秘境という名の山村から(東祖谷)

にちにちこれこうにち 秘境奥祖谷(東祖谷山)

菜菜子の気ままにエッセイ 《第6回国際雪合戦四国大会!》

2010年01月30日 | Weblog
二年前、ワメイの妻T子ちゃんから、ある指令を受けた。共に大失恋をした、一年後の1月のある日。
「雪合戦の屋台、一緒にや・り・ま・せ・んか…?」

雪合戦?
知ってはいたけれど、全く興味もなく、主人の事で頭の中は、真っ白な状態で、とりあえず断った。
が、ワメイの妻は、一度では引き下がらない。柔らかな同じ口調で、確実にじんわりと、再び、誘ってくる。
ワメイさんも、この手法で、引っ張られていたのか?引っ張られる振りをしていたのか?結果、私が根負けをした形で、
屋台参戦を、引き受けた。
私も、とりあえず何かをして、気を紛らわせたかった。
何をしても、あの日々は、身体は動いていたのだけれど、心が宙ぶらりん!
おまけに何を血迷ったか、35年ぶりに、トランペットで、ファンファーレを、吹いた。
(知人二人を道連れに)
よくぞ、あのような、無謀な行為を、やったものだと、今考えると、恐ろしくなる。

何をしても、真っ白だったあの月日。
24時間、寝ても醒めても、主人の事ばかり。車の運転中。誰も待っていない玄関を開けた瞬間。何かをするたびに、いつでも、一人で大泣きをしていた日々。

大失恋から、三年間が過ぎた。
(哀しみ)は、時間の流れが、ゆっくりと、癒してくれた
そして、何よりも感謝している事。(寂しさ)は人の優しさが癒してくれた。

ありがとうの言葉以外に感謝を伝える言葉はあるのだろうか。

頂いたたくさんの
言の葉 を
一枚、一枚、重ね着しながら、
時にはお日様にあてながら、
毎日毎日を 自分らしく
生きていきたい。
そして いつの日か、
空に帰った時、
やっぱり主人に 私を見つけてほしい。
やっぱり、主人に会いたいと思う。
主人のいない 時間の隙間を あたたかな温もりで、支えてくれた《チカラ》に、私が頑張る事が出来る《チカラ》に
ありふれた言葉だけれど、わたしから、
「ありがとう」
何気なく放された、放物線の、一瞬、一瞬で巡りあえた時間の軌跡。
いくつになっても、心に賞味期限なんてないから。

出来立ての
感謝をいっぱい、いっぱい込めて、

「ありがとう」
「私は、幸福です」


今日から
二日間。
雪合戦の屋台参戦に出かけます。
「宿借りブログ見ました♪」と声をかけて下さった方には、
わたしから、スペシャルプレゼント!
ラーメンの
チャーシュー!



は無理!
金額が高い!

したがって、
ネギ♪
ネギを たくさん、トッピングします。
いつでも、声をかけて下さいっ!

本日は、「国際雪合戦四国大会」の告知と、
わたしからの
「ありがとう」のメッセージでした。
では 行って来ます
雪の降らない? 雪合戦に♪

究極の人工芝で雪合戦


雪球はやっとのことで雪の工面が出来た


雪は無くても熱戦に応援




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奥祖谷冬点描

2010年01月28日 | Weblog
「トンネルを抜けると雪国であった」はずなのだが
今年当初のドカ雪や日中の氷点下の日々が夢であったような
暖かい毎日となっている。

トンネルを抜けると早春の訪れであったわけで、奥祖谷の山々は
白銀の山から残雪の山々に様変わりしていた。

久保東集落の長岡家(おばあちゃんが亡くなって廃家となる)の
前から眺望する三嶺の稜線伝いには薄っすらと雪を被り残雪の風景と
なっていた。

何時もの久保集落中ほどの山梨の古木からの天狗塚、天狗峠は
陽陽とした陽射しを浴びて遠からず訪れる早春の俤を彷彿とさせる。

しかし冬のさなかにあってこのような陽気はまぼろしか、危うい
気がしないでもない。

一旦寒波に見舞われるとひとたまりもあるまいが、土地の人たちにとっては
冬の最中のポカポカ陽気は厳しい季節を乗り切る元気を与えてくれる
糧になっている。
もうひと時で畑を耕しホドイモ(じゃがいも)を植える農作業が待っている。









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奥祖谷冬点描

2010年01月27日 | Weblog
厳冬期真っ只中の奥祖谷は一時期のドカ雪と日中の零下温度が
続いた日々が過去形のような暖かさが何日も続いて積雪の翳すら
無い山麓の風景となっている。

気の早い土地の人たちのなかには暖かい陽射しに誘われて
土引きを行って一汗掻いている姿が畑の彼方此方で見られる。

厳冬期は去っておらず、これからの積雪が気になるところであるが
この陽気ではジッとしておれないらしい。

畑は冬の束の間の暖かい陽射しと澄んだ空気とひやっとする風に
温もりを一杯に浴びてあくまでも明るく弾んでいた。

久保集落最上のT老婦は徳島の子供の家に避寒していたが、思わぬ暖かさに
自宅と畑が気になり、避寒を早めに切り上げて帰ってきたようである。
訪ねてみると相変わらず元気な顔で迎えてくれた。

これから雪もまだ降るだろうけれど、日に日に暖かくなるから我慢できるし
何よりも畑仕事で身体を動かせるのが嬉しいとにこやかに話してくれた。





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菜菜子の気ままにエッセイ   (わたし いい人!)

2010年01月24日 | Weblog
一週間の激務が、終了し、身体の疲労をリセットする為に、決めていた!事があった。
「日曜日は絶対に朝寝するぞ♪」
「寝る!寝る!寝る!♪」


でも、何故か、
巨大に宣伝してしまった、N●Kの再放送!「必見です!」
なーんて、言ったわたしが、再放送を確認しないで、温かなお布団の中?で ぐっすり睡眠?

ダメ、ダメ!
それは責任感超ピカいち女子の、体内細胞が許さない!


…と言う事で
私の考えた今朝のシナリオ!
名付けて
(半分だけ目覚め企画)♪

7時を確かめる。
ファンヒーターを、ダッシュで点火し、
再び布団に 隠れる!
10分、じっと待つ!
部屋が、温まったと予想を立て、じわりと布団からでる。
ポイントその1。
室内の電灯は点けない。交換神経が、目覚めてしまっては、いけない!
テレビをつける。
音を少し下げる!

「まだ始まってないわ!ほんまにこのチャンネルで?OK?
テラオの兄さん、ガセネタ私に、吹き込んだか…?」

などと半分だけ、目を開き加減に、ファンヒーターの前で、座っていると、ある姿勢を無意識にとっていた!

ジャーン!
その姿勢、
再び、布団で二度寝する新たな目標の為に、その究極の 半分だけ目覚めさせる姿勢!
その結果
なんと、かの有名な彫刻の姿!
《考える人》
の姿勢になっていた。
お~、そうか、そうだったのか!
あの彫刻家は、二度寝する為に、半分だけ、起きる!
その課題を克服する為に、あの姿勢が、誕生したのだ♪
歴史に一歩、近づいた気がした。

という事で、
私もきちんと律儀に、再放送、見ました。
やっぱり、ヤバいわ!あれだけメディアに、出さされて、あの髪の色は、ダメ、ダメ♪

以上、
本日は、菜菜子の
二度寝したい時は、《室内を暗くして考える人!》
の緊急実証報告でした!
まだ、お外に出てませーん!
小鳥は 鳴いてます♪
本日も、髪を綺麗にして、
がんばりますっ! 

菜菜子さんの携帯写真 今日の快晴とコテージの風景



コテージ直下の祖谷渓と快晴の空  


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菜菜子の気ままにエッセイ 「テラオの兄さん」  

2010年01月22日 | Weblog
今日の夕方の、N● Kローカルニュース、「絆」をテーマにした特集に、テラオの兄さんが、出演していた。
「活彩祖谷村」の元気印の、「赤旗」を、毎日自宅回りに掲げて、(旗を寄付して下さったのは松ぼっくりさんご夫婦)
「今日も元気だよ」を伝える、高齢者の一人暮らしの方々。
その旗を、毎日確認して、優しく見守る在所の村人。

オープニングが、綺麗なBGMと共に流れる。
東祖谷山の集落に、降り積もる雪。
風は、剣下ろしの、寒風。
秘境東祖谷山の、厳しい冬を、背中に背負い、ひたすらに健気に暮らす、高齢者の横顔。
地域を支える、絆の深さ、尊さを熱く語る、テラオの兄さんの、
カッコ良い、インタビューが流れる。


それを、テレビで優しく見つめる、わたしの本日の夕食。


「タマゴかけご飯」

「ご飯、固かったか?」
「ん?タマゴの賞味期限?買ったことさえ、記憶にない!年末に娘達が、ストックしたか?」
「テラオの兄さん、髪の色、なんとかせいよ!」
「あっ、そうそう、帽子があるじゃん♪なんで、帽子最初から、被らなかったの?」

「谷〇のおばちゃん、インタビュー、超自然!カッコ良し♪」


「冷蔵庫に、他におかず、ないかなあ~タマゴかけは、ちと、辛い……」


などと、考えている間に、特集は無事、終わりました。
わたしの夕飯は、二分で終わっていました。悪しからず。

早い話が、
放送直前に、凄まじい空腹感に襲われまして、テレビも見たい!
何か食べたい!
の二つの欲望を、一瞬で叶える為に、
思いついたのが、
究極の10秒クッキング♪
あっ、若い婚活中の女子の方々、
「何か作るわねェ♪わたしの手料理♪」
などと言って、このメニューを作っては、いけません!
ドン引きされます。
どんなに、あなたが小指を立てて、かわゆくても、
間違いなく、彼との距離は、縮まります。
参考にしてね!


テラオの兄さんに、
初めて会ったのは、16年前かな?
確か、ジャズフェスタIN祖谷の、飾り付けをしていた、
「武家屋敷」だった。音楽馬鹿同士だった、わたしの友人が、紹介してくれた。
あの時、テラオの兄さんは、庭で木切れを運んで、何やら飾っていた。
「〇〇〇よ、千葉から今井にもんてきた、市岡さんじゃわ!」
彼が、テラオの兄さんを、わたしに会わせた。
わたしの第一印象!
「千葉から?物好きもいるもんだ?わざわざ、祖谷に帰って来るなんて!」
「でも賢そうな人だなあ~」

テラオの兄さんは、
わたしをチラリとみて、その第一印象は
「知的で綺麗な女性だなあ~」
と言いたそうな目を、していたと思います。多分。 絶対。

あれから16年。
一番気を遣わない、
大切な友人の一人と、なりました。
彼が、目指す、
秘境東祖谷山村の、
ポリシー!
「何にもない。何にもないから工夫して楽しんで暮らせる。心、豊に暮らせる!」
(私は竹野内豊が好き♪)
彼の理想と努力の成果は、
毎月、自腹で出し続ける、定期機関紙
「てんご新聞」に詰まっています。
故郷東祖谷を、誰よりも愛する人です。

再放送が、
今週日曜日、
朝の7時から
N●Kの全国版で流れます。
よっぽどの、ど偉い、報道特別番組にチェンジされない限り、
オンエアされます。
見て下さいね。
「必見」ですよ。

わたしは、
何か食材を、調達し、頑張って、何か、お料理します♪

以上、
テラオの兄さんの、雪混じりの髪の色が、
賞味期限切れのタマゴより、気になった、
友達思いの、菜菜子の緊急告知 及び、10秒クッキングでした。

まだまだ、冬本番!
心が温ったかだと、きっと誰でも頑張れる!元気印の赤旗、
本日も、あったかく!寒い風に
なびいています。
本日も、
「サブッ!」
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奥祖谷冬点描

2010年01月20日 | Weblog
雲上寺の宮の内和尚は年末から今日まで下の町で子守や雑用に
追われて祖谷入りできずに不本意な日々を細々と生きているが
道後の街角で珍しい細工物を見つけて小躍りして喜んだ。

いまどき滅多にお目に掛かれない竹細工のうなぎ採り、通称疑獄と云われる
ものである。この竹筒のなかにうなぎのえさを入れて口を川下に向けて
沈めてうなぎが入ると中の仕掛けで外に出られない優れものである。

和尚はこれを見て夢見てしまったのである、不遜にもこの疑獄であの金集め天皇と
云われる大うなぎの化け物を生け捕りにしたら、愉快、痛快、面白かろうと。

だが、この化け物はなにしろロッキード事件の最後の継承者でありその処方は
前近代的であり、政治思想はないが金集めにめっぽう優れているという
鼻持ちならないが、ロッキードの弱みを研究した最強のつわものであり、
弟子に資金洗浄と称して複雑な経理処理をさせているので、そう簡単には
わなに掛かりそうに無いようだ。






街中に長居していると心も身体も泥臭くなるわけで、和尚はうんざりしているが
菜菜子さんの携帯写真に救われている。
祖谷の穢れない写真を眺めているとほっとして、心優しくなるのである

このところの暖かさで集落の深雪も少なくなり、土地の人たちにゆとりの気持ち
みられるようだ。
しかし未だ1月下旬、冬真っ只中には間違いない、またなんどき寒波襲来で雪に
埋もれるかだ。油断大敵である。







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奥祖谷冬点描

2010年01月19日 | Weblog
相変わらず朝晩の冷え込みは零下になって道路の凍結も相変わらずであるが
天気が良いため、日中は暖かくて雪も消えている集落がある。

厳冬期ではあるが山麓では三寒四温を繰り返しながら春に近づいているのであろうか
日当たりの良い場所にはふきのとうが僅かながら雪の消えた隙間から顔を覗かせて
いるようである。

祖谷谷に 四温を迫る 花二輪

栗枝渡集落から落合集落を眺める 菜菜子さん携帯写真



暖かい日中には在所のお年寄りが日向ぼこりを楽しんでいる風景は微笑ましいが
まだ厳冬期は去り行かず。

節くれの 手に一握の 雪を観し

皺ふかき 老婦の顔に 風花落つ   風花(晴天にちらつく雪)

樫尾集落 雪風景 菜菜子さん携帯写真



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奥祖谷冬点描

2010年01月17日 | Weblog
心に沁みる雪の風景
ふと見上げると、ふんわりと雪の綿から覗いている椿に、わたしは丁寧に
挨拶をしたくなった。



寒椿 雪をかぶりし 山家かな






避寒した 山家のあかり 寂しかり



避寒せし 老婦の便り 届くなり







林道の雪をスパイク付きの長靴で歩いていると、道脇の屋根の雪が大量に落ちているのに
出くわしたが、きっと大音響の地響きを立てながら落ちたのに違いなかろうと思った
それというのも寝ていて夜中にドタンと大きな音に何事かとよく吃驚したものである。

いっぺんに目が覚めてしまい、寒さに震いながら外に出ると軒下に大きな塊となった
雪が落ちているのである。
おかげさまで翌朝は雪かきの仕事が出来るのであるが、時には雪だるまやかまくらに
興じることもある。

地響きを 立て落つ雪の 凄まじき















寒中に動物のえさが乏しくなるころ、野道、畑のあぜ道などに食べものを置いて
施す習いがある。 なんとなく、温もりを感じてほっとする心優しい野施行。

野施行 ひとの温もり 伝いけり









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奥祖谷冬点描

2010年01月16日 | Weblog
滝氷柱 日ごとに太く なりにけり

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菜菜子の気ままにエッセイ「凍結!」

2010年01月15日 | Weblog
寒中お見舞い申し上げます!
積雪の量は、例年並みの祖谷の1月です。が、気温の低さが、日中マイナスを記録する日々が、続いています。新品の積雪の上は、走りやすいのですが、何層にも出来た、タイヤの轍の後が、あくる日、見事に「凍結」します。
「アイスバーン」です。テカテカ、ピカピカです。
四駆も、スタッドレスタイヤも、スピードオーバーと共に、ブレーキを踏めば、もうそれは「自滅行為」!
ハンドル捌きなど、無力な行為!
美しく愛車は、ガードレールへと、導かれます。
「しわしわ走らんかえ」 これが冬の祖谷路を走るポイントです。失恋したばかりの女子、男子の方々は、冬の祖谷路には、お勧め出来ません!悪しからず!
自分を振った相手の顔を、思いだしながら、大音量でカーステレオを鳴らしながら、知らず知らずに、アクセス全開!いけません!
叫んでもいけません!
「なんで~、なんで~なんで~あんなに優しかったじゃないの~、わたしの何がいけなかっの~」
などと、アクセス全開注意、注意!
冷静になりましょう。嫌いになったから、フラれたのです。
ケーキが、食べられなくなった人に、どんなに手の込んだケーキを作ってあげても、
相手はケーキが、嫌になったのです。
去る者は 追わず!
あなたは、探すのです。
新たな「ケーキ好き」を♪

話が全くそれて、ゴメンなさいね。
まるで、別の登山道が、出来たみたいな、それ方ですね。

冬、
新たなわたしの問題発覚です。
夕方のいつもの、散歩道。
「路面の凍結」が、わたしを 苦しめます。
路面は、薄くテカテカと、凍りだしています。ツルッツルッ、ピカピカ♪
ゴンが、何回も転びそうになりながら、坂道を上がります。
わたしは、氷の上をゴンに歩かせ、自分は安全な真ん中の雪の上を、歩きます。
わたし、自分が一番大切ですから♪
氷の下りの坂道を、歩きながら ではなく、
ぺたぺたと小さく路面を、進む。
まるで、ペンギンです!
ペンギン歩きをしながら、ふと考えた。
「あれっ、もしかしたら氷の上、あー、スケート選手って、この姿勢で、滑って行って、一回転とかやるの?」片手に リード!
足元に 老犬!
今、一回転したら、
老犬、一緒に回転……
一瞬、私の中の
スケート魂に火が点いた!

が、体験してない事は出来ません♪
すみやかに 止めて、ペンギン歩きを、マスターしました。

「東祖谷只今、凍結大放出!」
気をつけて、来て下さいね。
気持ち良いよ!
冬の匂い♪
なぜか、今年の冬が
大好きになった、
菜菜子の冬レポート終了♪
本日も 「サブっ!」


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奥祖谷冬点描

2010年01月14日 | Weblog
雲上寺 冴えにし月も 寒参り

深雪庭 土竜も打てず 寂びしかり

1月14日 子供達が「14日のもぐら打ち」と囃しながら藁の苟で
家々の土間や庭を打って歩いて農作の害になるものを鎮めた。

降りしきる 雪をはらいて 松納

山神を 祀りし慣ひ 鳥総松

鳥総松(とぶさまつ) 鳥総とは本来、木樵が伐り倒した木の梢を
あとに立てて山神を祀ったことを云い、転じて門松を取り払うとき
そのあとに松の梢を折って立てておく慣わし。

菜菜子さんの携帯写真  今日の東祖谷釣井の雪風景








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奥祖谷冬点描

2010年01月08日 | Weblog
心に沁みる風景
久保集落最上(標高850)にあるT家の前と横に広がる畑は四季の何時でも
綺麗に整理され雑草も引かれて気持ちの良い畑である。
もうかれこれ80になるT老婦が一人で耕して肥ぐろを刻んで入れては
ジャガイモ、蕎麦を収穫する傍らで、サツマイモ、トマト、などあらゆる
野菜を採って、都会も子供達や孫に送るのを楽しみにしている。

もちろんわたしにも度々おすそ分けがあり、新鮮な野菜が食べられる恩恵に
預かっているわけだが、T老婦も年には勝てず、だんだんと「せこうなって
きた、何時まで動けるかのう」と弱気を見せるときが度々ある。

血圧が少し高いために冬場は街の子供の家に下りているのが、
2,3年続いている。12月中旬に訪ねたときは、今年は小豆が出来が
悪かったから、黒豆を持って帰れとたくさん頂いたものである。

そのとき見た畑は残し物が一つも無い綺麗になった畑であった
何時までも元気でこの暖かい、温もりのあり、生活の匂いがする
畑を守って欲しいものだと思う。





すこし下りたところにあるハデ木と肥ぐろの風景もわたしは心に沁みる風景
である。このハデ木と肥ぐろを通して天狗塚と天狗峠を眺めると気持ちが
安らいでくる。



T家の畑の近くにある茅葺きの廃家は主が居なくなって久しいのか
大分崩れかけている。
雪の重みで今にも屋根が落ちるのではと危ぶまれるが、寂寥とした
雰囲気と何故か温もりがあるようで、不思議な気持ちにさせる
風景が私の心を揺さぶるのである。




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新春 菜菜子の気ままにエッセイ

2010年01月07日 | Weblog
祖谷を愛する皆々様、新年あけましておめでとうございます!
月並みなご挨拶ですが、宿借り生活の私のつたないエッセイを
今年もよろしくお願いいたします。

とご挨拶をしたいばかりに、このブログの主様に新年、初電話をしまして
「なんでもいいから、更新して下さいっ!」
とわがままを言った、気ままな私でした。

東祖谷の年明けは、
大晦日からの「雪」の贈り物から始まりまして、シトシトと、そよそよと
風の中を、「雪の精」が気ままに泳いでいます。

グレイな空から、次々と降りてくる
「雪の精」を見上げながら、思いきり、冷たい風を頬に当て、
思いきり 「冬」を感じて、
思いきり、「喝」を入れ、
冬の感傷に浸りながら、ふと足元を見れば、リードに絡まる、
一匹の老犬!

ロマンチックな世界は、木っ端みじんに吹き飛び、そそくさと家路へと向かう、午後でした。

さあ、確実にまた、
「年齢」を重ねます。美人も、美男子も、
そーでない方々も、
既婚者も、独身貴族の方々にも、平等なる儀式が、年齢を重ねるという現実です。「気持ち良し!」
って、感じです。
「年齢」を重ねなければ、判らなかった事の方が、めちゃくちゃ散乱しています。
そんな、いっぱいの摩訶不思議を、ひとつ、ひとつ、正面切って
体感していこう!って、そんな風に思います。
そして、
やっぱり、
いつも自分自身に嘘をつかずに、
伝えたい想いとか、
言葉にしたい想いを、ストレートに放ちたいと、思います。
「奥祖谷冬真っ盛り」ビリッと
キシッと
そして、凛と
今年の祖谷も、よろしくお願いいたします!サブッ!

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奥祖谷冬点描

2010年01月05日 | Weblog
石豆腐わがもの顔の祖谷雑煮

東祖谷では何百年も続いている風習が残っているお家があるようで
地元で作られて石のように硬い豆腐が餅の代わりにお椀を占領して
出される雑煮である。

祖谷の人見ざる云わざる初詣

「秘境 祖谷の四季」井上賢治著のなかに「初詣」の項目がありますが
これによりますと、井上氏自身が体験されたようですが、初詣のときは
隣近所、知り合いの人に見られないように、言葉を云わないようにして
初詣をするそうです。
氏はほんの10年ほど前に体験されたそうですから、まだこの風習は
残っていると思われます。

山門を出でずに過ごし三が日
寂寥の廃家ならべて寒念仏

今年は山行することなく、寝正月三昧でした。



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