秘境という名の山村から(東祖谷)

にちにちこれこうにち 秘境奥祖谷(東祖谷山)

初秋の風が心地よく、歩き、を楽しむ

2019年08月21日 | Weblog


早朝の歩きが随分涼しさを感じるようになって楽しくなったが
猪の掘り起こした穴が多くなり動きが活発になった、気をつけないとと思っていた途端、
唸り声とともにその先で2,3匹が走り去った、やれやれ!だ

カラスウリの花がきれいに髭を伸ばして咲いているし、梶の木の実が赤く熟し
ギンナンが色づき始めて初秋の気配を感じた早朝であった










カラスウリの花












梶の木の熟した実














ギンナンの色づきだした実















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菜菜子の気ままにエッセイ( よさこいとヴヴヴに捧ぐ独り言 )

2019年08月16日 | Weblog


苅り飛ばした青草の匂い。規則正しい蝉の声。
開け放された障子戸。

縁側から真っ直ぐに吹き抜ける風が叔母の横顔を撫でていく。
「ええ風じゃのうや~」
そう言うと、湯飲みに残った冷めたお茶を、飲み干す。
「カヨさんも何しよるかのうや~電話してみようか」

そう言うと、子機の受話器のボタンを押して、姉が出るまで鳴らし続ける。
「カヨさん出んわ~くたびれて寝よんだろうか」
諦めて、電話を置く。

風が 冷蔵庫に張った数枚の写真をパラパラと床に落としていく。四人のひ孫達の写真だ。
「ありゃりゃ、みな飛びよるわ~」
そう言って笑いながら、座卓の上のお菓子の袋を開ける。
「秋のお彼岸には、みな戻るかのうや~何作って食わすかのう~」

「何か美味しいものを作るわな」
私がそう言うと
「たのんます。頼りにしよるわ~スマン、スマン」
そう言いながら、思い出したように、再び子機を握る。

「もしもし、○○のネエサンかえ~、イモも掘って食うたかえ~
○○のネエサンくのイモは、今年はみょうげになって、わやになったと~
明日は雨っていよるけん、集まるかえ~」

友人数名に素早く連絡をして、明日の遊ぶ手筈を整える。
「帰るわな、帰ってゴンの散歩するわ~」
「ようえ、いぬんか」
そう言うと、必ず庭先まで、見送ってくれた。
あの日、庭に咲いていた幾つもの百日紅の紅色は、今は咲き方さえ、忘れたみたいです。

何気なく過ごした時間が、
こんなにも 愛しく思う。
魂の温もりが、パラパラ漫画のスピードで、
私の心をツツイテ
無性に切なくて 愛しくて

よさこい祭りの山車から激しく響く、重低音の音楽。
まるで空のスピーカーから流れるみたいに、鼓動する。
夕刻になると、山車は其々にライトアップされ、色彩が小さな商店街に溢れていく。
ボーカルが、逝く夏を惜しむように、更に声を張り上げていく。

かき氷の屋台に並ぶ
見知らぬ親子の笑い声。どこからか流れてくる、屋台の揚げ物の匂い。
振り向けば そこに居た。
振り向けば、そこに居た人達の
今は気配さえ無い。
真っ直ぐに手を翳して、深呼吸して探してみる。

8月
よさこいの夏。
貴方は どこに いますか。
そちらに
夏は ありますか。
みんな
元気ですか…
合 掌




































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一の森ヒュッテにて

2019年08月14日 | Weblog

剣山系、一の森ヒュッテの眼前で
30分あまりに亘って繰り広げられた、ご来光と雲と雲海と強風によるドラマ、
次々と消えては湧き上がり強風に煽られて火の玉が走り抜けるように
変わり行く朝焼けの見事さに唖然として釘付けになった




























































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