もんてきたかえ

ゆくとしや　雪の集落　静かなり

晴天の大晦日に落合集落は雪は消えて暖かい
集落を約1時間30分あまりゆっくりと連れ合いと歩くが
人声はあまり聞こえないし、戸外にも出ていない、静かである。

川向こうの中上集落は日陰になるため、雪が消えずに寒そうである
やはり人影なく、車も走っていない静かな午後である。

山間の集落は何事も無いような風景の大晦日。

もんてきたかえ

ゆくとしの　晦日になりし　山家宿

久保最上の時谷のおばあちゃんに挨拶にゆく
先日の寒波は猛吹雪で前が見えなんだそうだ。

最上部で20センチの積雪だったそうである
湧き水が凍って難儀したと云っていた。

時谷家から眺める天狗塚と天狗峠は真っ白である。

もんてきたかえ

故郷え　もんてきたかえ　年の暮

今日　午後3時ごろ　祖谷久保の我が家に帰ってきた
連れ合いと年末、年始を心の故郷　東祖谷で過ごすことに

京上　歴史資料館前にお帰りなさいの素晴らしい垂れ幕が
迎えてくれて心豊かに。

雪の三嶺

冬空に　雪垣にして　霧氷かな

小池直下の登山道右側の岩壁と木々の霧氷
見上げれば青空。

雪の三嶺

雪の嶺　打ち重なりて　眠るなり

三嶺山頂より縦走路、西熊山、天狗峠、天狗塚
「天狗の庭」と松高山岳部部長の北川淳一郎が絶賛した縦走路は
初夏はコメツツジの花に埋まり、秋は紅葉、冬は雪山となり
天狗塚に雪煙が舞う。

雪の三嶺

冬ざれや　耀きてあり　霧氷かな

三嶺山頂付近から避難小屋、剣山、次郎笈
暖冬か　雪なく冬ざれの風景。

寒波 雪の三嶺

昨日の様子で積もっているだろうと思い三嶺に登ってみたが
予想に反して僅かに5センチ、拍子抜け。

寒波が続かなければ消える運命か？

寒波 雪の三嶺

奥祖谷に入ると山は雪である、空気は冷たくて張りつめていた
やっと雪景色になってきたが、土地の人たちは暖かいほうが良い。

早速久保集落上部から三嶺、西熊山、天狗峠と天狗塚の雪風景を眺める。

雪山 未だ見ず

写真　2004年1月の三嶺

祖谷の友の話では今年は暖冬なのか、吹きつけは来ているようだが
積雪はまだとのこと。

祖谷を離れて半月が過ぎた、望郷の思いである。

　　　　　望郷の山々

①　山へ行こうよ　　新緑の
　　想いはるかな　　奥祖谷を
　　恋しい想いを　　　抱きつつ
　　山は三嶺の　　　コメツツジ
　　君と一緒に　　　見た花だ

②　山へ行こうよ　　雪山の
　　吹雪とどろく　　雪道を
　　彷徨い歩いて　　たどり着く
　　山は天狗の　　　頂に
　　君と一緒に　　　登ったね

③　山へ行こうよ　　奥祖谷の
　　残雪のこる　　　嶺嶺を
　　思い出さがして　山旅に
　　山は三嶺と　　　天狗塚
　　君と一緒に　　　登ろうよ