秘境という名の山村から(東祖谷)

にちにちこれこうにち 秘境奥祖谷(東祖谷山)

中秋に移り変わり山は色彩豊かな装いになりて

2017年09月26日 | Weblog


刻々と変わり行く季節も中秋になり、深まる秋の装いは色彩豊かな山に、歩き、を求めて
冷ややかな風が身体を吹き抜ける感触は気持ちよい

高々と天辺へと突き上げる木々のなかに微かに黄色味を帯びた一本の樹木が秋日を受けて
輝く風景を感動を持って見上げ、自然の声に聞き入り、生きているうれしさに思いを馳せる

混沌としてゆく人間世界のやりきれない事情、しがらみ、を思い悩みながらも、受け入れざるを得ない
社会で、何もかもが崩壊してゆく予感に、かろうじて息づくことが出来る空間をこの樹木の天辺に
破壊してゆくまでの時間をやり過ごすために、ここに通わざるを得ないのだろうか






























































































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菜菜子の気ままにエッセイ( 華麗に加齢を熱く語れば♪)

2017年09月24日 | Weblog


昔、遠い…昔。
まだ私が乙女だった頃の。
当時の回りのオバチャン達の、意味不明な行動が、理解出来る年齢になった。

オバチャン達の異常行動の犯人は、『加齢』だった。
私は都市には住めない。
数ヶ月前、数年ぶりに電車に乗った。

発車時間5分前。ホームに着くと、電車が停車していた。中に乗客が座っている。が、ドアは閉まっている。
私は『思い込むとトコトン思い込む病』
と言う、特技を持っている。

多分、脳の配列に支障があるんだと想定している。
ドアの閉まっている電車の前に立ち、チラッと頭を過ったシナリオ。

『最近の電車は、テロ対策強化で、発車ギリギリまでドアが閉まっているのかも~!?』
と妙に感心しながら立っていると、左側のドアから人が入って行った。

『えぇ~?何で中に入れたの!!』
とびっくりしながらドアをよーく見ると、ドアの右側にドアの開閉ボタンがあった。

『ドア』と書かれたボタンの上に、くっついていた、ランプのボタンが、私の思い込み病を、更に加速させた。
私の視界の横には、駅員さんが立っておりました。
もちろん、初対面のお方です。

私はそのランプの上から、手を翳してみた。
開かない…
この無駄に手を翳したのは、社会が複雑になっているから、触れないで開く仕掛けだと、勝手に思い込んだから。
手を翳しても開かないから、今度はその手を振ってみた。
開かない…

今度は指先でランプのボタンの部分を、そっと押してみた。
開かない…ボタン固いし?
若い駅員さんが、近づいてきて、一言無表情で、言った。
『ドアのところを押して下さい』

私はドアと書かれた部分を、ボタンだとは思わないで、必死でランプの部分を、触っていた。
一人、パフォーマンスだ。誰にも見られていなかった。乗客はスマホに乗っ取られているから。

唯一の目撃者の駅員さんは、余り男前ではなかったから、気にはならなかった。
だって、電車がホームを出たら、二度と会うことはない。
……と思っていたら、発車と同時に、その駅員さんも乗り込んできた。悪夢の様な時間だった。

私は都市には住めない。
歯医者さんでも、
『お座り下さい』
と言われ、普通に歯科衛生士の座る椅子に座りかけて、『前の椅子です!』

と促された。歯科衛生士さんは、必死で笑いを堪えていた。同じ歯医者で、同じ失態をやらかして
三度めには、歯科衛生士さんが、その椅子を引いて押さえていた。

どうなる!?ワタシ。
大丈夫か!?ワタシ。
あの世とこの世に住む者の魂が、通い逢えるのが、お彼岸なら
普段はずっと、一方通行なんだね。

ココロがお墓参りをしたい時が、本当の意味での彼岸ではないのかな…
日本人は、仏様に優しい。
そして
複雑化している。
草 々
























































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初秋の山 原生林の微かに色づき秋の花たちの喜びの声を聞きて歩く

2017年09月20日 | Weblog


ナナカマドの実が赤くなって、森の木々の葉が微かに色づき、爽やかな風が
木々の葉っぱを揺るがして通り抜けて、ああ、いいものだな、

登山道には台風の影響か、小枝や木々の葉っぱが散乱しているものの抉れたり
倒木もなく、わずかに草花が傾き加減になったものも見られるが、元気に秋の声を
高らかに歌っているのをうれしく感じて歩くことが出来た



























































































































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菜菜子の気ままにエッセイ( 避難とワタシと時々・雑感)

2017年09月18日 | Weblog


前略・
娘宅に避難しております。
『この世には、何の未練もありません~』
と豪語する割には、健康診断をキチンと受けたり、巨大台風と聞けば、こんな風に小まめに避難したり、
自分で自分の真意が判らない。

避難勧告が全域に出ているけど、全員が避難する場所なんて、どこにあるんだろう。
村の中は村民の数が少ないから、十分収容出来るけど、都市になったら不可能だと思う。
ミサイル、地震、巨大台風、落雷。

生きているのは、大変だ。貧相な日常でも、何気ない日常が、どんなに有難いか、
いるのかいないのか判らない?神様にとりあえず感謝してみる。

お盆を過ぎてから、ほわ~んと 私の中に 悟りのようなものが舞い降りている。
この世界もあの世に 繋がっているような、
この世界をがむしゃらに生きるのは、もしかしたら、無駄な労力かも知れない。

『死』を恐れてはいけない。
『生きる』ことを難しく捉えてはいけない。
『私はギブアップです!!お国の制度で助けて下さい』
と弱音を吐く位の人生のほうが、きっと楽なんだ。

意地とか、プライドとか、そんな面倒くさい荷物は、早めに置いていこう。
命の終わりは 突然やってくる。ポカーンとふわ~とやってくる。
そんな風に幾人を見送ってきた。

他人の評価なんて、何の意味もない。評価した人達も、いずれポカーンと 逝く。身体が拒否することは、切り捨てて行こう!
我慢が美徳とは、限らない。またまた、訳のわからないことを 書いてしまった。

政治家や、公務員や、大手社員だけが、豊かに生きれる日本に、未来はあるのか?
賃貸料が高すぎる。
賃貸難民の若者が満たされなくては、全ての問題は解決しない。

そんな貧相な暮らしの娘の部屋の片隅に汚い小さな座椅子が置いてあった。
『この椅子、捨てたら?色も褪せとるよ~』
と母は、優しく聞いた。

娘は速攻答えた。
「その椅子、父ちゃんに買って貰ったか、父ちゃんと買い物しながら、買った椅子じゃけん、置いとる」

私にはゴミに見えたけど、娘には大切な品物だった。
娘はココロだけは、貧相化していないみたいだ。
少年よ
大志を抱け!
命短し
恋せよ乙女!

いつまでも
あると思うな 健康な歯
亭主 元気で 留守がいい!
草 々










































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初秋の山里 野路に咲く雑草の可憐な花々の愛おしさ

2017年09月16日 | Weblog

ざわざわと木の葉を揺さぶる少し強めの風は冷たい感さえする、山里のいつもの野路は
峠に向かって緩やかな傾斜となり、緩やかにうねりながら雑木林の続く自然豊かな野路である

野路端にはなんでもないような雑草とも呼ばれる、変哲も無い小さく可憐な花たちがひっそりと咲いている
その風情に惹きつけられて、ひとつ、ひとつ、の花を眺めては、言葉をかけて愛でるのが楽しいものだ

昨日の花たち、きょうの花たち、昨日の葉っぱの移ろい、きょうの葉っぱの移ろい、と刻々と時を刻みて
変化していく自然の風情の彩に、気づき、を齎してくれる密やかな、歩き、こそぼくの人生そのものである






白花露草 (変異による脱色、稀に見かけるが珍しい、6個体あった)














































































































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初秋の山里 日々の移り変わる気候と花々は流れ去りて

2017年09月13日 | Weblog


気候の変動が目まぐるしく変わる初秋の山里に、いつものように、歩き、気づき、を
楽しみにして、時の許す限り徘徊するのを生業としている

振り子でもあるまいし、そんなに歩いたところで、別段変わったこともあるまい、と
出会うひとに云われることもあるが、自然は瞬時も同じではない、微かに変わり去るのを
体感している、それがうれしく、たのしみでもある

まったく、不思議なことに昨日とそんなに変わらないように見えても、昨日に眺めた花はもう、そこに無い
消えているのだ、いのちが消えていること、些細なひとつを取ってみても、ぼくは感動してしまう

なにも、わざわざ、珍しいものを見つけに遠くまで出かけなくても、足元の自然の中に幾らでも感動する自然の
変わりようが、眺められ、気づき、があるように思ってしまう

そのような想いから、同じ道を何時歩いても、なんら退屈することもなければ、詰まらないと思うこともない
そのような、気づき、をいつも持って暮らしていると、偶に、遠くに出かけたときとか、により大きな感動を
ご褒美に貰うことが出来て、人生を豊かに過ごすことがうれしくなる






























































































































































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初秋の山に広大な笹原のスロープと竜胆に魅せられて

2017年09月11日 | Weblog


からりとした秋空と爽やかな風の匂いに誘われて初秋の山の風景に触れようと
石鎚山系の山に登った

何時、眺めてもこの広大なササのスロープは心地よい山上の別天地である
雄大な眺望をゆっくりと確かめて、歩けることの喜びを味わいながら

咲き始めた秋の花々、竜胆、シオガマギク、ホソバノヤマハハコ、アキノキリンソウ
などなど、天候不順の今年も、よくまあ、咲きましたね、と挨拶し会話を交わして
花々との交流をたのしみ、時間の許す限り、歩き、をたのしんだ




























































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秋空の原生林は霧と光のコラボの幻想的な風景となりて

2017年09月08日 | Weblog

からりと乾いた空気に包まれた快晴の秋空に原生林の森をさまよい歩いた
山麓の集落のはずれに秋空に喜びの表情を浮かべてコスモスが空中を舞い
道端の彼岸花がしずかに咲き始めていた

早朝の森は鬱蒼として、薄暗く冷たい風が木々の葉を揺さぶり、ざわざわとした音に
包まれながら、霧と光が舞い降りて幻想的な風景を醸しだしていた
いま、ここに、この時間の流れに幸せを実感しているぼくの風景を愛おしく思う























































































































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初秋の山里 雑木林にさりげない葉に色づきだして

2017年09月06日 | Weblog

初秋のいまごろは日増しに自然の変化が目まぐるしく歩く度ごとに木々の装いも
色づき、あれ!こんなに色が付いているのかと驚くばかりである

なにげない道端のほんに小さな花々もいつの間にか入れ替わって新しい花を
眺められるのはうれしい

いたるところに、いま、を盛りに咲き誇って、珍しくも無い早乙女花やガガイモも
改めて眺めていると、ほんに、こんなに美しかったのかと、はっとして、気づき、に
胸を突かれる思いがしてうれしい、歩き、を実感している





































































































































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初秋の山里 道端の何気ない小さな花々に愛おしさを感じて

2017年09月03日 | Weblog


朝のうちは幾分過ごしやすくなり、山里を歩くにも楽になってきた
ここ、最近、足腰の調子がなんとなく違和感を感じている

左側の腰のあたりから左足の腿付け根に少し痛みを伴うが、よく判らない
きょうも、瓶ガ森に登ってみようと、朝早く起きたがいまいちなので取りやめた

様子をみようと、近くの瀬戸風峠を歩く、山里も初秋の気配を色濃くなってきた
歩くという行為のなかで、過ぎてゆく時間をひしひしと感じてしまう

自然の絶え間なく移ろいゆく風景のなかで、何気ない道端の小さな花々を眺めて
感動している、いま、ここにいるぼくも一瞬にして過去のものとなる
どうしようもない時間の壁に阻まれて消え去る風景を寂しく見守るばかりだ















































































































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初秋の原生林に涼風が吹き抜けて

2017年09月01日 | Weblog


九月の声を聴くと大気が澄み爽やかな初秋の感じが深まってくる
風の音、木々の匂いや勢いも幾分柔らかくなり、日中の暑さも
いままでの焼け付くような感じはなくなり過ごしやすい

今朝の原生林を歩いてみると、吹き抜ける風は冷ややかであり
半そでのTシャツでは寒いくらいであった

いつもは穏やかな涼風であるが、今朝の風は木々の葉を揺すり
草花を吹き分ける騒がしい野わけのような感じの風であった


























































































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