼち、やれよ!みんな一緒じゃ!
しわしわ…やりなよっ!』


ワタシ… オッサン?
どこで?壊れたの?
…近いうちに…命の電話に 相談してみます

草 々



































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奥祖谷春点描 暮らしの春

2012年03月26日 | Weblog
畑うちて芋植えにける里びとは明日への糧に労苦厭はづ

春の雨植えにし芋の芽ぶきなり生命をつなぐ春こそよけれ

わが庵に梅が香りを溜めこみし寝覚めてひとり鶯を待つらむ

一瞥す庭の名草に芽立ちかな

山に天農夫鍬もて耕せり

石手寺や読経三昧春の雨





テラオ自選 詩歌 

雨の一日

なんとなく 喜び感じる 春の雨

雨の日は 家に籠もりて 読書かな何もない

今日一日が 過ぎてゆく ただそれだけに

幸福かんじて いつの間に 母に追いつく

年齢ぬり 想い出だけが 積み重ねつつ

我が家には テレビパソコンないけれど

心の中は 満たされてゆく

誰でもが 幸せ願う子供らに

願うだけで 子育てせずに

暗闇に ひとつふたつと 灯が点る

元気なくらし 伝わりてくる















テラオ撮影
















テラオ26日今朝6時半頃撮影 東祖谷京上付近の戻り雪風景




































テラオ撮影 夕方4時ごろの東祖谷 今井の里

















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菜菜子の気ままにエッセイ(お菜菜!恋愛を語る)

2012年03月24日 | Weblog
毎日 毎日 毎日!
爺さん 婆さん 爺さん婆さん!
を相手に 仕事をしていると…
一つの 結論に達した。

お待たせしました。
世界~日本中の今、失恋をして 失望の『どつぼ』に、はまっている、女子達よ。やけを起こすなっ!

今は 貴女が若くて、振った相手の男も若くて、ピンとこないと思うけど…
絶対にピンとこないと思うけど
あのね…
貴女を振った、男子はね、
今はキレイな若者に見えるけど…
あと 30年以上も過ぎれば、以下の姿になる。今は 防腐剤が身体中に詰まっているから
まだ 外見的には 腐って見えないと思うけど?
以下の姿になる

〇男子がハゲの系統なら、確実にハゲる

〇半数以上が、肥満もしくは、高血圧になる
〇額に横シワが入る

〇老眼になる

〇白髪が目立つ

〇頻尿 無尿になる

〇顔が むくむ

〇早く 走れなくなる

〇動きが 鈍くなる

更に 更に
高血圧 脳梗塞 と続けば 車椅子になる

……
今 貴女が 未練タラタラ愛してると 想い焦がれた男子は
仮の姿なのだ…

もし、貴女が
彼の 外見に惹かれたのなら、
防腐剤を被っている
《爺さん》
の腐る前の、仮の姿だと 思いなさい!
間違いないっ!

だから
だから
そいつに フラれたかとらと言って、やけをオコシテ、テキトーな男を選んでは なりませぬっ!
もし、テキトーに選べば、必ず 超後悔する時がくるのだ。

《恋愛》は
若い時でも 高齢者でも
《脳》
がドキドキ出来る間は、いつでも 出来る。
だから、
若い時にしか、出来ないことを、
若い時の身体能力でしか、出来ないことを、いっぱい いっぱい頑張って欲しいんですよ。
かと 言って、
暴走しては いけないよ。
暴走している時は、周りが見えないから、
何かにぶつかって、脱線したりするかも?知れないから。

そして
《友達》
を大切にしよう。
良い友人は、宝物だよ。
貴女の悪いところを、指摘してくれる
友達を大切にしよう。
友達が、出来ない方々で?友達が欲しいと悩む人は、
悩む前に、自分が周りに嫌われる原因を、じっくりと考えてみよう。
人が近付かないのには、必ず 理由があるからね。
人生は、やり直せるよ。
早い程 いいのだ。
グズグズしてたら、すぐに婆さん爺さんになるよ。

……
……
貴女を振った
男前は
紙パンツをはいて、
杖をついて
『ヘルパーさん』を
『バルバーさん』と言い、
『デイサービス』を
『ぺえさーピス』と言う、
入れ歯の爺さんの
仮の仮のお姿なんだ。
そんな ゾンビの為に
人生を つまらなくしないで。
貴女は 笑う為に
生まれて きたんだ…
貴女は 愉しむ為に
生まれて きたんだ…

人生は
自分自身の捉らえかたで
バンバン 道は開けるっ!
※ただし、年齢制限がある。あしからず


《命みじかし
恋せよ 乙女~》
※ただし、年齢上限制限がある
あしからず

以上 前髪を切り過ぎて
毎日 必死で引っ張っているオバサンの
乙女への メッセージでした。

NeverGive up♪






































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奥祖谷春点描 暮らしの春

2012年03月22日 | Weblog
今は亡き住みびと植えし梅の花いまを盛りと廃家に咲けり

庵は朽ち廃家となりし垣根には主なきいまも梅が香匂ふ

廃家には主なき知らぬ鼓草

さみどりの匂ひ鮮やか菜飯炊く

手に痛し離して添えて五加木摘む

芋植えて生をつなぐ老婦かな





テラオ自選 俳句、短歌

猪と鹿の天下じや祖谷の夜

天狗でも雪が消えたか イチゲ咲く

長閑なる祖谷の山里 鳶鳴く

人知れず 雪割一花 風に揺れ

あの家もその隣りさえ空き家かなそれでもここは我がふるさとよ

吹く風にほっとするよな畑仕事水の音嬉しいくらいの暖かさ

























































































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菜菜子の気ままにエッセイ(閉校式の独り言)

2012年03月19日 | Weblog
本日、私や娘達が遊んだ、校舎のお葬式に行ってきた。
校舎は、火葬でも土葬でもなく、生きたまま、ミイラになる。
まだまだ、元気な校舎だったのだけど、
更に更に、ピカピカなお城を建てたい人がいて、
なんでもピカピカが大好きな大人達が、
将来をシッカリと見据えた、正しい税金の使い道を選択し、
各々が、模索しながら、本日の校舎のお葬式となりました
……とさ。


まだまだ 元気な校舎が、建ったのは、
約18年前。娘達が通っていた。
あの時、父兄達も、かなり寄付金を出した。五万円が一気に家計を圧迫したのを、覚えている。

人口は減り、
子供たちがいなくなる現実で…
あのお城のような、校舎は将来?
飾りもの以外の、何に化けるんだろう。
一人の傍観者として、今日のお葬式は、滑稽だった。
元気なのに、めちゃくちゃ、元気なのに?
何故 なぜ とことん使わないの?
と 誰に聞いたら良いのか、解らないから、官庁のやることは、正直、吐きそうになる。
毎日、少ない賃金で、へとへとになりながら働き、生活を切り詰め
その先の税金の使われ方が、こんな感じで…

この パターン
日本中で 繰り返されている。

…で
来賓で出席していた、 市〇さんのご挨拶も、ほとんど聞き流し、
来賓席で座り、偉くなったと勘違いしながら、歳を重ねたお方達が、やがて肩書きから遠ざかり
一般席に座り、白髪頭を一列に並べ座り、その白髪頭を後ろから眺めながら、
なんて解りやすい ビフォーアフター?と そんな事ばかり 考えていた。

そして、歳をとると、キューティクルが失くなる。
キレイに歳をとっているご婦人の方々は、皆さん髪が、キレイ。
テキトーにとっている方々は、
髪が パサパサ。

ワタシは
何をしに いったんだっけ?

これを
『顔だし』と言う。


ワタシの場合、
昔の木造校舎が取り壊された時点で、
お別れは 出来ている。
だから、今更
過ぎる想いなど ない。
日の丸の白い部分は
庶民で
日の丸の赤の部分は、絶対権力を持つ、
国家に 見えた。

昔、国会議事堂にプロペラ飛行機で突っ込んだお方の胸中が、ふと理解出来るような、わたくしです。
やっぱり、ワタシは
変態か…?
一体、今日の来賓席の中に
子供に道徳を教える純粋な器の大人は、
何人 いるんだろうか


結局、1番輝いていたのは、子供達だった。よかったよ!
太鼓の演奏は みんな一生懸命で
オバサンは 感動しました。

こんなに、ひねくれたオバサンにでも、
伝わったんだから
君達は 凄い!

もう 二度と
公共の箱物に
寄附はしないと
ココロに決めた
わたくしでした。

校舎に 合…掌♪




































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奥祖谷春点描 暮らしの春

2012年03月18日 | Weblog

見渡せば畑に出でて植え付ける老女を春の日愛でて包みし

山の端の霞かかりしあけぼのにこころ静かな我を見つめむ

春雨に木々の芽ぶきの山のべに里びと出でて生を愛でけり


鷽の琴近き遠きに流れ去り

山寺に彼岸詣りの老二人

線香の香りも寒し彼岸かな

華麗なり彼岸桜は咲きもせず

湯の町は下駄に湯かごと春の雨



テラオ自選俳句、短歌


冬空が 恋してるよに 春模様

雨あがり 祖谷川に 霧たちぬ

こんにちは 声かけたくなる 木の芽ふく

はいおくに 梅の香匂う 春便り

啓蟄が 過ぎれば 動く虫達に そろそろ出番か 気温.10度

人は皆 思い出だけに すがりつく 閉校式の 今日一日

子供らの 少なくなりし 山里に 新築校舎 ひかり輝く














テラオ兄さん写真 木の芽ふく






































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菜菜子の気ままにエッセイ(お菜菜の悩みとおなべの悩み)

2012年03月17日 | Weblog
悩んでいる…
悩みは ない日常生活なのだけど…
今回は悩んでいる…

『一緒になりませんか?』
『あなたを幸せにする自信はあります』

と お金持ちの少し年下の方から、言われた。

とか
そんな次元の話ではない。

早い話が
《新車の値引き》
が、信用出来ない。

『エコカー減税』とか
『オプション五万円』とか
色んなことを 言っているが
元々の定価が、あってないような 金属製品。
空想…例えば、コワオモテのオッサンが、見積もりに行ったら、
若いセールスマンは、オッサンの
『もうちょっと、なんとかならんかい?』
と戒めを込めた言葉に、
「わかりました…じゃあ…もう少し頑張って、この位で?どうですか?」
コワオモテのオッサン
コーヒーをお代わりしながら、
ソファーに、両手を広げ座り、
『ハンパもサービスせえや~!』
と 貧乏揺すりをする。
若いセールスマン
電卓を たたきながら、
「他の人には、内緒ですよ…お願いしますよ…じゃあ、ハンパも特別に…これでどうですか…?」

コワオモテのオッサン
一気にニンマリ顔に、変わり
『兄ちゃん!やるでないか~最初からこの金額で、話つけえや~!わし、コーヒー余分に飲んで
腹ガバガバじゃあ~!よっしゃ、兄ちゃんとこので、決めるわっ!』

「ありがとうございます」
深々と頭を下げる、若いセールスマン。
急いで 書類を揃える。
オッサンは、やたらと他の車種のカタログを見ながら、
買う気はないのに、
『これも、ええの~』次は このてのワンボックスに しようかの~』

またまた、頭を下げる、セールスマン。

……
……
ワタシの場合だと、
全く こんな 感じになる。
以下、脚本バージョン
160000キロを越えた、軽四が、
ガランガランと音をたてながら
ある販売店に入る。
自動ドアと 勘違いして、ガラス扉の前で、普通に 立つ。
中から、キレイな事務の方が、
美しいスマイルで、ドアを開けてくれる。
『よく、間違えられる方がいらっしゃるんですよ』
※そんな アホはワタシ位でしょう…
美しい嘘を、ありがとう。

テーブルに コーヒー。
パンフレットが、置かれる。

『これは?どれくらいになりますか?』
コーヒーをのみながら、標準語で聞く、ワタシ。
「今なら、オプションサービスで、特別値引きで…こんな金額でしょうか?」
若い爽やかな、お兄ちゃんが、軽やかに電卓を叩く。

『……』
「ご予算はいくら位ですか?ハイブリット車もお手頃価格ですよ!」
『……』
「ローン返済も、低金利がありますよ」

『この車種、もう少し安くなりませんか?』
「少し待って下さいね。」
※安くなるなら、朝まで待ちます。なんなら、泊まってでも、待ちます。
と ココロで呟く。

「お待たせしました。じゃあ頑張って、この位が、妥当かと?新型は、余り値引きが、ないんですよ~!」

※証拠を見せろ!
新型は 値引き少ないって 誰が決めた?
証拠、持ってこいや~!!!
と ココロで呟き、
顔は、爽やかに微笑み、
『そうですよね~余り値切られても、面白くないですよね~』
と 口に手をあてながら、笑うワタシ。
※…歯並びが悪い為

……
で 商談しないで
コーヒーを一杯だけ 飲んで、粗品のティッシュを頂いて帰る。

深々と頭を下げる、従業員一同。
深々と 頭を下げる
オバサン 一名。

ガランガランと
立ち去った。

おとりが 欲しい。
誰か?いないか?
新車の値引きをする、30分間だけ、
無料で、ワタシの横に座り、
貧乏揺すりをしてくれる、
《30分限定・男前リースします・ノビタのコピーコンサルタント》
ありませんか?

今の愛車では
今年の冬のタイヤが、ギブアップしてしまう。
廃車寸前に、タイヤの出費は、無駄!無駄!無駄!

別れようと している相手に
新しい指輪を 贈る男は、いないっ!
別れようと している
旦那に
新しいバックを買わせる、嫁さんは いる
女は 怖い…
女は シブトイ…

そして
ワタシは
《新車が買えない》
誰に 相談したら 良いの?
商談は アメリカ人が上手か?

男装をして
マスクをして
行ってみようかしら?筆談で 値切ろうかしら?
難しい…
この 女子力オーラは、消せるか…?
持って生まれた、
《品格》
が 邪魔をする。
女の子って 不便~♪お母様!
なぜ ワタシは
男に生まれなかったの!
どこでシンボルが
落っこちたのですか~!
彼岸への 悲願!

合 掌




















































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菜菜子の気ままにエッセイ(夢のお告げと畳干し)

2012年03月14日 | Weblog

前略!
いきなりですが、
事例問題です。
時速50キロ以上で、凍結した直線の橋の路面を…ブレーキを踏まずに走る……
と どうなるでしょう?
※四駆にいれないでの、軽四だからね。ダンプじゃないよ。あしからず。
で…ね。
夢の中に…母がいきなり、登場した朝。
嫌~な予感がした。
ワタシの夢は、正夢になることが、多いので、
いきなり、母親が登場したから、何かを?気をつけなければ…!
と思ったのだけど…
とにかく、時間に追われていて、雪のないことを喜んで、ガンガン、走っていた。
橋の上に、昨夜の雪がそのまま、残っていた。
雪は、新鮮そうで、ブレーキさえ踏まなければ、大丈夫ぅ!!!
と 脳みそが、判断した。
雪の下の、
《凍結》
の悪魔を、すっかり、忘れていた。
ほんの数日、マイナスの世界から解放され、舞台が
《祖谷山の冬》
というシチュエーションを、スッカリ忘れていた。

ノンブレーキで、橋に差し掛かる!
対抗車一台!
時速50キロは 軽ーい!
対抗車とすれ違う!
そのまま~ガンガン~!

以下 ワタシのセリフだけを お楽しみ下さい。

『ん…?』
『エ~?』
『おっとっと!』
『!!!』
橋の欄干が、一気に迫る~!!!
ランカン!ランカン!カンカンカン!!!

『マジ?
どっこも 当たってないし~車…止まったし~ラッキー♪』

……車は
ほとんど1回転をして
見事に 停止し
対抗車もなく
一人舞台の カーチェイスみたいな?

走馬灯のように、頭に過ぎった風景は、
これまでの 幸福な?人生でも…なく
うし女達でも…なく
竹野内豊様でも…なく
ぐしゃぐしゃになった愛車のイメージのみでした。
橋のランカンは
絶対に 避けられないっ!
と諦めながら、
見事に ハンドルを切り
見事な ターン~!

なんか ちょっと…
癖になりそうな 快感?

ワタシって
変態か?

あんな 実験
なかなか、普段は出来ないよ。
皆さん、祖谷山の春の雪を、嘗めてはいけませぬ。
用心してね。

……そして
またまたあくる日。夢を見た。
ヴヴヴ星人の家から、見える隣の空き家の池の夢。

池の水が、失くなっていて、池が石ころになっていて、鯉が移されていた ヘンテコな 夢。
そして、向かった先は、
ヴヴヴ星人の 家。
主は 土佐に出張中~!

お墓の掃除をする前に、家の周辺を、点検した。
石は 落ちてないかな?
竹は落ちて ないかな?
水は、きているかな?
…で
何気に、排水のホースを見た。

水が ドンドン流れている。

排水のホースから 水…?
家の中の蛇口は、閉めているのに…?
排水するって…?
この 水は どこから 溢れているんだ?

嫌な 予感は的中し
家の中に 入ると
蛇口ごと ホースから外れかけ…
水が、バンバン、部屋中に、飛び散っていた!

畳は 色を変え
ぐっしょりと 水びたし。
水滴は 部屋中に 溢れ…
至るところが、水びたし…
何から 手を付けてよいのか…
溢れる 水の 水元のホースが どれなのか?わからない。
※最近になって、近所の方に 水を分けてあげたから、その当事者に聞かないと
サッパリわからない。

電話をかける
駆け付けてくれた 近所のご夫婦。
2時間余り
畳を持ち上げ…
外に 出して 立てかける…
重いっ!
とにかく 重いっ!

…で
夕方近くから、少しだけ墓掃除をして
夢のお告げを 理解した わたくしでした。

こんなにも 夢は当たるのに…
何故…?
六つの数字は 夢に出てこないの~!

もうすぐ お彼岸。
故郷のお墓参りから、疎遠になっていませんか?
たまには、手を合わさないとねっ!
先祖は あなたへと繋がっている。
あなたが、あなたを生きているなら
『ありがとう』
だよね。
感謝出来ない人は
誰からも
愛されないもの。

ボロボロになった
畳に 感謝

合掌~♪
























































































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奥祖谷春点描  暮らしの春

2012年03月13日 | Weblog
山のべの庵に帰りし老ひとりもくもくとして畑打ちにけり

春かぜと温もり来たり九鬼のさと畑打つ土の香りのうれし

春雨に畑打つ土の砕け散り若菜の苗をやさしく包みし

老ひとりきびしき野辺に住みにけり宿世の習ひ皺に刻みし

刻みたる齢の皺のふかかりし労のみ多し山のくらしよ


惜別の限りに降りし雪の果

祖谷の里引きて手をあて春火鉢

ものの芽に太き雨滴の温もりし

畑打の農婦ひとりと廃家かな








テラオ兄さん 鉄砲玉のように即興で句作

鎮魂の想いをこめてなごり雪

ババ達が誘いあってく癒やしの湯

ほど地にも水差す様ななごり雪

マンサクも白く彩るもどり雪

もどり雪お辞儀してるよ福寿草

短歌 題 月曜日の新聞に
悲しみの 記事でうめてる新聞紙 わこちゃんの歌 心なごます

テラオ兄さん写真 今朝13日10時過ぎの戻り雪 








































12日朝10時過ぎ撮影 今井の里
















テラオ兄さん写真 11日朝 10時ころに撮影
廃家の野辺に咲き始めた花


















萌え出るもろもろの芽



















春の終わりに見る 忘れ雪、雪の果て
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奥祖谷春点描 暮らしの春

2012年03月10日 | Weblog
はるさめは温もり恵みさとびとの畑に出でて若菜摘みけり

大枝の庵に春かぜ来たりなば引き水とけてうれしきことなり

祖谷川に今井の木橋まぼろしぞむかしの景色なきは哀しき


山裾は地鳴りの声に春の山

春雷の一つ二つに黙りけり

子ら歩きとろとろ被り春の泥

涅槃絵に祈りてひとり山の寺













テラオ兄さん 絵手紙 春の雨に草木は喜んでいる
紫陽花の葉が出始めた





































































2001年4月29日撮影の在りし日の今井橋 奥祖谷のビューポイントの一つであったが
いまは無粋な鉄の橋になった、風景の美しさよりは丈夫、腐らない長持ちが優先



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菜菜子の気ままにエッセイ〈春祭りと神主さんとドラえもん♪〉

2012年03月08日 | Weblog
春夏秋冬
朝昼晩
年がら年中、お財布の中が、ぺっちゃこな
〈うし女〉
の長女が、安否確認の電話の後で…
声を裏返して
可愛らしく、お母様に聞いてきた
段取りの鬼のお母様は、春祭りの当家の準備に、大忙しだった。
……
……
「母ちゃん…あのな…父ちゃんに聞いてほしいんじゃけど」

『なんて? 聞いたらええん?

「あのな、可愛い娘に、財布の中のお金、プレゼントしてくれんか?聞いてみて…」

『なぬっ?』
お母様は おくちが開いたまま、鼻呼吸をした。
※鼻の穴は また 大きくなった。こいつのせいだっ!

『ちょっと待ちなよ、父ちゃんに聞いてあげるわ~』

一秒、主人を見た

『イカンゾっ!やらんぞっ!父ちゃんの財布は、父ちゃんのもんじゃ!』
…と 主人は答えた。

うし女に伝えた。

『やらんって!』

うし女
撃沈っ!!!

お母様も、うし女の知らない日に、
父ちゃんの財布の中身を数えた。
心の中で つぶやいた

『なあ~なあ~これで宝くじ買って、当たったら返すから、暫くわたしに、預けてくれんの~?』
※可愛らしく…新婚時代のように、話しかけてみた

声が 聞こえた

『ごじゃあは
言うなよ~!』

嫁さん 撃沈っ!

春祭りの当家だったので、神主さんが、家に来て下さった。
昔から、地元で這うように頑張っていた、神主さんは
※祖谷では おたゆうさんと呼ぶ
あちゃらの世界に 旅に出られたので、神主の資格を取得した
プチプロ神主さんが、祝詞をあげて下さった。
普段は 地元の人達には、
〇山のオッチャンで、名が通っている。

祝詞が始まった。
ドラえもんみたいな、区長さんと一緒に、神主さんの後ろで、厳粛に聞いていた。
神主語は さっぱりわからない。
般若心行はスラスラ言えるが、
神主語は、宇宙人が二日酔いになって、朝から寝言を言っているみたいに、耳に聞こえる。
じっと、厳粛に
寝言のような?ありがたい祝詞を、聞いていた。
途中で、わたしの
名前が、入る。
わたしが、家主だからね。
……も〇〇〇 ま〇〇
の○△□◇…
○△□◇ ○△□◇
……?
……?
オッチャンの肩を後ろから、チョンチョンとつついて
わたしは 言った

『わたしの、名字ちがうよ~~さ〇〇ら』

「あ~そうか~!嫁さんに行とったんじゃのうや~!前の名前と、違うんよのうや~!
スマン~スマン」

再び 神主さんの顔に?なり、
祝詞を続けた オッチャン~

後ろを振り向けば
笑いのスイッチが入ったまま、必死で堪える、ドラえもん区長さん。
わたしも 必死で笑いを堪えた。
※苦しかった

春祭は 盛大に終わり、
長い間、気になりながら、逃げてきた当家の務めを果たし、
スッキリとした、わたくしで ありました。
そして
気がついた ことがあった。
わたしは、誰かの為に料理を作っている時間は、全然、疲れないという事実!
ストレスが ない!
ストレスがないから
疲れない!

やっぱり 食堂をやっていた両親の遺伝子だ。
友達がお手伝いを、してくれて、
近所の おばちゃんが
手伝って下さって
わたしは、何て 幸せ者なんだろう~!

神様に 感謝っ!
※顔が 浮かばない?

そして 料理の残り物は、テラオの兄さんに、食わせてやり、
わたしって めちゃくちゃ エエ奴~!

そして あくる日
清められたお体で、仕事の途中で、立ち寄った先は…まいどの
《宝くじ売り場》

……
……撃沈


死ぬまで 働けと
神様が 言いました。
浮かんだ 顔は
ブサイクでした。

頑張ります
死ぬまで 働きます
頑張れ! 庶民!
頑張れ! 氏子!
頑張れ! 神主さん!
草 々






















































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奥祖谷春点描 暮らしの春

2012年03月05日 | Weblog

雨しのぐ廃家の軒に身をよせし我をあはれとうぐいすの声

はるさめに煙る山さと温もりし行き交ふひとはうれしき声なり

久保蔭のさとは日かげの多かりしされどはるかぜ吹きて来にけり

山の端に霞みてながむ麦生土は高みのさとぞ春かぜ来しか

啓蟄に入りて地熱に力あり

啓蟄や小鳥の声に上着脱ぎ

祖谷川にからから思ふ水の春

わが庵に北窓開けて香り呼び





あめのいのり

ちんもくのきぎのこずえは ざわめきとうめき
はるのあめのいのりは じめんをもりあげて
ざわめきとうめきを たべてちんもくのいのり

あいはちきゅうをいちじゅんして わたしをつかむ
かんせいがしゃしゃりでて あいをたべたわたしは
はるのあめのいのりに いりこんでいなくなる

はるのあめはよるをむかえて あかりにみをつつみ
わたしはいつかあかりのあいに ねむったのだろう
はるのあめのおおなみとうねり わたしはながれる

あいはいのりにふくれて わたしをやぶってひきさき
ちきゅうにとびだしして せかいをいちじゅんするだろう
わたしはいたみをぞうふくさせて あいをたしかめる

もはやへだてることもなく やさしいしょくしゅになる
はるのあめのいのりは ゆたかにやすむあいのくうかん
わたしはたしかめようと あいのくうかんにいなくなる





















































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奥祖谷春点描 暮らしの春

2012年03月01日 | Weblog
はる雨のふる山のべにわけ入りて若菜つみつみ袖のぬれにし

はるかぜに梅がかをりの匂ひけり此方に歩み誘ひけるかな

久保のさと春はしづかに訪れし垣根の梅の匂ひけるかな

わが庵にしづかに風のわたり来し梅の香入りてひとりたしなむ

山のべの廃家に吹ける春風に入りこむ梅の香たれぞたしなむか



三月の風の匂ひに旅支度

砥部焼の質感あふる内裏雛

春めきて祖谷川の水手に掬う

春めきし画星の里は老ひとり















































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