秘境という名の山村から(東祖谷)

にちにちこれこうにち 秘境奥祖谷(東祖谷山)

菜菜子の気ままにエッセイ(別れと値切りとシシの道)

2010年11月30日 | Weblog
わたしは、
計算高いオバサンに、成長している…
どんなに、究極の失意のどん底に居ても、お金が絡むとなると、別人格の神様が、わたしに憑依して、勝手におくちが、喋りだす…


昨日、某動物霊園に、午後から娘達と集まった。
火葬を、して頂く為に。
土葬なんかして、
イノシシ君か、イノシシ姫に、掘り起こされたのでは、タマラナイ!
育ての母は、ゴンちゃんを、キッチリと供養しなければ、ならない大事な努めがある!

行きたい、目的の霊園は、決まっていた。
看板を見て、あそこって、なんか良さそう~と決めていた霊園!

ここで、ポイント!
最初から、お願いします~!なんて、電話で予約しては、いけません!値段を、決定付けられたら、もう、交渉成立のお約束!
定価があって、ないような、商売が世の中には、うじゃうじゃ存在する。
わたしは、とりあえず、電話をかけた。行く霊園を、決めているのに、電話をかけた。

『もしもし~あのぅ、ちょっと火葬費用をオシエテ、頂きたくて、数件、電話をかけているんですけど~』

優しそうな声の、オッチャンが、動物の重さで金額が変わるが、柴犬なら〇万〇千円かなあ~と言った。
『〇万〇千円ですねぇ…では、それならそちらにします。よろしくお願いします。』


そして、娘達と、現地に着いた。
やっぱり、優しそうな、オッチャンだった。
オッチャンは、パンフレットを出してくれて、
「これに印刷しとるように、目方で金額が決まってるんでわ~」
と、やっぱり、優しく、説明してくれた。


このシチュエーションで、別人格の神様が、わたしに憑依した…

『5キロ以内ですぅ~ほとんど、5キロはありませ~ん』

段ボールの中には、花とお菓子に飾られた、ゴンが眠っている!

その段ボールを、軽~く?持ち上げながら、久しぶりに、綺麗げえに腰痛を我慢して…微笑む・わたし!
オッチャンの瞳を、見詰めながら、
『ねっ、ねっ、5キロでしょう!』
と、段ボールを、揺する!
(ゴンよ!遺体を揺らしてごめんなさい…)
オッチャン、一言

「…ヘッ…そうじゃなあ~」

商談成立!

1時間の火葬時間。
車の中で、ゴンを見送った。三人で、煙突の小さな煙りを見ながら、見送った。

私は、ふと思いだした。
主人が、亡くなった直後も、行く葬斎場は、決めていたのに、
同じような、交渉をした…

『そちらは、迎えの寝台車、県外でも別料金取るんですか?』
「あ~、それは、サービスさせて頂きます!」

『それなら、お願いします!』


この、別人格神様は、きっと、九州の祖父の血なんだ!
どんなに、どんなに、哀しくても、交渉事は、コナシテしまう?


そして、今日。
夕方、ゴンを、主人のお墓が見上げられる、原っぱに、埋葬した。
鍬で土を掘る、ワタシ。横で見つめる88歳のオバサン!

掘るワタシ
オバサンが傍に、くっついて来るっ!

『掘らせや~!』
「ええよ~!膝も腰も痛いのに、自分で掘るから~!」
『ちょっと・貸してみぃ~!』
「かんまんけん!自分で掘るけんっ!」
『掘らしてくれぇや~』

オバサンは、ワタシから鍬を、奪い、
『グェグェ!』
と掛け声を発しながら、穴を掘っていた。

とても、楽しそうに見えた…?

オバサンが、そこがエエゾ!と言った場所に、穴を掘り、小石を敷き、骨壷に納めたゴンと、ゴンのお母さん犬の写真を、埋めた。
小さな墓石を乗せた。
お水を、かけた。
野生動物避けに、無駄かも知れないけれど、百均の蛇よけを、周りに撒いた。


帰り際、
振り向きながら、オバサンが、言った。

『明日、見とってやるわ…シシに掘られてないか…』
「なんで…?」

『あそこは、シシの道ぞよ~!シシ通るわの~』

オバサンは、何科を受診したら…いいんだろう…?

ゴンに 合掌!





























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さよならゴン   (SA-NE)

2010年11月28日 | Weblog
主人との22年の結婚生活の中で、三日間だけ、口をきかなかった時があった。
友人から、純粋の柴犬を二頭、かりてきて、暫くの間飼い、交尾をさせて、生まれた犬を、飼う。
主人は、何でも思いつけば、勝手に行動に、うつしていた。
病弱だったから、そのわがまま病も含め、私は結構、寛大な妻だった。
そんな私でも、
《動物を飼う》
という主人の思い付きには、正直、呆れた。
病院に通わなければならなかった身体なのに、いつ、入院しなければいけないか、わからないような日常なのに…
《動物を飼う》
それは、私の負担が、増すだけの事だと、解っていたから、
私は、反対の意見を貫き、主人と無駄と解っていながら、口をきかなかった。

18年前の、1月9日の冬の正午。
子犬が四頭、産まれた。
モグラみたいな、大きさで、ヌメヌメしていた…
お母さん犬が、舐めながら綺麗にしてあげていた。
主人が、言った。
『あんまり、近づいたらいかんぞ!親犬は、神経、高ぶっとんぞ!』

少し、距離を置いて、娘達と、
《新しい生命》
をじっと、見つめていた。
兄弟犬達は、飼い主のもとに、それぞれに、引き取られた。


あれから、18年。
家族の時間の中に、いつも一緒にいた。

春…
夏…
秋…
冬…

季節の中で、
たわいのない時間の中で、何をするのも、一緒だった。生活の時間の、優しい香辛料みたいに、傍に居てくれた。

八年前に、熊が一頭、入る位の、小屋を建てた。
自由に、過ごせるように。
多分、主人は、壊す計算は、していない筈だから、
私は、また解体の真似事を、しなければならない…


二週間位前の、寒波の到来以来、歩けなくなった。
この、一週間は、視力も、全くなく、起き上がる事さえ、出来なかった。

昨日、静かな場所に、連れていき、20分位、日光浴させた。
元気な頃、来ていた、散歩道だった。
冬の匂いのする、最期の、散歩になった。

ゴンを看る為に、昨日、帰省した次女と共に、主人のお墓参りに出掛けた、2時間余りの時間…

家に帰ると、
ゴンは、玄関のゲージの中で、冷たくなっていた。
身体は、固くなってしまっていた。

四年前の
主人みたいだった…

まだ、私の身体には、涙の細胞が、残っている。
泣ける…
バンバン…泣ける。


ゴン…
ありがとう。
お前が居たから、頑張れたよ。
一人では、なかったよ。

『生ききる』
という、
『チカラ』
を君は見事に、私に遺してくれました。

ゴン…
多分、目尻の垂れた、前の飼い主が、近くに迎えに来ていると、思うから、
目一杯、甘えるといいよ。

ありがとう
さようなら
私達の家族の一人
カッチョよかった、
愛する
柴犬 ゴン!
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奥祖谷初冬点描

2010年11月28日 | Weblog
まもなく雪を被るであろう祖谷の山々と山麓の冬枯れ風景 










































































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奥祖谷初冬点描

2010年11月25日 | Weblog
11月も下旬、蕎麦の脱穀も済んだ家が多くなり新そばを
味わっているころであろう。

朝晩の冷え込みも厳しくなり、山々は霧氷の花盛りが日常となろ
一昨年は19日に集落は大雪であったが、今年はまだである
集落では畑の整理に精を出して、焚き火の煙が上がっている。





朝時雨出づるや否やしぐれたり

凩や出づることなし囲炉裏番

訪ね来し家ものものし冬構

冬構済ませて老婦町に居り

落ちまいと風かはしつつ散紅葉







































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菜菜子の気ままにエッセイ(さらば、 配水管!)

2010年11月24日 | Weblog
まずは、解体作業中の、東祖谷中学校の風景を、お届けいたします。
ねっ、スゴイでしょう~!
しばらく、故郷に帰って来ていない方々は、ビックリしたでしょう~!
まるで、瞬間移動のマジックを、見ているみたいでしょう!
ないでしょう!
校舎!
あの、友愛寮も、消えたでしょう!
毎週皆勤賞のように、祖谷山に来て頂いている方々には、
『あぁ~あそこか~』
なんて、大した感動はないかもしれませんが、
数年、いやっ、
数十年間、帰省されてない方々には、多分、『なんか…淋しい…あの、想い出の場所…』
なんて、今、吐息をついているのではないでしょうか…
40年近く、頑張ってきた校舎も、遂に、諸事情の為に、東祖谷小中統合の新校舎へと、リニューアルされます!
ワタシ的には、
『?????』
って感じですが、ワタシ一人が、
『おっとろっしゃあ~!ようけ、銭いるのに!他にいるくは?ないんかえ~あそこは、使えんのかえ~ようけ、寄付金も集めて、建てたあそこの校舎は、使えんのかえ~?』

(祖谷弁って便利な使い方があるなあ…標準語よりも、何故か優しく聞こえる…)

と思う…
午後でした。

そんな、この校舎の、屋上で、
『恥』をかいた想い出がある。
忘れもしない、卒業式を、前にしたある日の放課後のお掃除のお時間。
ワタシは、友達と屋上に上がり、
片思いの同級生に、サヨナラのお手紙を、書いた。
告白もしないで、早い話しが、告白しても、後先の話しなど、全く頭に浮かばないままに、恋に恋した…
あの、バカバカしい位、初々しい乙女の頃…
ワタシは、想いを吐き出す為に、短い手紙を、書いた。
ワタシが、頭に浮かべていた、自分なりの当時のシナリオは、こんな感じだった。

屋上の排水管から、手紙を流し、
手紙は、そのまま、祖谷川に流れ、ワタシの初恋?(何回目かの)も、清く、美しく流れ去る…
そして、涙の卒業式~!
さらば、初恋君!
ワタシは、祖谷分校で、高校生になるんだっ!

短い手紙には、こんな風に書いた。

《〇〇君さようなら。言えなかったけれど、大好きでした。さようなら〇〇〇より》


ワタシは、排水管に、手紙を小さく、折って流した。

そして、しばらく、屋上で、感傷に浸っていた…
お別れの儀式に、浸っていた。

しばらくすると、
下の庭辺りで、賑やかな声が、していた。
賑やかな、声の固まりの中に、降りて行った。

一人の男子が、
ワタシに、大笑いしながら、近寄って来て、言った!

『〇〇〇って、〇〇の事、好きだったんじゃ~』

二人目の、男子が、近寄って来て、言った。
『〇〇は、アホか~!この紙、掃除しよったら、排水管から落ちてきたわ~!アホじゃの~!』


排水管は、途中から、庭の溝に、落ちる箇所で、何故か…止まっていた…


ワタシは、
赤っ恥をかいたまま、
そのまま、卒業式を迎えた、馬鹿女子だった。

20年位前、
その初恋君?に同窓会で会ったが、
何故か、頭頂部の毛はは、泥棒によって、抜き去られ、絶滅の状態となり、額も踏み荒らされ、広くなり…
すっかり、お変わりになられ、
ご無事で、何よりでした。

そんな、懐かしい屋上も、キレイに、蒸発していた。

また、新しい校舎で、新しいキラキラの、生命達が、
いっぱい、泣いたり、笑ったりするんだね。
新しい、想い出を、パズルのように、組み立てていくんだね。
社会に出て、心が、泣きそうな時に、
それぞれの心の中の、パズルを、一個、一個、必死になって、探すんだね…

失った時間でもいい!明日からの、時間でもいい!
それが、頑張れる
あなた自身の《チカラ》に変わるのなら、
なんだっていいんだよ!

だから、ねっ、
明日もがんばろう。
全国の、排水管も、
がんばろう~!














































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菜菜子の気ままにエッセイ(あなた頑張ってね!)

2010年11月20日 | Weblog
10月24日の言い出しっぺ女は、ひたすらにナタを、振りかざしながら、虹の谷公園で、無償の労働のお時間に、包まれていた。
全身はめちゃくちゃ、通気性の悪い、冬着に包まれていた。
北風に、負けないように…
風邪など引いて、ゴンに迷惑をかけないように…
厚着!厚着!厚着!

9時から、作業を開始。集まったメンバーは、予定通りの四人!
異議なしっ!

商工会のTさん(車の中に愛犬)
元警察官(リードをトイタままの雑種犬同伴)
管理人(愛犬を亡くし一年未満…)
そして、ワタシ!(老犬アルツハイマー)

管理人、何故か、作業の前に、ビデオカメラをセットしている…?
「みんな仲良く、している様子を、写しましょうねェ~」
ユルユルと、独り言を言っている

作業開始から、
ジリジリと背中に、太陽が当たってきた…

『暑い~?』
『なんなん?この天気』
数十分経過!
Tさんが、ベンチに座る!
「休まんでぇ~?暑いなあ~」

すかさず、三人は休憩モードになった。
『ワタシ、コーヒー、買ってくるわ~』
軽トラ始動~
1番近場の、菅生集落を目指し、バンバン走る!

『自動販売機~』
『ホットコーヒー~』『自動販売機~』
『????ないっ?』『ナヌッ?いやしの温泉の近くまで行かないと?イケないの?』


究極にお腹が空いた時に、食べた食物は、何でも最高に、美味しく感じる…
それは、選択肢の与えられない状況に、人間がさらされた時、現状に対し、従順になる…切羽詰まる…
結果…
『何でもええ~食えたらええ~』
『誰でもええ~嫁さんに来てくれたら~ええ~』

と言う結果に…なる。

まさに、
いやしの温泉の下の、突き当たりの、自動販売機を見つけた時!
ワタシは、歓声を上げたいキモチだった!

『メーカーや、何でもええ~お金容れて、電気点いて、ホットコーヒー出てきたら、何でもええ~!』


ガチャガチャ!
ガチャガチャ!

『お~!壊れてないよ~!神様!アンガトウ~!』


軽トラに積んでいる、ゴミ袋を開け、コーヒーを入れ、オッサン達の元に急いだ!
観光客と、何台もすれ違った。
みんな、初めて免許を取った時のように、真剣なお顔で、対向している…
ボンネットの辺りを、真剣に見ながら、対向している…
『なんか…?気の毒…?』

偶然、管理人の妻が、前を走っていた!
『ヤッパ、ガンガン飛ばすわ~何でも制圧か~』
『ガンガン妻に…マッタリ夫…?ガンガン妻って言っても、口調はサラリサラリ…だし?あのサラリサラリは、一種の武器やなあ~あのサラリサラリ~に無言の制圧効果があるのか…ゴキブリホイホイの、入り口の足マット効果みたいな…?コワイコワイ~!』


妻は、虹の谷をゆっくりと、通過して

「あなた~今日はお疲れ様~頑張ってね~」
などとは、云わず、
軽やかに走り去った…

無事に、3時間近い、ボランティアを、終え、ワタシ達四人は、まるで、あの日の時間から、タイムスリップしたみたいに…

コテージに居た。


走り廻る、犬二匹。
枯れ葉の海に、溺れるように、走り廻る。
主は、ひたすらに 《BBQ》~

今日も、一日、
楽しく食べ、笑いました!
もう、何も食べられません!
自動販売機の、オーナーに感謝!
観光客の皆さん、
リニューアル?した虹の谷で、マッタリしてねぇ~
植物を持ち帰らないでね!
ゴミは、必ず持ち帰ってね!
マナーを知らない奴は、
『祖谷山に入ったら!いかんぜよ!』

祖谷山には、大いなる神が、おるんじゃ~!祖先の山って、書くだろう!
たいがいに、気づけよ~!
以上、酔いから醒めた、菜菜子の苦言エッセイでした~!
一日に感謝!






































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菜菜子の気ままにエッセイ(悲恋)

2010年11月19日 | Weblog
10月24日のコテージでの会話。
午後3時半、平家まつりの寸劇を無事に終えた、商工会のTさん(夫の同級生)と管理人(芝居の余韻が残ったまま、侍言葉で帰ってきたヒゲ男…)
そして、既に準備万端で待っていた、元警察官っ!
三人は、コテージで恒例のBBQを始めだした…
『こいつらは、飲む為に何かをするっ!』
『こいつらは、飲む為なら、なんでも頑張れるっ!』
などと、非難する者は、名を申せ~
どこの ナニヤツじゃあ~!


と言う事で、三人は、至福のお顔で、マッタリとBBQをしておりました…
ワタシは、優しい女性なので、さりげなく、お手伝いしてあげました。
『もう…?いるものないで…?』
『早く食べな、焦げるよぅ~』
と、可愛らしく、声をかけてあげました。
Tさんの、顔を見る度に、チラッと考えてしまう、ワタシ…

ついつい、心の中で、想ってしまう、ワタシのこだわり…

『主人に頂いた、香典…返す時は…Tさんの、お葬式…?かも…?なんか、悪いなあ~元気そうだから、ワタシが先に逝くかも~?と言う事は…?貰い勝ちみたいな~?』

そんな、優しいTさんに、さりげなく、言ってみた。
優しく、つおく、言ってみた。

『なあ~Tさぁん~虹の谷の辺り、草だらけで、めちゃくちゃキタナイよぉ~あれは、観光客の人が、幻滅するよぉ~休憩場所にならんわぁ~』

「あ~、虹の谷辺りで~そんなにヒドクなっとるで~?」

『なっとる!なっとる!』
ニワトリのように、首を振るワタシ!

「前にめんめ塾で、綺麗にしてから、そのままじゃなあ~」

じんわりと、答えるTさん。
一瞬、食いだおれ人形に見えた、静かな首の振り方…?

10秒間の空白。
Tさんの視線が、前に座る、ユルユル顔の管理人を捕らえた…

「なんとかするでェ~!たかは〇さん~」


『ぬおっ~!管理人に矢を向けたか~!』
『つぅ事は~?』
『半分ワタシも、矢がカスッテル~?』
『なんちゅう~?話の展開~?』


と言う事で、明日、虹の谷のボランティア清掃活動を、実施いたします…。

虹の谷の近くには、
《おもわれ橋》が架かっております。
知っていますか…?
おもわれ橋と言えば……

【平家一族が、祖谷山に落ち延び

平家一族の再興を夢み、一族はひたすらに、戦いの日々を、送っていた…

平家一族の中に
慎ましくも、賢い、侍女がいた。

ある冬の日
侍女は、怪我を負った、馬の手当をする為に、薬草を探しに、菅生集落に、誤って入山してしまう。
菅生集落には、平家一族を追って、入山して来た、源氏の一族が、住んでいた。

薬草を探す途中で、足を滑らせた 侍女

偶然、通りがかり、助けた源氏の若い男

二人は、一瞬で、恋に落ちた…

互いが、許されない、平家と源氏だとは、思いもしないで…

やがて、半年が過ぎ、二人の別れが
やって来る

国盛の指示により、
源氏方の家に、火が放たれ、七人が斬り殺された

侍女は、真実を知らないまま、満月の夜になると、小さな橋のたもとに立ち、夜明けまで、愛する人を、待ち続けた…

半年が、過ぎ
女は、愛する者に、誰か他の人が現れたのだと、泣き暮らした。
女は、やがて、
病を患いながら、息を終えた。

小さな橋は、
何時しか…
(おもわれ橋)
と言い伝われ、満月の夜になると、橋のたもとに、吸い込まれるように、流れ星のかけらが二つ、落ちて来ると、言われている……】



*などと、
言い伝えは、ありませんっ!
ワタシの、オオボラですぅ~!
すみませんっ!
妄想が、爆発しました~
明日、ガンバリますっ!!!






























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奥祖谷初冬点描

2010年11月18日 | Weblog
初冬に冷え込めば霧氷、冠雪の山々も寒気が緩むと忽ち消えて
冬枯れの風景と化す。

寒気、緩気を繰り返す山々は変化に富み、いいものである
メインルートを外すと、一日誰にも会わずに静かな歩きが
出来て、冬枯れのもの哀しい空気を、音を心熾きなく感じる
一瞬を嬉しく想うものである。

やがて日一日と積雪の日々が始まり、根雪となり厳冬の山々と
なるのだが、その間の束の間のほっとする風景を哀れでもある。


冬晴れの歩く山径われ哀し


















































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菜菜子の気ままにエッセイ(予感・・とスッピン)

2010年11月16日 | Weblog
長い年月を、山で暮らすと、季節事の予感のようなものを、身体で感じる事が出来る…?
まさに昨日、午前中に、身体がビッビッビッと反応した!
《雪の匂い》
雨なのだけど、雨ばかりではなく、少し雪の匂い…
《明日は雪…?》


そして、今朝!
雪の子分?みたいな?《霜》
フロントガラスに、ベッタリ!
お湯を取りに、再び家のカギを開け、ダッシュで台所のボールに、お湯を汲み、再びカギを閉め、フロントガラスにお湯をかけ、ワイパーをフル稼動!
「軽トラ!出動OK!行くぜよっ!今日もコツコツ銭の為っ!」


な~んてそんな、
バタバタする行為…?独身貴族のワタシが、するわけがなく…

フロントガラスの、
《霜》に気付いたのは、運転席に座ってから…
「なんで…曇っとん…?」

ワイパーを始動…


ガザガザ…

ワイパーが、面倒臭さそうに、動く…

《霜なん…?》

懲りずに、ワイパーを動かす…
なかなか、霜がとれない…

そこで、菜菜子流必殺技!
《手の平の熱で内から温めてジワッと霜取り》

少し、長いネーミングですが、この方法は、以外に簡単♪

運転席に座ったまま、手の平をピタッと、フロントガラスにくっつける!
手形の跡を、ジワッと霜が中から熔けだす…
その、ジワッを確認して、ワイパーをフル稼動!

《ジャーン♪》

フロントガラスは、スッキリと、視界良好!
あっ、
この方法、一つだけ弱点があります…

《手がチメタイ…》

手の平が、めちゃくちゃ、冷えます。
手荒れを、気にしない方々には、オススメです。

そんな、季節の予感を、身体に感じながら、ワタシは、今日、2時間をかけ、端から端まで在所を、野暮用を兼ねて、ノンビリと歩きました。40件余り。
一件、一件、
歩きました。
在所の、1番上に位置する、お宅にも伺いました。
おまけに、手作りこんにゃくを頂き、おまけに、コーヒーもまったりと飲み干し…
別のお宅では、おやつを持たされ…
全部、完食し、もう何も食べられません。

トボトボと、帰る坂道…
ワタシのいつもの、独り言です…


『ここも空き家か…』
『ここも時間の問題か…』
『おっちゃんも、去年は生きとったなあ~』
『墓…に入ったか…』
『ヤッパ、死んだら?なんも、わからんのかな?』

『ゴンの無駄吠え~めちゃくちゃ上まで、響くし…なんで、昼間に泣く~?馬鹿か!アイツは?』

『ここも空き家か…』
『今年のもみじは、ヤッパ綺麗わ!』
『近付いて見たら、ちょっとキタナイかも?』
『厚化粧の人と、オンナジじゃ~パッと見たら綺麗けど、近付いたら、ファンデーションベッタリ~!みたいな?』
『ヤッパ、女はスッピンが1番!』
『いやっ、女によるわなあ~』
『前に、化粧した人と、スッピンの人が、別人かと思う人、おったなあ~旦那さんは、いつ気づいたんだろ?』
『まあ、そこそこの化粧は、いるよなあ~』『ヤッパ、パック~!がんばろう~!』


と言う事で、
まさに、木枯らしの冬が、近付いております。
皆様、気をつけて、お過ごし下さいませ。
主に学ぶ、本日の一句!

《サラサラと銭が消えます霜の月》






























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奥祖谷初冬点描

2010年11月14日 | Weblog
冬紅葉もすでに散りたる霧谷に再び遊ぶも残る紅葉は
数えるほど、ほとんどは散り水に流れ、地に積る落葉の運命

すでに風景は冬枯れの木々が林立するなか、数枚の枯葉を見るにつけ
無常に寂しさを想い哀れなり。




木の葉散る雨後の霧谷われに在り

四五枚の枯葉の音や寂しけり

落葉降る流れるままに水清し

からからと落葉厚きを音に聞き














































































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奥祖谷初冬点描

2010年11月12日 | Weblog
山里に降りてきた冬紅葉は奥祖谷に、燃えて、もえて、燃えて
いままさに、燃え尽きようとする風景。

車を走らせていても、車ごと燃え上がりそうになる冬紅葉の
見事な風景、感嘆の空間を泳ぎ、散り尽きようとする冬紅葉
を惜しみ、物憂い感傷の空間に沈む。




からからと山里舞ひし散紅葉

里人や残る紅葉に惜しみをり

燃えもえて燃えて散るなり冬紅葉

掃きをへし庭に落葉の追ひ来たる
















































































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菜菜子の気ままにエッセイ(世界女子バレーを熱く語れば、、、、)

2010年11月11日 | Weblog
後から出てきた、もみじが、ヤバい位 綺麗~!
後から出て来たから、綺麗なのか?
もともと、綺麗なのか?
褪せかけた、黄色の着物に、新品の深紅の帯をマトエバ、そりゃあ引き立つわ…
婆さんの集まりに、一人だけワタシが、混じれば?
そりゃあ、若いわ…
多分……目立つわ…


マジで、もみじ、綺麗ですよ!
見に来てね!
銭は いらないよ!
タダですよ!


タダだけど…
銭は取られないけど…
あんまり、ゆっくり走らないでね…
ノロノロ走らないでね…
急に、ブレーキ踏まないでね…
一方通行のように、バンバン突っ込んで来ないでね…
バックが出来ない方は、なるべく練習してから、祖谷に来てね♪

〈しものひと〉には、観光地でも?
ワタシ達村人には、日常の生活道ですから~
急いでますから…
バンバン、急いでますから…
前を、道を譲られずに、ノロノロ走られたら、ちょっとだけ?
いやっ、がいに?
しんから、腹たつから…ね。

《県外ナンバー優先の三好市》とか、な~んか看板掛かってますが?偉い方々が、勝手に付けた、看板なので、ワタシは、優先しま~すぅ!
なーんて、言った覚えはありませ~ん♪

ごめんなさいね。
大切な、観光客様に、めちゃくちゃ、苦言を提しました♪


やらなければ、いけない事が、イッパイあるのに…
なぜか、気になる、
〈女子世界バレー〉
いつもの、独り言を、お伝えします…

「デコ…出過ぎだろ?」
「身長、伸び過ぎだろ?」
「めんどげぇな…顔」「ゴン、頼むから黙って寝てよ…」
「やっぱり身長は、普通がエエなあ…」
「ワタシも、あと5センチ身長高かったら?人生少しは、変わってたかも…?」
「いやっ、身長では関係ないか…?ヤッパ、メインは鼻か…?」
「昔、風邪引いて、マスクしとる時、一回だけ言われたな…女子から…綺麗なよって…?」
「一年中…これからマスクしようか…?」
「綺麗に見せても、意味ないし?用事ないし?」
「なんで?コテージに若い男前…来ないんだろう?なんで、カップルが多いんだ?」

と言う事で、
週末は、無料の
《奧祖谷観光》に来て下さいねっ!
気をつけて、来て下さいねっ!
注意事項、確認して来て下さいねっ!

老犬の夜泣きと、大量の杉シバの残骸と
日々戦う!村女からの、臨時もみじ情報でした♪
※追伸
道を譲る時は、ウインカー点けて、
広い場所で、必ず左側に止まってね。
あっ、それと、
コンビニは、捜しても、ありませんから…
あしからず♪



























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奥祖谷初冬点描

2010年11月10日 | Weblog
立冬から数日、北日本方面の寒波の余波か、四国の山々にも
初雪の便りがちらほらと届いて、初冬の風景となっている。

山里も寒さが増してきて、人々も冬支度を急いでいるが、集落の
人影は日増しに少なくなって、人恋しいかぎりである。






冬めきてからから寂しひと恋し

雨音は十一月の色になり

初時雨納屋に掛かりし農具かな

大根引き手伝う妻に老婦かな

冬来る抗い燃ゆる木々もあり





























































































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奥祖谷初冬点描

2010年11月08日 | Weblog
紅葉の名所である霧谷に妻と遊ぶ、谷川と林道が平行に
走っていて渓谷に紅葉、山と紅葉と自在に楽しむ。

久保集落最上の時谷のおばちゃんを訪ねて談笑、帰りに
ジャガイモ、大根、ネギなどを貰い受け歩いていて妻が
左足の筋を少し傷めたらしく、イベントのあるコテージを
中止して庵である「わとうち」で休むことにする。

翌朝は痛みも和らいだようで、気分も良いらしく立冬の木々を
スケッチしていた。
しずかな雨が降ったり止んだりでのんびりと時を過ごす。




霧谷にモミジ訪ねし神無月

初冬や草の紅濃し廃家かな

わとうちの筆持つ妻に冬来る
















































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菜菜子の気ままにエッセイ(どうしようー!)

2010年11月07日 | Weblog
「何…?これ?」
「なんちゅう…?」
「話にならん…?」
「なんで~葉っぱイッパイ~!」
「信じられん…!」


紅葉を見て、絶賛の余り、独り言を言ったワタシ…
黄色の泣きそうな位、見事な黄金色の木々を見て、思わず独り言を言ったワタシ…


なんて事はありませんっ!

上記のつぶやきは、コテージのキッチンに入って、思わず言った、ワタシの悲鳴にも似た、独り言でした。


今日は、九州からコテージにお客様。
ジャズフェスタに来て頂き、早くも二回目の祖谷訪問~!
有り難いです!
そして、ろくべえ様ご夫婦!
ついでにヨリヤンも!祖谷弁で、ストレートに書きますと、こんな感じです。祖谷弁を忘れた方々!必見です。

「まあ~こんがなナンチャアない山に、わざわざ九州からかえ~、マッコト、気の毒なの~有り難い事じゃあ~そりゃあ、お客さん来るんなら、皆、ほかのしも、集まっておご馳走でも食べてもろたら、ええわの~皆に声掛けて、コテージで夕飯でも食べんかえ~ワタシがなんぞ、あるもんで作るわ~がいに上手いもんじゃないぞよ~くち汚しになるかもわからんけど、まあ~良かろう~はよぅ、集まれらんかえ~~」


と、言う事で、集落の葬儀を終え、午後3時!ダッシュで向かったコテージの、キッチンに着き、ワタシが言った呟きでした…。

キッチンの奧で、ゆっくりと動く影…?

ヒゲ男…

「ジャガ芋これ位あったらダイジョウブ~かな~♪」

まったり…

『ジャガ芋ってぅ!その前に!掃除だろ~!何よ~この葉っぱ!』
床にばらまかれたような、葉っぱと、散らばったゴミを見て、叫ぶワタシ!

イライラゝ

「あ~葉っぱ~?戸を開けていたから、入ってきたんだねぇ~」


ユルユル…


ジャガ芋をボールに入れ、なぜか外に出たヒゲ男…?


『ジャガ芋を先に炊かないかんよ!時間ないよ!』


セカセカ…ワタシ!


『何しよん!?』

外に出たヒゲ男、ゴミ捨て場で拾って来て、修理した洗濯機の前に立っていた!


「おイモをお洗濯しま~す♪」


楽しそうに、洗濯機でイモを、洗っていた…眺めていた…
肩を、スイングしながら、楽しんでいた…

……

あっ、この洗濯機は、食材専用です!
イモ専用です!
心配しないで下さいね。あしからず♪


ユルユル男を無視して、テキパキとお掃除し、いつものように仲良く?
優しく指示を出しながら?
無事に宴となりました♪

テキトーニセ郷土料理《ひらら焼き》

全部、地産地消~!
大根、ジャガ芋~!
作ったのはイケイケギャルAちゃんの旦那様のお父様~!
ありがとうございます~!

料理って、食事って、大好きな人達と食べるから美味しいんだよ!空気も、ご馳走なんだよ!
集まる《気》が、ご馳走なんだよ!
だから、ニセ郷土料理でも、美味しいって、感じるんですっ!
お母さんの手料理が、世界一って、想うのは、愛情を食べていた記憶が、味覚になっているのだよ…
多分…
なんか…?
ワタシ、めちゃくちゃ、ええ事言うじゃん?
なら、なんで?
カップ麺が好きなんだ?
ワタシって、
ワタシって、
ラーメンの娘?

考えない事にします…頭が、グチャグチャになります。


本日も、朝から、
コテージでひらら焼き注文でした♪

上勝町から、
ありがとうございました。

最後に、調理中!バタバタし過ぎて、キッチンの床に、大量に水を落としたワタシと、それを見た、ヒゲ男の二人の会話です…

まさに団体様の、食事中!

床に、落ちた水!
焦るワタシ
「どうしようぅ~」
注*(声ひっくり返ってます)

じんわりと床を見て、それからワタシを見て、ただ静かに答えたヒゲ男…


『スベラナイように・気をつけましょう・・・・』


今日も楽しく、終わりました♪
なんでもない祖谷が、1番好きなワタシです。絶景写真でなくて、ごめんなさい。
明日も、生きよう!

































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