秘境という名の山村から(東祖谷)

にちにちこれこうにち 秘境奥祖谷(東祖谷山)

菜菜子の気ままにエッセイ(紅葉しわしわ・時々わたし)

2020年10月19日 | Weblog
前略。
紅葉前線は、見の越の西島駅くらいまで、降りてきているみたいです。
※テラオ情報より
朝の気温は、10度を切りました。
※おとべえ情報より

こんな風に、私達の暮らしは、誰かの発した様々な情報で溢れている。
YouTubeの世界では、個人がそれぞれに映像や音楽、自分の世界を発信し、
それは事件に纏わる案件や、衝撃映像も含め、多種多様である。

昨夜は何を食べたか、はたまた今日はどこに出掛けるか、可愛いペット自慢。
孫自慢。ワタシ自慢。家族自慢。

それにコメントが加わり、イイね!が付き、今、一瞬、言い値と言う言葉が浮かんだ。
相手の言い値で物を即金で買うなんて、私には有り得ない。
話が脱線しかけたので、元に戻るけど、私は情報社会の中にいても、
自分の感じる『感』だけは、大事にしている。
予感、不信感、違和感、同感、共感。

いつもと何かが違う?
と自分の中で感覚的に感じた時に、その違和感の正体を探したくなる。
普段余り使わない、携帯電話の検索をフル回転させて、
様々な面識のない方々の情報を細かく検索する。

発信されていることが真実ならば、音楽に支えられて生きてきた、消費したお金の一部が、
裏の悪辣とした闇社会を支えていたのだとすれば、やり切れないではないか。

純粋に音楽や役者を頑張っている芸能人の方々が、そう言う闇の社会の餌食になっているのなら、やり切れない。
7月の芸能人の死をきっかけに、様々な方々が、発信している芸能界、政界の闇。
まるで、約束を交わしてるみたいに、情報番組が彼の話題に触れない。

『仁JIN』の最終回みたいに、彼がいたことさえ、消去されたみたいな、変な違和感。
ノンフィクション小説を、今年はかなり読破しましたが、現実を知れば知るほど
本当に信じられる実態が、見つからない。
この世界は、この国は、
どうなってしまうのだろうか。

公文書改ざん問題で、人が自死しているのに、問題は解決していますと、
開き直れる輩達に、私達は税金を納めて、国の舵取りを任せていると言う現実。
利権に私欲に汚職に闇に眠る金。
世界はお金で繋がっている。

暗いニュースに蓋をするみたいに、どうでも良いテーマで番組が構成される。
昔はブラウン管テレビの中に、子供達の夢が一杯、詰まっていた。
わたしはテレビの中に、ウルトラマンが住んでいるんだと、ずっと信じていて、
太陽に吠えろのショーケンが殉職したのは、子供心にショックを受け、本当に死んだんだと信じていた。

再び、テレビでショーケンさんを観た時は、ビックリして生き返ったんだと、信じていた。
そして、テレビの中にウルトラマンがいないと判ったのは、ウルトラマンの背中のファスナーを見つけた時だった。
あれは、結構な衝撃だった。

……で、相変わらずのマスクに消毒液な日々。そして腹が立つくらい、シフトは詰まっている。
体力低下に脳もかなり、疲れている。そして繰り返す消毒。
手の湿疹が、中々治らない。
強力な軟膏は使いたくない。 

いつものドラックストアに行き、軟膏を物色する。
薬剤師さんが、来てくれた。若い感じの良い女子だ。
私は手の湿疹の安全な軟膏を探していただけなのに、何故か会話はこのように流れた。

『あの、ステ○イドの入っていない、軟膏はありますか?』
「ステ○イドの入っていないのは、こちらに並んでいるぶんですねー」
『沢山ありますね。どれがいいんだろ……』悩むわたし。
『赤ちゃんにお使いですか?』
「あ……はい」
『何ヶ月ですか?』
「えーと……三ヶ月です」
わたしは、何を言ってるんだ。
三ヶ月って、どこの赤ちゃんだ。
『こちらが良いかと思いますが、ベビーコーナーにも置いてますよ』
「ありがとうございます!」

彼女がその場から立ち去るのを確認し、私はとりあえず、1番安いオロナ○ンH軟膏を握りしめた。
訳の判らないことを、自白させられ、冤罪になった方々の脳の中って、きっとこんな感じだったんだ。

赤ちゃんにお使いですか?と真っ直ぐな瞳で見つめられ、はいっと答えた自分の脳が、解らない。
かなり、疲労物質が溜まっている。
睡眠の質も、最高に悪い。

亡くなった人達ばかりが登場し、見たことのない顔の幽霊が?
顔の前に近づいてきて、夢の中でその幽霊を追い払うべく、叫んでいた。

『おん あぼきゃ べいろしゃのう まかぼだらまに はんどま じんばら はらばりたや うん!!
おんあぼきゃべいろ!
おんあぼきゃべいろ!!!
おんあぼきゃべいろーーー』

と叫んだ自分の声で目が覚める。

何やってるんだ。わたし。

不穏な日々は続きますが、
大事なのは、自分が楽しむこと。
楽だと感じる時間を、大切にする事。
人生を大袈裟に捉えない事。


今月末は、ブログの主様も形成手術を受けます。
高度な美容整形レベルで御座います。
頑張ってください。
そして、元のおっとこ前に戻り、祖谷に帰ってきて下さいね。

頑張れ!主様。
頑張れ!みんな。
頑張れ!医療従事者の皆さん。

          草草


























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菜菜子の気ままにエッセイ(10月1日・今朝の独り言)

2020年10月01日 | Weblog
前略・読者の皆様、お変わりありますか?
祖谷地方、寒くなりました。詳しい気温は、おとべえさんのブログで確認下さいね。

酷暑からいきなりの初冬の様な寒さに、身体がついていきません。
「やる気」が起きない。
「元気」「病気」「気分」「気が進む」「気が進まない」「その気になる」「一気」「気合」
全ての源は、「気」です。

この気が、沈んでいると、何も出来ません。そして、沈んだココロに、ウイルスが侵入してきます。
ウイルスの種類は、以前にも書きましたが、
『どなまくれウイルス』
または、
『なんちゃあするきにならんウイルス』

そして。そのウイルスに蝕まれて毎日を過ごしていると、
元気な方々の、家族の自慢話がやたらと耳障りになり、耳が犯されていき
耳から脳に指令をだし、脳の回線がそのまま思考回路に届く。

顔は一生懸命ニコニコしながら、その自慢話を聞きながら、ココロの中で何回も呟く。極め付け、
『それがどしたん?』
時々口に出せたら、楽なのだろうけど、人間関係つまりは、職場環境を乱してしまうから、
口にするのは我慢しております。

そんな、「それがどしたん病」に取り憑かれた私の部屋の背後で、音がしている。
深夜に響く規則的な音。
それは必ず激しい雨の日に起こる。
ポトッ ポトッ ポトッ
二箇所から、降り注ぐ?正真正銘の
『雨漏り』デスっ!

そして、20年使ったポットも雨漏りを始めた。
ポットの下にトレーを敷いて、とりあえず対処している。
冷蔵庫も、冷凍庫に変化しようとしている。キュウリが素晴らしく凍る。

この中途半端な貧困の続く中での、いつもの秋のお彼岸。
娘達と、お墓参りに向かう。
お墓にお供え物をして、お水とお米をあげて、ハナシバを挿して
ゆっくりとお墓の前に座り、手を合わす。

遠くには澄んだ秋の空。
雲がひとつ、ふたつ、浮かんでいる。
ゆっくりと、手をあわせ、御先祖様のココロに、話しかける。
風が優しく、私達を包んでいる。

なんて、ことは、絶対に絶対に無く、
今年の現実は、少し違っていた。

長女は、突然現れた蜂に向かって、叫んでいた!
蜂はかなりデカいっ!

『スミマセン〜、ゴメンなさいー!
許して下さい!また、ハチのいない時に来ますーー!』
そう叫びながら、足を地団駄していた。
命がけである。お墓参りどころでは、ない。

荒廃した場所に散らばる、古いお墓の問題。
私には甲斐性がないから、どうすることも出来ない。

御先祖様に幽霊になって、言ってもらいたい。
出来れば、元気な顔で、出てもらいたい。
出来れば、お昼頃が良い。服は着ていてほしい。頭の三角巾は遠慮します。

『私達はもう、土に還っていますから、そのままの場所でそっとしておいて下さい。
お墓に無理して来てはならないよ。心のなかで祈ってくれたら、それだけで充分です。

大切な子孫から許して下さいー、ハチのいない時に来ますー!
と、辛い思いをさせるほうが辛いから、外敵の少ない春のお彼岸にだけ、会いに来て下さい、
ローンでお墓を建てるなんて、考えてはいけません。その前にポットを買いなさい』
なんて、言って下さったら、
私は有難いのだけど。

私の「気」は、楽になるのだけど。
仏様は、意地悪だ。見えないから模索し続けるこの世の者に、何の導きも示してはくれない。
ただ、そこに在る。黙ってそこに眠る。

ずっと、見えないものに、縛られている。
でも、その見えない魂に、守られているように感じる時もある。それは私の錯覚なのか。

御先祖様は わたしに囁いた。
『 それが、どしたんぞ 』

        草草





























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