秘境という名の山村から(東祖谷)

にちにちこれこうにち 秘境奥祖谷(東祖谷山)

菜菜子の気ままにエッセイ( 記憶にございませんのお時間です~♪)

2018年06月25日 | Weblog


前略。
歳を重ねるごとに、手が付けられなくなった。酷いことになっている。どうにも止まらない。
「思い込み病」に「妄想癖」が加速して、ついでに「確信病」なるものが、脳の中で派手にボタンを押す。
姪の賃貸契約のホショウニンを頼まれ、 印鑑証明を発行して頂く為に、久し振りに地元の市役所に行った。
家にあったカードを持って「印鑑証明をお願いします」

と丁寧に窓口に。
それなりに年齢を重ねている女子2名が、爽やかに手続きして下さる。
「あれ…このカードの番号って抹消してます…」
「え~~~~~!!抹消って?いつ抹消してます!?」
「え…と四年前ですね…」
「なんで?私が抹消手続きしたんだろう!?」
「……」困惑する女子。

この後の沈黙の十秒位の僅かな時間に、私の果てしない妄想と仮説が
ガガガガガガ~~と頭の中でシェイク致しましたっ。
ココロの中で その仮説を呟けば良いのに、市役所の窓口でその仮説を堂々と普通に話し出した私。

「四年前位って、もしかして主人の親戚が相続の手続きで私の印鑑証明を勝手に抹消したんだろうか…?
お義父さん亡くなった時も、私、何も貰ってないもの…」
「本人が来るか、委任状がなかったら、抹消手続きは出来ませんからねぇ」
表情筋を使わないで淡々と応える女子。
隣でニコニコと頷く女子。

「主人の親戚の誰かが勝手に委任状書いて、抹消するとか?私が抹消手続きをしたとしたら
すぐに新しい印鑑証明を作ると思うけど!?オカシイよ?調べてもらいたいわぁ
抹消手続きの時の申し込み書とか、残ってないんかなあ?」
パソコン画面を見ながら、女子が何かに気付いた。

「あっ…その日に新しい印鑑証明の手続きしてますよ、ごめんなさい…○城支所で手続きしてますね
多分家に新しいカードあるはずだから、ちょっと探して見て下さい。すみません。気が付かなくて」
「じゃあ、ちょっと帰って探してみます」

……で、新しいカードが見付かって、再び市役所に。
「四年前に抹消手続きしたの、覚えてないんよ。私印鑑証明なんて、何で必要だったんだろう!?」
※そんな話は職員には何の関係もない。真実はこうだ。四年前に何かの理由で
印鑑証明を取らなければならなくて、その時にカードが見つからなくて
とりあえずその場で抹消し、直ぐに新しいカードの登録をした。

彼女達は困惑しながらも、新しいカードが見付かって良かったですねと
400円を受け取りながら、悦んで下さった。
大丈夫なのか…私。
このままで、更に加齢を加えて、
大丈夫なのか…私。

このままでいくと、回りを巻き込む、迷惑な婆さんになってしまう。
そんな母親を心配し、娘が毎日ストーカー並みに、電話をかけてくる。
この長女も私の遺伝子を継ぎ、ヤヤコシイ心配をする。
私が電話に出られなかったら、何かあったのか!と派手に心配してくれる。
「母ちゃんが、心臓発作とかで倒れて電話に出られないのではないか!?」
と思い込み何回もかけてくる。

以前に爆睡してて、電話に気が付かなかった夜に、朝までに長女と次女からの着信履歴が
お祭りの屋台の景品みたいに、見事に並んでいた。
朝、直ぐに返信すると、今から祖谷に様子を見る為に、二人で帰ろうとしていたらしい。オゾロシイ。
テレビで様々な病気が流れるから、娘にしたらその全てが、イコール母ちゃんみたいな。
……体脂肪では直ぐには死なない。
……膝が痛くても、直ぐには死なない。
それを理解して頂きたい。

そんな長女夫婦の住むうどん県に遊びに行った。
元気に暮らしていて、母ちゃんは安心した。
帰り際、長女がはしゃぎながら、言った。
「なあなあ、母ちゃん、ちょっと抱っこしてみる?」
「ええよ~、抱っこは、せんよ~」
「また、遊びに来てね」
「うん、また来るね」

駐車場から、長女のアパートの窓が見える。
白いレースのカーテンが、揺れている。
その窓から、長女が顔をだして、手を振っていた。
長女に抱かれて小さな白い手も一緒に振られていた。
「バイバイ~」

車の窓ごしに遠ざかる、二人と一匹。
マルチーズ。メス。 名前は忘れた。ミルだったか?ミルクだったか?
とりあえず元気で何よりでございます。読者の皆様も
どこに住んでいても、とりあえず元気にお暮らし下さい。
草 々




















































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新緑と木々の花々に彩られて、歩き、楽しめば

2018年06月19日 | Weblog

初夏のころの初々しい新緑も梅雨の晴れ間の厳しい陽射しに光合成も
激しく生長して若者の凛々しい新緑へと時を移ろいで、、、、、、

自然の日々の移ろいは瞬時を待たず、いま、歩いた道を振り返れば
先の風景は幻となり消え去って流れ、目にするものは、いま、生きている自然

況や、花に至っては直ぐ散り去るも甚だしい、木々の花々も瞬時の生なれば
いま、を目にして、愛でれと咲き誇る様もうれしいものである




















































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陽射しを避けて深い森を歩けば野生動物のヌタ場に

2018年06月06日 | Weblog

夏の陽射しが容赦なく照り付けて、森が恋しくなり、深く入り込んで行く、
涼しい風が、木陰のなかを吹き抜けて、ふと、見ると、ヌタ場が新緑に映えて

まわりをみどり色に染め抜いてオアシスのよう、たしかに、
動物たちのオアシスかもしれない

鹿、カモシカ、イノシシ、たぬき、や小動物たち、もしかしてクマも現れるかも
と想像するだけでたのしくなる





































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