秘境という名の山村から(東祖谷)

にちにちこれこうにち 秘境奥祖谷(東祖谷山)

菜菜子の気ままにエッセイ(面倒くさい・女)

2012年05月31日 | Weblog
体調が優れない…
頭も ユルユルする…
視力も チカチカする…
吐きそう…

この症状の 病名

『新車購入見積書及びローン契約症候群』
と 言う…んだ 多分。
瞳を閉じると、
セールスの 爽やかな男子の顔が浮かぶ。
恋では ないぞ!
セールスの若者は、
『本当の本当に?男女平等に値引きしてくれているのかな?』と疑うヤヤコシイオバサン一名。

この前は 2時間も販売店で座り…
コーヒー お茶 更におかわり。
お兄さんは…何回もパソコンに向かわされ、ワタシは ゆっくりと地元紙を 読み尽くす。
現金は ない。
現金はないけど、愛車が、病気になっている。
図々しくオバサンは、『あと暫くは、走れそうか?ちょっとこの車、見て下さいませんかぁ?』
と セールスのお兄さんにお願いした。

『オイルが、漏れてますね~』
「はい!車庫に漏れた跡、ありました!」
『マフラーも穴が空いてますね~』
「はい!ガラガラ言ってます!」
『冬タイヤのままなんですね~』
「はい!雨降りは滑るので、気をつけてますから!」
って…
車って 底からアップで観察すると、超貧相…鉄のパーツにガバッと装飾をして
めちゃくちゃ、儲けているではないか!
プラモデルの、鉄バージョン
組み立てていく、鉄の高級品。

なんか、考えるのが、面倒くさい。
私は 早い話しが、

『自分のことを決めるのが、面倒くさい女っ!』
だったんだ。

欲しいスタイルの車がない。
スタイルは良くても、装備が豪華過ぎて、興味が湧かない。

荷物を持っていても、楽にドアの開け閉めの出来る、
《スマートキーシステム》


そんなん、いらんわ

荷物両手で ふさがっとったら、荷物 クチで 喰わえて、カギ開けるし…

『車椅子も、乗せられるんですよ~!将来、両親の介護をされる時が、必ず来ますからね~!
お勧めですよぉ~!』
って
親は とっくに 死んでます。
ついでに、旦那も死にました。
ココロで呟いて、笑ってごまかす わたし
そして 世紀の一瞬っ!
早い話しが、値引き金額交渉!
言って見た。
目を しっかりと 直視して 言って見た!

『その値引き額は、男女平等ですか?』

若者は、訳の解らないような、リアクションをした。
そして 頭を下げながら、言った。
「もう これ以上は無理です!」

『無理なんですね!』オバサンは、念を押す。
「無理です!」
『判りました。また来週、きます』

多分…こいつ
思っているかも?
《他へ 行って下さい》
って。

販売店に 通うガソリン代が 無駄になっているような?
なんで、どこに行くのも、ガソリン代が、高くつくんだ?祖谷暮らし。

今夜こそ、決めよう!決めなくちゃ!
ガンバレ ワタシ!

Yesか Noか
白か黒か
曖昧な 日本人!
ハッキリと言える 大人で 有りたいよね

草 々
































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奥祖谷夏点描 暮らしの初夏

2012年05月29日 | Weblog
世のうきをうきと思わでさとびとの今日のみ生きしと山に祈りて

ふる畑はかやに茂れる荒地なりぬしは去年にてうき世にわかれし

もこもこと若葉の萌ゆる山のべにを笹かき分け老のゆく末





夏めくや風に拭かれし老農夫 (久しく気にかかりし老夫婦を訪ふに)

畑しごと苗を飾りて初夏祝ふ

老農婦かげを慕ひて夏めきし


K老農夫は寡黙ではある、その実直な、飾らない人柄に引かれてこの集落を
訊ねるときは、中腹にある家に寄り道することにしている。

一昨年の秋に寄ったときは、長年使ったであろうみの修理をしていた
奥さんが見えないので聞くと、
「バイクで走っていてガードレールと喧嘩してしもうたわ、さすがに、
勝てなかったらしい、怪我して入院しとる、だいぶよくなったで」

先だって、集落を歩く機会を得て、寄ってみると奥さん共々元気に
畑仕事に精をだしていた。
今回は息子さんが連休を利用して手伝いにきていた、お互いに元気に
なったことを、喜びあったものである。










テラオ兄さんの絵手紙

















































































「山は山の住人が生活する住処

私たち登山者はその庭先におじゃましているに過ぎない」 西丸震哉

食生態学者、登山家の西丸氏に限らず、多くの心ある登山家たち、山を愛する多くの

方々からこの言葉は見聞きするわけだが、その山麓に生活する住人に配慮すべきで

あろうことを指している

立場を変えて考えると、登山者は山の住人たちから 

「また知らないヤツらが騒ぎながら庭を通り抜けていくいいかげんにしてくれ」

このように思われているかも知れません

「山を愛するひとであるならば他の動植物と同じように“山”に信頼してもらう

努力をし、環境に配慮した理念に基づいて、山の住人にも信頼してもらいながら

山に登りたいものです」


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菜菜子の気ままにエッセイ(キジの恩返し)

2012年05月27日 | Weblog
前略、リクエストにお応えいたしまして

娘がひでおの家に、訪れてから、二日目の夜。
『見てはいけませぬ』と娘に言われれば、言われるほど、ひでおは襖の向こう側を
見たくてたまらなくなりました。
機織りの音は聞こえておりました。

ひでおは、直接見てしまえば、目を壊すと言った、娘の言葉を思い出しました。
『そうか~オラは眼鏡かけとるけん、直接は見たことにならんのじゃ~
眼鏡かけて、ちょっと覗いてみてみようや…』
※ひでおは 時々 頭がパッパラパーに?なります。

ひでおは、眼鏡をつけ、襖に手をかけようとしたその時、
機織りの音が、止まりました。
襖が突然 開きました。
少し痩せた、娘がひでおの前に、立ちました。
ひでおは、娘の右足に傷を見つけました。『足、怪我しとんこ…?』
ひでおの問い掛けに、季紫は、細い声で答えました。

「今…貴方様は、この襖を開けようとしましたね…この前の約束を忘れたので、ございますか…
わたくしは、明日の朝には、ここをおいとま、いたしますのに…」
『おいとまって、言うても、西口のしらは、まだもんてこんぞよ~
あのしらは、いつもどるか、わからん~おおかた、しもへ、いとるきんの~』
『それと、その足の傷には、今おらが、ええ薬もっとるわ~!
ハメの焼酎付け、つけちゃるわ~!』

季紫は、戸惑っておりました。
……
……
ひでおの言葉が、何語なのか…わかりません。
ひでおは、ハメの焼酎付けを、季紫の足に付けてあげました。
傷口は 浅いものでしたが、みるみるうちに、きれいな肌の色が、戻ってきました。

『これは、祖谷では医者倒しって言うての、これつけとったら、何の傷でも治るんぞ~
それより、西口のしらが、戻らんかったら、どうするんぞ~!
オラは何日 おってくれても ええぞよ~』
季紫は、細い声で、答えました。
答えながら、涙を流しました。

『わたくしは、あの夜貴方様に助けて頂いた、キジの鳥でございます。
天空の神様にお願い申し上げ、三日間だけ人間の姿にして頂いたので…ございます……』

ひでおは 小さな目を丸くして、驚きました。そして、眼鏡をかけ直し、尋ねました。

「なんか、信じれんような話しじゃけど、ずっと、人間には、なれんのかえ?
オラはずっと、季紫さんと住んでおりたいぞよ。機織りやせんで、ええぞ!
おってくれたらそれだで、ええわ~!」
ひでおは、真剣に話しました。

季紫は、答えました。
『ひとつだけ方法が、ございます。貴方様が、1番大切にしているものを
全て燃やしてしまうのです。そうすれば、わたくしは、人間の姿を借りて
貴方様とここで、暮らしていけます。貴方様の1番大切にされているものは
何でございますか?

貴方様の机の上の、てんご新聞の紙でございましようか?
バドミントンとか言う、棒と網の道具でしょうか?
赤い旗で、ございましようか?

何かを写す、四角い箱のような、ものでしようか?
貴方様の宝物を、燃やして頂ければ、わたくしは、反物はできませぬが
ただの人間の姿になれるのでございます。明日の朝までお考え下さいませ』

……
……
ひでおは 一晩中 考えました。眠らないまま、朝を迎えました。

あのような、美しい、可憐な娘など、しもの町にも おりません。
その美しい娘と、夫婦になれるなど、夢のような話しです。


囲炉裏の前で 火を焚きながら ひでおは言いました。
季紫は、昨夜のうちに、深紅の反物を、織っておりました。

『季紫さん…オラは生まれて初めて…悩んだ。生まれて初めて…
寝れんかった…季紫さんと一緒におりたい…』

「わたくしは、人間になれるんですね!ここで!」

『季紫さん、聞いてくれえ~オラは宝物、燃やすことは、出来んのじゃ~
オラの宝物は オラの大事なものは
… … …
この祖谷山全部なんじゃ~!
この祖谷山燃やしてしまうのは、自分が死ぬことより、恐ろしい…
祖谷山は オラの全てなんじゃ~!
季紫さん 許してくれえ~!』

「わかっておりました…わたくしは、貴方様のお気持ちは、最初から、わかっておりました。
だから夕べは、お別れに1番見事な反物を、織ったのでございます。
わたくしは、キジに戻ります。貴方様にお会い出来て、季紫は、幸せでございました」

娘は 立ち込めた、朝霧の中
消えるように、去って行きました

ひでおは 深紅の反物を、抱えたまま
いつまでも 一人 立ち尽くしていました。
涙が 頬を 伝っておりました。


それから、数ヶ月が経ったある日
ひでおは 家の庭に大きな、網で出来た、小屋を立てていた

小屋の中には、足に小さな傷のある、一羽のキジが 飼われていた。

ひでおは その後の人生を
一羽のキジと…いつまでも仲良く 暮らしたとさ…

おしまい


















































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菜菜子の気ままにエッセイ(BGMとお茶摘みのお時間です~♪)

2012年05月24日 | Weblog
毎年、毎年の初夏の祖谷山の歳時記。
《お茶摘み》
バアバ様が、
『茶も伸びよるわのうや~お茶摘まないかんのうや~!』
と毎日、高知で悔やむので、エエ奴なワタシは考えた。

番茶は無理。仮に、一日、六人位の方々に、日当を支払って摘んで貰ったとしても
三、四日間をかけて、天日に干す事が、出来ない。どう考えても、無理。
…で本日はワタシの公休日。昨日、ヒラメイタ事。
『今日は、バアバの家のお茶摘みしよう~!』
…で 一人で7時間。
お茶摘みをした。

お昼休憩 10分っ!コヤスミ※おやつタイム無しっ!
天気は上々~気分はひたすら、お茶摘みバージョンっ!
しばらく摘んでいると、退屈になった。BGMは上空のカラスの鳴き声位だから
ちと 音楽でも聞きながら、馬力をあげなくちゃ~!携帯電話の中の
お気に入りの曲をセットしたっ!一枚でも多く、頑張ってバアバ様のお茶を摘んであげるんだ~

静かな 静かな朝。
太陽は 照り付ける。
逸る気持ち。
行くぞ~お茶摘み~携帯ミュージックスイッチオンっ!

『アイラブユ~
今だけは 哀しい歌 聞きたくないよ~
アイラブユ~
逃れ逃れたどり着いたこの部屋
何もかも許された恋じゃないから~
二人はまるで捨て猫みたい~~~~♪』

……
……
手の動きが…止まる。作業が なんか まったりと なる……

BGMを間違えた。
選曲ミスだ。

すぐに スイッチを切って、考えた。

『お茶摘みに合う曲って、何がええんだろう?』

ワタシの携帯には、どちらかと言えば、バラード系か、フォーク系が多い。
竹内まりやの、『告白』や、『駅』や、松任谷由実の『卒業写真』を聞きながら
お茶摘みは、ちと合わない?
中島美嘉のORION
中島美嘉のALwAYS
やっぱり 手が止まる?
結果 自分でハミングしながら、摘むことにした。
『夏も近づく八十八夜~♪野にも山にも若葉がしげるぅ~♪』
※若葉 茂ってます。

『摘めよ~摘め摘め~摘まねばならぬ~摘まにゃ♪ヴヴヴの茶にならぬぅ~~♪』

ワタシ…アホかも?

そして、早めに作業は終わり、隣町の茶工場に急いだ。1時間は、かかる。
今年は、番茶を諦め、機械にお任せして、加工処理して頂くことにした。
これを祖谷の人達は、
『ほんせいのお茶』にすると言うが、漢字が解らない。ほんせいって、どう書くんだろう?
本製?
品製?

本正?誰か 知りませんか?すみませんが、教えて下さい。と、お季紫も 申しております。
少しだけの お茶だけど、自分の家のお茶を見れば、バアバも悦ぶのでは ないだろうか。
昨日の事も 今朝の事も、バンバン忘れていく、バアバは、なぜか
去年のお茶摘みの後で片付けた、お茶摘みのネットの場所は、覚えておりました。

『ありゃあの~あそこよ~かみのまの、冷蔵庫の横のダンボールの中よの~~
そんがなもん、どうするんぞ~?』
従姉妹は 言った。
『菜菜子が一人で摘んでくれたって~』
『まあ~!!!まことや~』
『今年は番茶にせんと、ほんせいにすると~!』
『そりゃあ、皆それに、しよるわの~菜菜子、一人で煎って もむんじゃのう~!偉いの~!』

読者の皆様
上記の会話 どこが、へんてこりん?だったでしょう?
わかった方々は、通ですね。 か し こ














































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菜菜子の気ままにエッセイ(お季紫とお菜菜と金環日食)

2012年05月22日 | Weblog
昔 むかし…超…むかし…
東祖谷の〈今井〉という集落に、ひでおと言う、昔は若かった男子が、住んでおりました。
ある日、ひでおは大好きなバトミントンの帰り道、一羽のキジが
鹿の罠に掛かって、苦しんでおりました。
ひでおは、一羽のキジを罠から外し、傷付いた足に、持っていた、〈ハメの焼酎付け〉を
手ぬぐいに浸し、キジの足に、塗ってあげました。

キジは、すぐに元気になり、暗闇の中に、逃げ帰って行きました。
それから 数週間が過ぎ、ひでおはいつものように、散らかった茅葺き屋根の家に、帰りました。
茅葺き屋根の床は、床暖房ではありません。ただの、板張りです。

ひでおは、いつものように、芋を炊きました。山のマキで、くどで炊きました。
そして、いつものように、芋を食べようとすると、雨戸を叩く、音が聞こえました。
ひでおは、こんがな夜遅くに訪ねて来るのは、鹿か猪くらいだろうと思いながら
ボロボロの雨戸を開けました。

家の外には、深紅のかすりを着た、綺麗な女性が、暗闇の中に、立っておりました。
ひでおは、びっくりして、腰を抜かしそうになりましたが、元々、ヘルニアだったので
腰は抜けませんでした。
『どしたんかえ~!こんがな夜遅くに~!道に迷うたんかえ~?隣の西口の親戚かえ?』
と 一気に聞きました。

綺麗な女性は、細い声で言いました。
『わたくしの…名前はお季紫(きし)と申します。初めて西口の家を訪ねてきましたが
留守をしておるようです…申し訳ございませぬが、三日間程
こちらに置いては、下さりませんか…』

ひでおは、またまた、腰を抜かしかけましたが、元々、ギックリ腰デビューしていたので
腰は抜けませんでした…が、手にしていた、芋を落としてしまう、驚き様でした。
『床暖房もない、ウォシュレットもない便所じゃけど、気にならんのなら
銭はいらんけん、おったらええわ~』
ひでおは、娘を泊まらせてあげることに、しました。

あくる朝。
目覚めたひでおの前に、深紅の反物が一本、置かれていました。
見事な、見事な反物でした。所々が、黄金色に光っておりました。
娘は、ひでおに言いました。
『これは、わたくしが織ったものです。どうぞ、何かのお役におたて下さい…』

ひでおは、すぐに反物を持って、しもの店に走りました。しもの店でその反物は
オブケル値段で、売れました。ひでおは、そのお金を持って、〈渓流館〉と言う茶屋に寄って
美味い団子を食べ、急いで帰りました。
娘は、夕飯の支度をして、待っておりました。
晩御飯を食べ、ひでおは反物のお金を、半分ずつ分けながら、娘に言いました。
『こんがなお金は、初めて見た~何の糸で編むんぞえ~?』

娘は、指をついて、お辞儀をしながら、言いました。
『わたくしが、反物を織っている姿だけは、絶対に見ては、なりませぬ。
絶対に絶対に見てはなりませぬ。この糸を直接見たら、あなた様の目は
病気になってしまいます…』

……
……
深夜 娘は、
反物を織りはじめました。
ひでおは、あまのじゃくな 男子でした。
見るな!見るな!
と 言われたら…余計に見たくなりました…
そして…
本日…
《金環日食》
7時30分っ!
まさに、出勤前の自宅、顔面塗装中の ワタシっ!
開けないままの、カーテンの外が気になる。
金環グラスは、ケチだから買ってない。
見たい…見たいが、見てはイケないっ!

…が 空が気になる…
カーテンを チラッと開ける
チラッと 空を見る。
曇り空…太陽がいない…?
アンポンタンでも、太陽の方角は、わかる…太陽が 消えた…
少し 暗くなった
……
……
三分で顔面塗装 終了
金環日食も終わり
出掛ける頃に、太陽がいつもの場所に、キラキラしていた。なぜか、新品に見えた。

見てはなりませぬっ!見てはなりませぬっ!昔話のじい様とばあ様の、チラ見の心境が
つくづく共感できた、わたくしでした。

日本って 平和…?
この全国同時行動力…他に使えよ…
国会を ひっくり返すくらいな…結束力で…

まだまだ、緑は爆発しております。
緑に恋をしております。緑の山々を見て、やっぱり叫んでおります。
『どうしよう~!なんで~!なんで~!こんなに綺麗なん~!』

そんなワタシは
お菜菜と 申します。
草 々





























































「山は山の住人が生活する住処
私たち登山者はその庭先におじゃましているに過ぎない」 西丸震哉

立場を変えて考え、登山者は山の住人たちからこのように思われているかも知れません

「また知らないヤツらがワイワイ騒ぎながら庭を通り抜けていくいいかげんにしてくれよ」

生物としての人間となって“山”に信頼してもらう努力をし、環境に配慮した山登りの理念に
基づいて、山に登りたいものです
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奥祖谷夏点描 暮らしの初夏

2012年05月16日 | Weblog
道はるかみ山の茨わけ入りて花のあわれを訪ふて歩むか

山さとでうき世に別れ告ぐ老を訊くは侘びしき若葉の頃に

山のべの庵に住みける老ひとり過ぐる月日のあわれを思ふ

思へただ高き山べに老ひとり若葉の盛りに山のあわれを

山のべの道は茨に阻まれて分けて歩みし老のこどくを



無愛想に上着手に持ち薄暑かな

山頂に立ちて予期せぬ夏霞み

庵のまど迫る若葉に気おくれす

葉は疎らうき世の別れ山さくら

古茶淹るる老女の皺に母を見し



初夏の萌えるような若葉の生命あふれる風景のなかに

この地で自然と一体化してひっそりと一生物となって

80,90年と生きて生涯を終えるお年寄りに接するに

つけても、限りなく深い皺のお顔は素晴らしく美しい

花鳥風月の美しさを越える老の美しさをうき世の自然の

風景として捉えて拙い詩歌としたいものである





















































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菜菜子の気ままにエッセイ(ターボと緑と優越感)

2012年05月14日 | Weblog
左手人差し指で、軽ーくワンプッシュ!
エンジン始動~!
軽ーくアクセスを踏むと、ぐーんと加速する〈ターボエンジン〉搭載~!
久しぶり~のターボ感覚
後部座席 両面スライドドア
軽自動車にしては、座席クッションも、乗り心地良し。
すれ違う車の、ドライバーのチラ見視線を受けながら、優越感にしたる。
『あれっ?今の新型のNボックス』
『ええなあ~ええ車に乗れて~!』
なんて、言っているんだろうなあ~
再び 優越感!

助手席には、うし女の二番目。
『めちゃくちゃ広いなあ~なんか軽四って、思えんなあ~』
『うん!父ちゃんおったら、よろこぶなあ~』
柔らかな 日差しが車内一面に降り注ぐ
新車の匂い
プンプンプン!

うし女二番目、
今年の母の日に、1番目を差し置いて、ワタシにプレゼントしてくれた 福沢諭吉先生一枚。
試供品を飲み終えた、あるサプリメントを購入しようか?どうしようか?
チラシに穴があくほど悩んでいた母ちゃんに、何気なく こたつの上に 置いてくれた。

『調子よかったんだろ~身体にあったんだろ~買いない はいっ あげる』
『え~!悪いわ~!自分で買うわ~』
と母ちゃんは、断りながら、手は自然と、福沢諭吉先生を握りしめ、離さなかった。
身体は 正直だ。

脳と 一体化?は、していないか?
脳と一体化していたら、中高年みんな 短距離走るわなあ…
…で サプリメントを注文した。元気な婆さんになる準備も、お金が かかる。
女子って、大変だ…

で ドライブしながら、娘が言った。
『母ちゃん、こっちの山の緑は、祖谷のみたいにキレイなことないよ~
なんで、祖谷の緑って、あんなにキレイなんだろうなあ~!』
そう言われて、見てみると、全然キレイだと感じない…
普通の山…
くすんだ 緑色…
お話しに ならない。

今年の祖谷山の木々を観察すると、みずみずしい!
水分をたっぷりと、含んでおります。
だから、キラキラなんですよ。
歳をとって 水分があると、下肢の浮腫になり…
若者には、元々たっぷりあり…
中高年は、水分がバンバン蒸発し、取り込みを誤ったら、ムクミになって
朝の顔と夕方の顔が、別人になる…
水分は オソルベシっ!
自然界は 摩訶不思議っ!
知らない事が 多いから、生活できるんだよね。知り過ぎていたら、きっと毎日、恐ろしいのかも…

『ターボエンジン
低燃費
環境に優しい エコカー今なら減税補助金~!
……
ドライブは 終わった

『乗り心地、いかがでしたか~』
爽やかな お兄さんの出迎えと 共に 終了した。

今 こたつの上に
三枚の 見積書
電卓を 弾く
サプリメント以上に 悩む…
欲しいデザインが めちゃくちゃ 高額…
ナビや いらんわ…
途中で誰かに 聞いたら だいたい 道 わかるし…
昔は ナビや なかったけん ガソリンスタンドで 聞いたし…時間は、かかったけど…
スライドドアや いらんわ…ドア位 手で開けるし…

どうしよう…
見積書まで たどり着き…
ワタシは 車 買えるのでしょうか…?
草 々

















































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菜菜子の気ままにエッセイ(さつきと五月と神のお告げ~)

2012年05月11日 | Weblog
隣町の某地区のさつきの花々があちらこちらの場所で、初夏爛漫を奏でている。
この間まで桜の木々も、至る場所で、咲き乱れていた。4月…その一本の国道の先。
緩やかなカーブを曲がると、正面の山一面に桜が、視界に飛び込んできた。

以前、田んぼだった場所に、桜の苗木を植えたと、町のお年寄りから聞いた。
観光地でもない、小さな集落の山一面に、咲き誇る桜よりも、むしろ
植樹した方々に、感動を覚えた。

さつきの花を見る度に、思い出す事がある。
25年位前の話しだ。
お酒が好きな、陽気なおっちゃんがいた。郵便配達をして、定年退職を迎え
のんびりと毎日を過ごしていた。おっちゃんの家は、
集落の県道から見上げた場所に、建っていた。おっちゃんは、自分の家の敷地一面に
さつきの苗木100万円分を、購入し、植えた。

『お金は使ってしまったら、何も残らん…何か残るものはないか?と思って…
さつきの苗木買うて、植えたんじゃ~ここからさつきの花見上げて
みんながキレイなのうや~って悦んでくれたら、何よりじゃ。』

普段のおっちゃんの適当キャラとは、違ったお顔だったので、何気なく、感心していた。
それ以上、深い感銘を受ける事はなかった。その頃は、私は未熟だったから
植えられたさつきの花は私の日常生活とは、正直無縁なものだった。

やがて、おっちゃんは、亡くなり
やがて、さつきの花も、生い茂る雑草の中でほとんどが姿を消していった。

『志し』を誰も継げないままに…
おっちゃんの想いは、年月の中で、消えていってしまった。

さつきの花の季節になると、赤ら顔のおっちゃんを思い出す。
さつきを見上げながら、意気揚々と話した、おっちゃんを思い出す。
そして、ゴメンよ…と謝っている私。

22年前。主人と同じ病室だった、香川のおじさんがいた。
付き添いの奥さんに、わがままを言っては困らせていたが
主人を自分の息子の様に、大事にして下さった。

退院後も、おじさん夫婦の家に、通院帰りに、数回遊びに寄った。
おじさんは、盆栽を大切に育てていた。空港建設で、立ち退きになって建てられた家も庭も
それは立派だった。

『この盆栽は、格好いいから、これとこれをあげるから 』
と痩せた手で品定めをして 下さり、二つの小さなさつきをお土産に下さった

それからすぐに、おじさんは、亡くなり
その盆栽は、主人に大切に育てられ、
……
……
結果…ワタシによって場所をあちこち替えられ、今では…我が家の花壇の中に
ツツジは、無造作に植えられている。しかも……
ネギの後ろ…
ゴメンよ…とおじさんと、主人に謝っている。

その人にとっては、大切なものでも
価値観、趣味が異なれば、
そのひとつのものは、全く 意味が違ってくる。

そこに山が ある
同じ道に 飽きた者が、近道をつくる。
『わたしはこんなルートの道を 作ったから、みなさん、
ちょっとチャレンジしてみて下さいよ~』

『ありがとう~チャレンジしましたよ~見慣れない登山道でしたが、
GPSのお陰で、助かりました~またよろしくね~』

近道はいくつも、いくつも増え、
道は 新たな水たまりを作る。
近道を、正規のルートだと勘違いする者。
正規のルートを無視して、登り…
遭難は 数を増すばかり。

山は みんなのもの…
どういう風に 歩いても、個人の勝手だ
他人の私有地でない限り、法に触れることはない。
…が 私は年末に
隣町の農道の、道の隅の南天さえ、取ることは、出来なかった。

多分、祖谷の道なら、採ったかも しれない。
『よそさまのもの』
が ココロにある。
それは、ある種の、敬意みたいなものだ。

祖谷山に 入る
勝手に 登山道を増やす
祖谷山に 入る
山菜や、植物を平気で採っていく

その行為は、
『祖谷に住む者』に対し、明らかに上から目線で、見ているのだよ。
『祖谷のしら』を馬鹿にしているんだよ。
『祖谷のしら』を馬鹿にして、笑っているから、出来る行為なのだよ。
ワタシは、隣町の空き家の山菜一本も、折ることは、出来なかったよ。躊躇したよ。

山男さん よく 聞けよ
子供の 宝さがしと
登山道を 一緒にしては行けません。

その行動力を 他に使いなさい。
きっと 成功するでしょう。多分…?
…と 神様が今 おっしゃって おられます。
祖谷山を 壊す方々は、来ないで下さいと…神様が今…おっしゃってます。

そして 神様は
今 ワタシに 言いました…
木曜日 ロト6 抽選日
『あなたは ええかげんに 諦めて
死ぬまで 働きなさいっ!』

死ぬまで 働きますっ!
…が
死ぬまで 購入します!
※死ぬ直前に 当選したら、当選金は誰のもの?
うし女の 二人占め?

そんなの祖谷だっ!
アーメン♪





























































































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菜菜子の気ままにエッセイ(新緑と溜め息まじりに独り言)

2012年05月08日 | Weblog
超大型連休も終わり、
《しものしの車》
もスッキリと減り、いつもの静かな日常生活に戻った。ちょっと…うれしい。
そんなワタシは、時に大ぼらを吹くが、マジで超真剣に、本当の本当に
ほら吹きなしで申し上げますっ~!
今年の…
今年の~
今年の新緑は
『美しい~』!!!
冬のマイナス温度…
雨の量…
光合成…
ヤヤコシイ理屈は、アンポンタンなので、解りませんが、
浅緑 深緑 うぐいす色 草色 緑青色 若草色…
とにかく 新品のホッカホカの 緑の葉っぱっ!ピッカピカ!

朝 昼 夕刻
どれもこれも 外せない…
溜め息が 零れます
竹野内豊様以外に、溜め息など つかないワタシは、毎日 毎日 歓声をあげながら
通勤しております。

『なんで~?なんで、こんなに綺麗なん~』
鏡に向かって 言ったのでは ありません。悪しからずっ!
山に向かって、話しかけておりました。

《東祖谷に日帰りプチ旅行》
多分、1番お金を使わない、コースではないでしょうか?
四国の外からだと、フェリーとか、巨大な橋の通行料とかが必要になるけど、
四国内からだと、必要経費はとりあえず、ガソリン満タン!
村に入る手前のコンビニで、食料品購入!
マイポットで水分補給。

あとは、自然を見ながら、ちんたらと 走る。ついでに…山菜を取る?
などと、ごじゃはしないで…ね。
ここで、しもの方々に、ワタクシから、忠告です。
ルームミラーに、後続車が近づいてきたのが、わかった時点で、速やかに左側に車を停止して
後続車に道を譲ってあげて 下さい。
なぜなら、
祖谷街道は 生活道だからです。
病院に 急ぐ人!
職場に 急ぐ人!
野暮用に 急ぐ人!
野暮用の理由は、斯く斯く然々~!
だから お願いだから 速やかに 譲って下さい。

そして、地元の
消防団関係者の皆様、忠告致しますっ!

『遭難』
は これからも バンバン増えるよ!
山事情を 把握しないまま、何の手も打たずにいると、
『道迷い者』
は バンバン 増えるよ!
頑張って下さい。
究極のボランティア!
遭難救助を有償にしたところで、解決する問題では ありませぬ!

行政にも、責任はある!
剣山と三嶺をひとつのパンフレットに載せ、三嶺を軽々しく、PRし過ぎたのだよ。
だから、初心者は軽装でやって来る。

三嶺に至っては、駐車場も 全く無料。
どうぞと、登って頂いて 遭難したら 救助は究極の無料。

これを
『もちつもたれつ』
とは 言いません!
『にもつもたすな』
と 言います。※ホラ

何をやっているんだ!行政機関
いったい 三好市のお財布事情は どうなってイルンデスカ~?
『ポテトチップスは お金が無いから買えませんが
スイートポテトなら、買えます』
『お金が無いから、長靴は買えませんが、職人の作った高級革靴は買えます!』
みたいな 予算配分~!

ワタシニは ワカリマセン~!

遭難者が いてもいなくても
なんら 生活には 支障のない
代弁者の オバサンからの ご忠告でした。

最後にニセ短歌
『祖谷の衆 しもの人には 何ひとつ
言うくち持たずに
頭(こうべ)を下げる』

草 々































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又もや遭難騒ぎ発生

2012年05月07日 | Weblog
先ほどテラオ兄さんからの話しでは6日朝11時ごろから
いやし温泉登山口から三嶺に登った二人組がひとりはもう
よう登らんと途中から下山し始め、もうひとりは登ってくると
それぞれ別行動をして、二人とも別々の場所で道迷いをしたらしく
携帯電話で救助を要請してきたようだ。

消防団員、ヘリが出動して騒ぎになったが、幸い二人とも無事に
救助した。

先日も別行動した、登山者が遭難騒ぎを起こしており、最近の
登山者のあまりにも軽率な、安易な山歩きは目に余るものがある。

地元の消防団員はもう、かんかんに怒っている
仕事、休みをほったらかして、無償で出動しているのだから
登山者もきちっとした山歩きをしてもらいたいものである。
地元のひとのなかには救助してきたら有償にすべきと言い出す
ひとさえいるほど怒り心頭にきている。
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奥祖谷夏点描 暮らしの初夏

2012年05月06日 | Weblog

春くれて寂しき心残りけりされど若葉にうき世わすれむ

草しげる野べの古道をさまよひて若葉の木々と哀しき廃家

初夏なれば日射しかがやく山辺なりひとり臥しける老のありけり

なが月を臥しける老のありけるに若葉のちから分け給ひけれ

世のうきを思ひわずらふわが身なり孤独な庵にも時鳥の声


余花に逢ふ逢ひしと願ひ山に入り

唐突に葉桜めでしこころなり

障子あけ若葉迫りて身構へし

葉桜を好しに眺めつ花探す

山寺や予期せぬ余花に逢ひにけり









知人の親戚で空き家になっている茅葺き民家を宿借りして連れ合いと
のんびり過ごす。

縁側に座って新緑の山々を眺めて何をするわけでもなくぼーとしては
時間がすぎ、煤ボケた天井の梁と竹とカヤを眺めては古の暮らしに想いを
馳せてぼーと過ごす。

不便と不自由が同居している古いカヤ葺き民家は夜ともなれば小さな
可愛い山ねずみが部屋の端っこをチョロチョロ走り、天井では物を齧る
音もして寂しさを紛わしてくれる友となる。

いま、落合集落で流行の外見は茅葺き、古民家のように見せるが、中身は
床暖房、、水洗便所、近代的なピカピカの家具に最新のキッチンと並べて
宿泊の客には祖谷の不便、不自由の暮らしを与えず、自然の厳しさを
体験させずに都会なみの宿泊をさせて都会に送り返すシステムに血道を
あげている、実にみごとな偽物を味わせてくれるのである。

いやの山里に暮らすお年よりは二人から連れ合いを亡くしてひとり暮らしを
して、病を患い、臥せ勝ちになりながらも自給の野菜を作り、孤独に耐えて
70年、80年、90年を妥協を許さない厳しい自然の尊厳に従い、寄り添い
黙々と人の尊厳を持ちながら生きて、土に還ってゆく姿は、自然に癒されると
いうような、甘っちょろいものではないと思われる。



Tばあばの息子さんが帰郷していたので例年の行事のようになっている
ワラビ取りとタラの芽取りに案内していただき、楽しいひと時を過ごす。































































































































































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奥祖谷春点描 暮らしの春

2012年05月03日 | Weblog
さとびとの今日を限りに暮らしけり花は散りゆき暮の春かな

行く春をうき世に留めてをかむとも残花の無きし山辺なるかな

雨多きうき世ゆく春清めけり野べに埋もれるわが身は孤独

世のなかはカオスに満ちて彷徨ひし旅の終りと朽ち果てるかも

夜も更けし寝覚めて庵を出てみれど聞こえて来るは行く春の音

野べの庵はなの散りける山ざくら孤独に眺めて旅はさまよふ


病ひ得て侘びしくもあり春惜む

行春や時に追われて旅支度

忘れ霜ありやと老に聞きしをり

日射しあり縁の暑さや夏隣り













テラオ兄さんの絵手紙














































































































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菜菜子の気ままにエッセイ(やがて空き家にて後編)

2012年05月01日 | Weblog
思えばこの村はトップに位置する方々が、個人の理想や夢を叶えるのには
たやすい地域性を持っている。ある意味、理想郷。
例えば、昔 故郷創成基金として 国から地方に一億円が振る舞われた事があった。
あのお金を元手にして、建ったのは大枝の武家屋敷だった。

あれを建てる前のある日。 数人の村の上層部のおっちゃん達が、来賓者と一緒に
大枝の鉾杉を見に行った。一人のおっちゃんが、景色をみながら、呟いた。
『ここは見晴らしええのうや~ここになんぞ建てるか~~!』

…で 武家屋敷の移築
…で 地元の方々はご存知の通り、今ではエンドレスに大赤字っ!

ここを宿泊型に変えたら?ここを接待の場所に利用したら?大赤字から脱出出来るのに~~!
と 民間意識なら、普通にそう思うが…
そんなアイデアは、行政は考えない。やらない。知~らない♪

なにも しなくても、自分達の給料、退職金には、何ら支障がないから。
…で関係者達は、無事におじいちゃんになられました。

新しい箱物には、すぐに飛びつく。
このパターン、今の日本のカタチ。※チカラじゃないよ!カタチ!
いやしの温〇郷も、あの場所に、温泉ホテルを建設したいという、個人的な夢。

夢は 叶った。議員さんの、賛成~多数決で決まった。
連日宿泊者が来たとしても、光熱費等、維持管理費がかかり過ぎて、収支決算は 毎度の大赤字!

…だけど、心配ないのね~
補助金に守られるから、大赤字なんて、ちゃら へっちゃら~♪
何がおきても 気分は♪へのへのかっぱ~♪
七つの玉を集めたら、何かひとつだけ 願いを叶えてあげよう~!
『神龍!祖谷山全部、ワタシのものにして下さい!』

…また 脱線しましたゴメンなさい。一礼。
私利私欲の強い方々が、余りにも多いから、重要なところに、予算を回せない。
祖谷は 生活道の 迂回路が超少ない。災害時には、対処出来ない。

隣の町は、迷う程いっぱい迂回路がある。色んな道が繋がっている。
だから、災害時には、地元民はさほど、困らない。今回の隣町の廃校後の取り組みは
既存している、耐震性のある校舎に、それぞれが希望した学校に、転校と言う形をとったらしい。

…で私は 思う。
限界集落に、贅沢や豪華は いらない。望んでも いない。
祖谷で 安心して暮らしていけたら、それだけで、十分なんだ。
余分なお金があるのなら、町で仕事のないプーちゃん達を呼んで、住民票を移して頂き

賃金を払ってあげて、季節ごとの高齢者達の野良仕事を 手伝って頂けるような、
『祖谷山フリーター移住プロジェクトチーム』
を立ち上げて下さい。住宅は、いっぱい空いてますよ。
ここには…
未来を託せる人は いない。
やがて 市長が交代すれば、補助金なんていつ、ストップがかかるか?わからない。
結果、維持管理費を含めて、市はいつか…全ての箱物を丸投げにするのではないだろうか?
誰が 悦ぶか?
建てて頂いた商品を、活用して 利益を得る方々か…?

日本三大秘境 祖谷
未来に 遺せる物は、何も ないかも…

廃墟は 朽ちるから
美しい
人間は 死にゆくものだから 美しい

空き家は 家の終焉だけど、遠い昔、そこから新たな人生に向かった者達を
送り出した全ての始まりなんだ。
永遠など
存在しない
永遠を
求めてはいけない
《今》を貴方らしく生ききることこそが
《今》を永遠と呼ぶ為に一番 大切で必要なことなんだよ

祖谷のカタチは変わって行っても
私が生きている間は、
《私の昭和》
を 書き綴りたいと想う。
…キマッタか?
連載 オシマイデス〆ベリーベリーサンキュー♪












































































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遭難事故発生

2012年05月01日 | Weblog
徳島の山で男性2人遭難
 30日午後6時10分ごろ、徳島県三好市の丸石山付近で「男性2人が道に迷った」と、登山仲間から消防を通じて三好署に通報があった。県警は遭難したとみて1日から捜索する。
 同署によると、2人は大阪市と岡山市の60代男性。30日早朝に仲間5人とともに同県の剣山山頂を出発し、5人とは別のルートを通って、丸石山を経由し午後下山予定だった。午後4時15分ごろ「道に迷った」と携帯電話で仲間に連絡があった。けがはしていないという。
 2人は仲間とともに29日に剣山に登り、山頂に1泊していた。(共同)
 [2012年4月30日22時34分]
遭難の男性2人、無事救助 徳島の丸石山付近
2012.5.1 10:55
 徳島県警三好署は1日、同県三好市東祖谷の丸石山付近で4月30日に遭難した大阪市の男性(62)と岡山市の団体職員の男性(61)を登山ルートの林道で発見、救助した。けがはなかった。
 1日午前6時35分ごろ、岡山市の男性が「林道を下山している」と三好署に携帯電話で連絡。午前7時40分ごろ、署員が歩いている2人を見つけた。
 2人は4月30日早朝に登山仲間5人とともに徳島県の剣山頂を出発。5人とは別ルートで下山する予定だったが、同日午後4時15分ごろ「道に迷った」と仲間に連絡。仲間が通報した。


詳細は判らず、救助された場所は定かではないが一説には白髪小屋から下山したとか
別府峡付近とか情報が入り乱れているらしい。
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