ゑの巣

ここでは管理人個人の日々の妄言、妄想、創作などを世に晒しています。ごゆるりと。

箸も茶碗も味のうち

2013年09月18日 01時50分47秒 | Weblog
『フリースタイルシリーズ』と書かれている、飲むヨーグルトの器の
完成度が、オーパーツ並みに高い。

角を丸くした角柱状の紙製胴体の上に蓋付の樹脂製飲み口のついた、
そこいらのコンビニで普通に目にすることができるであろう代物である。
蓋を半分開ければストローで、全部開ければがぶ飲みでいける。
そして全部開けた時には蓋が邪魔にならないように引っ掛ける箇所があり、
これがエスパーばりに気が利いていて心にくい。

そもそも、乳飲料をがぶ飲みすると美味さが割増しになるという特性を
しっかり把握して作られているという、この手の飲料には珍しい気の
利きようが素晴らしい。
製法上の都合でやむなく…とは言え、例えば缶ビールなどもがぶ飲みしたい
飲み物の一つであるが、それを叶えるには一旦別の器にあけなければ
ならない。あの狭い缶の飲み口から飲むビールも、それはそれで乙なもの
であるが、やはりいささか爽快感に欠ける。どうしても欠ける。

普段何気なく飲んでいる、あんな飲み物やこんな飲み物も、もしかしたら
売る側の都合によって、実は味噌汁をジョッキからストローで飲んでいる
ような状態だという可能性すらあるのだ。

あとは『かさばらずに潰して捨てられる』とか『ゴミ分別のために分解、
洗浄が容易』とか『炭酸飲料のような内圧がかかるものにも対応』等の
機能が付加されれば、最強であろう。
ともあれ、中身に応じた器や、それに付随する道具(ストローとか)も
味のうちであることを実感した次第である。
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