秘境という名の山村から(東祖谷)

にちにちこれこうにち 秘境奥祖谷(東祖谷山)

菜菜子の気ままにエッセイ( 気配と落ち葉の独り言)

2019年11月24日 | Weblog


枯れ葉の落ちる音をリアルに聞きながら、年末のお墓のお掃除をする。
回りのほとんどのお墓が新たな場所に引っ越しされて、目印に古い墓石が横になっている。
「空き墓」だらけのご先祖様の眠る?集落の墓地は、完全に貸し切り状態であります。

鬱蒼と茂る木々の下。掘り起こされた墓穴は、大量の枯れ葉に覆われている。時折、風の音がする。
足元を確かめながら、枝を地面に突き刺し、少しずつ移動する。ガサッガサッ。
昼間でも薄暗い場所。
そっと 後ろを振り向く。
「幽霊」は、いない。
「気配」も、しない。
ここには、何も存在しないのではないか?

空き家だらけの集落から、気配が消えるみたいに、古い墓地も同じように、魂?が浄化して、その場所にはいないのではないか?
いないのだとすれば、私は葉っぱをかき集めては捨てる!?無駄な行為を唯、繰り返しているだけではないか?
もう一度、振り向く。
「幽霊」も「人間」も いない。

人がいないのに、公共工事だけは 何気に増えている。
「村」が存在していた頃の「村長」さんと、「村会議員」さんを、ふと思い出した。
村会議員にも、野党と与党があって、何かにつけて小競り合いをしていた。
与党の数で余裕で有利だった村長さんは、野党議員さんが
「くそごじゃすなよ!!」
と詰め寄っても、
その村長さんは、鼻で笑っていた。※故人ではありません。あしからず。

今の国会が、まさにあの時の景色と同じだ。
私は評論家では御座いませんが、今の私物化された国を変えるのは、
野党の国会議員様のチカラでは、到底無理だと思います。
若者達よっ!
真剣に真剣にこの国の未来を考えて。
誰か一言発信してみて。
毎日を普通に働いて、家賃と格闘している、若者達よっ!
今流行りの SNSで呟いて。
「総○大臣、ヤバくね!?」
もしくは、
「税金遣ってるんだからぁ、説明くらいしてって話ぃ~」
もしくは、
「○党、使えなくない」

貧相な毎日の先に、更に厳しい未来が待っている。
大都市一極集中の今。地方の若者は(※契約職員、アルバイト) 食べるだけで精一杯な筈だ。

貧相は犯罪の芽を生み、メディアは視聴率の狙える話題のみを形成し流す。生活に困窮されない方々が
如何にも同感しますみたいに、共感したそぶりで 頷く。
報道の中には、虚像もあると言うこと。
民主主義はもう、崩れているのだ。

20時頃に、夜空を物凄い爆音が鳴り響く。
「何~?地鳴りか!!」
爆音は数秒続き、遠ざかる。
あちらのお国の低空飛行訓練の、ルートになっているんですね!?
この爆音は、いきなりだから、めちゃくちゃ心臓に悪い。

「本日、20時頃、低空飛行訓練があります。ご注意下さい」
なんて、事前に放送もされない。
一般人には、護衛は付かない。私達は自分で自分を守るしかない。
何が言いたかったのか、理解しがたい本日の呟き。
とりあえず、寒くなりました。皆様、変わらない毎日を、それなりにお勤め下さい。
私も変えられない毎日の中で、代えられないモノを大切にして、中途半端な貧困と闘いますっ。
草 々




















































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里山の紅葉の彩色をたのしみ、木々の多様性をたのしんだ

2019年11月15日 | Weblog



ちょっくら、里山のイロハモミジの彩色を観賞してきた、きれいに発色している木もあれば
落ち葉のジュータンになっている木、未だに色づいていない木とさまざまな生き方をしていた

モミジも多様性を重んじてそれぞれ気ままに生きているのだよね、
他の木々、山の森などはいい色している気もあるが、枯れ葉、巻き葉などが
多くありあまり、ぱっとしない感じだなあ


















































































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菜菜子の気ままにエッセイ( ヒアリとクモと勤勉と)

2019年11月03日 | Weblog


昨年より遅く、ジワジワと紅葉が進んでおります。
朝夕の気温は10度少々。
皆様、お変わりございませんか?
私は相変わらず、中途半端な貧困と、加齢に伴う中途半端な鈍痛と対峙しております。

生きる為に働く。体力が必要。お腹が空く。食べる。食費が必要。再び働く。腱鞘炎になる。病院代を取られる。
お陰で家計簿が赤字になりかける。ちょっと食費を削る。そのまま働く。お腹が空く。
寒くなったから、ストーブを出す。
町のセルフで灯油を買う。

スタッフルームの中にいる店員さんを呼び出して聞く。
「更に安くなる、カードとか何かしらありませんかっ!?」
『これ以上は、ありません』
あっさりと、断られた。
再び働く。お腹が空く。次いでに喉も渇く。
暫し、考えた。

布団の中で、1日を過ごせば、そんなにお腹は空かない?のではないか…。
動かなければカロリーは、少量で済む。
膝も痛くならない?かも。
3日に一度だけ、何かしらを食し、
一週間に1日だけ働けば、タイヤもすり減らないし、ガソリン代もいらない。
温暖化の取り組みにもなる。

話は脱線致しますが、長女が不要になったものを、頂いて使っている我が家の冷蔵庫。
ドアが開こう、開こうとするから、ガムテープで止めている。
そんな、自分にケチな私が、お金を気にしないで、購入するのは、
山の上に住むヴヴヴ星人のお友達のおばあさんの作るジャガイモ。

現金とお土産を持参して、晴天の休日におばちゃんを訪ねた。匂いの無い風が、
茅をしなやかに揺らしながら、お庭を駆けている。

最近のおばちゃんは、デイサービスに行く様になってから、語学が達者になった。
sいままで口にしなかった、社会面の話題を、口にする様になった。

『菜菜美さんよ、外国からくる荷物に赤いクモ、入っとるんじゃと~』
縁側で足の指を丁寧にマッサージしながら、話すおばちゃん。
「あぁ~セアカゴケグモじゃな」
『悪いことする、アリもおるんじゃと~』
「ヒアリじゃなあ~」

『あのの、わたしゃあ、※(私は)思うんじゃけどの、それを見つけたら、
そのままにしとったら、アブナイのに、アンガニ、おいとっていくまい』
「……?」
『見つけたら、そのまま見よったら逃げるのに、すぐに殺さないくまい』
「……」


前略・メディアの映像担当の方々。
セアカゴケグモとか、ヒアリを映した画像の説明テロップに、新たな追加項目が必要かも。
この秘境の山村に住む老人が、ニュース映像の視聴の仕方を、なんと言いますか、

上手く説明出来ませんが、早い話が、誰か助けて下さい。
新たにテロップを出すとすれば?
≪これを撮影した後、きっちりと殺虫処理しました≫みたいな。

おばちゃんは、自分の話に自分で頷きながら、真剣に話す。
私は、わたしは、暫く固まり、一言、返事をした。
「おばちゃん…大丈夫じゃよ。ちゃんと、絶対に処理してくれとるよ」
おばちゃんは、ヨガのポーズから、すぐにサンダルをはいて、納屋に向かう。

『菜菜美さんよ、ジャガイモよるわの※仕分ける』
おばちゃんの後ろから納屋に迎いながら、ココロの中で、そっと呟いた。
『おばちゃん、 今日は 何回 手を 洗いましたか? 』
歯と 健康寿命とか、
口腔ケアとか
手洗い、うがいで予防とか、
厚生労○省の皆様を否定する気はありませんが、
ここにそれらの全てを根本から覆す、おばあちゃんが、健在しておりますっ!!

おばちゃんにお金を渡そうとした。
「おばちゃん、これジャガイモの肥料代にして下さい」
『いらん、いらん、旨い旨いって皆に悦んで貰えたら、わたしゃあ嬉しいんよ~』
「いかんよ、肥料代いるのに、ただで貰ったら悪いよ~」
『いらんぞ、いらん、いらんっ』
「おばちゃんっ!大丈夫っ!ワタシは仕事しよるけんな!お金払うよっ!」
おばちゃんの小さな手に、お金を手渡した私!。

おばちゃんの家を後にしながら、私は思った。
「仕事するって、カッコええ~」
草 々




























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