秘境という名の山村から(東祖谷)

にちにちこれこうにち 秘境奥祖谷(東祖谷山)

湯の町暮らしに 自然豊かに深山の雰囲気を醸し出す里山を彷徨いて

2017年02月26日 | Weblog


先日縦走を予定していた倉谷山の入り口が判らず断念したが、合点がいかずあのあたりに
あるはずだと思って今朝8時に自宅から歩いて30分ほどで着き、周辺を隈なく探すと奥まったところに入り口を見つけた

四国電力の送電線の巡視路に間違いない、で、小さな谷沿いに細い道がありしばらく歩くと
巡視路4番が右、5番が真っ直ぐの矢印が立っているので4番の方角に登って行くが
何だか違うような気がしながらも構わず登ると鉄塔の建っているところに出くわした

ああ、やっぱり違っていたと元に戻り5番の矢印道理に真っ直ぐ登り直して歩く、細い道ながら良く整備されているのだが
枯れ葉が山積みの場所は滑りそうで注意がいる
ジグザグの急坂を根気よく登り高度を稼ぐが、これでもか、これでもかと云わんばかりの
ジグザグが繰り返されていい加減に嫌気が差してきたころに少し平坦の緩やかな登りになって鉄塔が近づいてきたことを知らせてくれる

やがて、鉄塔の直ぐ手前で細木にぶら下げた木の板に倉谷山の位置が記したものがあった
それを頭に入れて細道を進むとやがて山頂に着いた

山頂は雑木が林立して一切の展望は望めない頂上であったが、ひとの手が入っていない
自然の雑木や、シダ類、下草などに豊かに覆われた深山の雰囲気がして
改めてこんな近くにいい里山が残されていることにうれしくなったものである

先日から登った三山(淡路ヶ峠―宝ヶ峰―倉谷山)を一日で縦走してみるのもかなり面白いのではないかなと思うのだが
かなりハードなものになるだろうなと思うが歩いてみたいものである


かくれ里曰くありげに菫草









ちょっと早いなと思うが山際にぽつんと隠れるように咲いて何か言いたげに






























































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湯の町暮らしに 深山の雰囲気を残す豊かな里山を彷徨いて

2017年02月25日 | Weblog

早朝の冷え込みは幾分和らいで日差しが弱いながらも暖かい、近くに東西に
壁のように連なる幾つかの里山の縦走を試みてみようと思い立ち歩き出した

先日淡路ヶ峠から宝ヶ峰を縦走したが、今回は宝ヶ峰に直登して向かいに聳える
倉谷山へと縦走してみることにする

倉谷山への道は未知であるが歩いているうちに判るであろうと高を括っていたが
このあたりの山々は送電線の巡視路を伝って歩いているわけで、一歩間違うと
とんでもないところに出くわすために注意して歩いているが、見落としたのか
倉谷山への入り口を見つけられず仕舞いとなり縦走を諦めた

この周辺の山々は低山の里山であるが、市街地に近いわりには騒音などとは縁がなくて
歩く人たちも常連さん以外はあまり歩かないしずかな山々であり、雑木類が鬱蒼とした
深山の雰囲気を残している自然豊かな里山で面白く楽しい山歩きが出来る場所である


下山してこころ爽やか犬ふぐり
















































































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湯の町暮らしに 早春の里山に魅せられて彷徨う

2017年02月24日 | Weblog


いまだ芽吹きに至っていなくて、寒々とした風景ながら木々や草花の佇まいはなんとなく明るさを伴って
ほっとする気分にさせてくれる
陽射しに温まる場所には草花のつぼみがこんもりとして華やいだ風情を醸し出してなごやかな気持ちに
歩いていてほんのり、余裕のときを過ごさせてくれるのもいいものである

ゆっくり、のんびり、おだやかに、森を彷徨っている、一刻、一刻と時が流れていくことをこの身体で
体感できるよろこび、楽しさと恐ろしさを、その揺るぎない、どうしようもなく止めようもない確実さ
時間を歩くことによって体感できる面白さがある

生命が存在しているかぎりに於いてこの自然の命もひとの命も時間の流れから逃れることは出来ないこと
命の砂時計が少しづつ落ち続ける、いつか、上の砂がすっかり落ちてしまうことを日常では忘れているものだ

が、山を歩き、谷を歩き、野原を歩き、里を歩き、森を歩き、林を歩き、していると忘れていたこの時間を
否応もなく思い知らされるのである、それだけぼくにとって歩くことは、故にわれあり、と気づきになる

春寒や色町に猫まどろみて






























































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湯の町暮らしに 里山の一本の猫柳の楽しい日々を感じて

2017年02月21日 | Weblog


冷たい強風が吹き込んで、体感温度はかなり寒い、登り坂のなかほどの
谷あいに一本の猫柳がある、そんなに大きくないがなんとなく愛らしい表情のなかに
少しずつ芽が出始めていたが、時を得て、芽吹きが全体に始まってきた

しばらくすれば、芽も大きくなり陽射しをともなって銀色に輝いて楽しませてくれることだ
なんでもない日が限りなく続いて、あるなんでもない時になんでもなく芽吹きだして
最高にたのしい日だよね

自然の木がなんでもない時間を過ごしてなんでもない日々を楽しんで
気の遠くなるなんでもない年月の末になんでもなく死んでいくって面白いことだよね
なんのためにじゃなく、それ自体がなんでもなく楽しければ最高だよね

ぼくのこれからの時間もなんでもない日々でもなんでもなく楽しいが、ベースに
なってなんでもない楽しい人生を抱きしめてなんでもなく終われば最高だね


雪解急広ごりをりて山太し





















































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湯の町暮らしに 快晴の里山に野生動物の死闘の痕跡を見つけて

2017年02月19日 | Weblog


ぽかぽか陽気で快晴の空から陽射しがまぶしい、歩いていても汗ばんできて
一時はフリースを脱いで腰に巻きつけたくらいである
しかし、標高があるとやはり冷風が吹き付けて直ぐに羽織らねばならない

陽気とは云え、まだ、冬枯れの樹林の中である、登山道や木々の間の雪は跡形もなく
解けているが、草木の芽吹きの気配にはほど遠い景色であった

野生動物の痕跡は雪上と違って判りづらく微かな足跡かなと判別できるくらいに
難しいなかに、灰色の動物の毛が散乱して足跡が乱れたところがあった
野生動物の死闘のあと根尽きて食われたのであろう

どの動物がなにの動物を襲ったのかは判らない、灰色のふさふさした小さな毛であると
野うさぎかな、何かが、狐か、テン、イタチ、などにやられたのかもしれない、いずれにしても
樹林のなかで繰り広げられる野生動物の生存競争の厳しさを想像するのみである


死闘痕いのちの羽毛雪解風




















































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湯の町暮らしに 瀬戸風峠の早春も微かに感じて歩く

2017年02月16日 | Weblog


今朝も快晴になって早朝は冷えたがぽかぽかと暖かい歩き日和で
ちょっと足が重たい感はあるものの、瀬戸風峠を歩いた

峠なかほどのビューポイントからの眺めは霞が微かに掛かっているが山々がくっきりとうかんでいる
手前のこんもりした山は先日歩いた淡路ヶ峠と宝ヶ峰である
奥には皿ガ嶺連峰の山々が東西に長く壁のように横たわっている

道々には水仙の花が群がって咲いている場所もあり、一輪が密やかに咲き隠れている風情も、いとおかし、である
こぶしであろうか、芽吹き間じかのようでふくらみが微かにかんじられ、春近しを思わせる

暖かい陽射しに汗ばみながら湯の町に下り、いつもの足湯で疲れを癒して
石手寺にお参りして、8kの周回コースの歩きを楽しんだ

自宅近くのスーパー内にある本屋さんで「山怪」の第2作品を買ってきた
著者は田中康弘氏で第一弾が面白かった
山人が語る山の不思議な話、奇妙な体験は現代の遠野物語のようで興味深い話である



































































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湯の町暮らしに 快晴の陽気に誘われて近くの里山歩きを楽しむ

2017年02月15日 | Weblog


寒波も一段落した今、早朝こそかなり冷え込んだが快晴になり陽射しが眩しいくらいで
ぽかぽかと暖かい歩き日和である
東野にある淡路ヶ峠に登ってみようとわが家から歩き出す、赤シャツ頑張るコースの登山口まで40分あまりである
急坂をエッチラコッチラと歩き山頂に着くも、まだ、常連さんはひとりも登ってない

山頂からの快晴の展望をたのしんで、さて、下山はどのコースにしようか、繁多寺の方へ下りてみようと140mほど下ると
左に細道がある立ち木に「宝ヶ峰」の道標があり、時間に余裕があるので探索に登ってみたいと細道に入って歩き出した

細道だがよく整備された登山道で歩きやすいとルンルン気分だったが突然に急斜面の下り坂になりロープが
設置されているものの足元を確かめながら慎重に鞍部に着く
鞍部から緩やかな登りになり、やがて尾根伝いになり平坦な細道をかれこれ歩いて
宝ヶ峰(283m)の頂上に着いた

向かいの淡路ヶ峠の山頂の東屋が指呼の間に眺められ、東には石鎚、皿ガ嶺、堂ガ森などが
遠望できるようだが、霞んで見えない

さて、下山をあの崖のようなやつを登り返すのは堪えるなとまわりを見渡すと
反対側に二つの細道があるが、ひとつは四国電力の送電線補修路のようなので、
もうひとつのを見るとどのあたりに下りるか判らないが、かなりいい道だから下山出来そうである

ええい!ままよ、と歩き出す、淡路ヶ峠の山頂を目印にしばらく下りていると方角から考えて、
淡路ヶ峠登山口近くに下山できそうな気になってどんどん下りて、やがて、マドンナコースの登山口の近くに下山できた
この縦走周回コースは結構面白くて楽しい、癖になりそうである
































































































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湯の町暮らしに 里山歩きを楽しみ、渓谷美を楽しもうと企てたが、徒労に終わり腹立たしさが残った

2017年02月14日 | Weblog


昨日と打って変わって今日は雨模様で薄ら寒い感じである、ぽかぽかと暖かい昨日は近くの湧ガ淵公園の山を歩いてきた
なかに入って広い遊歩道から小さな登山道に入りジグザグな、アップダウンを繰り返して
高度を上げながら右に、左に、また、正面にと目まぐるしく変わる奥城之山の変化を眺めて歩き

また、向かいに位置する杉立山を眺めながら、途中の展望台に上がり周囲を眺めて休憩するが
今日は歩きに来られる人たちにまだ、会ってない
以前に登った奥城之山に向かったが、途中から考えが変わり、沸ガ淵を覗いてみたいと思って下山した

奥道後ホテルの敷地の端にある湧ガ淵は渓谷美の景勝地であり、小さいころから遠足や家族でよく遊びに来ていたが
彼此15年ぐらい訪ねてない、懐かしさもありで、園地の用水路の脇道から行こうとしたところ、通行禁止になっている
もうひとつ、遊歩道から行けるのでそちらに廻ったがこれも通行禁止である

なんちゅうこと、で、事務所に訪ねると、ここが一度倒産して経営者が変わってからは整備をしていないので危険でもあり通行禁止にしている
整備の費用がないので、ということであった

湧ガ淵一帯は国有地かであったはずであるが奥道後ホテルが出来て様変わりしたのか、渓谷美も台無しになり
いつの間にか有耶無耶のうちに私有地と化して儲けにならない景勝地なんぞに金をつぎ込むわけにはいかないと荒れ放題になってしまった
あれほど、近隣の多くの人たちや県民、市民、観光客に親しまれた自然を無茶苦茶にする
行政や企業の責任はどうなったのか、遣り切れない思いである









































































































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湯の町暮らしに 皿ガ嶺連峰にある滝の凍結を期待して

2017年02月11日 | Weblog

今期一番の寒波到来でこのところの身体に堪える寒さが続いたので、もしかすれば
完全凍結になっているのではと思って、東温市の皿ガ嶺連峰のなかにある白猪の滝に
行ってみたが、凍結どころかほんの少し凍結で見栄えがしないものであった
この前の寒波でも完全凍結なしであった、やはり今年は無理だろうか
































































































奥祖谷の友から積雪の写真の便り




























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湯の町暮らしに瀬戸風峠のウオーキングとジョギングのコラボ、アート、俳句の鑑賞

2017年02月10日 | Weblog


今朝はかなり冷え込んだし冷風もありで歩きには身体に堪えたが、いつもの瀬戸風峠から
道後湯の町に下りるコースを歩いた

峠から湯の町までの下りで、軽いジョギングにして途中2回ほど休んだがなんとか
ホテル街までジョギングが出来てかなり達成感を味わった

おかげで身体がぽかぽかと暖かくなり湯の町に下りると汗ばんできた、商店街を歩いて
駅前に出て入り口にある日本画家、山口晃の作品を眺めて休憩する

今日はもうひとつの目的である、「子規の俳句とかまぼこ板の絵」展示が子規記念館であり
西予市にあるギャラリーしろかわ美術館から借り出されたかまぼこ板の小さなキャンパスに表現される
「かまぼこ板の絵」と十七文字に極められた子規の俳句が時を越えて出会うコラボ展をじっくりと鑑賞した





































































































































































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湯の町暮らしに 瀬戸内海を一望する経ヶ森は春の息吹を微かに感じて

2017年02月08日 | Weblog


三津の実家(家内)の用事を済まして、近くにある大山寺の山、経ヶ森(203m)に
登る、境内の登山道から歩き出して詰めると三叉路になり、ひとつは径ヶ森の登山口と
高浜観光港に行く道、もう、ひとつ梅津寺経由で高浜に至る道とに分かれるが、

今日は直接経ヶ森に登らずに、梅津寺経由の道に進んで途中から径ヶ森に登った
頂上からは瀬戸内海を一望のもとに眺められて爽快である、観光港には、
小倉行きのフェリーであろうか、接岸していた、かすかに、春霞のかかる春まだ浅き風景を楽しんだ






































































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湯の町暮らし 日常の歩きに当店自慢という豆大福に、パクリ、

2017年02月06日 | Weblog


天気が回復して風は強いが陽射しがあり暖かい感じで歩くには程よい、
瀬戸風峠に上がる途中から道を逸れ、小さな山を越えて下伊台に抜けて、
上伊台手前から瀬戸風峠に上がるコースをエッチラ、コッチラ、と歩いた、
約10キロ弱の周回する長丁場でかなり疲れた

下伊台の小さな田舎のお店で、当店自慢という豆大福2個(260円)を
瀬戸風峠の開けたビューポイントのところで枯れススキと遥かな皿ガ嶺を眺めながら、
パクリ、うーむ、美味じゃ、疲れに甘いものが、えっと良いものじゃのう








































































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道後湯の町冬点描 湯の町暮らしに多様性の風景を楽しんで

2017年02月03日 | Weblog

いま、世界で起きている出来事は、善悪は別にしてもあるきっかけで数日にして180度ひっくり返ってしまう
今まで長い時間をかけて膨大なエネルギー、知力、労力、を費やしてきたものが覆される時間は数日もあればよい
流動する社会、混沌としたカオスのなかを彷徨うわれわれ、思考の支離滅裂の暗雲が覆いかぶさってくる

「ポスト真実」、「フェイクニュース」が渦巻く現代社会がいろんなものが混然と混ざり合ったコミュニティーとなった
いまこそ何が重要なことなのかを見分ける価値観の多様性が大切になってくる

同じ価値観のコミュニティーに居ると、安心感、があるかもしれないがぬるま湯に漬かっているようで、感性への刺激、発展がない
異質な価値観を持った他人と交叉して、その多様性に寛容になることで自身の幅を広げて感性を磨くことに繋がる

多様性は他人のなかにあるばかりでなく、自分自身のなかにもさまざまな異質なるものがある
自身の色んな傾向、強さ、弱さ、など混沌とした異質なものをメタ認知して
その多様性、異なる価値観を許容することによって、それらの変化を促して
自身のなかの可能性に繋げて自分を見つめなおす機会に恵まれるのである










































































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道後湯の町冬点描 湯の町暮らしに「ぼっちゃん団子」を一皿(216円)食った

2017年02月01日 | Weblog



少し暖かくなった、瀬戸風峠の歩きも気持ちがいいのである、ホトケノザ、菜の花などを見ながら
湯の町に下りた、一服しようと昔とは違い商店街に場所を構えた「うつぼ屋」で「ぼっちゃん団子」を一皿(216円)買った
足湯のところに行くと今日は満員御礼だ、仕方なく公園のベンチで、ぼっちゃん列車や池に映える白梅の花をめでながら食った
誰も知るまい、とすました顔で家に帰ったが何もなかった、当然である

漱石の小説「ぼっちゃん」の件に「おれの這入った団子屋は遊郭の入口にあって大変うまいという評判だから温泉の帰りがけに一寸食って見た。
今度は誰も知るまいと思って翌日すました顔をして学校に行って見ると、一時間目の教室へ這入ると団子二皿七銭と書いてある 実際おれは二皿食って七銭拂った」



































































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