ゑの巣

ここでは管理人個人の日々の妄言、妄想、創作などを世に晒しています。ごゆるりと。

思いが生み出す

2018年05月22日 23時20分51秒 | Weblog
個人的な見解ではあるが『神』という存在は、人々からの崇敬といった
信仰によって成立、維持されると考えている。なので、生きている人であれ、
人外の存在であれ、獣や、それこそただの現象や概念であっても神に
なり得ると考える。

かような性質から、物語上の存在であっても神になり得るわけであるから、
アニメや漫画のキャラであっても十分神になり得るのではないのかと
思った次第である。情報化、科学第一の時代にあって、人に信仰心など
もはや乏しくあるのではないかと思われるかも知れないが、信仰心自体は
信じて尊ぶという、心の働きの基本的、根源的なものであるので、
無くなってもいなければ減ってもいない。

むしろ情報化によって、人々の意見や感想、体験談などが急速、かつ
膨大に集まる環境下であるから、以前よりも神という存在が生まれやすく
なっている可能性すらある。

ただ、ここまで書いて、それでもなぜ神が生まれないのかと考えた所、
信仰心によってもたらされた、特定の対象に対しての"熱"が失われるまでの
時間が劇的に短くなった、という点が看過できないことに気付く。

信仰心について、質も量も変わっていないが、信仰を十分に集めるための
時間がどうにも足りない状態で、ゆえに神が生まれないのではなかろうか。
裏を返せば、そこさえクリアすれば、すぐにでも新たな神は生まれると言える。

例えば聖地とか神殿のように恒久的な、信仰に関する固定施設を設える
だけでも信仰心の揮発を抑えることが出来よう。

数十年に渡って愛されるアニメキャラとかを祀る神殿が、(何らかのご利益
をついでに付加されて)そこかしこに建立される日が遠からず来るかも
知れない。
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