秘境という名の山村から(東祖谷)

にちにちこれこうにち 秘境奥祖谷(東祖谷山)

奥祖谷夏点描

2010年06月29日 | Weblog
木下闇潜れし先に花の香

老鶯を聞く先々に廃家かな

虎ケ雨降る祖谷の家ひそと在り

曽我十郎祐成が討たれた日に降る雨は虎御前の悲涙であろうの意。
























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菜菜子の気ままにエッセイ(日曜の筋肉痛)

2010年06月27日 | Weblog

《夜明けの来ない朝はない》
《止まない雨はない》
欅の葉先を激しく叩きつけながら、光の射さない時間に、ふと我は
遠い失脚の時間に、身を委ねれば、垣間見た隙間に、不意打ちを
くらったかのように、たじろいでいた。



すんません!
ブログの主様の真似をしようと、挑戦しましたが、無理っでした。
文章が、繋がりませんっ!私は難しい漢字、勉強してませんっ!
失礼しました。ゴメンなさい~。

という事で、土曜日は降りました。
バンバン、降りました。二カ所の生活道が、土砂崩れに遭い
夕べは車中泊した方々も、たくさんいた筈です。

散歩の時間の、夕方になると、ゴンは必ず、「クワン!キャワン!」と吠えます。
腹が減っても、同じように、吠えます。
昨日程、犬に言葉を伝えられない自分を、深く責めた事は、ありません!

バンバン降る雨!
ゴ~ゴ~と唸る祖谷川~。

やむかな?と思えば、再び降ってくる雨粒!散歩になんて、出られる訳がない。
あの、骨と皮に近い?老犬を、この雨に打たせれば、完全に濡れた剥製になってしまう。
濡れた、毛糸の固まりになってしまう。
腐った、モヤシになってしまう…。

それを、ゴンに伝えられないまま、窓の外をじっと眺めていた。
そう、仰向けに、寝そべって、眺めていた。
ら、無意識に、片足を上げてみた。

「あれっ?昔みたいにスクッと直角に上がらない?」「あれっ?運動不足?」
「ヤバい?」
と思いながら、左足も上げてみた…

『イダイ~太ももつる~』

イチニイサン!
ニイニイサン!

気がつけば、部屋の電気も点けない、薄暗い部屋で、寝そべったまま
柔軟体操を、していた私…?

30分以上、続けていた。
外では、諦めないで、吠え続ける、柴犬…
中では、我を忘れて、体操をする、飼い主…。

この、場面に主人が、いれば、きっとこう言って、止めるんだ!

「そんなに急に体操しても、日に日に、しよらな、なんちゃあにならんのぞ!
はよ、飯の用意でも、せえや!」
止めてくれる、相手は相変わらず無口に、同じ場所で、動かない?線香が、晩飯か?

という事で、
本日の日曜日の、祖谷川を、お伝えいたします。
痛いです!
筋肉痛です!
雨は、少し止みました。私の身体も、病みました。
『クワン!キャワン!』









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奥祖谷夏点描

2010年06月27日 | Weblog
訪ねきて老鶯を聞く赤い屋根

崩れゆく廃家うつして夏木立

草茂る廃家の縁に蜜の箱

雨の降り、霧の舞、鬱陶しい梅雨の季節は山歩きは一服して
拙い俳句を捻り、何処とも知れずに故郷を離れ、跡継ぎなく
打ちひしがれた、廃家を訪ね歩く。

一軒一軒の廃家にはそれぞれの事情があろう、家族の歴史があろう
一介の通行人であるわたしには知る由もないが、煙る廃家の前に
佇んでいると、時の流れ、風の瞬きに想いを馳せる。















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奥祖谷夏点描

2010年06月25日 | Weblog
じゃがたらの花もハデ木も祖谷の里


奥祖谷の集落を歩いていると必ずといっていいほど畑にハデ木が立っている
奥祖谷の主な産物であるジャガイモと蕎麦、芋の収穫が済むと蕎麦の種まき
そして刈り取り、干すにはハデ木を使うのである。

T老婦の畑はいつも綺麗に耕しているが、訪ねて留守であっても畑の様子で
元気に過ごしている証拠だから安心する。

ジャガイモの花がボツボツと咲き始めていた、ひなびた美しさがある
梅雨の頃に似合う花である。


















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奥祖谷夏点描

2010年06月24日 | Weblog
夏草や茅葺き廃家道途切る

久保集落最上に近いところに静寂に包まれて、寂しく建っている茅葺き廃家
何時帰るとも知れずに何十年か前に故郷を後にしたこの家の住人は、いま何処。

ある日、突然この家を出なければならなくなったのか、なぜ故郷を捨てたのか
よっぽど悲しい出来事に遭われたのであろう、近くに住む肉親の老婦は、出てから
一度も音沙汰が無い、生きているなら、元気で居ると電話の一本も欲しいと
嘆く事しきりであった。

廃家の周辺ではアサギマダラの蝶がしきりに花の蜜を吸っていた、何も変わらず
時は過ぎて行き、やがては茅葺きも崩れてゆくのであろうか。


















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奥祖谷夏点描

2010年06月22日 | Weblog
山の辺の花に寄り添う大夏木


緑蔭にひとり沈めて汗の引き


梅雨に入り蒸し暑い日が続いて、気だるさを覚え、忘却の彼方に流されて
見知らぬ風景を嗅げば少しは鳥肌が立つであろう。

林道の端から山中深く入りこめば山の辺近くに、透明な草原がこじんまりと
浮かんで、あれはなんだたか、覚えのある花の風景によろよろと断りもなく
すっかり青みを増した樹を見上げて何も告げずに過ぎ去ってゆく影。

断定的に、明示的に翳を殺して外形を際立たせる花の運命は不幸せであろうか
孤独に絶えて、狂気を溜めて往くであろう。


緑が溢れんばかりの燦々たるありさまのなか、背後の尾根を掠めて照り盛る光が
流れて花の間を茫漠とと抜け、花がはらはらと散り、記憶の彼方に駆け去る。

刻々と死相を深めて、はなの気に触れて心の底がしずかに狂いおって、野のなかに
深く埋もれた狂騒を遠くに聞いて、溢れんばかりの花びらを暗い尽くすか。





















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菜菜子の気ままにエッセイ(テラオと菜菜子の日帰り珍道中)

2010年06月20日 | Weblog
『明日〇〇のDさん家に、オオヤマレンゲ、見に行くかえ~』
突然の電話が、かかってきた。
超、忙しい私の非日常!なのに、貴重な土曜日に、しかも、突然のお電話!
こんなに忙しい時間にになんちゅう!
独身淑女を、突然誘うなんて、
独身淑女を、ナメたらいかんぜよ!
間髪、入れずに、答えた私。



「行く!行く!絶対に行くぅ~!行こう~♪」


という事で、三加茂町から落合峠回りの、日帰りツアーが決まりました。

まずは、私が一番心配していた問題を、片付けなくては…。
これから向かう先には、これから向かう秘境には
私の大切な大切な文明の機器がぬあい!
それを、克服してから、深い淵の山に向かうのだ!

「なあ~、ごはん食べてから上がろう~」と可愛らしく言った私。
『まだ、はやいわの~』あっさりと却下するテラオの兄さん。
「お弁当買って行く?」可愛らしく聞く私。
『それがええの、そうしようか~』
ハンドルを握りしめ、買う場所を、選びながら突然に減速するテラオの兄さん!

「東祖谷の道と違うんでよ~後ろから突き当てられるよ!」
交通安全第一!の真面目な私。

『あのスーパーで、買って行こうか~』
「スーパー?ダメ~、油がダメ~」
『エ~油~何だよ~そんなん、関係ないだろ~』
「お弁当屋さんで、Dさんの分も、買って行こう!」
『どこの?』
「あそこ!はいっ、車線変更!」

弁当屋さんの入り口に、パーキングラインを全く無視して
駐車したテラオの兄さん。

「こんな停め方するけん、家庭を持てないのよ!」
テラオの兄さんの、人生を気遣かう優しい私。

メニューを、見ながらお弁当の注文だ!
「なあ、なあ、何にする?」
チラッと聞いてあげた優しい私。
『どれ…エ~と』


「スペシャル三つ、下さいっ♪」
テラオの兄さんの、希望を無視して、注文終了の私でした。



現地到着。
それまでの、過程がワクワクの連続♪
自然大好きの、テラオの兄さんは、突然、車を停めます!

『春蝉だよ!』
『やまぼうしの花だよ!』
『あさぎまだらの蝶々、あれは大陸を越えて、飛ぶんだよねぇ!』
『あれっ、あの骨は〇〇〇カ?』


東祖谷に住みながら、なぜか、思いっきり、自然の空気を、満喫した私でした。
まだ、まだ、侵されていない領域が、ありました。

天女花にも、逢え、
あの花の魅力は、言葉では伝えられませんっ。
白無垢に、紅の色…。それでいて、柔らかな香り。妖艶な香り。

お弁当も、美味しく完食し、ただ一つ、心残りだったのは、
一緒に食べようと、持参したお土産のお団子を、食べるのを、
忘れていた?というより、差し入れと一緒に渡してしまった事を、
後悔した食い意地のはった、私でした。

画像で、満喫して下さいね。
天女花です。

また、どこか、珍道中、行きます♪
やっぱり、森林浴、たまりませんっ!
ありがとう。
若葉のジグソーパズル達!
幸福度、100パーセントの、非日常でした。何が食べたかったの?
テラオの兄さん?
お疲れ様でした〆
































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奥祖谷夏点描

2010年06月19日 | Weblog
梅雨の晴れ間を縫うように集落の林道を歩き行き止まりから
細い道を構わず歩き続けた。

この赤道は4,5年前には四季を通してよく歩いたものである
そこそこの急坂はあるものの長く続く事はなく、緩やかにジグザグな
坂であるのが救いで年寄りでも無理なく歩けたものだ。

春から初夏にかけて色とりどりの草花、樹の花が咲き乱れて華やかさを
かもし出す、わたしにとっては、好きな道行きであった。

夏はよく蛇に出くわしてハッとしたものだが、爽やかに涼しい風を友として
まわりの遠望を楽しんだものだ。
秋の紅葉は実に鮮やかに染まりて、目を疑うばかり、また、はらはらと落ち葉が
舞う季節はなんとも感傷に身を埋めるにはうってつけな道行であった。

行き着けた所に一軒の民家がある、周りに小さな畑があり、少しばかりの野菜が
日々の食材になる、質素な暮らしをしている一人暮らしの老婆がいる。
その老婆と縁側で祖谷の番茶をいただきながら、世間話や昔の話を聞くのが
楽しみでよくお邪魔したものだ。

なにやかやと忙しさに感けて、長らく沙汰なく申し訳ない気持ちを感じながら
まだ元気で畑仕事をしておられるであろうと、勝手なことを思い、訪ねてみたが
なんと、廃家になっていた。
4年という年月は長かった、老婆になにがあったのか、わたしには計り知れないが
廃家になるなんて、と思ってみてもこの地では、ごく当たり前のことのようである。

ウツギの花に囲まれた廃家は静寂のかなたに、夏の風が老婆を運び去り、大木が
ひとり寂しく残った。



















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奥祖谷夏点描

2010年06月15日 | Weblog
新緑が雨に打たれて益々濃くなり、風はむせ返る木々の匂いを渡らせて
初夏も過ぎ行き、入梅した。
しばらくはぐずついた空模様と雨が天空を覆うが、木々や花々、山里には
恵みの気候となる。


ある山ガイドのブログがある、パンドラの箱を開けたと得意げである
長年のあいだ、数少ない人々によって見守られて大事にされてきた植物が
この心無い山ガイドによって、一瞬のうちにネット社会に引っ張り出されて
晒し者にされた。
おまけに、同行した花ずき二人は後先考えずに、自分たちの掲示板、果ては
ネット仲間の掲示板にも誇らしげに写真入で宣伝して、来年は見に行きましょうと
得意げに話している。

すべては繰り返される山の破壊、花の破壊である
数年前の事柄が蘇ってきた、ある山の樹の花が登山道に数本あるのだが
長年に亘って多くの登山者はその時期にはこの花に元気を貰って縦走に
まい進していた、みんなその数本で満足していたのだが。

突然事情が変わったのだ、ある日徳島新聞のO記者が(山男で、自然を大切にすると
尊敬されて人)新聞に群落を報道してしまってからは、現在の状態はみなさんの
知るところである。
いまでは、急斜面を駆け下りて写真を撮る人達が絶えず、枝を折る、根元を踏みつける
など、鹿害よりも人害による立ち枯れが心配されている。

すべては繰り返される、ネット社会に引っ張り出されて、山は荒れ、破壊され
木々や花は駆逐される。

絶滅に追い込むのは?数を減らす原因は? このような輩である。
















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奥祖谷初夏に誘い

2010年06月13日 | Weblog
集落のひと集まりて溝ざらへ

豊穣のむかしを想ひ粟を蒔く

祖谷の山々は登山者によってすき放題荒らされているが、山里の自然は
土地の人たちにがっちりガードされて守られている。

土地の人たちは山里が荒れると生活が成り立って行かなくなるから、大事に
自然とともに生きてゆくのであろう。

登山者は一介の通行人であり、自分の庭が荒れるわけではない、荒れ放題になれば
他の山に登れば済む事、万事苦労することなく問題解決、一件落着である。

憐れなのは祖谷の山々と山里の人たち、やがて山々の崩壊が始まり、山里の飲料水が
枯れ始めることであろう。

何百年と続いた平家の里も、藻屑と消えるときが無いとはかぎらない。



















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菜菜子の気ままにエッセイ(主様御一行様IN祖谷)

2010年06月12日 | Weblog
こちらのブログの主様、そして同級生の方々、更に松ぼっくり様ご夫婦が
コテージに宿泊して下さりました。ありがとうございました!
13名様、ありがとうございました!

それにしても、皆様、お世辞ではありませんが、
《お若い》です。年齢を引き上げて、申告しても、コテージにはそのような
割引サービスは、ございません~あしからず♪

ばあば連、テラオの兄さん、タノモトの兄さん、イケイケギャルも参加しての
交流会!
私と管理人は、料理担当!
完全なる地産地消を
目指し、ぐあんばりました。
愛情一杯、二杯、三杯、バンバンとかけさせて、頂きました。
そうなんです。私、嫌いな?方には手料理は作りませんので、ございます~

賑やかに夕食は終わり、片付けをタノモトの兄さんにやらせながら
静かに夜は、終わっていきました。

明くる朝、6時半にコテージに来ると、すでに起床している方が、二名!
静かな管理棟に響く、お経のようなヒソヒソ声……?
朝食の準備をしながら、ついつい、耳をたてて聞いてしまう、失礼なわたし。
声の主は、M・iya様とタノモトの兄さん!
何やら、山の未来を語っているような…
山男の呟きは、永遠と続いておりました。

さて、朝食のセッティング♪
長テーブルを8枚
折りたたみ式です。
この折りたたみ、一枚のテーブルが、最近ボロくなっていまして
きちんと、まったいらになりません~
少しだけ、ビミョーに盛り上がっていました。

M・iya様が、テーブルを拭いていました。
私は、料理をしながら、時々、様子を観察していました。

テーブルを丁寧に拭きながら、例の一枚のテーブルで、手を止める、M・iya様!

押している…
もう一度、押している…
そして、テーブルの下に身体を潜らせて、しきりに構造を、チェックしている…

しばしして、
諦めたのか、再び丁寧にテーブルを拭く!


そうなんです。
主様は、几帳面の超真面目の、動く標本なのです♪

楽しく観察させて、頂きました。
ありがとうございました♪
その几帳面さ、少しだけ、見習いたいと思います。
私は、全てが、いつも、テキトーです。

という事で、
やっぱり、皆さん、コテージに来てね。
小鳥の声で、目覚める究極の贅沢を、是非体感して下さいね♪
食事は、心配しないで下さいね!
私のテキトー兼ニセ郷土料理が準備されます…
待ってま~す♪















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奥祖谷初夏に誘い

2010年06月10日 | Weblog
新緑が真っ只中の奥祖谷に高校の同期生(73歳)十数名が剣山、かずら橋
コテージに遊ぶが、剣山ではリフトで西島、それからの歩きは漫画道中。

膝を張り薬、サポーターで、雁字搦め、引きずり登る者、心臓病でハアー、ハアー
ゼー、ゼー、おまけに携帯酸素ボンベでプシューと吸って登るなど
実に様々なスタイル登山であったが、悲壮感など微塵もないどころか、このような
自分の状態さえ、冗談を云い、ユーモアーを発するのだから、みんな、笑い転げの
珍登山となった。

そこまでしても登りたかったのである、下山後のコテージの宴会で
蠎蛇状態で酒を飲み干したい楽しみが待っている。

なかでも、一人の優秀なる外科医(今も現役)は徳大医学部の山岳部に属して
1954年から6年間四国の山々を歩き、特に剣、祖谷山系を徘徊した。
当時は貞光からバスで終点葛籠から夫婦池へテントを担いでの登山であった
また、祖谷街道は名頃までしか車道はなくて、食料、酒が無くなると部下が
名頃まで歩いて買いに走る有様であったそうだ。

医者になってからは忙しさに感けて、登山どころではなく、登る機会を失して
いたから、今回は約四十数年ぶり、、また最近ヘルニアを患い足腰が思うに
任せないが、懐かしさいっぱいの歩きで山頂に立つことが出来、感慨深げであった。

一時のあとみんなでヒュッテで昼食にしようと山頂をあとにしていると皆に
判らないように彼だけがガスに煙る次郎笈に向かって黙祷をしていた。
わたしは目ざとく目撃して、訝しく思ったが、黙っていた。

コテージの宴会でわたしは思い切って訊ねると、見ていたのかと云って
話してくれたところによると、山岳部当時、部下が三嶺ー剣山縦走の折
激しい風雨に晒されて、次郎笈附近で低体温症のために絶命した、そのことが
痛恨の極みで今回の剣山登山にヘルニアを押して参加した理由のひとつでもある
部下に会え、安らかに眠れと祈ることができて良かったと述懐した。

最後にコテージで料理など、いろいろお世話していただいた活彩祖谷村のスタッフの
皆さんにありがとうございました、特にばあば連には本場の祖谷蕎麦を手打ちから
食べられて美味しかったです、ありがとうございました。
あんなに歓待していただいて同期生みんな非常に喜んでいました、良い思い出に
なりよかったです。、





















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奥祖谷初夏に誘い

2010年06月06日 | Weblog
天空を過ぎ去り、忘却の彼方に風の奏でる音楽を聴きたいものだと
望んでいた人が、ある日突然聞こえてきたと云って消えてしまった。

五年の月日があっという間に飛んで、何時しかその事も忘れた頃
記憶を手繰り寄せて、天空の彼方を弄り、覗き込んだ。

六月の新緑は殊のほか、赤茶けて草臥れた悪ふざけか、死んでいた
その翌朝、感性を取り戻すには死んだ心地に慣れることだ。

静かさに騙されるな、耳を凝らせて解体の音を聴き取れ、地面の底から
じわりじわりと、悪臭の音楽となって沁み込んで来る。

忘却の彼方に消えたものの、仕業に違いないが、手を突っ込んでも
天空の音楽では身体をすり抜けて埒も無い。
六月の新緑は殊のほか脆い、何時、何時、目の前から天空の風と消え去るかも。




















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菜菜子の気ままにエッセイ (イザッ6月祖谷村定例会)

2010年06月06日 | Weblog
ばあば連の方々と、管理人夫婦、テラオの兄さん!ワメイの妻、ちいおりのT君
管理人に目をつけられた、Hさん、イケイケギャルのAちゃん、そしてわたくし♪
ばあば連の鳥本のおばちゃんが、おだんごを作って来てくれました。
〈やつまた団子〉〈栗団子〉

絶品です!
超ウマシです。
イケイケギャルのAちゃんは、手作りチーズケーキ♪
私は、サツマイモの天ぷらと、オニオンリング、てのかからない、超安価な、材料♪
私の天ぷらは、お腹が空いて、たまらなかった方が、なんでもいいから食いたい!
と言って食べれば、超満足します……あしからず。

テラオの兄さんが、
これからの祖谷村の活動について、真剣に語ります!
熱く、熱く、語りだします。
熱心に耳を傾ける、プチ中年の私達!

さあ、皆さん、
恒例の各自、想像して下さい。
私の耳に二つの、声が同時に、入ってくるのです。

熱く語る、テラオの兄さん。
横に座り、何かを探すばあば連?

『チーズケーキは持って帰って食べるわ~腹一杯ではいらんわ~』
熱く語り続ける、テラオの兄さん!

『ティッシュに包んでかえるわ~』

「おばちゃん、サランラップあるよ!」

「これは手で半分にちぎらな、こんなにラップはいらんわ~半分にしてや~」

「これで持って帰って、食べれる~ありがとよ~」


テラオの兄さんの、熱い話しは、ほとんど、要件を終えました。

チーズケーキも、手提げバックに、収まりました。

以上、
テラオの兄さんの、定例会においての、議題と、説明。

そして、
食べたいものは、きちんと、持ち帰り、家でゆっくりと味わいましょう。
残り物は大切にとの、教訓を学んだ、夜でした。

七日の夜は、コテージ集合♪
主様ご一行様、
お待ちしております。私、真面目に作ります。
ゴンは 何も手伝いません!
ほとんど、何も作れません!
食うの専門犬です。
月曜日、お会いしましょうね。















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奥祖谷初夏に誘い

2010年06月04日 | Weblog
天空に過ぎ去るばかり苔の花













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