6年間…登録ヘルパーとして、お世話になった、隣村の職場を、離職した。
主人が、亡くなった後も、一ヶ月で仕事に戻り、泣きながら次の訪問世帯へと
ハンドルを握っていた…
一人で、いたら、いつもいつも、主人のことを考えながら、涙が落ちた。
涙を拭いてから、次の利用者の家に、入る。
主人が容態が悪化したと、病院から連絡があった日は、
日曜日。出勤していたのは、2名。そのうちの、一人が私だった。
それぞれに、びっしりと、訪問の予定が、入っていた。
着替え、食事、服薬。
障害を抱えての、在宅での一人暮らしの老人には、絶対に欠かせない、介護援助だ。
病院から、私の携帯に、電話が、入った。
胸騒ぎが した。
『今日、病院に、早く来て下さい。容態が、悪くなっています!』
ずっと付き添いをして、昨夜、病院を出た、ばかりだった。
日曜日の出勤の為だけに、帰ってきた。
日曜日は、職員の数が、足りない。
みんなに、迷惑は、かけたくなかった。
電話を、もらって、
膝が ガクガク震えた。
震えながら、
利用者のお爺さんの、清拭をした…普段通りの、おしゃべりをした
清拭を終えて、
食事の夕食を、作った…。
準備を全部、終わらせて、
必死で、病院に、向かった。
あれから、四年と半年がたつ…
仕事に戻ってすぐに、訪問先の、心ない、おばあさんに、笑いながら、言われた時が、あった。
『はよ、再婚しておみい~一人は夜は、さみしいかろ~』
彼女は、ほくそ笑みを、浮かべていた。
大声を、だして、
すぐに、その訪問先から、帰りたかった。
唇を、かみ締めて、堪えた。
彼女の、昼食の準備をして、時間通りに、仕事をすませ、玄関をでた。悲しかった…
色んな事が、あった。
主人が、亡くなったことを、訪問先の近所の人に、おしゃべりしていた、年配のオバサンがいた。
私と同じ村から、私と同じように、登録で仕事を、していた。
その 無駄口のお陰で、私は、重箱のそこを突かれるような、質問を受けた。
『いつから病気だった?』
『いつ、結婚した?』
『子供はいるのか?』
『最期はどうなって、亡くなった?』
『葬式、しもでしたんだろ~いくらかかった?』
一人の、おしゃべりなオバサンから、情報が発信され、
私は、仕事以外のことで、余計な不愉快な、時間を 費やした。
『腹立ったよ~!今日はな、こんなこと、言われたよ~!』
などと、グチル相手は、いない。
主人の ことを 言われて、辛かったなんて、空に住む、主人に、言える筈もなく、
トンネルの中に、入った時、運転しながら、大きな声を、だして、ストレス解消を、していた。
あれは、時々、今でもやる…。
私は、組織の形が、見えてきて、
トップの方に
〈幻滅〉したら…
そこを、辞めたくなる…ヘンテコなポリシーが、ある…
同僚の方々とは、
本当に、仲良く、ざっくばらんに、楽しい時間を、過ごさせて頂いた。
ココロのあったかい、お友達に、たくさん出会えた。
今でも、覚えている。あれは、主人が亡くなって、三ヶ月くらいの頃。
日曜日、看護婦さんと二人の出勤。
前日に、言われていた。
『明日、お弁当作ってくるけん、お昼ご飯は用意しなくて、ええよ~』
お昼。
彼女は、自分の家の、お弁当箱に、私の分を詰めてきて くれていた。
『夕べのおかずの残り物だから~』
そう 言われて、見たお弁当。
昔、私が主人に、作っていたものと、似ていた…オンナジ温もりが、した…彼女の
さりげない、優しさに胸の中が、いっぱいになった。
涙がポロポロ落ちて、泣きながら、食べた。
泣きながら、食べて、彼女も、もらい泣きしかけていた…
二人で 笑った。
そんな…ありがとうの宝物が 、胸の奥で 温められている。
後半に 続く
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/b0/17afebee3c07eb20e1228e9fb2d0bdb1.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/04/f3eb1fae224dedced5952a6eeaab4ffc.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/cf/dfbb5e192c742d84f2d297a7c39ae2cf.jpg)
主人が、亡くなった後も、一ヶ月で仕事に戻り、泣きながら次の訪問世帯へと
ハンドルを握っていた…
一人で、いたら、いつもいつも、主人のことを考えながら、涙が落ちた。
涙を拭いてから、次の利用者の家に、入る。
主人が容態が悪化したと、病院から連絡があった日は、
日曜日。出勤していたのは、2名。そのうちの、一人が私だった。
それぞれに、びっしりと、訪問の予定が、入っていた。
着替え、食事、服薬。
障害を抱えての、在宅での一人暮らしの老人には、絶対に欠かせない、介護援助だ。
病院から、私の携帯に、電話が、入った。
胸騒ぎが した。
『今日、病院に、早く来て下さい。容態が、悪くなっています!』
ずっと付き添いをして、昨夜、病院を出た、ばかりだった。
日曜日の出勤の為だけに、帰ってきた。
日曜日は、職員の数が、足りない。
みんなに、迷惑は、かけたくなかった。
電話を、もらって、
膝が ガクガク震えた。
震えながら、
利用者のお爺さんの、清拭をした…普段通りの、おしゃべりをした
清拭を終えて、
食事の夕食を、作った…。
準備を全部、終わらせて、
必死で、病院に、向かった。
あれから、四年と半年がたつ…
仕事に戻ってすぐに、訪問先の、心ない、おばあさんに、笑いながら、言われた時が、あった。
『はよ、再婚しておみい~一人は夜は、さみしいかろ~』
彼女は、ほくそ笑みを、浮かべていた。
大声を、だして、
すぐに、その訪問先から、帰りたかった。
唇を、かみ締めて、堪えた。
彼女の、昼食の準備をして、時間通りに、仕事をすませ、玄関をでた。悲しかった…
色んな事が、あった。
主人が、亡くなったことを、訪問先の近所の人に、おしゃべりしていた、年配のオバサンがいた。
私と同じ村から、私と同じように、登録で仕事を、していた。
その 無駄口のお陰で、私は、重箱のそこを突かれるような、質問を受けた。
『いつから病気だった?』
『いつ、結婚した?』
『子供はいるのか?』
『最期はどうなって、亡くなった?』
『葬式、しもでしたんだろ~いくらかかった?』
一人の、おしゃべりなオバサンから、情報が発信され、
私は、仕事以外のことで、余計な不愉快な、時間を 費やした。
『腹立ったよ~!今日はな、こんなこと、言われたよ~!』
などと、グチル相手は、いない。
主人の ことを 言われて、辛かったなんて、空に住む、主人に、言える筈もなく、
トンネルの中に、入った時、運転しながら、大きな声を、だして、ストレス解消を、していた。
あれは、時々、今でもやる…。
私は、組織の形が、見えてきて、
トップの方に
〈幻滅〉したら…
そこを、辞めたくなる…ヘンテコなポリシーが、ある…
同僚の方々とは、
本当に、仲良く、ざっくばらんに、楽しい時間を、過ごさせて頂いた。
ココロのあったかい、お友達に、たくさん出会えた。
今でも、覚えている。あれは、主人が亡くなって、三ヶ月くらいの頃。
日曜日、看護婦さんと二人の出勤。
前日に、言われていた。
『明日、お弁当作ってくるけん、お昼ご飯は用意しなくて、ええよ~』
お昼。
彼女は、自分の家の、お弁当箱に、私の分を詰めてきて くれていた。
『夕べのおかずの残り物だから~』
そう 言われて、見たお弁当。
昔、私が主人に、作っていたものと、似ていた…オンナジ温もりが、した…彼女の
さりげない、優しさに胸の中が、いっぱいになった。
涙がポロポロ落ちて、泣きながら、食べた。
泣きながら、食べて、彼女も、もらい泣きしかけていた…
二人で 笑った。
そんな…ありがとうの宝物が 、胸の奥で 温められている。
後半に 続く
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