秘境という名の山村から&道後湯の町暮らし

にちにちこれこうにち 秘境奥祖谷(東祖谷山)の山村暮らし&湯の町暮らし

菜菜子の気ままにエッセイ(ヤマガラと徒然のままの独り言)

2020年11月26日 | Weblog
前略。
ヤマガラが、可愛らしい。
去年はカビの生えた一年前のひまわりの種を置いたら、全く訪問してくれなかったヤマガラちゃん。
今年は新品のヒマワリの種を準備した。が、一度失った鳥と人間の信頼を取り戻すのに、2日を要した。
3日目から、来るわ!来るわ!

ベランダに置いたヒマワリの種を目掛けて、ヤマガラが十羽くらい。
ビュンビュン飛び交う。新品のヒマワリで絆が回復した。
家の前の欅の老木は、野鳥達の楽園。
シジュウガラに山鳩にヤマガラ。

ずっと観察する。飽きない。写真を撮りながら、ふと思い出した。
こんなに連写するのは、何十年ぶり?
そうだ。娘達が産まれた年も、こんな風にずっと写していた。
可愛くて可愛くて、カメラのフイルムをまとめて購入したんだっけ。
あの頃、娘達を何十回、何百回、抱きしめただろう。

今、オバさんに近づく娘達を頻繁に抱きしめたら、きっと娘達は
私の頭がおかしくなったと思い、私は脳外科に連れて行かれる筈だ。間違いない。

私の誕生日の度に、
『母ちゃん、いつまでも元気でいてね。産んでくれてありがとう。
父ちゃんと一緒にみんなで頑張ろうな。母ちゃんの娘として産まれて幸せです。ありがとう』
とメールが届いていたが、

今年の誕生日には直接、電話で伝えてきた。
『母ちゃん、誕生日おめでとう。
いつまでも 長生きしてよ。80歳90歳まで、長生きしてよ』
母ちゃんは、直ぐに返答した。
『こらえて下さい。そんなに、生きたくありません。』

話はそれにそれましたが、
我が家のベランダにくる、ヤマガラさんも、常連さん達と新顔さん達で、時々ケンカをする。
『おまえ、あっちいけ!』
『おまえのベランダじゃないだろ!おまえがあっちに行け!』
『うるさい!わしらが先にこの場所を見つけとんじゃ!』
『そんなの関係ない!ベランダはみんなのものじゃ!』
※ベランダはワタシのものです。

そこに、シレーと静かに、一羽のシジュウガラ(多分)
ヒマワリの種を素早く口にくわえて、飛び立つ。
ヒマワリの種が無くなると、ヤマガラはガラス越しに、家の中を見る。
ジーと、こちらを見る。
その瞳と、首を傾げる仕草が、
可愛い〜〜〜!

そうか、この仕草。男性を知り尽くした女子が使う、最強のアピール武器。
この仕草に男子はコロッと引っかかり、身も心も女子に乗っ取られる。
お婆さんで、首を傾げる人もいるけど、あれは首の筋力の低下からくるものなんだ。
多分。 まさか?アピールか?

ヒマワリの種は高い。節約を心がけて、費用を捻出して頑張っている。
私は自分の為だけには、生きていけない。
自分自身が、1番判っている。

我慢を辞めようと思う。
明日、突然倒れて、言葉が話せなくなったら、悔しいから。
理不尽な扱いで、怒りが込み上げてきたら、その場で反論することにした。
組織は面倒くさい。責任の擦り合いだ。
『わたしの責任です。申し訳ありません』
それを言える人が、一握りしかいない。

ヤマガラの世界はシンプルだ。
ヒマワリに向かって、まっすぐに飛んでくる。
着地。口にくわえる。向きを変えて羽ばたく。枝に止まりしばし、種の皮を突っつく。
すぐに食べたり、時には種を自分の覚えた場所に隠す。
色んな知恵で、生きている。

自己責任の社会だから、みんな、自分と家族の為に、それぞれが頑張って、自粛しよう。
医療崩壊を起こしてはならない。
医療従事者の皆さん。どうか病まないで、頑張って下さい。
お疲れさまです。ありがとうございます。しか、今の私には言えません。ごめんなさい。

で、ありがとうございますぅ〜
って、頻繁に言われるとイラッとする最近の私でございました。


         草草













































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菜菜子の気ままにエッセイ(パンクとカズラと時々わたし)

2020年11月15日 | Weblog
前略
祖谷地方は、紅葉が足並みを揃えないで爆発しております。
人様のブログの美しい紅葉写真を見ながら、感動的な写真を撮る方は
努力しておられると、つくづく感心致します。
撮影時間。気象条件。様々な撮影グッズ。その他、諸々。
その他と言う語は知識がない場合に、本当に、助かります。

その他と言えば範囲は広がる訳で、とりあえず「その他」と言っておけば、間違いはありません。
望遠レンズが、欲しい!
天体望遠鏡も、欲しい!
でも、絶対に購入はしない。
贅沢は、私の人生の辞書には登場しない!

で、10日程前の某日。寒い日だった。諸用で久保蔭集落に行き
そのまま、奥祖谷に紅葉を写しに向かおうとして、久保蔭集落の農道を
いつものように景色を確認しながら走行していた。

見たことのある目尻の垂れた顔が、道の下の山の斜面から、農道に這い上がってきたところだった。
その男は、昔。学生運動に参加して、
シュプレヒコールを叫ぶ、群れの中にいた男だ。

あのデモ行進で、隣の人の肩と肩が顔にぶつかって、目尻がその圧力に負けて、下がったのか?
『テラオのアニさん、こんなとこで、なにしよん?』
私が優しく尋ねると、
『カズラ、とりよんじゃ。前に来た時に、ここに葛あるの、見つけとったんじゃ』
『へえー。』
と優しく相槌をうち、ココロで呟いた。
『暇なんでー』
リースにする2種類のカズラが、キレイに丸められていて、ガードレールの前にきちんと積まれていた。

これが欲しいっ!と、私が手に取ると、
『それは、高いんぞ!』
と声をあげた。
『高いって、泥棒したカズラで、言うな!』と反論した。

で、選んだカズラを握りしめ、車のタイヤを見ると、パンクしていた。
朝、家を出るとき、胸騒ぎがしたから、タイヤを確認したが、その時は正常だった。
が、やっぱり胸騒ぎ的中で、パンクした。

J○のロードサービスには、加入しているけど、そこに連絡したところで
手間がかかって、いつになるか判らない。とにかく、お腹が空いていて、寒くて死にそうだった。
こんな時にチョコレートを持っていない自分を、責めた。
すぐに来てくれるスーパーマンに、連絡した。

『しんぐ○さん、久保蔭でパンクしました!助けて下さい!』
※N BOXには、スペアタイヤは付いてない。
いつも持参している、パンク瞬間修理携帯ボンベを取り出した。
テラオの兄さんが。頑張って動いていた。
が、何の手応えもないまま、エアーの音が落ち葉の葉音の中に、埋もれていった。

N BOXには、パンク修理の高級なキットが一式装備されているが、使ったことがないから、猫に小判。
で、40分位待つと、スーパーマンが軽トラックにコンプレッサーを積んで
スペアのタイヤも積んで、その他諸々を持参して、テキパキと修理完了。
鋭利な石で、切ったみたいだと言った。東祖谷で唯一の自動車屋さん。
本当に有難い。ありがとうございます。

三ヶ月前に新品のタイヤを装着し、またまた本日も1万円の支出。
3年連続で新品のタイヤをパンクさせる、見事な腕前。
物と物の角度が、一致するからこそ、パンクは成立する。
今日一日普通に走行して、頑張ってパンクさせて下さいと頼まれても
中々容易に実行出来る事ではない。

自動運転の技術の革新も良いけれど、楽に痰が出せる薬を、開発してあげて欲しい。
痰が絡んで窒息した方々は、どれ位いたことか。
私も数日前に、窒息しかけた。
眠りの中のことだった。

息が苦しくなった。口を何かで塞がれて、思い切りそれを離そうとしたら
更に苦しくなって、意識が遠のいていく感覚。渾身のチカラを込めて、
『ぐあーぁぁぁ〜』と叫びながら、思い切り頭を振り払った!!!!!!!
!!
目の前には、枕。
そう、自分のまくら。
Myまくら。
私は見事なうつ伏せ寝をして、何故か自分で自分の口を塞いで
苦しくて叫びながら目を覚ました、本当に
何やってんだ?ワタシ。

様々な気象条件によって、美しく輝ける紅葉の世界。
自分自身のチカラだけでは輝けない。
環境って、大切で重要だ。

こんな毎日の為に生きているのか?と、模索しているのは誰も同じ筈だ。
それに気付く人と、気付こうとしない人と、気付きもしない人。
人は千差万別だ。

シュプレヒコールで、あなたは何を叫びますか。
あなたは、叫べますか。生きていますか。愛はありますか。
私は、何故か新品のギターを購入し、弾いております。
          
          早々



















































































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晩秋の山麓にモミジは映えて

2020年11月15日 | Weblog
山麓のモミジは去り行く晩秋を惜しむかのように一瞬のかがやきに、、、、、


































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晩秋の山里、失せ行く色彩を惜しみて

2020年11月13日 | Weblog






































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晩秋漂う山里

2020年11月11日 | Weblog
華やかな錦絵の紅葉も一気に去り、山里は晩秋の匂いが漂いだしていた































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山里の秋

2020年11月07日 | Weblog

移り行く季節、去り行く風景、懐かしい草木、懐かしき友たち、諸々の風景が目の前を
こころの奥底を流れ去るのを感じる時間、空間、に生きていることを許された実感に想い巡らす
里の秋の憂いを思う

草木の、小動物の、嘆きとも、吐息とも、思える自然の急激な変化は悪くも良くも
インパクトの大きさにすべての事象が壁壁しているのを、実感するにつれて
生きていることが許されているのか、疑問を感じてしまうのである

動植物たちのなかで、ひとびとだけが、我が物顔に、すべての事象を好き放題に
捻じ曲げて使い放題しているのを、他の動植物たちは、どう見ているのだろうか

彼らはどうすることも出来ない自分たちを嘆き、悔し涙を流して
諦めざるを得ない状態なのであろうな、と、

里の秋の風景を眺めながら、ふ~と、彼らの生きていることを考えると
果たしてぼくらは地球上に生きていることを許されるのだろうか
哀しい想いに駆られてしまうのであるが


































































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菜菜子の気ままにエッセイ(紅葉しわしわ・時々わたし)

2020年10月19日 | Weblog
前略。
紅葉前線は、見の越の西島駅くらいまで、降りてきているみたいです。
※テラオ情報より
朝の気温は、10度を切りました。
※おとべえ情報より

こんな風に、私達の暮らしは、誰かの発した様々な情報で溢れている。
YouTubeの世界では、個人がそれぞれに映像や音楽、自分の世界を発信し、
それは事件に纏わる案件や、衝撃映像も含め、多種多様である。

昨夜は何を食べたか、はたまた今日はどこに出掛けるか、可愛いペット自慢。
孫自慢。ワタシ自慢。家族自慢。

それにコメントが加わり、イイね!が付き、今、一瞬、言い値と言う言葉が浮かんだ。
相手の言い値で物を即金で買うなんて、私には有り得ない。
話が脱線しかけたので、元に戻るけど、私は情報社会の中にいても、
自分の感じる『感』だけは、大事にしている。
予感、不信感、違和感、同感、共感。

いつもと何かが違う?
と自分の中で感覚的に感じた時に、その違和感の正体を探したくなる。
普段余り使わない、携帯電話の検索をフル回転させて、
様々な面識のない方々の情報を細かく検索する。

発信されていることが真実ならば、音楽に支えられて生きてきた、消費したお金の一部が、
裏の悪辣とした闇社会を支えていたのだとすれば、やり切れないではないか。

純粋に音楽や役者を頑張っている芸能人の方々が、そう言う闇の社会の餌食になっているのなら、やり切れない。
7月の芸能人の死をきっかけに、様々な方々が、発信している芸能界、政界の闇。
まるで、約束を交わしてるみたいに、情報番組が彼の話題に触れない。

『仁JIN』の最終回みたいに、彼がいたことさえ、消去されたみたいな、変な違和感。
ノンフィクション小説を、今年はかなり読破しましたが、現実を知れば知るほど
本当に信じられる実態が、見つからない。
この世界は、この国は、
どうなってしまうのだろうか。

公文書改ざん問題で、人が自死しているのに、問題は解決していますと、
開き直れる輩達に、私達は税金を納めて、国の舵取りを任せていると言う現実。
利権に私欲に汚職に闇に眠る金。
世界はお金で繋がっている。

暗いニュースに蓋をするみたいに、どうでも良いテーマで番組が構成される。
昔はブラウン管テレビの中に、子供達の夢が一杯、詰まっていた。
わたしはテレビの中に、ウルトラマンが住んでいるんだと、ずっと信じていて、
太陽に吠えろのショーケンが殉職したのは、子供心にショックを受け、本当に死んだんだと信じていた。

再び、テレビでショーケンさんを観た時は、ビックリして生き返ったんだと、信じていた。
そして、テレビの中にウルトラマンがいないと判ったのは、ウルトラマンの背中のファスナーを見つけた時だった。
あれは、結構な衝撃だった。

……で、相変わらずのマスクに消毒液な日々。そして腹が立つくらい、シフトは詰まっている。
体力低下に脳もかなり、疲れている。そして繰り返す消毒。
手の湿疹が、中々治らない。
強力な軟膏は使いたくない。 

いつものドラックストアに行き、軟膏を物色する。
薬剤師さんが、来てくれた。若い感じの良い女子だ。
私は手の湿疹の安全な軟膏を探していただけなのに、何故か会話はこのように流れた。

『あの、ステ○イドの入っていない、軟膏はありますか?』
「ステ○イドの入っていないのは、こちらに並んでいるぶんですねー」
『沢山ありますね。どれがいいんだろ……』悩むわたし。
『赤ちゃんにお使いですか?』
「あ……はい」
『何ヶ月ですか?』
「えーと……三ヶ月です」
わたしは、何を言ってるんだ。
三ヶ月って、どこの赤ちゃんだ。
『こちらが良いかと思いますが、ベビーコーナーにも置いてますよ』
「ありがとうございます!」

彼女がその場から立ち去るのを確認し、私はとりあえず、1番安いオロナ○ンH軟膏を握りしめた。
訳の判らないことを、自白させられ、冤罪になった方々の脳の中って、きっとこんな感じだったんだ。

赤ちゃんにお使いですか?と真っ直ぐな瞳で見つめられ、はいっと答えた自分の脳が、解らない。
かなり、疲労物質が溜まっている。
睡眠の質も、最高に悪い。

亡くなった人達ばかりが登場し、見たことのない顔の幽霊が?
顔の前に近づいてきて、夢の中でその幽霊を追い払うべく、叫んでいた。

『おん あぼきゃ べいろしゃのう まかぼだらまに はんどま じんばら はらばりたや うん!!
おんあぼきゃべいろ!
おんあぼきゃべいろ!!!
おんあぼきゃべいろーーー』

と叫んだ自分の声で目が覚める。

何やってるんだ。わたし。

不穏な日々は続きますが、
大事なのは、自分が楽しむこと。
楽だと感じる時間を、大切にする事。
人生を大袈裟に捉えない事。


今月末は、ブログの主様も形成手術を受けます。
高度な美容整形レベルで御座います。
頑張ってください。
そして、元のおっとこ前に戻り、祖谷に帰ってきて下さいね。

頑張れ!主様。
頑張れ!みんな。
頑張れ!医療従事者の皆さん。

          草草


























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菜菜子の気ままにエッセイ(10月1日・今朝の独り言)

2020年10月01日 | Weblog
前略・読者の皆様、お変わりありますか?
祖谷地方、寒くなりました。詳しい気温は、おとべえさんのブログで確認下さいね。

酷暑からいきなりの初冬の様な寒さに、身体がついていきません。
「やる気」が起きない。
「元気」「病気」「気分」「気が進む」「気が進まない」「その気になる」「一気」「気合」
全ての源は、「気」です。

この気が、沈んでいると、何も出来ません。そして、沈んだココロに、ウイルスが侵入してきます。
ウイルスの種類は、以前にも書きましたが、
『どなまくれウイルス』
または、
『なんちゃあするきにならんウイルス』

そして。そのウイルスに蝕まれて毎日を過ごしていると、
元気な方々の、家族の自慢話がやたらと耳障りになり、耳が犯されていき
耳から脳に指令をだし、脳の回線がそのまま思考回路に届く。

顔は一生懸命ニコニコしながら、その自慢話を聞きながら、ココロの中で何回も呟く。極め付け、
『それがどしたん?』
時々口に出せたら、楽なのだろうけど、人間関係つまりは、職場環境を乱してしまうから、
口にするのは我慢しております。

そんな、「それがどしたん病」に取り憑かれた私の部屋の背後で、音がしている。
深夜に響く規則的な音。
それは必ず激しい雨の日に起こる。
ポトッ ポトッ ポトッ
二箇所から、降り注ぐ?正真正銘の
『雨漏り』デスっ!

そして、20年使ったポットも雨漏りを始めた。
ポットの下にトレーを敷いて、とりあえず対処している。
冷蔵庫も、冷凍庫に変化しようとしている。キュウリが素晴らしく凍る。

この中途半端な貧困の続く中での、いつもの秋のお彼岸。
娘達と、お墓参りに向かう。
お墓にお供え物をして、お水とお米をあげて、ハナシバを挿して
ゆっくりとお墓の前に座り、手を合わす。

遠くには澄んだ秋の空。
雲がひとつ、ふたつ、浮かんでいる。
ゆっくりと、手をあわせ、御先祖様のココロに、話しかける。
風が優しく、私達を包んでいる。

なんて、ことは、絶対に絶対に無く、
今年の現実は、少し違っていた。

長女は、突然現れた蜂に向かって、叫んでいた!
蜂はかなりデカいっ!

『スミマセン〜、ゴメンなさいー!
許して下さい!また、ハチのいない時に来ますーー!』
そう叫びながら、足を地団駄していた。
命がけである。お墓参りどころでは、ない。

荒廃した場所に散らばる、古いお墓の問題。
私には甲斐性がないから、どうすることも出来ない。

御先祖様に幽霊になって、言ってもらいたい。
出来れば、元気な顔で、出てもらいたい。
出来れば、お昼頃が良い。服は着ていてほしい。頭の三角巾は遠慮します。

『私達はもう、土に還っていますから、そのままの場所でそっとしておいて下さい。
お墓に無理して来てはならないよ。心のなかで祈ってくれたら、それだけで充分です。

大切な子孫から許して下さいー、ハチのいない時に来ますー!
と、辛い思いをさせるほうが辛いから、外敵の少ない春のお彼岸にだけ、会いに来て下さい、
ローンでお墓を建てるなんて、考えてはいけません。その前にポットを買いなさい』
なんて、言って下さったら、
私は有難いのだけど。

私の「気」は、楽になるのだけど。
仏様は、意地悪だ。見えないから模索し続けるこの世の者に、何の導きも示してはくれない。
ただ、そこに在る。黙ってそこに眠る。

ずっと、見えないものに、縛られている。
でも、その見えない魂に、守られているように感じる時もある。それは私の錯覚なのか。

御先祖様は わたしに囁いた。
『 それが、どしたんぞ 』

        草草





























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菜菜子の気ままにエッセイ(戯れに政治と今と時々テラオ)

2020年09月02日 | Weblog
前略・台風が近づいております。
皆さま、お家の周りの片付け等、備えは万全でしょうか?
祖谷地方は連日、観光客で賑わっております。

鉄砲百合もあちらこちらで、賑わって咲いております。
雑草の中から、真っ直ぐに伸びながら顔を出す。

キリッとしてスッキリして、彼岸花と同じくらい、この季節の私の好きな花です。
そして、気がつけば、チラチラと党のポスターを見かけます。

あれは、5年前の選挙の頃。
一人でのぼり旗を持ち毎日朝と夕、挨拶しながら立ち続けた彼を、遠くから応援していた
単純脳みその私は、数年が経過して、判ったことがあります。

あれは、キチンと計算し尽くされた、選挙戦略であったこと。
そして、政治家とか、議員とか、市議とか、町議とかのそれらは
「当選がゴール」なのだと言うこと!

命がけで故郷を守ります!
って、本当に故郷の為に、死ねるか?
家族を残し、故郷の為に、そんな理由で、死ねるか?

出来ないことを、スローガンにするな!選挙が済んだら、有権者は景色の一部か!
根本的に、この国は、永遠に政治家の暮らしを豊かにする為に
政治家の余生を豊かにする為に、頑張って納税しているみたいな。

この国はお役所天国でございます。
この10年余り。ごまかされた様な10年。綺麗事ばかりを並べられ、
取り上げるべき問題は、蓋をされて、何もかもに裏の取引が見え隠れ、
活かされた補助金なんて、一部みたいなもので。

で、こんな風に書いても、何の役にも立たない。
で、連日メディアを賑わすポストアベカワモチの話題も、個人的には何の関係もない。
若者が、立ち上がらなければ、何も変わらない。

テレビインタビューで、今の状況で仕事が激減した人の給与明細が、映されていた。
「こんな収入では、やっていけません」と、男性が嘆いていた。
こんな収入は……私の収入より、じゅうまんえん位、高かった。

これを書いている途中で、玄関を開けながら、品の無い大きな声が聞こえた。
「今日は、休みかえ〜」
とテラオのアニさんが、てんご新聞を、持って来てくれた。
全文を、パクって掲載しようと思ったが、面倒くさくので、一部だけにしよう。

『ここ数年の政治をみてると、気力を失くすというか希望を失うというか。
それが突然 やめる というニュースが……えー、よかったというのが第一印象。
ともかく他力本願ながら…。

多数をよい事に、多くの議員が政治よりも、自分の地位にすがりつき、意見を言わない、行動しない。
ただ その時を待つ だから、きちんとした手続きをふまず、
様々な問題というか重大な事項について閣議決定ですます。

自分周辺の人々の利益になる様な事を次々と政治のもとに進めていく。
と、心配だが、何もしていない自分もいて、どこかでこれを支えていた様な気もしている。
が、まあ、よかった!よかった!』
※よかった!なのか、よかった?なのか、!と?が、字が汚くて解りません。
多分!だと思います。あしからず。


で、エッセイをどこまで書いていたのか、解らなくなりましたが、
そんな貧相な毎日の通勤時間の楽しみは、毎日変わる景色!
真っ青な空に、出来立ての雲だったり。
澄んだ空の彼方の、浮かんだ雲だったり。

そして、極め付けは、
昨夜の月!
蒼く澄んだ空に、煌々とした月明かり。漆黒の山々の稜線が、浮かんでいる。
その周りに、雲が時折かかり、もう絶景!絶景!天体ショーの極め付け!
これは、人間には造れない!私には表現出来ないっ!

もう、神秘で美しすぎて、溜息しか出ないっ!思わず、手を合わせて、独り言を言った。
「どうしようー、神様!ありがとう!」
で、感動の余り、従姉妹に電話した。
「なあ、なあ、空見てー、月が綺麗なよー!!」
「何?見えんがでえー」
「見て、見て、キチンと見て、月がすごくキレイなけんー」


「見えん見えん、なんにも見えん。あのねーそれはねー、嵐の前の静けさやないー台風がきちゅうがでえ。
大きい台風が、二つもきちゅうが〜アタシは、避難するけんねー、
菜ー子も娘のとこに、避難しやー危ないがでー」

感動の天体ショーの実況は、現実的な会話で、一気に奈落の底に落とされた。
電話を切り、再び空を見上げた。
星も煌々と輝いている。
何の匂いも、音もしない。
絶対的大自然パラダイス。

コンクリートに住む方々には、ピンとこない現実ですが、
その昔。人間の暮らしは、見上げれば澄み切った空と。風と。山々と。
そして、それを感動出来ることが、1番の贅沢な時間だと、思います。

こんな小さな小さな山の暮らしでも、国に従わなければ住めない、
上空を米軍機が、夜間訓練?している。
そのお国の加減が、いい加減に、いつまでも、いつまでも理解出来ない、私で在りました。
      
         草草











































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菜菜子の気ままにエッセイ(今年のお盆の独り言)

2020年08月16日 | Weblog
酷暑が続いておりますが、皆さま如何なお盆を迎えましたか。
祖谷は観光客で、どこもかしこも、混み合っております。
すれ違う車のナンバープレートをついつい確認してしまう、変な癖がついてしまいました。

毎日が何処かしら不安定で、見たことの無い映画の中で、
漠然と生活しているみたいな、そんな感覚です。

そんな不安定な日々。芸能人の三○春馬さんが、突然自ら生命を絶たれました。
私の生活とは何の接点もありませんが、私はあれから、ずっと胸が痛んでおります。
私の中で、21年前の10月の朝の、あの日の記憶が、フラッシュバックされました。

彼のいなくなった現実を、ずっと生きてきながら、それを再び時系列で思い出してしまい
ココロが宙に浮いています。
人は必ず、生命を終えます。

これまでの人生に於いて、身近な方々で、15人以上の自死された方を(利用者も含め)存じていますが、
「寿命」が尽きたのだなあと感じる方々と、それとは全く異なるものを感じた方がおります。

今回の彼の死は、妙に割り切れないものを、感じます。
21年前。友人だった彼の突然の死。その時の衝撃と似ています。
彼が生命を絶つ前に、何がそのスイッチを押したのか。誰が何を言ったのか。
彼が何を聞いたのか。

あの日の朝。そして、通夜。告別式。
様々な憶測が飛びかった村の数日間。
彼の友人も私も、彼の死の中で、一つに繋がっていた。

そして皆が、同じ思いで彼の現実の死に、ただ唇を噛みしめながら、祈った。
神様。彼を戻して下さい。
神様。彼を生き返らせて下さい。

彼が生きていたのなら、私の人生も、どんなふうに動いていたのだろうか。
考えても仕方がないのだけど、錆びたギターを眺める度に、想い出してしまう。
米津さんの音楽に触れたら?彼は何と言っただろうか。

「才能じゃ〜腹立つくらい、羨ましい!」
なんて言いながら、とりあえずギターをチューニングして、やっぱり肩を揺らしてから、
首も少し左右に振って、弾くのかな?Cから始まるギターコード。
やっぱり、CとGのメロディはセットになると、最強だねー。

最近は複雑なコードも増えてね、Fなんてまだ簡単なほうだったよ。
相変わらず。ゆずも良いけど、G R e e e e Nも良いよねー。
音楽の話が溜まりすぎて、私はあの世に行って会うことが出来たと?
しても、全部忘れてしまうよ。多分。

ずっと彼岸を、生きている。
ずっと彼岸の中を、生きてきた。

死ぬ気でやれば、何でも出来ただろう!
死んだつもりで選択したら、他の道を選んで、生きていけただろう!

とか、第三者は簡単に口にするけれど、それが出来ないから、
死を選ぶのだということを、覚えて於いてほしい。


大切な友人を失い、失意と葛藤の中で茫然自失している方達。
「ずっと一緒に、歳をとりなさい。ずっと忘れないでいてあげて。
忘れないで生きていくことが、何よりの供養になる筈だから」

故郷に帰省出来ない方。
友人に会えない方。
家族に会えない方。
暮らしの目処のたたない方々。

休日を楽しめなくて、ずっとストレスを、抱えている方々。
我慢は、自分自身を強くしてくれる、最強のアイテムになるから。
今は頑張ろう。ココロだけは、病まないでいよう。
死はゼロであり、ゼロは永遠に0のままなんだ。

って、ワタシが一番、病んでいるではないかっ!
ワタシが私を励まして、どうするんだ。

百日紅の花は、小さな幾つもの花が群がる様に咲く。
花の一つ一つは、儚げで。それでも一斉に咲くと強くて、真夏の太陽の輝きを浴びながら、
風のままに揺れている。百日紅の季節。記憶が揺れる季節。
そして、また、愛車が故障した。
貧困は更に 続いていく。

今年も、
多くの魂に、心より合掌致します。 



  
           草草
       
 









































        
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早朝の山里歩きに初秋の匂いを感じて

2020年08月08日 | Weblog
早朝の山里の花たち、ようやっと、葛の花が咲き始めた、
大きな葉に隠れるようにひっそりと咲いている、

優しく美しく秋の七草として山上憶良が詠んだのもわかる気がする
暦の上で立秋を迎えると、途端にヨメナ(嫁菜)に出逢うものだ
いつも今か、今か、との思いで目を凝らして歩いていて、出逢うとうれしいものだ

昔、春に若菜を摘むうつくしいひとを思い浮かぶ、ほのぼのとした、名前だなあ
梶の木の青い実が赤く熟し始めていた、去年だったか、一粒採って口に入れたが
すごく甘かったのを覚えている、、暑いさなかにありながら
初秋の匂いを嗅いだ早朝の歩きを楽しんだ


























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菜菜子の気ままにエッセイ(泣き笑い・空に響いた愛しき生家)

2020年07月29日 | Weblog
読書の皆様、頑張っておられますか。
私は毎日かなりの無理をしながら、マスクと熱中症と、戦っております。
ちなみに、マスクは、「イランマスク」ではございません。あしからず。

エッセイを書かないで、何をやっていたの!などと、叱らないで下さいね。
あるものに、ハマっておりました。夢中になると、トコトンハマる。

ちなみに、ハマるは俗語でございます。俗語には美しい言葉の響きはございませんが
人間臭くて嫌いではございません。

何に夢中になっていたかと言うと、
「水彩画」
ある日。いつもの閃きの神様が私に舞い降りて、高知の従姉妹に言ってしまいました。

「姉ちゃんの家の絵を描いて(ヴヴヴの空き家)プレゼントするね」
「えいねぇ。そうながー。書いて描いて!」
オバさんになっても、オカッパ頭は調子に乗りやすく、調子にのって、ダイソーで画用紙を購入した。

水彩画の道具は、娘達が中学生の時に使用したものが全て一式、物置にしまってある。
描けそうな気がする!
頼まれた訳でもないのに、描けそうな気がする。

昔から変わらない、根拠のない変な自信?村の、のど自慢の時と、変わらない。
写真を頼りに、スケッチする。
記憶を頼りに、色を付ける。

なんとなく、なんとなく?いい感じに仕上がった。
とりあえず、気分上々で写真におさめる。
ある日の、職場でのお昼の時間。

隣の席の「知的読書好き女史」が、話しかけてきた。
「なあ、なあ。ちょっとお勧めの本があるのだけど、読んでみない?」
「今はちょっと暇がないわー、私今、絵を描かないとねー約束したから」

「絵……?」
「うん。水彩画。」
知的女史は、きょとんとした顔をして、聞いた。
「それって、生業にしとん?」

「まさか!そんな訳がないわー!ちょっとハマっているだけよー」
と応えながら、私は携帯に収めた写真を彼女にチラッと見せた。
彼女は、覗き込みながら写真を見て、失笑しながら、一言言った。

「図画でー」
その一言で、再び火がついた!
自分でも、小学生レベルの図画だと感じていたから、他人に言われたら決定的に納得し、

直ぐに1枚目を処分した。
続いて2枚目。続いて3枚目。
3枚を処分して、遂に4枚目!色彩は無限に私の右手に降りる〜!
陰影も、遠近感も何も分かりませーん。

で、約束の日に間に合う為に、とりあえず完成。
空を広く描いた。その空の部分に詩を書いたら、ちょっと素敵に仕上がる?
かもと閃いたので、詩を書いた。で、本日のエッセイのタイトル。
ヴヴヴの家。

この一軒の家から、一族が皆んな出発し、日本全国に散らばり、
それぞれの場所で新たな家族を創り、生きている。
土地の上に基礎を造り、柱を立て、壁を造り、茅で屋根を張る。
主屋があり、隠居部屋があり、家の主人は絶対的権限を持っていた。

権限も持っていたが、その責任も果たしていた。全ての始まりの場所。
生命が継がれた場所。
オカッパ頭は、覚えている。

台風の日の夜。あの家でロウソクの灯りの中で4人で食べた、黄色い小さなスイカの味。
家の前に小さな泉があって、叔母さんが取りにいって、何故か台風の真っ只中に、
賑やかにスイカを食べた。そして、何故か花札をした。

あの時共に過ごした、若くして逝った従姉妹や、ヴヴヴ夫婦も今はいない。
オカッパ頭は、想い出の生き証人になった。家は、人が住むから家なんだね。

一人でも生きて住んでいたら、誰かが集まり、幾つもの時間が過ぎて、様々な場面が、
それぞれの記憶の中に遺される。魂が弾む永遠の場所。 
 
とても、大切なことを、お座なりにしながら、はぐらかされて動かされているみたいな不穏な今の社会。

そんなある日、免許更新の手続きをして、出来上がった自分の免許証の写真を見て、絶句した。

「ナンジャこれー、誰ー!」
絶対に、絶対に、免許証は誰にも見せないと誓った、オカッパ頭でございました。   

           草草
         











































         
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晴れ間に里山の樹林の登山道を歩けば

2020年07月07日 | Weblog

感染症の世界的なパンディミックによって世界の人たちのそれぞれの価値観が根底から崩壊してしまったことは、
人間の傲慢から来るエゴ的な考えに、一撃を加えたものだと思う

これからの世界の動きは流動的になって日々変化して留まることのない社会や暮らしになってしまうことだろう
それにつれてぼくらの考え方も日々は変化して留まることのない暮らしへと移行することになることだろう

そのようなときに妨げになるのは今までの凝り固まった頭の考えであり、価値観であろう
何時も考えを流動的にして、謙虚になるということは難しいことではあるが、
そうした暮らしをしないと、生きてゆけないことだけは確かなことだと思う、
一つの価値観や考えに拘ることなく、自分の暮らしに合わないと思えば、
さっとその考えを流してしまって、自分好みの価値観、考えに、移行する、

それが、周囲に違和感を与えようとも、同調圧力を跳ね除けて、そんなことに捉われないことだが、
その行動は勇気がいることだ、誤解や曲解を招くかもしれないがそれを恐れていては、
自分の人生を損ねてしまうことに繋がり、誰がための人生か判らなくなることのほうが怖いのだとおもう

結局は自分はなにも知らない、物事のほとんどを知らない赤ん坊のようなものだ、
と謙虚に考えて、暮らしていければ、自分の人生を、楽しく、面白く、豊かに、送れて、
これからの旅路を生きていけると思うことしたい














































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やまがら文庫

2020年07月03日 | Weblog
廃校になっている池田高校の祖谷分校を市岡日出夫さんが借り受けて
図書館にしている、ヤマガラ文庫である、蔵書は約一万冊に近いのではないかな

なかには貴重な蔵書もある、明治時代のもの、絶版になって、もう、二度とお目に掛かれないもの
など数えきれないほどで、町の図書館にも引けを取らない図書を有している

利用については、主宰する市岡さんが居る居ないに関わらず、何時、なんどきでも
出入り自由、制限なし、貸出も、備え付けのノートに記入して、借りれば、日にちの制限なし
返すのも、借りた本人の良心に任せている、

こんな図書館であるから、本の好きなひと、調べものをしたい人、などには
都合の良い図書館である、大いに利用をして貰えると、うれしいかぎりでだなあ、
写真は教室、廊下などを埋め尽くす図書のようす、外回りをランダムに撮影している







































































































































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菜菜子の気ままにエッセイ(タマネギと地神さんと時々わたし)

2020年06月28日 | Weblog
気が付けば私は、古味に嫁さんに行った?彼女の空き家の前の畑の上に立ち
穴が空くくらい、畑をジーーと目視していた。紫色の花を付けたものが、数本のみ。
何の花なのかも?判らない。

無い。無い。タマネギが消えた。

さっきまで、彼女の施設を訪ねて行た。2回目の面会1時間。
本日も正面玄関奥、会議室でのご面会。
「まあ、菜菜美さんよ、2回もきてもろて、スマンスマン」
※回数をキッチリ覚えておられる。

「おばちゃん。足はましになった?」
「ましに、なったわ。ちょっと慣れたんかもわからん」
「お腹は痛くないん?」
「それも、ことはないけん、先生にも言わんと、おるわ」

「気になるところは、先生に何でも言いなよ」
「病院には、かかったんじゃわ。もう何回も行ったわ!」
「そうなん。病院に連れて行ってもらったんじゃ!良かったなあー。東祖谷のクリニック?西祖谷のクリニック?」

そう聞くと、おばちゃんは首を横に振りながら、人差し指を天井に向けて、
「ううん、上よ、上」
「あー。往診。往診は、有難いよなあ」
と笑うと、ニコニコして、頷いた。

「あのの、タマネギ返されたんじゃわ、○○さんにあげたの、オラはいらんけん
オラはニンニクだけでええわって、返されたきんの、畑のタマネギ、どうぞせな、もったいないわのー」
「おばちゃん、タマネギ、どれくらい植えたん?」

「300植えたわ、去年は200だったけど、今年は300植えたわー。ここに来るや、思てもなかったけんのー」
「300!!」
「それは、凄い数じゃなあー!」

「タマネギも、気になるし、墓も気になるし、夏服もないし、夏服は家に置いとるきんのー」
おばちゃんは、訴える時には、ジーと目を見て話す。新しい鎌が欲しい時も、こんな感じだった。
「夏服と墓掃除は、私も一緒に出来るけど、タマネギは私は一人では無理じゃよー」
そう言うと、ウンウンと、頷いている。

「おばちゃんの身体は、3ヶ月前みたいには、畑仕事出来んと思うよ。
それにタマネギ掘って、寝込んだら、そっちのほうが、心配じゃよー」
やっぱり、ウンウンと頷く。
「菜菜美さんも、タマネギいるか?」
と聞かれて、ウンウンと私も頷く。

高知の従姉妹に、おばちゃんの声を聞かせたくて、電話する。
おばちゃんは、スマホの画面に頬っぺたを思い切りくっつけて、話す。

「まあ、カヨちゃんか、今日は菜菜美さんに、2回も来てもろて、ありがとうゴザイマス。スマンの、元気にしよるか」
一生懸命に話しながら、おばちゃんは、涙を浮かべている。
つられて私も、本日も泣きそうになる。私達の涙は、誰を相手に、何を相手に、流しているんだ。

『泣くのは、ニンゲンだから
泣けるのは、ココロが生きているから』
by 菜菜美

で、施設を出て、その足で彼女の畑に来て、タマネギの確認をする。
タマネギ収穫プロジェクトチームを、どうにかする前に、現場を、把握しておくのだっ!

で、無い!無い!タマネギー、おばちゃんが最後に作ったタマネギを、盗んだのは、猿か!日本猿か!
ええい!人間か!許さん!おばちゃんの最後の農作物を!どこのどいつじゃー!

とりあえず、この悲しい現実をおばちゃんに伝える前に、おばちゃんのお世話をして下さっていた
まーちゃんにお電話をした。
「おばちゃんって、タマネギ植えた?タマネギ、無いんよー」
「植えたよー、苗は私があげたけんー。ちゃんと植えとったよー」
斯く斯く然然、で、明日、畑を見に行くわと言ってくれた。

直ぐに、高知の従姉妹に電話して、このやるせ無い現実を、伝える。
空き家になったと同時に、畑ドロボウなんて、許せない!同じ人間か。
おばちゃんの領域を汚した、不届き者!地神さんが、化けて出るぞよ!


明くる日。
まーちゃんから、メールが届いていた。


『 タマネギ、つるは無くなっていましたが、
タマネギの頭は、土の中にありました 』

夕方、二人で電話で、大笑い。
紫色の花は、ニンニクの花でございました。

地神さん、
わたしは、農業が出来ません。
そんな、わたしは、
お馬鹿な勘違い、思い込み女でございます。
ウンウンと、地神さんは頷いた。

         
          草草



























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