菜菜子の気ままにエッセイ（おひさ～とジャズと世界のシロー）

無色の夜。
風の描く 五線譜の旋律を
地上の鍵盤を落ち葉の指が流れるように弾んでいく
過ぎ去った時間も
重ねた サヨナラも
全てが 今に
繋がる為の
軌跡。

今 この鼓動を
抱きしめながら
生きていこう

誰のものでもない
貴方の人生を
歩いて行こう
全ての時間は
貴方のエピローグへと繋がっていく

今宵武家屋敷
Jazzフェスタ
ｉｎ 祖谷へようこそ

秋と冬の隙間で
夜空に舞いあがる旋律
愛しき今宵の友に
乾杯を
そして ありがとう


……こんな メールが
いきなり 知らない人から 送信されてきたら…
どんなに 気持ちが お悪いだろうか？

読者の皆様
ご無事で お暮らしで、ございますか？
冒頭の 詩は 毎年行われる Jazzフェスタ祖谷の パンフレットの中に添える 詩なのです。
毎年、元管理人の 嫁のＴちゃんから無造作に頼まれて ワタシが書いているんだけど
多忙続きで、お互いに会えないから、メールで 渡そうと しました。
前に 聞いていた アドレスに 送信しても、送れない。
ショートメールで、アドレスを聞き、二回目… 送れない
Ｋを小文字にしてみてと言われ 三回目…
やっぱり 送れないっ！

四回目、張り付けられたアドレスに 送信っ！
遂に 遂に
送れた～

《届いた？》と ショートメールしても、何にも言ってこない
10分以上して、
《着いてません 送れましたか？》
と 返信してきた

《おくれました どこに ついたんだろ？ もう 送るの止めます 迷惑メール きたら こまるから》

Ｔちゃんからの返信
《了解です》それだけ…

ワタシ 少し ムカッとして 毛穴がひらく。
………
夕方、六時半
世界中のどなたに
届いたんだろう
多分 シローという名前の 男性？
家族で 楽しく ランチしていて、このメール見たら、
『なんだろ～こいつ病気か？頭？打ったか？』
と すぐに削除してくれたら、いいんだけど…※晩飯は何を食っていた？
もし…今から 自殺しようと している人が、このメールを受け取ったら、
『そうか～今、死場所を探していた。これがエピローグに向かう道か～
なんか意味わからんけど、神様からのプレゼントなんだ…』

と シローと言う？男性は、死場所へと 向かって行く

…こら～！！！
シロー！！！
死ぬな！！！
間違えて メール届いただけじゃ～！
アドレス きちんと 伝えられない 管理人の嫁が、 適当すぎただけなんじゃ～！
信じた ワタシが 馬鹿だったのよ。

……
そんな こんなで
《Jazzフェスタイン祖谷》
何回目かも 忘れました。
とりあえず 来てよ
赤字覚悟の スタッフオールボランティアっ！
とりあえず 来てよ
迎えには 行けませんが、武家屋敷で、迎えまする。

以上 長いご無沙汰を、反省し、土下座はしていない、更新できなかった菜菜子の更年期な
秋の報告でした、

シロー？
生きとけよ～！
あわてるな～！
人間は 必ず 死ぬからね～～～～♪

アーメン

暮らしの山里は秋色に染まりて

小、中学校の運動会もお天気に恵まれて無事に終わり、またしずかな山里になり

ますます、秋も深まってきました

爽やかな秋色の日々が続いて山歩きに散歩に心地よい気候になりました

台風が来ない限り秋色の落ち着いた気象が続くのでしょうか

このような落ち着いた気象もほんの一瞬の時間でしかないのかもしれませんね


Yahooニュースで以下の記事が出ていました

温暖化の原因は“人間の活動”の可能性「極めて高い」

TBS系（JNN） 9月28日(土)1時15分配信


この夏日本では記録的な暑さや、かつて経験したことがないような豪雨、そして竜巻被害など
異常気象が続きました。国連の組織ＩＰＣＣが発表した報告書では、今世紀末までに
最大で地球の平均気温が４．８度も上昇。そして、海面は８２センチも上昇すると
予測されています。原因は私たち人間の活動による可能性が極めて高いと指摘されています。

ＩＰＣＣ＝気候変動に関する政府間パネルの総会がスウェーデンのストックホルムで行われ
温暖化に関する報告書が承認されました。各国の温暖化対策に大きな影響を与えるこの報告書。
「気候システムの温暖化は疑う余地がない」とし、原因については・・・。

「気候システムに人間活動が影響を与えたのは確実だ」（ＩＰＣＣ会見）

人間の様々な活動で温室効果ガスが増加するなど、「人間活動」が主な要因であった可能性が
“極めて高い”と指摘。６年前の報告書の「非常に高い」より、一歩踏み込んだ表現に改めました。

そして、対策をとらなければ、今世紀末には最大で平均気温が４．８度、海面水位は
８２センチ上昇するとの予測もされています。さらに、平均気温の上昇に伴って極端な高温が
増加することは「ほぼ確実」とし、極端な降水がより強く頻繁に起こる可能性は「非常に高い」と指摘しました。

「地球の気候を安定させるには、かなりの温室効果ガスを削減しなければならない。
世界はこのメッセージを受け入れてほしい」（ＩＰＣＣ パチャウリ議長）
（28日00:06）







ひとは他の生き物との競争や共存のバランスのなかで自身の生態的地位を保ってきたが
農耕を覚えて生態系のバランスを受けることなく新たな生態的地位を築きました

さらに産業革命を推し進めて自ら環境を変える力を持ち、生態系の破壊へと繋がったのでしょう
ひとが、この地球上で生活するかぎりに於いて生態系への破壊は永遠に続くのですね

ひとは、もはや、自然を改変しない生き方に戻れそうもありませんね

経済成長のために、馬車馬のごとく働いて、猛暑、ゲリラ豪雨、原発震災、など
気候変動の激しい世のなかを作り出してしまったようですね

自然現象の激動、命の保障の無い災害は何時でも日常的に起きるものと
覚悟して生きていかねばならないことですね

その原因が、温暖化だ、いや、温暖化にはなっていない、寒冷化に向かっている、
いや、太陽の変化によるもの、など色々な意見の相違があります

そのような意見の相違については此処では別にしておいて次のことがもっとも
重要なことではないでしょうか

それは、人間の活動が根本的に影響を及ぼしていることを国連の組織である
ＩＰＣＣが初めて認めたことにあると思います

要するに人間が生きて猛烈に活動する限り地球を破壊に追いやる原動力になると
いう皮肉な運命にあるという事実でしょうか

暮らしの秋 山里は秋色に染まりて

爽やかな秋晴れの日が続いています、奥祖谷もすべてが秋色に染まってきました

山里はいま、そばの花でいい秋色になっています、道端の花々もいい秋色です

畑で野良仕事に勤しむお年寄り、山仕事に精を出す人たち、みんな良い秋色の顔です

厳しい冬ごもりの前に暮らしの秋色を楽しんで蓄えています

この不便な土地では多くを望めないから、欲張りが出来ないから、身の丈にあった欲で

精一杯の暮らしの秋色に染まっています

山々の花も、里の花々も、一茎の草も決して多くを望みません、おかれているところで

あるがままに咲き、咲かせた後はしずかに、つぎの変化を待ちます

切に生きるものたちは、たっぷりと喜びを楽しみ、たっぷりと怒りや悲しみを

しずかに受け容れています、そして、しずかに死を受け容れて去っていきます

暮らしの秋 山里は秋に染まりて

今年の仲秋の名月は久しぶりに快晴の夜空に輝いた、爽やかに落ち着いた

気持ちで秋蟲の鳴き声に耳を傾けながら眺めたものだ

ところが祖谷の山深くに住む友はあるひとの写真に興味を持ち自分でも試してみようと

とんでもないことを思いついて夜更けまで名月と戯れたそうである

庭に水を張ったバケツを持ち出して、バケツに映る名月と天空に輝く名月を撮ろうと

孤軍奮闘したのが、下の携帯写真の成れの果てを送ってくれた

それでお終いかと思いや、今度は一眼レフカメラを持ち出して三脚を立てるのが面倒と

手持ちで撮ったが手振れで二重三重の名月となりましたとさ

その友も、今日、明日と天狗塚の登山道の上部の道が掘れ込んで登山者が歩きにくいだろうと

丸太を担ぎ上げて直している、ほんとにご苦労様です、山はリンドウ、ヤマラッキョウが

咲き出して、木々も色づき始めた、里はそばの花で綺麗な秋を迎えた

暮らしの秋 山里の爽やかな秋風に歩いて

四国地方は台風の被害も少なくて何とかやり過ごしたが、京都方面は甚大である

お気の毒なことだ、早く復旧して元の暮らしに戻られることを願うのみだ

台風の通過とともに秋晴れのすっきりした天気となり、鬱陶しかった雨も止んで

涼しいからっとした秋風が吹いて心地よい祖谷になった

小、中学校の運動会も今度の22日にある、良い天気が続きそうなので楽しみだ

朝晩は随分と涼しくなり、時には寒いぐらいでそろそろコタツが欲しいものだ

秋蟲もいまを盛りと鳴き続けていりし、もの悲しい鹿の鳴き声が夜を通して

庵の隙間から聞こえて秋の深まりを肌で感じている

10月5日（土曜日）には恒例のジャズフェスタＩＮ祖谷のイベントがある

ヴィブラフォン奏者ではスイングジャーナルのジャズメン批評家による人気投票で一位に選ばれ

名実共に日本最高のヴィブラフォン奏者である大井貴司＆スーパートリオのピアノ、ベースの

演奏会は茅葺きの武家屋敷を舞台に至近距離で聞けるから迫力充分、秋深まる祖谷の夜空に

星と輝き鳴り渡る、演奏の合間に食事＆ワインでほろ酔い加減になるのも良し

演奏後は夜を徹して一流の音楽家と酒を酌み交わして話すもよし、山仲間と山談義をするも良し













































































































奇妙なきのこ

暮らしの秋 山里を歩いて

秋花を見つめていますと、なんとなく儚いわびしさを感じてしまいます

秋蟲も同じような思いで鳴いているのでしょうか

何れにしても、それぞれが冬という季節を前にして切に生きているのでしょう

柄にも無くそんな他愛もないことを思いながら山里を散歩しています

こんなぽーとしている時間が楽しいものですが、時には現実に還ったりしますと

何とも遣り切れない思いが身体を吹き抜けて毒されたようで堪りません



「全てはコントロールされて現在も将来も何も問題ありません」の一言で世のなかが

コントロールされかけているようですね、東電の幹部が会見で「事態は深刻です

コントロールされているわけでは無いです」と否定したのですが、翌日には

一部釈明して訂正しています、このように大方の相違する意見や批判はある圧力に

屈するようにコントロールされて、マスコミで報道され始めましたね

正しく一番偉いお方の思惑道理になってきました

「コントロールされている」ということは原発の汚染水や原発問題それ自体も含まれて

いるでしょうが、ほんとの狙いは世論をコントロールすることにあるのではないでしょうか

暮らしの秋 山里に歩いて

落合集落の人たちも心地よい秋風を身体いっぱいに日々の暮らしに精を出している

山里を散歩すれば彼方此方にどんぐりコロコロ、おっと踏みつけるところでした

ススキが上手く穂を出し損ねてくるりと巻いてしまった面白い風景に出会いました


















テラオ　絵手紙通信　蕎麦の花





































ススキ 難産でたち損ねる

暮らしの秋 山里に歩いて

秋風が爽やかです、空気も、匂いも、この季節は何を見ても、嗅いでも、体感しても

うれしいものです、葉っぱも早ものは黄色くなっているものもあります

草花もいきいきとして可憐に咲いています

奥祖谷秋点描 暮らしの秋 山里に歩いて

秋雨前線の影響で雨模様が続いて降ったり止んだりしていますが

秋も秘かに深まりつつ秋色に染まるのも間じかなことでしょう

道路には病葉が落ちているところも見受けられ、落ち葉の季節も直ぐ其処で

季節の追っかけこのような時期に入ってきました

山の仕事や毎日の散歩で季節がどんどん変わっていくのを実感するようになりました

秋風もしずかに涼しげな心地よさを齎してくれますが、朝晩は寒さを感じることもあり

自然の変化にはうっかりしていると置いてきぼりになりそうです

つい、２，３日前にはまだ青みがあったつりばなが今日は紅く色づいていました

カマキリさんも子孫を残す作業に余念がありませんし、はや、曼珠沙華が咲き始めました

毎日毎日新しい発見があります、といっても、別に珍しいことではないのですが

なんでもないこのような日常の変化は祖谷の暮らしには無くてはならない楽しい変化です



露草の憂き気に咲きし侘しさに秋かぜ吹きて落つる玉露

蟷螂の動かぬ貌にカメラ向け

唐突に先駆けなりし曼珠沙華

秋風に蔓人参の揺れにけり

















テラオ携帯写真　　秋も秘かに深まりつつ

奥祖谷秋点描 暮らしの仲秋 山里に歩いて

秋風が立ってきました、その心地よい秘かな風が気ままに絵手紙通信になって

ぼくの足元に舞い降りてきました

あくまでも、気ままにその時の気分で絵筆を走らせますので、次は何時に舞い降りて

きますことやら判りませんが、ぼくを、和ませ幸せな気分にしてくれます

これから、秋もしずかに深まってきます、いろいろな風景、秋の草花を見つける度に

祖谷の素晴らしい自然にこころ奪われてしまいます



奥祖谷恋歌

山へ行こうよ　秋山の
　　
真紅に燃える　四方の峰
　　
山は三嶺と　天狗塚
　　
君と一緒に　登ろうよ
　　
尾根道辿る　縦走路
　　
夕日静かに　沈みゆく















テラオ絵手紙通信　風

奥祖谷秋点描 暮らしの仲秋 山里に歩いて

しずかに秋は忍び寄ってきましたよ、秋の花が彼方此方に咲いて散歩も

楽しくなりますが、このところは長雨ですね、秋雨前線に台風が重なって

ちょっと憂鬱になります

でも、そんなときは、自然に任せてのんびりと読書に勤しみます、窓を開ければ

目の前は自然がいっぱい、遠くの山々も霞んで墨画のようです

雨に打たれた木々や草花に目をやりますと生き生きとして雨を楽しんでいます

自然が雨を楽しんでいますのに、自分も楽しまない手はありません、勿体無いです

雨の音、風景、草花、風、匂いをＢＧＭにして読書三昧は贅沢な時間です

欲を捨て、楽になりますと、多少不便なことも逆に楽しみに変えて暮らして行けます

ほんとに祖谷は素晴らしい豊かな暮らしが出来るんです





















テラオ携帯写真

奥祖谷秋点描 暮らしの仲秋 山里に歩いて

奥祖谷は秋だった、トンネルを抜けて山里に入り林道を歩けば秋を知り嬉しくなる

ほら、あそこにくずの花が、ほら、そこにモミジの葉が赤色に、ここにミヤマウズラが

ああ～、まったく秋だよなあ

小さい秋！見つけた、テラオはにこりとしてうれしさが込み上げてくるのをどうしようもなく

いつになく、散歩をしないとわからないものだとつくづく思った

なんと、自分は幸せなんだ、仕事で山を歩けば、小さい秋を見つけ、ふもとを犬の散歩で

これまた、小さい秋を見つける、この奥祖谷に暮しているからこそだよなあ



















テラオの携帯写真　奥祖谷は秋だった