秘境という名の山村から(東祖谷)

にちにちこれこうにち 秘境奥祖谷(東祖谷山)

菜菜子の気ままにエッセイ(ジイジとバアバ)

2010年09月28日 | Weblog
「あの…ねえ…菜菜子さん~…お願いがあるんよぉ……」
祖谷村の定例会の夜、Nちゃんが、オクチをモゴモゴさせながら、近づいてきた…?
Nちゃんは、ゆで卵のような女の子♪
女の子と言っても、立派に二歳児と四歳児の子育てグアンバリ中~あっ
夫の調教も上手いっ!

「な~にぃ?何でも言ってね♪」
優しく答える、先輩ママを遥かに通りこしている、ワタシ。

「あのね、ジイジの役は、市岡さんに頼んだんだけど~バアバの役を…
菜菜子さんにお願いしたくて…」

早い話しが、26日の落合小学校の〈うんどうかい〉で最近、足の具合が悪く
競技に参加出来ないおじいちゃんとおばあちゃんの!かわりに
ワタシとテラオの兄さんが、代打を頼まれたのでした。

『なんちゅう~?わあは、誰に頼みよんなら~!ワタシに婆さんの役ぅ~!
つい最近、おっ、オネエサンと呼ばれたワタシに~!婆さんてかっ!婆さん~?
なんぼ言うても、なんぼ言うても、コラエテくれえよ~!!!』


などと言える筈もなく…
「いいよ~任せておいて~」
爽やかに返事をした、ワタシはいい人♪


で行って来ました!
落合小学校運動会。
お遊戯も、しました♪お手々繋いで、かけっこも、しました♪
お手々を繋いでなどと?言う域を超越し、お手々を無理矢理に
引っ張って、走りました。

お遊戯では、Nちゃん家族とジイジとワタシとの六人が
輪になって、お手々を繋ぎました♪
2才のガキ!あっ、失礼っ~2才の息子が、転びました。
顔から、地面にまっすぐに、転んでいました…

お遊戯は、続いています。一人が、地面と戦っているのに…
しかも、起きられない?のに、お遊戯は、続いてました…?
まるで、この国を!この国の今の現状を、示唆しているような!
そんな…コワイ、コウケイでした…?

そして、
遂にやって来た!!!
お~
お~
お昼のランチタイム!まってたよ~!
この為に、来たんだもん♪
これだけの為に、がんばって、ピンクのヒラヒラ来て、お遊戯できたんだもん♪
『食うぞ~!全メニュー制覇だっ!』

『いただきま~す♪』
隣には、
ワイシャツに祖谷村のステッカーを無理矢理、貼付けた?ニセカメラマンのヨリヤン…

前に座るは、コテージの管理人…?
平家祭りの劇に向け、ヒゲをたくわえている、管理人?
頭の中は、劇の事でいっっっぱいの管理人!知らない人が見たら、
『〇ちゃんに逃げられたんだろか?無精髭や、生やして?』
『いやっ、逃げられたんじゃなくて、脱走したんじゃないん~?』
などと、言われそうな…初めての無精髭デビュー♪

あっ、お弁当!
超、上手かったです。ごちそうさまでした♪料理は、家庭が見えるんだよ♪
御姑様とNちゃんの、和気あいあいが、伝わってました♪

遥々神奈川県から
嫁いで来た!Nちゃん!
神奈川県だよ!
スゴイでしょう!
なんで、どうして!どうやって!二人が出会えたか?って!
気になるでしょう!

Nちゃんは
外国を数ヶ所廻り、チイオリに来たのが、六年前。
チイオリの、茅刈りで、出会ったんです!
ご主人に、出会ったんです!
ご主人は、正義感のつおい、真面目?な〇防士さん。
大工も出来る、〇防士さん。
自分達の家も、休日にコツコツと、ブツブツ?と自分で建てました。
日本中の、嫁探しのオッサン諸君っ!
『祖谷に茅刈りに行ったら、嫁さん見つかるかも~?』

などと、軽く考えては、絶対にイキマセンっ!!!
ワタシは、祖谷で十年以上、茅を刈り続けている、男を知っていますが
(みんなが知っている?)

独身のままでつ…
茅刈りはプロですが
独身のままでつ…


ねっ、
《縁》が大事なんだよ!
《みどり》じゃないよ!
出逢いは、必然なんだ!

以上、落合小学校
大運動会っの模様を、お伝えしました。
ノンアルコールビール~バンザイ♪


















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奥祖谷初秋点描

2010年09月27日 | Weblog
コスモス、リンドウが咲き出すころに山里の里祭りが彼方此方の
集落であるんだな。

散歩の途中、遠くからでもあの登り旗が望めると、ひとつ立ち寄ってみるかと
その集落の坂を上がってゆくのだが、静かなんだ、あれ、日にちを間違えたか
まあ、いいやとお社に向かうとちゃんと沢山の里人が居るんだ。

お社にお参りするひと、お神酒をいただいていい気持ちになって立ち話に
興じるひとなど、派手ではないが、なんとも暖かい、いい雰囲気なんだな。

やはり 祭りは田舎に限るな。


青空に誇らしげなり秋ざくら


落ち人やいにしえ想ひ里祭り


寝息たて臥待月を見逃しぬ





























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彼岸に寄せて   SA-NE

2010年09月25日 | Weblog
忘れられない、光景がある。
主人が息を、ひきとる二日前の夜、病院の休憩室から戻った長女が
病室に戻るなり、私に話した。
「なあ、なあ、面白いおっちゃんと、友達になったよ~!」
「面白いおっちゃん?って」
楽しそうに話し出した、長女の声に、疲労困憊だった私は
救われた気がして、耳を傾けた。

娘達も、ギリギリの精神力で、必死で堪えていた。三人で繋いでいた手を
私の左手で主人に繋ぎ、ただ祈るだけの日々だった。
長女は、たわいのない話しで、それを紛らわせてくれようとしていたのが
痛い程、理解出来た。

「休憩場に初めて見る顔の、おっちゃんがおってな、おっちゃんに聞いたんよ~!」
「入院した人なん?」
「うんっ、おっちゃんって病気なん?」って聞いたらな、」
「おまえ、失礼な奴じゃのう~病気じゃなかったら、入院するか~!」って笑いよったよ~
「なんか、あのおっちゃんらは、どっかの組のおっちゃんじゃよ~!
若い人、隣で座っとったよ」

長女は、話しを続けた。
「おっちゃんが、おまえは、なんでここに居るんな?て聞くけん、今までの事
父ちゃんの病気の話し、全部話したんよ~!家族で付き添いしよるって!そしたら
おっちゃん、頑張れよ!って言うてくれたよ。母ちゃんの事も、心配しよったよ!」

長女は、それから数回だけ、そのおっちゃんに、会っている。
私は、休憩場には行かなかったので、そのおっちゃん達には、会えないままだった。
長女の話しで、そのおっちゃん達が、人情の厚い人だということは
十分私に、伝わっていた。

主人が、息を引き取った朝。
あの、悪夢のような、朝。
私は、主人の死を、一番最初に、友人に知らせ、次に主人の友人に知らせ
住職に連絡し、斎場と、迎えの寝台車を手配した。

泣いてなど、いる暇はなかった。
泣いていては、何も手配できはしない。
主人の意を、酌む事が出来るのは、女房である私しか、いなかったから。
震える全身を、唇を噛み締めながら、堪えた。
妻と言う役をやり切る為の、一世一代の大芝居を、演じているようだった。

入院患者の友人達が、お別れに来てくれた。怺えていた隙間に、涙が不意に落ちた。
後から後から、流れた。
この方々から、どれ程の優しさを、頂いただろう。私も娘達も、生涯忘れないだろう。

一分でも早く、主人を病院から、連れて出たかった。

斎場から、迎えの車が来た。ストレッチャーが部屋に、入ってきた。主人が、乗せられた。
エレベーターの手前に、ナースステーションがある。
看護婦さんに、頭をさげ、エレベーターに乗った。
主治医と、婦長が、並んで乗り込んだ。

一階に着いた。
右に曲がれば、休憩場がある。
主人と何度も降りて来ては、入院患者の友達と、深く繋がっていられた
唯一の空間だった。
主人が、一番来たかった、場所だった。

主人を乗せた、ストレッチャーは、右には曲がらずに、まっすぐに続く
裏口の廊下を、進んだ。薄暗い、廊下だった。突き当たりに、開けられた、扉が見えた。

黙ったままでまっすぐに、光りの零れる方角だけを見て進み
裏口の扉の前に着いた時、長女が、ぽつりと言った。

「あっ、おっちゃん…」
「母ちゃん、あれは、おっちゃんらじゃよ…」

長女の声に、振り向くと、長い廊下の、向こう側に、三人の姿が
こちらを見て、きちっと肩を並べて、立っていた。
三つの影は、私達に向かって、深く頭を下げた。
名も知らぬ、三人の影に向かい、私も、深々とお辞儀をした。

あんなにも、温かい、あんなにも、潔い一礼を、頂いたのは初めてだった。

扉の外には、
西日が煌々と射し、私達は、雑踏の中に、流れだした。
〈一礼〉の温もりに、背中を押されるように、歩を進めていた。





















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奥祖谷初秋点描

2010年09月24日 | Weblog
猛暑も収まり、初秋らしい風景になりつつあるね
気候が時計の振り子のように激しく変動する地球になり始めているのかな。

地球自身にしてみれば、宇宙の神の思し召しに従っているだけなのだろうね
騒いでいるのは人間のみか、その原因のきっかけを作ったからね。

大迷惑を被っている動植物は人間を恨んでいるだろうな。



天狗塚近づけをりし曼珠紗華

今宵こそ立待月を望むかな














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菜菜子の気ままにエッセイ(十三日の金曜日?)

2010年09月22日 | Weblog
前略、
このブログの新規お客様に注意事項です。。
このブログは、多重人格者のブログではありません……
このブログは、神聖なる山々を心から愛する、一人の山男の神聖なる、ブログです。
私は、早い話が、他人のフンドシで相撲をトッテイル♪
自分に超ドケチな、祖谷に住み続けている、《竹野内豊が命~~!》
のオネエサンっ!???です。

三年半前に、こちらの主様にお願いして、初めて書かせて頂いた
小説《天女花》のクライマックスの場面に、登場させた菜菜子という人物がいました。
半分、私の分身のように登場させまして、その小説が、終わってからも
つい軽ーい気持ちで、菜菜子の気ままにエッセイなどという、タイトルで
書いたのが、始まりでした。

その軽ーい気持ちで、始めたエッセイに、読者の方々の無口な反響が
大きくなって、ついつい、のさばって、書いているという、そんな感じの
時代から取り残されている、オネエサン?です。

SAーNEの
エッセイは、もう一人の、私。
あっ、双子~!
などではありません。あしからず♪
もう一人の、私とは、心を真っさらにした時の、私。
ねっ、これでわかりやすい説明だったでしょう。
菜菜子は、日常生活のワタシ♪

時々、山々の綺麗な写真と一緒に、俳句とか、難しい漢字とか
はたまた、やや、自爆しかけの文章とか、怒り狂う文章を 書いているのが
こちらのブログの、主さま。
紳士な主様…
多分、銭をもっている主様…
奥様が綺麗な主様。

宿借り生活のワタシの今宵の 恒例の
高齢になって、焦らない為の、プチ美容お肌のお手入れ♪

帰省していた、
次女が、置いて帰ってくれた、
《フェイスマスク♪》
潤い浸透~!
しっとりつや肌~!
コエンザイムQ10も入ってる~~!

頑張るワタシ!
長い紙を 乾かる前に、マスクを装着!
乾かせながら、
乾かせながら、

鏡を 見た……


なぬっ
鏡に 映っているのは
鏡に 映っているのは

まさしく!

《ジェイソン》!

そのまま、
髪を、前に全部下ろすと……

まさしく!

リング の《サダコ》

ジェイソンとサダコのコラボレーションを、満喫しながら、
キューティクルの世界から、完全に、絶縁していた!
ワタシでした。

多重人格みたいな、
ブログですが、
これからも、よろしくお願いいたします~

主様は、無口なので、むっつの口を持つ、
六口な菜菜子からの、メッセージでした。

景色が変わっても、
家が 廃墟になっても、両親を失っても、
想い出は、永遠だよ!生きている限り、
それぞれの 心の中のアルバムに、永遠にあるんだ!
永遠なのは、やっぱり、《心》なんだ。

哀しい時は
バンバン泣いて
涙をチカラに変えて行こう~!

前に、
前に、
頑張ろう~!


本日も、
よくわからないような、ヤヤコシイ、
でも、ちょっと、カッチョええ、終わり方のジェイソン?菜菜子でした♪












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秋彼岸に寄せて    SA-NE

2010年09月20日 | Weblog
一ヶ月程前に、不思議な夢を見た。
去年の、秋彼岸に寄せてで、私のエッセイに登場した徳島市内で亡くなった
私の叔父さん。正確に言うと、私の母の弟だ。
叔父さんの、夢は今まで見た記憶がない。

その叔父さんが、私に向かって、何かしらを話しかけていた。
朝、目が醒めた時、話しの内容を思いだそうとしたが、思いだせなくて
慌ただしいままに、その日の仕事に出掛けた。
仕事をしながらも、叔父さんの夢が気になり、昼の休憩に入った。
そして何気なく、思い浮かび、電話をかけた。電話の相手は、住職さん。
そして、過去帳を調べて頂いて、わかった事があった。

叔父さんの、十七回忌を今年中に営まなければ、為らないとの事。
叔父さんの姓は、母方と同じで、私とは違う。
本家を継ぐ、従姉妹にその事を伝えると、88才を迎える叔母さんは当然だけど
従姉妹も叔父さんの法要の事は、全く気にかけてもいなかったとの事。
私も、全く気にかけてもいなかった。


この世の存在も、不思議だけれど、
天界からの、叔父さんのメッセージも、なんて素敵なんだろう。
そんな話、信じないなんて笑う人もいるだろう…
だけど、私は過去に何度も、様々な方々の天界からのメッセージを
夢に見てきた。
そして、折に触れ、家族の方々に伝えてきた。

今日、叔父さんの十七回忌を営む事が出来た
あの世を、信じないと言う方々に、聞いて欲しい事がある。
あの世を信じないのなら、お地蔵様を、足蹴りできますか?
お墓に、唾を吐きかけられますか?
何の迷いもなく、できますか……。

娘達は、家に帰省すると、必ずまっすぐに主人の仏壇の前に座り
「ただいま」を言いながら、手を合わす。
そして、私と三人で主人のお墓に向かう。
再び、お墓の前で手を合わせながら、娘達が小さく笑いながら、言った。
「ヤヤコシイなあ~父ちゃんはどっちにおるん~?」

お位牌を守り続ける、本家が空き家になって、お仏壇に手を合わすられなくなっても
お墓にいけば、手を合わせられる。
日本の宗教は、どちらかと言えば、この世側の都合の良いように、出来ている気がする。
墓を集める行為も、その一つだ。

私は主人のお墓を建てるのに、代々墓にした。私が亡くなった時、娘達がお墓で、苦労をしないように。
そして、何よりも、主人と一緒に、永い安息の世界にいられると想えば
それだけで、安心を買えたような気がするから。

もし、主人の同一姓の仏様を無理矢理、私の死後に納骨されたら?
考えただけで、呪いたくなる位、悔しい。
多分、納骨した者を、私は、呪うだろう。
主人の親戚には、平気な顔をして、それをやりそうな人が、数人いる。
絶縁したい方々が、いる。

主人亡き後、主人の叔父さん達が、西山集落にある、私達が建てた別荘に
サッシを外し侵入し、ガス管を取り付けていた。歯ブラシまで、用意して
私に無断で、別荘を使用している。


茅刈りの季節に、なった。重伝建の茅刈りの一つの場所に、別荘の周りの茅が、刈られる。
その礼金は、家を出ても長男の権利を持つ、主人の父親に入る。
刈った茅を、乗せたトラックは、私達が、つけた道を、利用している。


主人がいた頃、私が刈り続けていた茅。
母の介護の合間に、二人で建てた、別荘。


あの時間は、今の私には、何の意味もなく、娘達に何一つ、渡してあげられない
母親として、情けなくて、消えてしまいたい程の、喪失感に時折、襲われる。

人間は、皆、自分の物差しで正義を、主張する。
右から、左から、
真実の形は、曖昧だ。裏表のないのは、流れ去る風と、流れる水と炎だけなんだ。

秋彼岸に寄せて。
叔父さん、無縁仏にはなりたくないと、言った叔父さん。
あなたは、幸福だよ。無縁仏には、させてないからね。

もし、あの世から、今日の法要のお礼を、プレゼントしてくれるなら、
お願いがあります。

私と主人の宝物の、
娘達が、健康でいられますように。
一生懸命、空から応援してよ。
娘達も今日、帰省しましたよ。
叔父さんに、手を合わせる為に。
合わせた手の平は、娘達に向き、お辞儀を終われば、その手の平は
天にまっすぐに、向かっています。

蒼天の秋の空に 向かっています

合掌















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奥祖谷初秋点描

2010年09月18日 | Weblog
芒野を分け入ってもなお遠き山


月の道追うて行き着く廃家かな
























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菜菜子の気ままにエッセイ(お金で幸福を買う為には)

2010年09月16日 | Weblog
三年前の、木曜日。
絶対的に確信した 事実がある。

『わたしは運がない!』

以前、私が連続で買い続けていた、ロト6の数字があった。
両親の命日、主人の命日で一枚の組み合わせ番号。

もう一枚は、家族四人の誕生日の組み合わせ。

その日の朝、
娘達に、電話して、お願いした。
「今日のロト6、買えなかったから、悪いけど、夕方買っておいてくれる~?」

最初に、次女にお願いした。
「今日は、暇がないけん、ムリ~〇〇に頼んで~」

すぐに長女に、連絡した。長女にも、同じ理由で断られた。

「なあ、アナタは長女なのだから!わたしの命令に従いなさいっ!
わたしを誰だと思っているの!アナタ達を、美しく産んだ、お母様なのよ!!!」

などと、長女に言える筈もない……。
長女と言っても、分娩台の上で、5分先に産まれただけの事。
次女は、その5分後に、頭を出し…
早い話が、彼女達は、全く同じ条件でなければ、妙に納得しにくい?
だから、二人に断られたら、わたしはそれ以上は、無理に頼まない。アッサリと諦める。
そのアッサリと諦めた、その日のロト6!
買えなかった、ロト6の抽選日の夜。
私は、見ても仕方がないのに、ついつい、抽選結果を、見てしまった……


はいっ、
ここで、人間が最高に最高に、悲劇的に『ナンじゃこれ~~?』
と思った時の、異常行動の、生態観察のお時間です。
私の左手には、先週までのロト6の用紙。
携帯電話で、抽選結果を、見る。

『ん…ん…?』
『えっ? えっ?』
一枚の白い紙に、
携帯画面の、六つの数字を写す。大きな文字で写す。

『なに? 』
『なんで? 』

先週で終わっている、抽選用紙の日付を、また、ジーと確かめる。

部屋の隅に
一度、座りなおす。

『うわあぁ~~~』
二度とあんな声は、出せないような、低~~い、うめき声を上げた…。

ナンの役にもたたない、抽選用紙を持って、部屋の中を、二周回った。

早い話…
買っていたら、
5つの数字が、当たっていた……
悲劇の木曜日の、夜でした。


あれから、三年。
なぜか、素直に私の命令を聞く、娘達。

そして、
それからも、なぜか、数字が、一個ずつズレていたり?
『運』がズレていると、確信した私は、ヒラメイタ!

『神様にお願いしよう!』

そして、お友達の、隣村のMちゃんが、ネットで調べてくれた
金運アップの神社が、あった。
二カ所、〇知市内にあった!

『幸福は銭で買えるがじゃあ~♪』

と言う事で、野暮用を兼ねて、目的は神社!頭の中は、神!神!銭!銭!
二礼 二拍手 一礼~
をパーフェクトにこなし、Mちゃんとお揃いの、お守りを購入し
神社の『気』を、
全身に浴び、車に乗り、そのまま、向かった先は!!!


『宝くじ売り場』

まず最初に、クイックピックで、一枚を購入した。そしてもう一枚は
その数字より、一個ずつずらして、番号を塗り潰す。
この、ヘンテコ?な本日の購入法は、次女が電話で、ポツリと言ってくれたから。

「買ったのが、ズレて当たらなかったんなら、先に一枚買って
わざとにもう一枚、数字をズラシテ買ったら?ええんじゃない?」

なんて!
なんて!
頭が良いのだ!
5分後の女子っ♪

私は次女を、初めて尊敬した…?


でもね、
やっぱり、
おかしな話で…
神社で、お願い事を、三枚の板に書くとき、娘達の二枚には、
《良縁・健康》
と書き、私の願い事には、
《宝くじが当たりますように!》
とは、書かなかったのでした…

なぜか、真剣に暫し、時間を置いて、私は願い事を、書きました。
大きな文字で、書きました。
ハイッ《良縁・健康》
お金で、買える幸福よりも、良い気を持つ人達と、繋がっていたい!
健康第一!と思った、母でありました。

祖谷地方、
朝晩が、一気に寒くなりました。
来られる時は、上着を、持参して下さいね。

高知に住む従姉妹が、サラリと言った、言葉が耳から離れない~!
『ソンナンデ、当たるんなら、みーんなが神社にイクロ~当たる筈ないわ~』

以上、菜菜子の
二礼っ〆二拍〆一礼~のお勉強のコーナーでした♪














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菜菜子の気ままにエッセイ(お・おつ・ おねえさんー)

2010年09月13日 | Weblog
金曜日の夜、一本の携帯電話がかかってきた!
電話の主は、テラオの兄さん…。


「あのなあ、里イモの花って、見たことあるかえ~!」
相変わらず、いきなり本題に入る?
コイツの 癖は治らない…

『里芋…里芋の花なら、知らない間に、見た事あるかも?わからん…?』
可愛らしく、答えるワタシ!

「見た事ないだろう~!ないはずじゃわ~!」

『な、なんで?』

「だって、80年生きとる年寄りでさえ、初めて見たって言うのに
それだけで考えたら、見とる筈ないわ~!」
何が、言いたいのか~回りくどい、会話!


早い話が、
某家の、畑に里芋が植えられてまして、その家の80才になられる、お婆さんも
今までに見た事がなく、50才?過ぎの息子さんも、見た事がなく、
その話を、聞いたテラオの兄さんが、ワタシに超自慢して、知らせてきたのが
あの会話となったのでした。

そこで、
本日、日曜日!
なーんも、予定のぬあい、日曜日!
日本全国の、家族が、八割近く、《きゅうじつのマッタリ》を楽しむ日曜日の午後!

行って来ました♪
ノコノコと、行って来ました♪
里芋の花を、見る為に……
このブログの主様に、写メを送信して、めちゃくちゃ、自慢して、高笑いする為に…!

舞台は、東祖谷の、とある場所。
眺め良好~♪
西日、良好~♪
風も、ボチボチそよいできた~
この家に、来たのは、他の用事で、一回だけ?のような、気がする…
息子さんは、よそのお家で、会った事があるけど、あの時から、二年以上は、過ぎている~
お婆さんなんて、見かけた位にしか、記憶がない!

この家の、隣にはよく来るワタシが、
「あっちの畑で、なんかうごいた…」
って、感じた時の、あの、超本人が、本日お邪魔した、お婆さん宅…。
ほとんど、ワタシの事は、知らない筈?
広ーい庭に、車を停めて、車から降りると、庭にお婆さんが立っていた~。

ここからが、
プチお勉強です。
大切な、ポイントです!都会の方々、必見です!
《町から来た、よそ者と呼ばれる人が、いかにして、祖谷の年寄りに近づき
スムーズに地元の話を聞けるか!秘境の地元人とふれあえるか!》

まず、
ワタシは、今日、訪ねた、このお婆さんには、余り面識がなく
ワタシは祖谷の方言のひとつ、お年寄りがよく使う言葉の、
《しものひと》
に見えた筈…

《しものひと》
とは、泌尿器科のしもではありません~
山から下に 住む人と言う意味です!
間違えないでね~あしからず♪

皆さん、
ポイントレッスン、始まります!

まず、
穏やかな時間の中に、暮らしている、お年寄りには、
大きな声を張り上げながら、ドンドン、相手の前に寄って行っては
い・け・ま・せ・ぬ!!!
恐怖感を、第一印象で、感じさせてはイケませんっ!

相手の視線より、低く、
(今日の場合は、お婆さんは腰が少し、曲がっていて、杖をついておりました…)

車から、降り、
ゆっくりと、お婆さんに近づき、降りてから、お婆さんまでの五メートル位の間に、
お辞儀を、四回位したワタシ…深ーい、お辞儀じゃないよ!
深いお辞儀は、お葬式か、お悔やみの時がよい!
軽ーく、相手から、視線を外さないで、
軽ーく、頭を下げながら、

わかりやすく、言うと、猫が初めて見た、物体を、こちら側に、寄せる時の
小刻みなあの動作…
あんな感じで、
お辞儀をする。

道端に落ちている、小銭をさりげなく拾うような、低姿勢…。
ポイントは、お辞儀をしながら、
「コンニチワ~」
と口パクで、する事。そっして、柔らかな笑顔を、絶やさない事!
『まあ、どちらのひとだろ~』

「ゴメンなさい。いきなり、お邪魔します~あのね、里芋の花が咲いてるって
ちょっと聞いたんですけど~」
『あ~、花かえ~、花ならこの下の畑に、咲いとるわろ~』

「写真を撮らせて、欲しいんですけど、畑に入っても、いいですか~」

『あ~、かんまんわ~あの道、横へ行ったらええわ~』

優しく言ってくれた、お婆さん。
ワタシを、しものひと?と思っているみたい!
ワタシは、めちゃくちゃ、標準語を使用し、めちゃくちゃ
しものひとになった気分♪で、最高に違った満足感に、浸る!
セコい、ワタクシ!

息子さんが、上の畑から、下りて来てくれた。
息子さんは、ワタシの顔を覚えていたようだ。標準語の世界は、一瞬で終わりを迎え
普段の祖谷弁に、戻った…。

「市岡さんに、聞いて来たんよ~、ゴメンよ~、花を写させてな~!」


しばし、花のお話を、しながら、ワタシが写しやすいように、里芋の葉っぱを
手で押さえてくれる、息子様!
そして、上の道に上がって、お礼を言って、帰ろうとするワタシに、息子様が、言った!

『『おねえさん、まだ、珍しいものあるわ!見て、帰らんで!』』
なっ、なっ、なんと!!!
近所のガキから、
「おばちゃん、遊ぼ~」
娘の友達から
「おばちゃん、元気~」

などと、言われるワタシが、酒に酔ってない、オッサン以外から
真昼間に言われた、ひっさしぶりの、この言葉!!!

お・ね・え・さ・ん!

おねえさんは、
いっぱい、写メをとり、
超、満足に家路に着きました♪

追伸、
テラオの兄さんが、さっき、電話をかけてきて、すでにワタシが行った
情報をつかんでいた。
息子様、ワタシの事は知っていたけど、名前が思いだせなかった!との事…
だから、おねえさん!

名前、思いだせなくて、よかったよん♪
もう、死ぬまで二度と、呼ばれない?かもしれない~~

そんな、おねえさんの、菜菜子の日曜日でした。
しものひと~達
夏バテしないで、今日もガンバレ♪




























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奥祖谷初秋点描

2010年09月11日 | Weblog
わとうちにまどろむ一夜虫の宿


夜仕事に日除け蓑編む老婦かな

















座石して、ん百年か?















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菜菜子の気ままにエッセイ(ジャズフェスタを熱く語れば?)

2010年09月09日 | Weblog
前略、
わたくしは
オバサンですが、《一般女子》です。《美を追求?する女子》です!
そのわたくしが、
顔面にパックなどという、プチ美容武器を、施していた夜…!
一通のメールが!

おお~、
ひとつき半前に、お会いした、
《ろくべえ》様ご夫婦からの、メール♪
《つらつら山》の《ろくべえ》様です。

ふん、ふん、
はい、はい、
よし、よし、
OK♪OK♪


これは、メールを読んだ、わたしのいつもの独り言です~。
馬の調教ではありません~!
あしからず~

早い話が、
ろくべえ様ご夫婦、
Jazzの準備段階の、お料理を、手伝わせて下さいとの、優しいお心遣いでした。
ありがとうございます!
当日は、数百人のスタッフが、待機していますので、
万全です!
料理長、高橋敬〇朗の、バッシバッシの、指示の下、短時間で
流れるように運ばれていく、料理の数々。
仲良く、舞台設定をする、わたくしと、テラオの兄さん。



はいっ、
ゴメンナサイね。
今、書いたのは、理想を描いた、わたくしの妄想でした。

19年間、
特に、この数年は、白状しますと、こんな感じだったんです。
こんな感じ……

《なあ~〇ちゃん~、またJazzの季節きたなあ~》
『早いだろ~一年って』
《なあ~〇ちゃん~、手伝いの人、誰か探しとん~?大丈夫なん~?》
『いっけるだろ~~、大丈夫よ~誰か、おるんじゃない~~?』
《〇ちゃん、ちゃんとしてよ~!スタッフの数、全然、足らんわ~~!》

当日の料理の
準備の模様~
料理の全般は、コテージのキッチンで、準備します。

いつも、マイペースな、管理人…。
慌てない 管理人…
額に 汗をかかない、管理人…?

《なあ~、これって、こんな形で、大丈夫だった?》
『ダイジョウブですよ~~』
《時間ないよ!夕方まで、間に合うかな~!》
『マニアウよ~ダイジョウブ~~』
『武家屋敷に、運ぶのに、積み残し、ない?』
《ないでしょう~ダイジョウブだろ~また、取りに下りるから、ダイジョウブ~》

おまえは、
おまえは、
【大丈夫星からの回し者かいっ】
と 心でアッカンベーをしながら、
車に、荷物を積むワタシと、数人の人間…

午後から、
武家屋敷で、料理を、盛り付けていく!

テラオの兄さんと、ワタシが、舞台設定係!
『なあ~なあ~、これって、あそこがいいんじゃない~?』
《そうかえ~?》
『ここには、この花だろ~』
《そうかえ~?まあ、そこでも、イケるか?》
『新しい竹、一本切ってきて~』
かわいらしく、甘えるわたくし♪

《なんだよ~!まだ、使うんか~!ハイハイ、わ・か・り・ま・し・た!!!》
裏山に、消える、
テラオの兄さんの、楽しそうな?うしろ姿。
《掃除機止めてくれるで~!ピアノの調律、進みません~!》
突然、立ち上がる、ヨリヤン!
ねっ、和気あいあいでしょう!
ねっ、
ねっ、
って、 スタッフの数、 足りてないぜよ!いかんぜよ!

20年の間に、
シミとシワが、やたらと増えた、膝痛のわたし~
20年の間に
バツイチになった女子三名…うち糖尿病予備軍一名!
20年の間に、
やっぱり結婚しなかった、男子一名…
20年たっても、
つおい権力の、管理人の妻〇ちゃん♪


改めまして、
Jazzフェスタの
詳細です。
阿波池田から、
車で 1時間と20分位。
場所は、
大枝!
コテージからだと、7キロ位です。
車だと、運転手の、時速次第です。
あっ、飛行機は止めて下さいね。
降りる場所、ありませんっ!!!
あしからず

肝心の
肝心の
チケット代です。
5000円です。
宿泊先は、コテージをはじめ、テキトーにあります。
安心して下さい。
早めに、ご連絡下さい。コテージ(0883885001)まで、よろしくお願いします。

会場までの、送迎バスも、コテージから出ます。人数次第ですが?
わたくしは、
当日までに、
顔面整形を!
と思いましたが、
暇と銭が、なかったので、諦めました。
マスクと、サングラスと、サラシで、ごまかそう~と計画をたてましたが
暑いので、やめました!

ろくべえ様ご夫婦♪
詳細、伝わりましたか?

20周年、
最高の
演出に 頑張って仕上げたいと、思います。来て 見て 聞いて 感じて
心をいっぱいピカピカにして、
祖谷の夜に 共に 酔いましょう!

本日も、
パックを上手に、剥がせた、菜菜子のかっちょええ、終わり方でした〆


























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奥祖谷初秋点描

2010年09月07日 | Weblog
明日は八朔の祝、古くから農家では秋の稔りの前祝としての
大切な行事であり、団子などを作って祝ふ。



八朔や農家の縁に祝い膳


花野来し指さす方の名を拾ふ


刈萱の覆いかぶさる廃家かな














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奥祖谷初秋点描

2010年09月05日 | Weblog
奥祖谷では蕎麦の花が咲き始めた。

早朝、わとうちから館のほうに散歩に出かけたが霧が山麓から湧きあがり
山々を包み込んで幻想の世界であった。


朝霧に委ねるままの館かな










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菜菜子の気ままにエッセイ(三百十五円のお時間)

2010年09月03日 | Weblog
『草刈り機で、草、刈りたいきん、燃料買うて来てくれえや~』
88才に到達した、叔母さんが、膝を摩りながら、言った!

家の中で、時々転ぶ、叔母さんが、言った。
庭先でも、転べる、叔母さんが、言った。

『何を言うん!危ないだろ~!したらいかんよ!』
目の前で、大声で叱った、普段は淑女な私。
『いけるわ~。なるなとこは、刈れるわ~肥ぐろしとかないかんわ~』

少し、標準語に通訳しますと、
『大丈夫~。平坦な場所なら刈れるわ~肥集めを作っておかなければ、いけないわ~』
となります。


で、本日、夕方。
燃料を持参し、またまた、数回めの、叔母さんちの、草刈り作業と、なりました。
場所は、家から少し下った藪の中。
お手伝いは、いつもの、近所のおばあさん~。
私が、機械で刈って行き、妖怪‥?間違えました。ゴメンなさい~
老婆2名が、茅を集めてイキマス!
日照りが、続き、夕立もなく、草は固くなっています。
途中で、休憩のお茶を飲みたくても、取りに行く、人間がいない!
地を這うように、茅を集めている、バアサンに、
『ちょっと、家に帰って、お茶、持って来て!喉渇いて、仕事にならんわ!!!』
などと、叫べる筈もなく、ひたすら、1時間と45分、眉間にシワを作りながら
頑張った、健気な、プチ高齢化の、ワタクシでした。
『もう、いんでも〈帰っても〉ええぞ~あそこの残っとる草だけ、しまいしてくれたら
後は明日、カマで刈れるわ~』
とサラリと言った、88女…

指示通り、動いた、健気なワタシ…

帰宅後、待っているのも、老犬…

夕刻の、散歩は、手の平の痺れを克服しながら、必死で歩いた、飼い主でした。

画像は、近所の、肥ぐろです。
高齢のご夫婦二人で、毎年、見事な肥のタワーです。
もう、一枚の画像は、落合集落から見た、中上集落です。
もっと、ズームしたいのですが、携帯なので、ゴメンなさいね。
アメリカで、頑張っていられる、Y様。
故郷の実家、小さい画像ですが、確認出来ましたか?

最後に、アイスのソーダバーを食べながらの、二人の会話を
お届けします〆通訳は、省略します〆

《まあ~、アイスクリームか~》
『これは、どこに売りよったぞえ、わたし、見たことないわ~』
《どこにでも、あろが~》
『わたし、買うて、持っていんにょったら、溶けるの~』
《腹に、スーッとシミルの~、気持ちええの~》
『なんぼ、するんぞえ~?』

12本入り、三百十五円で、味わえた、熱につおい、老婆の至福のお時間でした〆

イケるか!ワタシ!
体力低下~!
なんで、畑にだせば、元気なんだ?老婆達
もっしかして、元気を、吸い取られているのか~?も?

という事で、
本日も、高齢者漬けの、菜菜子の一日でありました!
ソーダアイス♪
ウマシ~!























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奥祖谷初秋点描

2010年09月01日 | Weblog
山の襞祖谷の庵に九月かな




九鬼集落の治おじいさんを訪ねた、先だって写した写真と
5年前に写していた写真をプリントしてさしあげた。
しげしげと眺めながら、

「ああー、そういえば、前に写してくれたなあ、5年も前じゃったか
わしのばあさんも亡くなるし、隣のばあさんも亡くなって、今じゃあ
ここではわしひとりになった。」

今までのことが、走馬灯のように蘇ったのであろうか、ポツリポツリと
むかしのこと、最近のことなど、しばらく話し込んだ。
帰りに、大根でもとって帰りやと畑の大根を抜いてくれたものである。



















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