秘境という名の山村から(東祖谷)

にちにちこれこうにち 秘境奥祖谷(東祖谷山)

茅刈り

2005年03月30日 | Weblog
友人の市岡さん、ちいおりのスタッフ片岡さんとちいおり滞在中の
ドイツ人の男女、自分の5人で京柱峠の茅場に茅刈りに、、、

スタッフの片岡さんはアレックスの精神に共感して大学卒業後
ちいおりのスタッフとして二年あまり奥祖谷に居たが四月に
インドに一年ほど勉強に行く事になっていると、、、
異色の若者である。
ドイツ人は共に自国の大学生で男性は19歳、、
女性は16歳で三階級特進で大学入学、、、ともに入学と同時に
一年間の社会勉強の機会を与えられて、まずは日本の
原風景が色濃く残っている奥祖谷を選んだと
しばらく祖谷の居て、その後各地を見て回るらしい。

途中、、徳島大学の若い先生が家族ずれで見えられた
祖谷の植生を研究されている方で茅場の植生をテーマ
にされるとか、、、
昔何処にでもあった日本の原風景 茅場が少なくなって貴重であると
ちいおりの茅葺の修理に茅を刈り、刈った跡に日が良く当たり
そこに貴重な珍しい植生が芽生えていると、、、
それが村の財産となり、原風景が残る。

茅葺屋根の修理に茅を刈る行為がそれだけに留まらず
植生の芽生えと原風景の保存に役立っているという
サイクルの妙に目からうろこの一日であった。


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雨上がりの朝

2005年03月28日 | Weblog
今朝 目覚めて庭に出ると目の前が水墨画のようだ
暫し眺めていた。

霧が流れてゆく、モノトーン
春の風が山を包むか
なごり雪が身を隠すように点々と
山の彼方此方から木の根が動く喜びの声
霧が流れて、モノトーン

われに返り、、、カメラでパチリ
かなしい習性である。
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春の雪

2005年03月25日 | Weblog
春は目まぐるしく天候が変わるね、、、
芽吹きを誘う二日続きの雨があれば昨日夕方からの
寒気の流れ込みで雪が今日昼ごろまで降り続いた。
我が家の庭で18センチの積雪だ、しかし午後4時頃からの
天気の回復で大分解けかけている。

春の雪 泡沫の夢の如し である
今夜は 月が煌々と雪景色を照らす
しずかな春の夜、、、、、、、、

明日の山歩きに積雪のトレースを付けるはたが誰ぞ!
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春の雨

2005年03月23日 | Weblog
二日続きの雨だ、昨日は荒れたが
今日は静かに降っている。
村の社協の作業場を覗くと4人ほどの人たちが
めんめに竹や木の材料で作品を作っていた。

その中にこの地で遊びの達人市岡さんが居て
いま熱中している作品がある。
今日、、出来たばかりの作品を紹介する
名づけて いい湯だな!

不器用な自分も かずらあんどんを制作しようと
挑戦、、、、なんとか様になったようだが
さて、これから和紙をどのように貼るかだ。
雨の日 こんな遊びも面白いものだ、ゆっくりと時間が
流れて、すべてを忘れる。
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山里ハイキング考

2005年03月20日 | Weblog
日本文化批評考を世界に発信しているアレックス.カー
(アメリカ人、美術評論家、著書 美しき日本の残像、犬と鬼)
の住まい通称ちいおりの女性スタッフであるジーンと日本を
旅行中のイギリス人の若いカップルと三嶺パークレンジャー&森の案内人
市岡さんと自分、、ジーンの愛犬ジャッキー、の5人と一匹で山里ハイキングに
出かけた。日本語が全く出来ないイギリス人のカップルにジーンが通訳する
市岡さんが早春に咲く福寿草は日本では幸福を運んでくる花とか、蓬草は血止めに
使い乾燥すればお灸に使うなど出会う草花を説明する。
たまたまお彼岸で墓参りしている場面に出くわすと日本人は祖先を敬い遠くに
いる子供たちや孫が必ず郷里に墓参りに帰ってくることなど日本の習慣や伝統
を判りやすく説明していた。
それ以外にイギリス人の若いカップルが日本で吃驚して理解できないことがあると
それは全てにおいてあまりにも異常包装であること、至る所がそのゴミで散らかっている
こと、日本にはすべての物が有り余っているのに、豊かさを実感できないこと
などなどイギリスやドイツとあまりにも違う価値観や環境観、に戸惑っていると
語っていたのが印象的であった。
写真は標高1000m近くに一人住まいしているおばあちゃんと
このおばあちゃん、、じいさんが亡くなってお墓を家のそばに作るため
民間のヘリコプターを雇って墓石を運んでもらった、運賃約80万程であったとか
如何にも秘境の話ではないかえ、、、、、、

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観光案内所

2005年03月19日 | Weblog
この地の景勝地の場所に観光案内所と
休憩所がある。
村おこしのグループの寄り場となっている
また住み着いている外人女性ジェーンが着物姿で
琴を引く場所でもある。
片隅の舞台に飾っているかずらの作品。
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三瑞草

2005年03月18日 | Weblog
古来から縁起の良い植物とされている三瑞草
(福寿草、富貴草、延齢草)が多く咲くことで
知られるこの地で、先ずは我が家の庭に咲いている
福寿草を紹介しよう。
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秘境

2005年03月15日 | Weblog
山村の隅々まで林道が張り巡らされて現代文化が浸透している
今の日本には真の秘境は存在しないと云われて久しい。

この地もほんの少し前までは秘境の匂いが濃く残っていたようだが
立派な道路が出来、二三時間もあれば着いてしまい味も素っ気もない。

そんな地ではあるが、居を構えている。
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プロローグ

2005年03月14日 | Weblog
山歩きを始めて17年の歳月が流れた。
数年前からときどき道迷いをして寄り道していたが
興味が湧いてきて、秘境という名の山村に迷い込んだ。
面白いことも結構あるので、山村生活や風景、山歩きを
日記風に記して見たいと思う。
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