秘境という名の山村から(東祖谷)

にちにちこれこうにち 秘境奥祖谷(東祖谷山)

菜菜子の気ままにエッセイ(恋と愛と花札と~)

2011年05月24日 | Weblog

恋をすると、女子はキレイになる。
恋をすると、男子も
少々、小綺麗な格好をする…
恋をすると、婆さんも、小綺麗になる。
恋をすると、爺さんも、シャキッとした、歩き方をする…

『恋』のチカラは、偉大だ。
『恋』はココロが、変になるから、このような、漢字なのか~?
久しぶりの はてな?


高知から、帰ってきてからの、オバサンは、すっかりと、体力も落ち、
食欲もなくなった様子。食事を作るのが、面倒くさいみたいだ…
新しく、処方された、認知症の薬の、副作用だと、思われる。
ワタシが、作って一緒に、食べると見事に、完食する…完食して、すぐに横に、なる。
立ち上がる度に、歩く度に、
『イタいわ~』
『足、イタい~役にたたんわ~なんちゃあ、ようせんわ~~!』
と 言いながら、すり足で、歩く…

で、本日。
最近、身体状態が、ひどく悪くなった、オバサン(ヴヴヴヴ~星人)
の介護度の見直しを、して頂いた
※詳しくは 介護保険制度を 各自で勉強してね。

要支援の オバサンの見直し調査に、広域連合から、職員が一名。30歳の 爽やか青年~!
道案内がてら、包括支援センターから、イケイケギャルのAちゃんも、来て下さった。

で…
調査が、始まった。

生年月日から始まり…様々な、質問が、オバサンに投げられる…
様々な、調査項目が、ある…

爽やかに、調査を勧める、調査員!30歳!
※ワタシが 最初に年齢を聞いたのでしたっ!30歳~新しい~
新鮮な 青りんごに見えた。やっぱり、若いって、良いなあ~

で…気がつけば…肝心のオバサンは、
完全に、
《しもの人向きの、シャキッとした女子の顔》
になっていた。

30分前まで、
昼飯を食って…
すぐに 横になり、
膝をかきながら、
『おごっ馳走もろて、食べたきん、牛になって寝るのよ~』
と 言った、婆さんと、同一人物とは?思えないような、身のこなし…?

調査員の、
「歩いてみて下さい~」
の指示に従い、
ハイハイっと スピードで返事をして、5メートルを、
スッスッと 歩いた!

『おまえ!歩き過ぎだろぅ!ナンチュウ!態度の違い!』

と ココロの中で、叫びながら、
黙って 見ていた。

オバサンは、調査内容とは、全く異なる
異常な、行動をとる…
立ち上がり、ガラスケースの中から、花札を、取り出し、
『これで遊んだら、オモシロイんでよ~』
と 言いながら、見せる…
「そうですかぁ~」
と 答えてくれる 30歳!青りんご…!エエ奴っ!

無事に 見直し調査は、終わり…
二人は 帰って行きました。

それから
しばらくして、ワタシは一人で、お茶つみをして、庭先で
大きな釜の中に、お茶の葉をいれ、
数分だけ、オバサンに、葉っぱを煎らせてみた。
その時間 5分も 経たない頃…

『足、イタいわぁ~もう知らんぞぉ~』
と 言いながら、家の中に、入ろうとした!
「オバヤンっ!何イヨン!今さっきまで、調査員の人の前で、スッスッと
歩きよっただろ!オカシイヨ!」

と、大きな声で、叫んだ!

オバサンは、答えた。
『あ~あれか~?
あれは しよないわ~
忘れとったんじゃわ~~』

あの…好青年が
毎日、オバサンの家に来てくれたら…
毎日、しもの人に向けた、顔と身のこなしで…
オバサンは、膝イタイイタイ病から
きっと、解放されるだろう~!
認知症も、改善するだろう… 多分…

《恋》
それは 男と女の1番の、ビタミン剤となる。
《愛》
それは 人間の 1番の生きる チカラになる…
恋は 時として…
酸化する 時が ある…
愛は 讃歌か…
愛の 讃歌か…

アーメン










































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