祖谷の山々に思う

急用で祖谷を離れて今松山にいますが、暫く離れると
祖谷の山々が恋しくなります。
ふっと口ずさんでいた山の歌から自然と替え歌が心に浮かんできました
祖谷の山を入れてみましたがどうなりますやら。

　　　　奥祖谷恋唄　　　　　　　本唄は信濃恋唄です

俺の思いはよ、祖谷の山々よ
はやる心はよ、三嶺に天狗だよ

三嶺登ればよ、連山が拡がるよ
友の笑顔はよ、天狗を見てたよ

遥か天狗によ、雪煙上がればよ
待っているのはよ、あの娘のえくぼだよ

天狗降りればよ、西山が見えるよ
思い出すのはよ、奥祖谷恋唄だよ

青空と初紅葉

三嶺菅生登山道の１７９１峰を巻く道は歩きにくいが
風景がすこぶる良い。

今を盛りとドウダンツツジの紅葉があちらこちらに
そんな中に楓が色づいて立っている、青空と秋日に赤々と。

空の青　それにも益して　初紅葉

菅生道から三嶺へ

台風崩れの低気圧は各地の山、海で遭難が出ていて痛ましい
ここ祖谷地方でも二日間は寒くて強風が吹荒れた。

打って変わって昨日は抜けるような青空と暖かさに強風で小枝が散乱して
しているであろう菅生登山道の小枝除きを兼ねて三嶺に登った。
登山道をふさぐ小枝を除き、風景を眺め写真を撮りの歩きでＡＭ７時出発が
山頂はお昼前と相成った。

相変わらず休日の三嶺は多くの登山者で賑わっていた。
植生回復のための立ち入り禁止の場所へも５，６人のひとがいたので
事情を話して出て行ってもらったが、中にはぶつぶつ云う方もいた。

禁止の標識が立っているのに次から次と入る登山者が絶えない
登山のマナーを知っているにも関わらずにだ。

染まる蕎麦の茎

集落の蕎麦の茎が染まり始めた、日に日に濃くなり
やがて実がつき始めることだろう。

刈り取りが一番難しいようだ、霜が降りる直前に刈り取るのだそうだ
早ければ実の入りが少ないし、遅ければ実が落ちてしまうそうである。

落日や　紅さす蕎麦に　鹿の鳴く

ジャズフェスタＩＮ祖谷

今年の秋もジャズフェスタＩＮ祖谷の季節がやってきた
７日夜大枝集落は最上の茅葺き武家屋敷でビブラフォン
ピアノ、ベースの音色が夜空に響き渡った
大井貴司＆super vibretionジャズメンの演奏であった。

秋の夜や　ジャズの音色に　武家屋敷

八幡神社秋祭り

昨日は安徳帝ゆかりの八幡神社の秋祭りがあった
栗枝渡集落はのぼりを立て、太鼓、鉦を敲いて秋祭り一色
三々五々集落の人達もお参りに来ていたが、生憎の雨で
神輿、舞のお練は中止になった。

子供跳ね　太鼓も跳ねて　秋祭り

山の幸栗ご飯

昨日の集落散策の帰りに林道に落ちている山栗を一つ二つ拾っているうちに
面白くなって見つけると拾い拾いしてポッケト一杯になった。

今朝栗を見て　そうだ！栗ご飯を炊こうと皮をを剥くが小さいからなかなかだ
今晩の栗ご飯おいしいだろうな。

知らぬ間に　笑いこみあげ　栗拾ふ

秋雨の天狗塚

秋雨がしとしと降る久保集落は風が冷たくて肌寒い
何時もなら野良仕事に精を出す人と立ち話を、縁側のお年寄りから
「祖谷の番茶でも飲まんかえ」と声が掛かるのだが、家の前には
誰も出ていない。

秋雨のしずかな集落を散策する、霧と鹿鳴きを友として。

秋雨や　湧く霧裂くは　鹿鳴きか

紅葉と大岩と三嶺と

稜線に出ると秋風が心地よくすーと吹き抜けて
大岩が白く光る。

秋風や　岩吹き抜けて　三嶺見ゆ

秋空をひとまわり

澄み切った空気と風と　秋空を舞う心地よさ
憧れてしまうなあ。

秋見つけ　秘境の地を　ひとまわり

ススキと秋空と三嶺附近

ススキと秋空が恋しくなり先日ひょうごいしより
眺めた三嶺-天狗塚方面。

ススキ見て　三嶺見ては　寝転んで